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第5段階②
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サングラス越しに目が合った。深田さんは私のいるブースに近付いてくる。
「えーっと……」
知り合いと明かしてはいけない気がする。しかし普通に「参加者」としての対応すれば難しくないか。
「全部2部ずつくれ」
「それはちょっと……」
林檎先生がちょっとビビりながらも、一旦止めようとする。多分これは深田さんが転売ヤーだと疑われているな。私は深田さんのこと知ってるから違うって断言できるけど……側から見たら男性が複数部買いにくるって、まず疑ってかかってしまう。
「1部ずつでしたら」
「汚すかもしれねぇだろ。そんなの耐えられねぇ」
「既刊は少しなら通販にも在庫がありますから」
「じゃあ新刊3冊」
あ、これは双方よろしくない方に向かってる……こうなったら私が。
「あの、林檎先生。この人がコピー本手伝ってはくれた人です」
「え、ねこみや先生彼氏いたの?」
「なんでそうなるんですか!?いやこちらのふ……この人は腐った知り合いです」
どうして鬼槍オンリーにいらっしゃるのかは後で聞こう。ついでにその手に既に下げてる薄い本についても後で見せ……問いたださなくては。
「まあ、ねこみや先生のお知り合いなら……ああでも既刊がもう少ないから1冊だとありがたいんですけど」
「既刊なら私も持ってるので、言ってくださればお貸ししますよ」
「……そうか?じゃあ新刊2冊と既刊1冊で頼む」
そうして無事お会計は終了。しかし私は林檎先生とちょうど戻ってきたなべしき先生に囲まれる。
「え、このどっからどう見てもヤバい人だけど、知り合い?しかもコピー本手伝わせたって」
「戻ってきたらヤクザに恫喝されてるみたいでびっくりしたよ。ねこみや先生の知り合いなんですか?」
「まあ、そうです……」
ヤクザっぽい見た目ですけどれっきとしたヤクザで組長です!なんて言えるわけがない。しかし今はイベント中。これでなんとかなるか……?
「イベント初めてみたいで、コスプレできるって聞いて再現しやすそうなあの、クロキの黒服で来ちゃったみたいですね」
咄嗟に浮かんだ強面スーツが某賭博漫画の黒服だったので、そういうことにしておく。というかそういうことにしといて深田さん!
「本気すぎて怖かったけど、コスプレかぁ。そういうことなら納得。本物っぽさならヨカゼさんといい勝負だよ」
その回答を聞いて一安心した。とりあえず誤魔化せた……かな?
本物っぽいというか、本物ですからねこの人。
バレやしないかと内心冷や汗が。というかお付きの人……榎木さんとかこのこと知ってるのか?
聞きたいことが多すぎるけど、とりあえず今日はコスプレということで通すしかない。
「コスプレは知ってるんだが、そういうつもりは……」
「あ、そういえばあっちのブースでロロック先生が新刊出してるみたいですけど行かれました?」
わざとらしかったかな。いやしかし、実際これが普段着なんだよね。少しずつ見慣れてきたとはいえ、こんばイベントにいらっしゃると改めて存在感あるなこの人。
深田さんはまだロロック先生のところには行っていなかったようで、そちらに向かって下さった。
とりあえずこれで安心……
「えっと、ねこみやさんが一緒の方がいいんじゃない?」
あ。
しまった、とりあえずこの場をなんとか……って思ったけど、ロロック先生にはよろしくないよね。
ロロック先生は個人参加でブースには一人きり。しかも線の細いちょっと気が弱そうな女性。深田さん行かせたのまずかったかもしれない。
ちなみにロロック先生はそんな見た目とは裏腹に結構際どい……乱れる汗と筋肉など、時に激しめの尊い描写がお得意なお人。
フォローしてます好きです。
「私と林檎さんでしばらく見てるから行ってきたら?」
戻ってきたばかりのなべしき先生まで気を利かせてくださった。
「ありがとうございます。ちょっと話をしてきます!」
思った通り、ロロック先生は突然近づいてきた怖すぎる男に怯えていた。
「えと……お金は持ってません」
カツアゲか何か勘違いされている。申し訳ないので私はすぐに間に入った。
「すみませんロロック先生、この人私……あ、私にゃの輪ってサークルのねこみやって者なんですけど、見た目が怖いだけで立派に腐った人です。この格好はうっかりクロキの黒服のコスプレをしてしまったからです」
「は、はあ……?」
ロロック先生の頭には疑問符が。当然だ。
「おい、コスプレってどういうことだよ」
「もはやコスプレより目立ってるからです!今はそういうことにしておいてください!」
小声で釘を刺して、私はロロック先生の方を見る。
「すみません。ただ新刊をいただきたかっただけなんです」
「既刊も1部ずつくれ」
わお爆買い。
まあ常識の範囲内なら深田さんが何買おうが自由なんですけどね。でもあとで見せてください。
「ありがとうございます。えーっと、すごい、リアルですね」
「本物みたいですよね。私も知り合いながらびっくりしましたから。あ、これよろしければうちの新刊です」
迷惑?をおかけしたのでとりあえず手渡させていただく。
「こちらこそ驚きすぎちゃってすみません。あの、よろしければ参考までにお写真撮らせていただいても……」
「写真?何に使う気だ?」
「い、いえ!やっぱり大丈夫です……!」
声があんまりにも低かったからか、ロロック先生はまだ何も言ってないのに写真はやめた。まあ、一応リアル組長さんだから、こんなところにいる写真が撮られたら困るだろうに。
私はロロック先生にお礼を伝えてブースを離れる。
「どうしてわざわざ来られたんですか?というかそもそも、深田さんって鬼槍読んだんですか?」
「先生の作業手伝った後に調べたら、このイベント限定も多いんだろ?逃したら後悔する気がしたんだ。あと鬼槍は……先生の過去絵にある作品は大体読んでる。むしろそっちから入ったから鬼槍に関しては竹×梅で問題ない」
……え、私のせいで相当毒されていらっしゃる?また逆カプ問題が生じなかったのは喜ばしいけど、私が過去に描いたやつ全部、原作読んでくださってたの?
まさかここまでとは……
「あ、そうだ。深田さんって梅次郎推しですか?」
「推し……?ああ、まあ気に入ってるが、鬼槍は全体的に面白いからな」
箱推しですねありがとうございます。ちなみに私は霧時さんって毒舌系クールキャラが好きです。
「じゃあ少し外行きませんか?コスプレ参加の人たちが集まるみたいです」
林檎先生となべしき先生にはお店番の時間を変えてもらったので、さっきヨカゼさんが教えてくれた合わせに行けるかもしれない。
「あー、竹浪とか霧時とかの格好したやついたな。正直これまではキャラの格好して何が楽しいんだか分からなかったが、知ってるキャラだと『おっ』ってなるよな……」
これは興味があるということで良いのかな?じゃあ善は急げと言うし、行ってみよう!
「えーっと……」
知り合いと明かしてはいけない気がする。しかし普通に「参加者」としての対応すれば難しくないか。
「全部2部ずつくれ」
「それはちょっと……」
林檎先生がちょっとビビりながらも、一旦止めようとする。多分これは深田さんが転売ヤーだと疑われているな。私は深田さんのこと知ってるから違うって断言できるけど……側から見たら男性が複数部買いにくるって、まず疑ってかかってしまう。
「1部ずつでしたら」
「汚すかもしれねぇだろ。そんなの耐えられねぇ」
「既刊は少しなら通販にも在庫がありますから」
「じゃあ新刊3冊」
あ、これは双方よろしくない方に向かってる……こうなったら私が。
「あの、林檎先生。この人がコピー本手伝ってはくれた人です」
「え、ねこみや先生彼氏いたの?」
「なんでそうなるんですか!?いやこちらのふ……この人は腐った知り合いです」
どうして鬼槍オンリーにいらっしゃるのかは後で聞こう。ついでにその手に既に下げてる薄い本についても後で見せ……問いたださなくては。
「まあ、ねこみや先生のお知り合いなら……ああでも既刊がもう少ないから1冊だとありがたいんですけど」
「既刊なら私も持ってるので、言ってくださればお貸ししますよ」
「……そうか?じゃあ新刊2冊と既刊1冊で頼む」
そうして無事お会計は終了。しかし私は林檎先生とちょうど戻ってきたなべしき先生に囲まれる。
「え、このどっからどう見てもヤバい人だけど、知り合い?しかもコピー本手伝わせたって」
「戻ってきたらヤクザに恫喝されてるみたいでびっくりしたよ。ねこみや先生の知り合いなんですか?」
「まあ、そうです……」
ヤクザっぽい見た目ですけどれっきとしたヤクザで組長です!なんて言えるわけがない。しかし今はイベント中。これでなんとかなるか……?
「イベント初めてみたいで、コスプレできるって聞いて再現しやすそうなあの、クロキの黒服で来ちゃったみたいですね」
咄嗟に浮かんだ強面スーツが某賭博漫画の黒服だったので、そういうことにしておく。というかそういうことにしといて深田さん!
「本気すぎて怖かったけど、コスプレかぁ。そういうことなら納得。本物っぽさならヨカゼさんといい勝負だよ」
その回答を聞いて一安心した。とりあえず誤魔化せた……かな?
本物っぽいというか、本物ですからねこの人。
バレやしないかと内心冷や汗が。というかお付きの人……榎木さんとかこのこと知ってるのか?
聞きたいことが多すぎるけど、とりあえず今日はコスプレということで通すしかない。
「コスプレは知ってるんだが、そういうつもりは……」
「あ、そういえばあっちのブースでロロック先生が新刊出してるみたいですけど行かれました?」
わざとらしかったかな。いやしかし、実際これが普段着なんだよね。少しずつ見慣れてきたとはいえ、こんばイベントにいらっしゃると改めて存在感あるなこの人。
深田さんはまだロロック先生のところには行っていなかったようで、そちらに向かって下さった。
とりあえずこれで安心……
「えっと、ねこみやさんが一緒の方がいいんじゃない?」
あ。
しまった、とりあえずこの場をなんとか……って思ったけど、ロロック先生にはよろしくないよね。
ロロック先生は個人参加でブースには一人きり。しかも線の細いちょっと気が弱そうな女性。深田さん行かせたのまずかったかもしれない。
ちなみにロロック先生はそんな見た目とは裏腹に結構際どい……乱れる汗と筋肉など、時に激しめの尊い描写がお得意なお人。
フォローしてます好きです。
「私と林檎さんでしばらく見てるから行ってきたら?」
戻ってきたばかりのなべしき先生まで気を利かせてくださった。
「ありがとうございます。ちょっと話をしてきます!」
思った通り、ロロック先生は突然近づいてきた怖すぎる男に怯えていた。
「えと……お金は持ってません」
カツアゲか何か勘違いされている。申し訳ないので私はすぐに間に入った。
「すみませんロロック先生、この人私……あ、私にゃの輪ってサークルのねこみやって者なんですけど、見た目が怖いだけで立派に腐った人です。この格好はうっかりクロキの黒服のコスプレをしてしまったからです」
「は、はあ……?」
ロロック先生の頭には疑問符が。当然だ。
「おい、コスプレってどういうことだよ」
「もはやコスプレより目立ってるからです!今はそういうことにしておいてください!」
小声で釘を刺して、私はロロック先生の方を見る。
「すみません。ただ新刊をいただきたかっただけなんです」
「既刊も1部ずつくれ」
わお爆買い。
まあ常識の範囲内なら深田さんが何買おうが自由なんですけどね。でもあとで見せてください。
「ありがとうございます。えーっと、すごい、リアルですね」
「本物みたいですよね。私も知り合いながらびっくりしましたから。あ、これよろしければうちの新刊です」
迷惑?をおかけしたのでとりあえず手渡させていただく。
「こちらこそ驚きすぎちゃってすみません。あの、よろしければ参考までにお写真撮らせていただいても……」
「写真?何に使う気だ?」
「い、いえ!やっぱり大丈夫です……!」
声があんまりにも低かったからか、ロロック先生はまだ何も言ってないのに写真はやめた。まあ、一応リアル組長さんだから、こんなところにいる写真が撮られたら困るだろうに。
私はロロック先生にお礼を伝えてブースを離れる。
「どうしてわざわざ来られたんですか?というかそもそも、深田さんって鬼槍読んだんですか?」
「先生の作業手伝った後に調べたら、このイベント限定も多いんだろ?逃したら後悔する気がしたんだ。あと鬼槍は……先生の過去絵にある作品は大体読んでる。むしろそっちから入ったから鬼槍に関しては竹×梅で問題ない」
……え、私のせいで相当毒されていらっしゃる?また逆カプ問題が生じなかったのは喜ばしいけど、私が過去に描いたやつ全部、原作読んでくださってたの?
まさかここまでとは……
「あ、そうだ。深田さんって梅次郎推しですか?」
「推し……?ああ、まあ気に入ってるが、鬼槍は全体的に面白いからな」
箱推しですねありがとうございます。ちなみに私は霧時さんって毒舌系クールキャラが好きです。
「じゃあ少し外行きませんか?コスプレ参加の人たちが集まるみたいです」
林檎先生となべしき先生にはお店番の時間を変えてもらったので、さっきヨカゼさんが教えてくれた合わせに行けるかもしれない。
「あー、竹浪とか霧時とかの格好したやついたな。正直これまではキャラの格好して何が楽しいんだか分からなかったが、知ってるキャラだと『おっ』ってなるよな……」
これは興味があるということで良いのかな?じゃあ善は急げと言うし、行ってみよう!
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