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「どちらまで?」
「阿野ビルディングまで頼む」
男はタクシーの運転手に行き先だけを告げた。
阿野ビルディングと言えばこの辺りの中心地だ。あの辺りには色々お店があるし、食事をする場所も揃っている。
さほど遠くはないので、15分ほどで到着した。
その間特に会話は無く、私はただちらちら男の方を見ていただけだった。流れていく夜の街の灯りを眺める男の横顔は、なんとも絵になっている。
タクシーを降りたところで、男は思い出したように「三島」と名乗った。
「食えねぇもんはあるか?問題なけりゃ和食にするが」
「だ、大丈夫です……」
男、三島さんは私の返答を聞くなり、迷いなく人混みを進み始める。
どこかおすすめの店でもあるのかと後を追いかけると、気付けばビルディング内の高級懐石の個室に通されていた。
「え、えっ……?」
「個室の方が話しやすいだろ。料理もまとめて出てくるしな。あんた、何飲む?」
慣れているのか、三島さんは注文を聞きにきた女将さんにノンアルコールのビールを頼んでいた。
こんな状況でノンアルでもお酒を飲めるほど図太くないので、私はとりあえずお茶を頼んだ。
かしこまりましたと軽く頭を下げて、女将さんは部屋を出て行った。
「料理が出てくる前に自己紹介でもしとくか。俺は三島宏隆。あんたは……」
「藤倉、橙子です」
住所を知ってるくらいだからたぶん知ってるんだろうけど、一応名乗っておく。
「いい機会だ、改めて礼を言わせてくれ。あの時、あんたがいなかったら危なかった。それは事実だ」
曰く、電話中で油断していたらしい。
三島さんはこの辺りを牛耳る蓮有楽会の傘下組織、蓮実組の組長で、敵対してる別組織の鉄砲玉に命を狙われていたんだとか。
何そのTHE極道っぽい話。っぽいっていうか、実際そうなんだけど。
あれ?もしかしなくても私の見合い話、大したことない?
やがて飲み物が出てきて、お膳の上に綺麗に並んだ料理が出てきた。
華やかで優美、私のような庶民には畏れ多い品々に、思わず目を奪われる。
「冷める前に食うか」
三島さんはそう言って手慣れた仕草で味噌汁の蓋を外してひと口啜る。
私もとりあえず目に留まった色鮮やかな煮物の人参を口に含む。優しい出汁でじっくり炊かれたそれは、甘くて口の中でほろほろ崩れる。
家庭では出せないプロの味。
焼き魚は脂が乗ってふっくらしている。パリッと焼かれた皮は香ばしく、もしや炭火焼き?手間かかってるなぁ。
「……で、そろそろ話せそうか?」
小鉢をいくつか空にしたところで、いつの間にかビールを飲み干していた三島さんが口を開く。
私は思わず箸を止めた。
「あの……怒りませんか」
「内容による」
それは、くだらない内容だったら怒るって帰るということでしょうか。
ここのお会計、私の財布の中身で足りるかな。
思わず鞄に手が伸びた。
「……いや、怒らねぇよ。冗談だ」
三島さんは私の反応を見てそう訂正する。
ここまで引っ張っておいて話さない方が怒られる気がしてきた。むしろ私、この人相手によくここまで引き伸ばしたな……
「実は、お見合いの話がきまして」
「は?」
なぜそれを俺に言うんだ。半眼になった目は雄弁にそう語っていた。
けれど今更後にも引けず、私は話を続けた。
「親じゃなくてうちの社長の紹介で、その相手が……ご存知ですかね、一番ホームセンター。そこの副社長なんです」
「玉の輿だな」
三島さんは完全に呆れつつ、かといって話を聞くと言った以上は無視するわけにもいかないと思っていらっしゃるのか、とりあえず反応してくれた。
「元々は鳴海さん……社長の娘さんのところに来た話だったんです。相手は歳も結構上で女癖も悪いから、やんわり断ったらしいんですけど、しばらくしたら私のところにその話が来まして、その理由が……」
私は自分の不幸体質について話した。とにかく運が悪い。けど、周りが不幸になるわけではなく、むしろ他人の不幸を肩代わりしたりするのに近いこと。
今回のこれも、鳴海さんに降りかかった面倒な話が私に回っただけな気がする。
「女神ねぇ。女神……」
「……社外の人に言われると余計恥ずかしいので、あんまり言わないでください」
女神なんて面か?みたいな感じでまじまじ見ないでください。それは私が一番思ってます。
でも実際、そう呼ばれてしまっているんだから仕方ない。
とにかく、それが理由で結婚を迫られている。どうにかならないか。
「そんな相談をするためにヤクザに電話したのか?」
「ほんと、頭がどうかしてました。ごもっともです」
時間遡行ができるなら30分前の私からスマホを奪い取りたい。
三島さんはやれやれとため息をつく。
「ヤクザに相談してどうすんだよ。その副社長を消してほしいなんて言われてもさすがに応えられねぇぞ」
「いや、物騒な手段を選びたいんじゃなくて、ただ私の頭では考えつかない妙案をいただけるかもしれない、と」
「んなこと言われてもなぁ……」
そうですよね、いきなりこんなこと言われても困りますよね!ほんとすみません!
「理由が厄介だな。しつこいぞ、そういうのは」
……ん?
てっきり、そんな下らない相談してくるんじゃないとか言われるのかと思ったんだけど……え、もしかして真面目に考えてくださってる!?
ありがたいやら申し訳ないやらで返答に詰まる。
三島さんはポリポリと頭を掻きながら唸っていた。
「生まれもった運ってのはある種才能だ。あんたのそれが本当なら、手に入れる価値はある。実際、たまに聞く話だ。風俗とかであの嬢に酌させると商談が上手くいくとか、持ってる株が上がるとか」
「へぇ」
「まあ大抵は積み重ねだけどな。いい思いしたやつが尾鰭付けて噂にするからその嬢の客が増えて、酌されたやつが増える」
数打てば当たるってやつか。確かにみんなはほとんど冗談で言ってるだけで、実際いい事があったのは10人に1人レベルに違いない。それくらいなら私を拝んでいようがいまいが変わらないよね。
「やっぱり、そうですよね。たまたま、そうなるだけですよね!」
人に比べて運がちょっと少ない気はしてるけど、不注意だってある。別に私に特別な力なんてないんだから。
「簡単な運試しでもしてみるか?」
「運試し?」
聞き返すと、三島さんは待ってろと言って女将さんを呼んだ。
「阿野ビルディングまで頼む」
男はタクシーの運転手に行き先だけを告げた。
阿野ビルディングと言えばこの辺りの中心地だ。あの辺りには色々お店があるし、食事をする場所も揃っている。
さほど遠くはないので、15分ほどで到着した。
その間特に会話は無く、私はただちらちら男の方を見ていただけだった。流れていく夜の街の灯りを眺める男の横顔は、なんとも絵になっている。
タクシーを降りたところで、男は思い出したように「三島」と名乗った。
「食えねぇもんはあるか?問題なけりゃ和食にするが」
「だ、大丈夫です……」
男、三島さんは私の返答を聞くなり、迷いなく人混みを進み始める。
どこかおすすめの店でもあるのかと後を追いかけると、気付けばビルディング内の高級懐石の個室に通されていた。
「え、えっ……?」
「個室の方が話しやすいだろ。料理もまとめて出てくるしな。あんた、何飲む?」
慣れているのか、三島さんは注文を聞きにきた女将さんにノンアルコールのビールを頼んでいた。
こんな状況でノンアルでもお酒を飲めるほど図太くないので、私はとりあえずお茶を頼んだ。
かしこまりましたと軽く頭を下げて、女将さんは部屋を出て行った。
「料理が出てくる前に自己紹介でもしとくか。俺は三島宏隆。あんたは……」
「藤倉、橙子です」
住所を知ってるくらいだからたぶん知ってるんだろうけど、一応名乗っておく。
「いい機会だ、改めて礼を言わせてくれ。あの時、あんたがいなかったら危なかった。それは事実だ」
曰く、電話中で油断していたらしい。
三島さんはこの辺りを牛耳る蓮有楽会の傘下組織、蓮実組の組長で、敵対してる別組織の鉄砲玉に命を狙われていたんだとか。
何そのTHE極道っぽい話。っぽいっていうか、実際そうなんだけど。
あれ?もしかしなくても私の見合い話、大したことない?
やがて飲み物が出てきて、お膳の上に綺麗に並んだ料理が出てきた。
華やかで優美、私のような庶民には畏れ多い品々に、思わず目を奪われる。
「冷める前に食うか」
三島さんはそう言って手慣れた仕草で味噌汁の蓋を外してひと口啜る。
私もとりあえず目に留まった色鮮やかな煮物の人参を口に含む。優しい出汁でじっくり炊かれたそれは、甘くて口の中でほろほろ崩れる。
家庭では出せないプロの味。
焼き魚は脂が乗ってふっくらしている。パリッと焼かれた皮は香ばしく、もしや炭火焼き?手間かかってるなぁ。
「……で、そろそろ話せそうか?」
小鉢をいくつか空にしたところで、いつの間にかビールを飲み干していた三島さんが口を開く。
私は思わず箸を止めた。
「あの……怒りませんか」
「内容による」
それは、くだらない内容だったら怒るって帰るということでしょうか。
ここのお会計、私の財布の中身で足りるかな。
思わず鞄に手が伸びた。
「……いや、怒らねぇよ。冗談だ」
三島さんは私の反応を見てそう訂正する。
ここまで引っ張っておいて話さない方が怒られる気がしてきた。むしろ私、この人相手によくここまで引き伸ばしたな……
「実は、お見合いの話がきまして」
「は?」
なぜそれを俺に言うんだ。半眼になった目は雄弁にそう語っていた。
けれど今更後にも引けず、私は話を続けた。
「親じゃなくてうちの社長の紹介で、その相手が……ご存知ですかね、一番ホームセンター。そこの副社長なんです」
「玉の輿だな」
三島さんは完全に呆れつつ、かといって話を聞くと言った以上は無視するわけにもいかないと思っていらっしゃるのか、とりあえず反応してくれた。
「元々は鳴海さん……社長の娘さんのところに来た話だったんです。相手は歳も結構上で女癖も悪いから、やんわり断ったらしいんですけど、しばらくしたら私のところにその話が来まして、その理由が……」
私は自分の不幸体質について話した。とにかく運が悪い。けど、周りが不幸になるわけではなく、むしろ他人の不幸を肩代わりしたりするのに近いこと。
今回のこれも、鳴海さんに降りかかった面倒な話が私に回っただけな気がする。
「女神ねぇ。女神……」
「……社外の人に言われると余計恥ずかしいので、あんまり言わないでください」
女神なんて面か?みたいな感じでまじまじ見ないでください。それは私が一番思ってます。
でも実際、そう呼ばれてしまっているんだから仕方ない。
とにかく、それが理由で結婚を迫られている。どうにかならないか。
「そんな相談をするためにヤクザに電話したのか?」
「ほんと、頭がどうかしてました。ごもっともです」
時間遡行ができるなら30分前の私からスマホを奪い取りたい。
三島さんはやれやれとため息をつく。
「ヤクザに相談してどうすんだよ。その副社長を消してほしいなんて言われてもさすがに応えられねぇぞ」
「いや、物騒な手段を選びたいんじゃなくて、ただ私の頭では考えつかない妙案をいただけるかもしれない、と」
「んなこと言われてもなぁ……」
そうですよね、いきなりこんなこと言われても困りますよね!ほんとすみません!
「理由が厄介だな。しつこいぞ、そういうのは」
……ん?
てっきり、そんな下らない相談してくるんじゃないとか言われるのかと思ったんだけど……え、もしかして真面目に考えてくださってる!?
ありがたいやら申し訳ないやらで返答に詰まる。
三島さんはポリポリと頭を掻きながら唸っていた。
「生まれもった運ってのはある種才能だ。あんたのそれが本当なら、手に入れる価値はある。実際、たまに聞く話だ。風俗とかであの嬢に酌させると商談が上手くいくとか、持ってる株が上がるとか」
「へぇ」
「まあ大抵は積み重ねだけどな。いい思いしたやつが尾鰭付けて噂にするからその嬢の客が増えて、酌されたやつが増える」
数打てば当たるってやつか。確かにみんなはほとんど冗談で言ってるだけで、実際いい事があったのは10人に1人レベルに違いない。それくらいなら私を拝んでいようがいまいが変わらないよね。
「やっぱり、そうですよね。たまたま、そうなるだけですよね!」
人に比べて運がちょっと少ない気はしてるけど、不注意だってある。別に私に特別な力なんてないんだから。
「簡単な運試しでもしてみるか?」
「運試し?」
聞き返すと、三島さんは待ってろと言って女将さんを呼んだ。
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