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3章 望まれた王国
36 死は救済になりえますか
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この戦いの発端をどれほどまで遡れば良いのか。
記録として残っている史実の中で、最初に悪魔・昏山羊と接触を果たした事例は今から約30年前。
ある子供が大きな山羊の悪魔の姿を懸命に訴えたと言います。
愚にもつかない他愛無い子供の烏滸言の範疇を越えなかった偉大な存在の影も、それから五年が経過する頃には変化がありました。
次第に数を増してゆく悪魔の僕の中の原点にして頂点。"創夢主"とも言われる悪魔の僕によって、個人が己の心の裡にのみ有していた夢の世界を全人類で共有するという大罪を成し遂げてしまいました。
創夢主は世界で初めて"固有冠域"という夢の世界における無類の力を手に入れ、その冠域の能力によって夢想世界という冠域を作り上げてしまった。
我々人類はその転換点より、どれだけ幸福な一日の終わりであっても、どれほど愛する者との幸福な伽の後でも、等しく命の危ぶまれる夢想世界という名の窮地へと追い込まれることとなってしまいました。
嗚呼、まさしくこれは悲劇と断言できることでしょう。
人々は夢枕という真に孤独と平穏を享受できる楽園を失い、夢の噺に酔いしれ人間の醜さを露呈させた悪鬼羅刹共との共存を強いられてしまった。
現代も続く別解犯罪者との終わりの見えない戦いも、全てはこの夢想世界という名の牢獄の所為。史上最悪の大犯罪者である創夢主の無垢な夢の成れ果てである、夢想世界という舞台が存在するからこそ幕を開けてしまった混迷の時代なのです。
それからはもう、目を覆いたくなるような悲劇の数々。耳を疑いたくなるような数多の惨劇。
一般人が夢を叶え、社会に牙を剥く構図が生まれました。
虐げられてきた弱い立場の者。声をあげることも許されなかった抑圧の感情。
力を手にした人間は、どれだけ理知的に振舞ったっとしても、その魂の叫びを無視した平穏よりも、全てを解き放った闘争へと身を投じてしまうものなのでしょう。
事実、昏山羊は偉大です。
至高なる存在は人間に可能性の扉を開けるための鍵を与えたに過ぎません。
神に存在に等しい昏山羊が齎した奇跡が、人々の魂に光を与えたのは間違いないのです。
しかし、与えられた鍵により開かれた扉の向こうで邪知暴虐に走った人間の心根にこそ真に醜い悪魔を見るべきです。
よって、我々は悪魔の僕を赦すことはありません。
偉大なる存在より寵愛を受けた奇跡の力は、人間社会を脅威に晒すために使ってはいけないのです。
我ら【新生テンプル騎士団】はご存じの通り、十一年前に出現して究極反転という技を通じて現実世界を恐怖のどん底に突き落とした忌まわしき"大陸軍"への対抗を目的として生み出された民間由来の対悪魔の僕の軍事結社です。
発足当時、私を含めた騎士団の初期メンバーは大陸軍を相手に血で血を洗う死闘を繰り広げました。
ユーラシア大陸を焦土と化す勢いでの進撃と殺戮劇を演じていた大陸軍に対し、騎士団は当時のTD2P,AD2Pの"大討伐"に援軍として参加し、彼らの持つ兵器であるボイジャー:プリマヴェッラ号が大陸軍の総帥を撃破するその時まで、大陸軍のヨーロッパ進出を食い止め続けました。
騎士団は初期メンバーのほぼ全員が殉教しましたが、大陸軍の脅威を長期にわたって食い止めていたその功績は現代もなお、全世界において賞賛の声を戴いております。
対悪魔の僕の最前線としてトップブランドを保ちつつ、年間においてTD2Pの半数に及ぶ悪魔の僕の打破の実績を持つ騎士団は、今宵、全世界に向けて一つの声明を発信したいという思いを以てこの会見を開かせて頂く次第となりました。
』
燦燦と煌めくカメラのフラッシュ。
数えるのも億劫になるほど束ねられたマイクの群れに顔を近づけ、新生テンプル騎士団大幹部のアレッシオ・カッターネオは静謐な言葉を紡いでいく。
『
皆様に置かれましても記憶に新しい一大事変。一年前に起きてしまった佐呑島の惨劇。日本を含めた環太平洋の戦力図を大きく塗り替える結果となってしまった目を背けられない事件です。
TD2Pに所属する戦略兵器であるボイジャーの一機であるキンコル号の図った究極反転計画に起因した一連の事件は、奇しくもタイミングが重なったとみられる別解犯罪者のカリスマであるクラウンの犯罪集団派遣も相まって、無辜の島民の虐殺と佐呑支部の陥落、佐呑の監獄を形造っていた獏の破壊という最悪の事態を招いたとされています。
佐呑で秘密裏に行われていたキンコル号の陰謀が、どういう形であれ、別解犯罪者の代表格であるクラウンを島に呼び寄せる結果となってしまったのです。一度は船上でのクラウン拿捕が叶ったと浮足立った佐呑のTD2P勢力でしたが、キンコルが招いた内部分裂の影響もあり、当時のTD2Pの軍人の手によってクラウンは解き放たれ、最終的には奴の手によってキンコルが生み出した"人造悪魔"の本体である日本人少女が連れ去られてしまいました。
あの事件の中で何か得るものがあったとすれば一つだけ。中東地域において、騎士団とも対戦経験があり、もはや対処不能と見込まれた強敵、不死腐狼を討伐せしめた点のみ。
言葉を選ばずに申し上げれば、あの事件においてTD2Pは余計なことをして世界を危険に晒したにすぎません。
キンコルという多大なる野心を抱いたボイジャーに権力を与えてしまったことにより、佐呑に獏や研究施設が集中し、彼が図った人間の悪魔化という禁忌の儀式によって腹立たしくも人造悪魔がこの世界に誕生してしまった。
人造悪魔、鯵ヶ沢露樹は今もなお、クラウンの庇護の下で生存を続けています。
クラウンは島での一件を受けてカテゴリー5へと脅威度は格上げされました。
複数の強力な冠域要素を吸収したとされる奴の推定カテゴリーはどれだけ甘く見積もってもカテゴリー5。
TD2Pの管理塔の中では鯵ヶ沢露樹を創夢主以来のオーバーカテゴリー、5段階の脅威の限界を凌ぐカテゴリー6だと見る意見も多いとか。
我々もこの意見には賛同します。
“巌窟嬢”鯵ヶ沢露樹は何に変えても早急に討伐しなくてはこの世界の辛うじて保っていた均衡は完全なる瓦解の時を迎え、人類史には正真正銘の終焉が訪れることでしょう。
聡い皆様に置かれましては、既に私が申し上げるまでもなく、今宵の会見の要点がご理解いただけたかと思います。
新生テンプル騎士団は、大陸軍以来に例を見なかったTD2Pとの共同戦線を構築することをここに宣言します。
打破すべき最大の目標は巌窟嬢。
この世界の平穏を掴み取るべく、我々共同戦線はここに必勝を誓いましょう。
そして、改めて全世界の皆様にこの場を借りて宣言いたします。
来る災厄から人類を守り抜くため、我々共同戦線は”巌窟嬢大討伐”をこの時より完徹することをッ‼︎
』
世界の注目を浴びる今回の記者会見。
早期から取り沙汰されてきた大討伐の実施に関わる宣言が行われたことで、世界に一つ激震が奔った。
―――
―――
―――
「夢想世界の犯罪者討伐において、武力による制圧は人権を度外視した無条件殺害を旨としており、それを許容する風潮があることは確かです。しかし、大討伐ともなれば、過去に行われた実例と同様に非常に多くの時間と資源、そして国民に対する特別税が徴収されることになります。この度の大討伐の編成にも莫大な資産の調達と戦闘に伴う多大なる人的損失が懸念されますが、その点はどのようにお考えでしょうか?」
『
その点についてお話しするのはあくまでもTD2Pであるべきです。
ですが、私が代わりにお答えすることがあるとすれば、想定される敵の戦力に応じた資源の投入は極めて蓋然性と必然性を孕んだものであるという点です。
人間が巨大災害に勝る脅威である悪魔の僕に立ち向かうということは、無論その敵の規模に応じた準備、支援、消費は発生します。
そも、敵を放置した際に失われるものが人類の未来であるとするならば、もはや天秤に掛けるべき対象ですらないでしょう
』
―――
―――
―――
「大討伐の極めて低い戦績を鑑みるに、この大討伐で失われる損失を加味した際に訪れるTD2Pと新生テンプル騎士団の戦力の著しい低下を懸念する声もあるかと思われますが、その点についてどのようにお考えですか?」
『
記者さんもそういう質問をするのが仕事だということは理解しているつもりですが、少々、許容し難い質問ですね。
我々、騎士団やTD2Pは遺恨ある歴史も国境も越え結束し、常に最前線で人類を守るために身命を賭して勤め上げています。
死ぬ気で挑むのと、死を前提に挑むのではまるで意味が違う。
我々はこれまでに命を落とした同胞たちの生き様を決して軽視していない。その意思も、功績も、夢も、全ては人類に自由をもたらす為に歴史の中に捧げてきたものだ。
だからこそ、我々は誓うのだ。
必勝を。
知らないところで勇者が勝手に魔王と戦って死んでいるなどと思わないでほしい。
自分たちを守る盾と敵を斬り裂くための剣。
その罅割れた戦いの傷跡ばかり見つめて、肝心な敵から眼を背けていては何の解決にもならないのです。
そして、今回の敵は一人ではない。
カテゴリー6:魔法使いの夢/”巌窟嬢”鯵ヶ沢露樹
カテゴリー5:理想国家の夢/“曲芸師”ラーテン・クレプスリー
カテゴリー5:無敵戦士の夢/“反英雄”
カテゴリー4:世界征服の夢/“海賊王”
カテゴリー4:怪獣使いの夢/“怪獣王”漆原貴紳
カテゴリー4:大金持ちの夢/“大富豪”ペン・イスファハーン
カテゴリー4:人形仲間の夢/“傀儡姫”京美・ワダク
現在確認されているだけでも、これだけの数の上位個体がクラウンの名の下に一つの集団として組織めいた構成を成しています。
島の事件を経て、クラウンの持つ別解犯罪者におけるブランドとカリスマには拍車がかかり、半英雄や海賊王といった長年の強敵を始めとし、ルーキーの怪獣王や傀儡姫などが奴を旗頭として勢力を強めているのです。
これら一個体をとっても楽な相手など一人もいません。カテゴリー4クラスでは近代国家の最新兵器総攻撃に匹敵する脅威があり、人間社会は常に脅かされています。
これほどまでに強力な敵が団結を見せる以上、それに相対する我々にも相応の覚悟が求められるのは必定。
だが、決して間違えないでいただきたい。
我々は決して、負けを見越した勝負などしないと。
』
―――
―――
―――
「しかし、実際問題として過去に実行された半英雄大討伐では、TD2Pは手痛い反撃を受けて大敗を喫しています。そこに新生テンプル騎士団が助力を行うとはいえ、本当に反英雄を打破できるとお考えなのですか?」
『
一部回答を差し控えなければならない事もございます。
私から言える事は、この共同戦線は新生テンプル騎士団とTD2Pに限った話ではないという点です。
無論、我々には絶大な力がありますが、徒党を組んだ悪魔の僕の相手をするとなる以上、編成する大討伐にはより特異でふりふりかまわないような結託が求められるのです。
毒を以て毒を制す。
これは私が好きなアジアの格言です。
我々はこの世界の大病を克服するために、とある劇薬との提携を確約しました。
』
―――
―――
―――
「先程の質問に対する回答が不透明であると、多くの方々には受け取られるでしょう。
今の言い方を憚らずに受け止めるのならば、それはカテゴリー5クラスの悪魔の僕と共同戦線を構築するという内容に聞き取れました」
『
その通りです。
それが正しい、正しくないの議論はこれから世間との間で熱く交わされることでしょう。
悪魔の僕の打破のみを焦点に絞って命を賭して戦ってきた新生テンプル騎士団の歴史と精神を疑われる結果も招きましょう。
それはTD2Pに至っても同じこと。悪魔の僕を斃すために、悪魔の僕の手が必須になるのであれば、お前たちはいったい何のために存在しているのだ。そんな誹りもある意味当然ではあると思います。
それは両組織の内部からも同じ声があがっています。
騎士団の中にも悪魔の僕に肉親や同胞を奪われた者も多い。
TD2Pの中にも軍人として誇り高く殉職していたった者たちの無念もありましょう。
しかし。
敢えて言います。
私はこの選択は人類にとっての苦肉の選択ではなく。
敵を打破すべきための前提に過ぎないということを。
大討伐という名を冠していますが、皆様にはどうかご理解頂きたい。
我々は人類の存亡を賭けて、史上最大の巨悪に対する壮大な縄張り争いは、もう既に始まっているということをッ‼
』
―――
―――
―――
「この宣戦布告を受けてっ、クラウンら大犯罪者が人間社会に報復攻撃を仕掛けてくるとすれば、当然多くの命は奪われます!この声明が人類全体の命運を握っているという自覚はあるのですか‼」
『
…………。
…………。
…………。
黙゛れ゛ッッッッ ‼‼‼‼‼
この戦いは我々が始めたものではない‼
まだわからないのか‼
佐呑の民がごまんと殺されていてなお、悪魔の僕がやったことなら災害と一緒で気に留めないとでも?
あの災厄こそが何よりのクラウンからの挑戦状だろうがッ‼
平和ボケ。今、ふとそんな言葉が浮かんだ。
お前らは今を生き延びている自分らの運の良さに酔っているだけに過ぎない。
何度でも言う。
何度でも教えてやるッ‼
これは自分たちを守る戦いなんだ‼‼‼
もう奴らは攻撃をしてきている。目を逸らすのはやめろ。
これから失われていく命の責任の所在ばかり考えるな。
無論、悪魔の僕が一体でも残る限り、世界に蔓延る地獄は消えない。
なればこそ、明確な悪意を以て徒党を組み、人類に挑戦する巨悪の首魁を獲る。
これは今を生きる人類における至上命題であるということを理解しろッ‼‼‼
これからの世界は、生きる覚悟が求められる。
心が折れて、死を自ら迎える結果などは許容できない。
死は救済になり得ますか?
過酷な生から逃げるのではなく、人類は覚悟を以て挑み続けるべきなのです。
』
―――
―――
―――
「せ、せめて。これから手を結ぶという悪魔の僕の個体識別名だけでも世間に公表すべきではありませんか」
『
それもやはり、本来であればTD2Pから明かされるべき情報だということはご理解いただきたい。
しかし、もはや隠すことでもなし。
それと新生テンプル騎士団はこれまで対戦経験はない。それがせめてもの救いとみるべきか。
世界の命運を握るとされる8体のカテゴリー5。
理想国家の夢/“曲芸師”
無敵戦士の夢/“反英雄”
百折不撓の夢/“挑戦者”
宇宙周遊の夢/“真航海者”
死者蘇生の夢/“冥府王”
天地開闢の夢/“青い本”
災害踏破の夢/“五色徳豊”
この度、共同戦線に参加が決まったのは残る一柱。
自然習合の夢/“叢雨禍神”。究極反転を成し、日本に総本山を置く巨大信仰集団"叢雨の会"のシンボルとして君臨する疑似神格の怪物です。
』
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