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幕間 1.5章
登場キャラクター紹介
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作者の戸禮です。この度は夢の骨の1章をご覧いただきありがとうございます。
ここでは序章と1章の合計10話に登場した作品キャラクターの設定に関する情報や補足内容などを紹介していこうと思います。
ただ、この先の展開上で触れられない部分に関しては書くことはないので、簡易的なプロフィール紹介のような形にはなります!
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〇唐土 己
機体名:AmbrosiA 性別 : 男 年齢:16歳前後(?)
身長:166cm 体格 : 瘦せ型 出身 : 日本(?)
所属 : TD2P(詳細不明) 役職 : ボイジャー
【身体的特徴】
日本人然とした黒髪でそこまで体格に恵まれていない。顔色が悪くて虚弱的な印象を受けるが、自分の意志をしっかりと持つ自己主張タイプの性格である。服装は地味なシャツとストレッチパンツという暗めな色合いのファッションだが、これは田舎町で変に目立たずに過ごすためにセノフォンテ・コルデロが選んで用意したもの。
【経歴】
記憶喪失により自分のアイデンティティを一部欠損した状態での覚醒を果たした少年。彼がはっきりとした自我を以て目覚めた時には既にTD2Pの管理下にある田舎町での三人暮らしをしている状態にあった。彼がボイジャーとしての実験に参画する中で起こした暴走事故時の深度潜航や白英淑の攻撃によって記憶に障害が生じたと思われる。言語能力は失われていないものの、旧対人関係や事故経歴などの情報が頭から綺麗に欠落してしまっている。
【能力】
信号鬼との戦闘の中で以下の能力が発現。
『固有冠域:楽園双眼鏡』 空間深度 : 5000 ~ 6000
自身の頭上の空間に二つのリングを生じさせ、それぞれを"黒い太陽"と"輝く闇影"に変化させて顕現させる技。彼が深層心理で望んだ自由に満ちた楽園への到達を目指す夢と信号鬼の生じさせる発色の呪いを打ち消すことを迫られた際に実現させた彼の固有冠域。彼がイメージした光を奪い、光を掻き消すというシチュエーションを同時に成立せるというある意味で我儘な欲望を二つの球体という形で生み出した。
基本的に冠域は"展開"を行った段階では空間深度というメーターで示される出力はそれほどの高水準でなく、約1000~2000程度の深度から冠域の"延長"や"固定"といったフェーズを踏むことでその出力を増していく。しかし、彼が構築させた冠域の深度は初動から深度5000という大台を示しており、信号鬼が本気を出した際の対抗力が働いた時にはさらに6000まで数値が上昇した。
『冠域延長:暁』 空間深度 : 3800
固有冠域展開にて発生させた黒い太陽を敵対者に対してぶつける技。太陽を持ったり投げたりなどはできないため、意識的に太陽に動きを命令して軌道を調整する。彼自身の自分の能力に対する未熟さや輝く影を一旦消滅させたことによる出力の低下こそあるが、それを命中させた信号鬼の体は太陽の中に捕らわれて業火に焼かれて燃え尽きた。朝日を嫌う信号鬼の感情もあって信号鬼に対しては特攻的な作用となって決着を決定づける一撃となった。
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〇白英淑 / 백영숙
機体名:× 性別 : 女 年齢:27歳
身長:176cm 体格 : しなやかな筋肉に支えられた精悍なシルエット 出身 : 韓国
所属 : TD2P軍部
役職 : 汎用戦略師団第4部隊特化戦略塔付6号班少尉 → V計画運用戦略塔特任左官(※昇進)
【身体的特徴】
女性ではあるものの軍人として名乗るに十分以上に鍛え抜かれた肉体を持つ。姿勢も態度もどこか直立的なイメージがあり、やや表情に乏しい顔からはそれだけで責任感と緊張感を持った性格が滲み出ている。瞳の色は吸い込まれるような黒色だが、細待った瞼に隠れて視線そのものに鋭利な印象を覚えさせることがよくある。濡烏色のストレートで長い髪をしているが、それが戦闘の邪魔になることはないらしい。
【経歴】
TD2Pには22歳の時に捜査員という形で加入した。だが、彼女の人並外れて優れた夢想世界での耐精神汚染能力と優れた戦闘センスに目を付けた上層部がヘッドハンティングという形で抜擢したことで僅か一年で軍部に転属した。軍部に移動してからは彼女は夢想世界での自身の適合性を自覚し、持ち前の責任感と貫徹した軍人気質の性格を活かした活躍を見せた。"夢想世界闇市"と呼ばれる裏社会での犯罪者の集会の摘発に大きく貢献したことが決め手となり、彼女は異例の昇進を見せて少尉という肩書を飾るに至った。
三人暮らしの際には買い出し担当。
【能力】
固有冠域を生成するだけの具体的な夢を持たないため、自身の体を純粋に動かしやすくするという基礎能力強化のイメージを明確に思い浮かべてその恩恵を得るというスタイルを採用している。武器は古来大陸風の刃の鋭利な片手剣を扱う。現実世界でも実際に同様の剣を常時佩いていて、その重量や質感から斬撃の反動や武器を持った状態の身のこなしなどをしっかりと掴んでいるため、夢想世界ではさらに威力・硬度・速度を増した状態での取り回しも手指の操作のような感覚で行うことができるという。これは火器の使用が嫌煙される夢想世界では大きく秀でた個性であり、持ち前の耐精神汚染能力から、ある程度の低い深度の空間であれば単身でも悪魔の僕の撃破の実績も持ち合わせている。
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〇セノフォンテ・コルデロ / Cenofonte Cordero
機体名:× 性別 : 男 年齢:24歳
身長:171cm 体格 : 中肉中背/重度の猫背 出身 : イタリア
所属 : AD2P研究塔 / TD2P軍部
役職 : 学術研究塔仮想夢想実験運用研究員 → V計画運用戦略塔整備技師(※異動)
【身体的特徴】
身長のわりにガタイがいいために大柄な印象を受ける。重度の猫背からは終始不気味で浮世離れした印象を受けなくもないが、フランクな性格も相まって口から出るのは軽快な冗談や軽口が多い。髪はぼさぼさだが身なりには気遣っており、唐土に与えた地味なコーディネートとは裏腹に仕立ての良いシャツやらやけに綺麗な作業着を着て普段を過ごしている。ラテン系なのか肌はやや褐色を帯びている。
【経歴】
AD2Pの研究塔からボイジャー:アンブロシアの整備技師として登用されたことでTD2Pに異動してきた。AD2P時代の経歴は秘匿体質のAD2Pの機密処理が働いたことで、TD2Pの職員データベースにはほとんどの情報が載っていない。本人曰く、非常に優れた科学者であるということらしく、大学に入学して半年でAD2Pから加入の誘いが届いたらしい。
三人暮らしでは掃除と調理を担当した。
【能力】
メンテナンス技師という完全な技術職であるため、戦闘に参加することはない。実際の戦闘時のモニタリングやバイタル情報のチェックは信号鬼戦が初めての経験ではあったが、物怖じすることのない性格もあって極めて淡々と睡眠下にあるアンブロシアと英淑の身を情報を管理していた。必要に応じて脳にメッセージを送ることで夢想世界との相互通信を可能としていたが、実はラグが大きすぎて途中から気を遣うのが面倒で黙り気味だった。脳科学系から工学系まで幅広い知識を実用レベルで持っているため、技師としての腕前は一級品。
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〇葛原 梨沙
機体名:SkandA 性別 : 女 年齢:19歳
身長:160cm 体格 : アスリート体形(?) 出身 : 日本
所属 : TD2P日本支部V管理局 役職 : ボイジャー
【身体的特徴】
脚に筋肉が浮く程に作り込まれたような肉体を持つ。日焼けしたような姿は部活動に打ち込む選手のような出で立ちで、若さも相まって学生のような印象を受ける。身動きがとりやすそうなスポーティな服装のため肌の露出が多く、短い黒髪も相まって一見しただけでは幼いシルエットである。
【経歴】
ある理由によってTD2Pのボイジャー候補生として10歳の時に一般人から抜擢。加入後は常に一線級のボイジャーとして多くの悪魔の僕との闘いを経験し、華々しい勝利を収めてきた。その活躍は実情が秘匿されがちなTD2Pの広告塔として英雄的な偶像を与えているが、現実世界で彼女の姿を目にした者は殆どいないという。
【能力】
脚力強化をメインとした独自の身体強化能力を複数有する。
『固有冠域:真言宿命』 空間深度 : 4400
彼女の全ての能力使用の元となる固有冠域。冠域展開そのものに詠唱は必要としないが、この真言を唱えることで周辺空間に独自の黄金の世界を生成することができる。真言宿命が発動した後では、自身の周辺の全ての存在の身体能力が著しく向上するが、訓練された者でなければ自身の体の動きを制御しきれないためにかえって弱体化してしまうという。彼女自身の変化としては片脚もしくは両脚が金色の光を帯びた紫色に染まることで、韋駄天のような俊足と神速を身体能力向上とは別に獲得する。
『真言宿命:晴舞台』 空間深度 : 3400
周囲に拡張される真言宿命の空間を自分と敵対者を繋ぐ架け橋として戦闘因果を構築する技。空間深度を敵個人に対して集中して向けることで力の節約をしながらも、さらに一段階ギアを上げた身体能力向上と攻撃性能の激化の恩恵を受ける。彼女の集中力が続く限りは果てしなく敵と自分を繋ぐ金色の道が続くため、逃走を図る敵に対する追い打ちとしても有効な手段となる。
『冠域延長:太陽越す者』 空間深度 : 1000 ~ 4400
真言宿命の力を強化する詠唱。冠域延長の特性として展開した冠域をさらに拡張するパターンが多いが、この場合は自身で細かに出力を調整して敵に対して有効足りえる能力を確保するという意味扱われる。だが、エネルギーをさらに脚に一極集中させることで神速にもさらに強化がかかり、人間とは完全に決別した脚力と耐負荷性能を手に入れることができる。
『太陽越す者:愚者の旅路』 空間深度 : 4400
太陽越す者で強化した肉体にさらに障害物無視の特性を付与する技。出力を最大にして不退転の意志を持つことで一切の障壁を考えずに走り続けることができ、通常ならば障害物を避けることで神速を長時間維持できるという特徴を全ての障害物をその身で打ち砕いてなお体力消費を極端に抑えることができる。信号鬼戦では町を破壊するという目的をもって行使されたが、その場合でも有効な手段となった。発動中には足元に金色の足場が生じるため、晴舞台とシチュエーションごとに使い分けている。
『冠域固定:魔醯首羅』 空間深度 3000 ~ 4400
肉体ではなく存在に掛ける強化技。固有冠域の中で自分の存在を固定し、他の固有冠域からの影響を減少させ、自身の強化効果の持続を助ける効果がある。肉体強化の恩恵が確定的に扱えるため、近距離での攻撃を仕掛ける意図がある際には技を出す直前に冠域固定を行い、自慢の速度と重みを持った肉弾戦法を存分に叩き込む。
『魔醯首羅:金剛賦乱』空間深度 ~ 4400
攻撃の直前に冠域固定で自己強化を確立させた後に一心不乱に攻撃を浴びせるラッシュ技。体と攻撃の軌跡が金色に発色する。手加減するつもりがない完全なる暴力の行使であるため、人体の急所を執拗に狙ったり、怯んだ瞬間を一切見落とさずにコンビネーションを打ち込む。夢想世界で何らかの耐久力か防御力の強化をしていない敵に至っては、この技を数発食らっただけで全身がバラバラになりかねない威力を誇る。
『魔醯首羅:妙蹄隕鉄』空間深度 ~ 4400
韋駄天の脚を用いた強い踏み込みによる対周囲の破壊技。岩盤事周囲の建造物やら集団やらをまとめて吹き飛ばす技として用いられる。攻撃を繰り出すまでのラグも少なく、少し体が浮けばこの技をいつでも撃てるという時点で彼女を取り囲むような戦い方はこれまでも苦戦を強いられることが多い。隕石を思わせるような圧倒的な威力を誇るため、この踏み込みを実際に受けた存在は一撃で夢想世界での死を迎えるという。
『魔醯首羅:女神捧脚』 空間深度 ~ 5000
彼女の奥義的な大技。端的に言えば蹴りによってビームを出す。高い出力と凄まじい威力を誇り、その戦いに勝つための要所において用いられる切り札でもある。直撃すれば一撃で敵を撃沈させるだけの十分な火力を持つが、まず間違いなく周辺環境が大規模に破壊されるため、現実世界での影響も考慮して使用が嫌煙されている。
信号鬼戦では一度は確実に信号鬼を捉えて撃破に成功したが、信号鬼の存在が悪霊に由来される複数の魂で構成されていたこともあり、その存在そのものを打ち砕くことができなかった。
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〇エイドリアン・マリー・グレイス・サントス / Adrian Marie Grace Santos
機体名:KhoR 性別 : 男 年齢:33歳
身長:181cm 体格 : なんかデカい 出身 : フィリピン
所属 : TD2P日本支部 役職 : ボイジャー
【身体的特徴】
見た目は意図して寄せているのか、とても日本人のように見られる。肌は女性のように白く髪も艶を持った短髪だが、性格としては掴みどころがない。所感としてフレンドリーな印象を抱かせたり、他者とのつながりを意識しない突き放した態度をとったりする。服装はTD2Pの制服を着ており、軍服調ではあるが官僚のような仕立ての良い生地でそれとなり高級感を感じさせる。敵に対してはかなり高圧的な態度や完全に舐め腐ったような発言を好む。
【経歴】
ボイジャーとしてTD2Pに加入してからは暫くTD2P本部で働いていたが、日本,韓国,中国で問題視されたとある悪魔の僕の対処のために日本支部に異動。悪魔の僕の討伐数は多くないものの、単身で成し遂げた悪魔の僕の拿捕件数は全世界でもトップクラスである。表に出たがらない性格から報道陣には伏せられたボイジャーであり、TD2Pに所属しながらも作戦行動時以外はかなりフリースタイルな生活を送っているらしい。
【能力】
仏界を顕現させる異次元の固有冠域を持つ。
『固有冠域:大曼荼羅顕現』 空間深度 : 7000
周辺空間をかなりの広範囲に渡って自己のイメージに乗っ取った曼荼羅の世界へと変える技。固有冠域が成立するまでには蓮の花が周囲に咲き乱れたり、空に独特の模様が浮かんだりといった予兆がある。曼荼羅を成立させた後では全ての意志ある生命体は、他の生物を傷つけようとする行動に最高レベルの弱体化状態が付与される。信号鬼のように自身の能力によって攻撃を仕掛けること自体は可能だが、それによって与えるダメージは根本からゼロに塗り替えられるような環境に変化させている。
この能力の適用範囲は自己や味方を差別しないため、信号鬼戦では先に冠域を展開したスカンダの力を阻害しないために彼は自身の曼荼羅を生み出さなかったが、彼女が敗北した瞬間にはすぐに冠域を展開してあの状況下での撤退を可能とした。
この力には明確な制約があり、それは敵自身が直接的に意図していないトラップのような対象者が勝手に発動させてしまう攻撃にはデバフが掛からないという特徴がある。つまり、信号鬼戦では敵が意図して差し向けてくる車からのダメージは全員に無効となったが、一つ一つに攻撃の意図を持たない信号機の光や、赤信号を破った際のペナルティとなる呪いの仕掛けについてまでは有効でない。信号鬼戦ではそもそも信号の光を浴びれば何もできない一般人とさして変わらなくなってしまうため、迂闊に仕掛けるわけにはいかなかった。
この力は敵によって有利不利が明確に決定付けられるため、彼の採用スタイルは主に絶対に勝てる相手を完封し、討伐ではなく拿捕を実現するというものだった。そのため彼は攻撃手段を持たず、とにかく敵を封じる自身の冠域の出力向上に努めてきた。
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〇矢田敏行 / 信号鬼
性別 : 男 年齢:34歳
身長:175cm 体格 : 中肉中背 出身 : 日本
【身体的特徴】
若い日には情熱と活力に溢れた好青年。一時には浮浪者のようなボサボサの髪、生え散らかした髭、光を失った目。悪魔の僕となった後には仕立ての良い縦縞の入ったタキシードを着こなす紳士的な造形を手に入れた。常に目には青い光を放つ重瞳。全身から立ち上るような黒い靄を常に放っている。
【経歴】
10話参照。熱意ある記者から世捨て人へ。余裕のある大人から復讐へ燃える信号鬼へと変貌を果たした。
【能力】
悪霊を従える力。呪いを振りまく力。殺害を意図した車両の出現の力などを扱うことができる。
『固有冠域:陽の沈む町』 空間深度 : 2000 ~ 3500
夕暮れ時の町を成立させる固有冠域。重ね掛けが可能であり、一度生成した日の沈む町は固有冠域展開を繰り返すことでより強固な呪いを帯びた土地へと昇華される。顕現した町の中では暴走車両の瞬間生成や呪い効果のある信号機を生成することができるようになる。どれもがその総量・効果・速度ともに一級品の力を持ち、常に自分の陣地で邀撃戦を展開できるという単純な戦略的な長所が大きい。
信号鬼はこの町に対して自身の特殊な成り立ちである悪霊の力を使って信号機上の瞬間移動を可能としたため、機動力の上昇も著しく、韋駄天であるスカンダと良い勝負ができる水準にまで町の恩恵はプラスに働いていた。
『冠域延長:陽が没した町』空間深度 3500
固有冠域に設定された夕暮れというフィールドを陽が静んだ後の世界に変換する能力。夜の町では自身の攻撃手段である暴走車両の発射にさらなるステルス性能と攻撃力上昇効果が付与される。そのため、回避手段の乏しい多くの隊員たちが惨殺された。信号機の発色も夜の闇の中では効果が数段と引き上げられて、町に仕掛けられた呪いの力は最大限の力を発揮するようになった。
対アンブロシア戦では彼が生み出した太陽と影の力によって信号機の力が奪われたことが唯一の敗因となった。明確に信号機の光を対処できるだけの手段を持たない対戦者の場合、冠域内で冠域延長を発動させた段階で勝利が確定するだけの強力な影響力を誇る。
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〇天童大佐
〇ロッツ博士
この二名に至っては次の第2章に登場するため、紹介は持ち越させて頂きます('ω')
お読みここまでお読み頂きありがとうございます。
第2章『緋鯉たちのゴールドラッシュ』は9月に投稿開始予定です!
ここでは序章と1章の合計10話に登場した作品キャラクターの設定に関する情報や補足内容などを紹介していこうと思います。
ただ、この先の展開上で触れられない部分に関しては書くことはないので、簡易的なプロフィール紹介のような形にはなります!
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〇唐土 己
機体名:AmbrosiA 性別 : 男 年齢:16歳前後(?)
身長:166cm 体格 : 瘦せ型 出身 : 日本(?)
所属 : TD2P(詳細不明) 役職 : ボイジャー
【身体的特徴】
日本人然とした黒髪でそこまで体格に恵まれていない。顔色が悪くて虚弱的な印象を受けるが、自分の意志をしっかりと持つ自己主張タイプの性格である。服装は地味なシャツとストレッチパンツという暗めな色合いのファッションだが、これは田舎町で変に目立たずに過ごすためにセノフォンテ・コルデロが選んで用意したもの。
【経歴】
記憶喪失により自分のアイデンティティを一部欠損した状態での覚醒を果たした少年。彼がはっきりとした自我を以て目覚めた時には既にTD2Pの管理下にある田舎町での三人暮らしをしている状態にあった。彼がボイジャーとしての実験に参画する中で起こした暴走事故時の深度潜航や白英淑の攻撃によって記憶に障害が生じたと思われる。言語能力は失われていないものの、旧対人関係や事故経歴などの情報が頭から綺麗に欠落してしまっている。
【能力】
信号鬼との戦闘の中で以下の能力が発現。
『固有冠域:楽園双眼鏡』 空間深度 : 5000 ~ 6000
自身の頭上の空間に二つのリングを生じさせ、それぞれを"黒い太陽"と"輝く闇影"に変化させて顕現させる技。彼が深層心理で望んだ自由に満ちた楽園への到達を目指す夢と信号鬼の生じさせる発色の呪いを打ち消すことを迫られた際に実現させた彼の固有冠域。彼がイメージした光を奪い、光を掻き消すというシチュエーションを同時に成立せるというある意味で我儘な欲望を二つの球体という形で生み出した。
基本的に冠域は"展開"を行った段階では空間深度というメーターで示される出力はそれほどの高水準でなく、約1000~2000程度の深度から冠域の"延長"や"固定"といったフェーズを踏むことでその出力を増していく。しかし、彼が構築させた冠域の深度は初動から深度5000という大台を示しており、信号鬼が本気を出した際の対抗力が働いた時にはさらに6000まで数値が上昇した。
『冠域延長:暁』 空間深度 : 3800
固有冠域展開にて発生させた黒い太陽を敵対者に対してぶつける技。太陽を持ったり投げたりなどはできないため、意識的に太陽に動きを命令して軌道を調整する。彼自身の自分の能力に対する未熟さや輝く影を一旦消滅させたことによる出力の低下こそあるが、それを命中させた信号鬼の体は太陽の中に捕らわれて業火に焼かれて燃え尽きた。朝日を嫌う信号鬼の感情もあって信号鬼に対しては特攻的な作用となって決着を決定づける一撃となった。
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〇白英淑 / 백영숙
機体名:× 性別 : 女 年齢:27歳
身長:176cm 体格 : しなやかな筋肉に支えられた精悍なシルエット 出身 : 韓国
所属 : TD2P軍部
役職 : 汎用戦略師団第4部隊特化戦略塔付6号班少尉 → V計画運用戦略塔特任左官(※昇進)
【身体的特徴】
女性ではあるものの軍人として名乗るに十分以上に鍛え抜かれた肉体を持つ。姿勢も態度もどこか直立的なイメージがあり、やや表情に乏しい顔からはそれだけで責任感と緊張感を持った性格が滲み出ている。瞳の色は吸い込まれるような黒色だが、細待った瞼に隠れて視線そのものに鋭利な印象を覚えさせることがよくある。濡烏色のストレートで長い髪をしているが、それが戦闘の邪魔になることはないらしい。
【経歴】
TD2Pには22歳の時に捜査員という形で加入した。だが、彼女の人並外れて優れた夢想世界での耐精神汚染能力と優れた戦闘センスに目を付けた上層部がヘッドハンティングという形で抜擢したことで僅か一年で軍部に転属した。軍部に移動してからは彼女は夢想世界での自身の適合性を自覚し、持ち前の責任感と貫徹した軍人気質の性格を活かした活躍を見せた。"夢想世界闇市"と呼ばれる裏社会での犯罪者の集会の摘発に大きく貢献したことが決め手となり、彼女は異例の昇進を見せて少尉という肩書を飾るに至った。
三人暮らしの際には買い出し担当。
【能力】
固有冠域を生成するだけの具体的な夢を持たないため、自身の体を純粋に動かしやすくするという基礎能力強化のイメージを明確に思い浮かべてその恩恵を得るというスタイルを採用している。武器は古来大陸風の刃の鋭利な片手剣を扱う。現実世界でも実際に同様の剣を常時佩いていて、その重量や質感から斬撃の反動や武器を持った状態の身のこなしなどをしっかりと掴んでいるため、夢想世界ではさらに威力・硬度・速度を増した状態での取り回しも手指の操作のような感覚で行うことができるという。これは火器の使用が嫌煙される夢想世界では大きく秀でた個性であり、持ち前の耐精神汚染能力から、ある程度の低い深度の空間であれば単身でも悪魔の僕の撃破の実績も持ち合わせている。
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〇セノフォンテ・コルデロ / Cenofonte Cordero
機体名:× 性別 : 男 年齢:24歳
身長:171cm 体格 : 中肉中背/重度の猫背 出身 : イタリア
所属 : AD2P研究塔 / TD2P軍部
役職 : 学術研究塔仮想夢想実験運用研究員 → V計画運用戦略塔整備技師(※異動)
【身体的特徴】
身長のわりにガタイがいいために大柄な印象を受ける。重度の猫背からは終始不気味で浮世離れした印象を受けなくもないが、フランクな性格も相まって口から出るのは軽快な冗談や軽口が多い。髪はぼさぼさだが身なりには気遣っており、唐土に与えた地味なコーディネートとは裏腹に仕立ての良いシャツやらやけに綺麗な作業着を着て普段を過ごしている。ラテン系なのか肌はやや褐色を帯びている。
【経歴】
AD2Pの研究塔からボイジャー:アンブロシアの整備技師として登用されたことでTD2Pに異動してきた。AD2P時代の経歴は秘匿体質のAD2Pの機密処理が働いたことで、TD2Pの職員データベースにはほとんどの情報が載っていない。本人曰く、非常に優れた科学者であるということらしく、大学に入学して半年でAD2Pから加入の誘いが届いたらしい。
三人暮らしでは掃除と調理を担当した。
【能力】
メンテナンス技師という完全な技術職であるため、戦闘に参加することはない。実際の戦闘時のモニタリングやバイタル情報のチェックは信号鬼戦が初めての経験ではあったが、物怖じすることのない性格もあって極めて淡々と睡眠下にあるアンブロシアと英淑の身を情報を管理していた。必要に応じて脳にメッセージを送ることで夢想世界との相互通信を可能としていたが、実はラグが大きすぎて途中から気を遣うのが面倒で黙り気味だった。脳科学系から工学系まで幅広い知識を実用レベルで持っているため、技師としての腕前は一級品。
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〇葛原 梨沙
機体名:SkandA 性別 : 女 年齢:19歳
身長:160cm 体格 : アスリート体形(?) 出身 : 日本
所属 : TD2P日本支部V管理局 役職 : ボイジャー
【身体的特徴】
脚に筋肉が浮く程に作り込まれたような肉体を持つ。日焼けしたような姿は部活動に打ち込む選手のような出で立ちで、若さも相まって学生のような印象を受ける。身動きがとりやすそうなスポーティな服装のため肌の露出が多く、短い黒髪も相まって一見しただけでは幼いシルエットである。
【経歴】
ある理由によってTD2Pのボイジャー候補生として10歳の時に一般人から抜擢。加入後は常に一線級のボイジャーとして多くの悪魔の僕との闘いを経験し、華々しい勝利を収めてきた。その活躍は実情が秘匿されがちなTD2Pの広告塔として英雄的な偶像を与えているが、現実世界で彼女の姿を目にした者は殆どいないという。
【能力】
脚力強化をメインとした独自の身体強化能力を複数有する。
『固有冠域:真言宿命』 空間深度 : 4400
彼女の全ての能力使用の元となる固有冠域。冠域展開そのものに詠唱は必要としないが、この真言を唱えることで周辺空間に独自の黄金の世界を生成することができる。真言宿命が発動した後では、自身の周辺の全ての存在の身体能力が著しく向上するが、訓練された者でなければ自身の体の動きを制御しきれないためにかえって弱体化してしまうという。彼女自身の変化としては片脚もしくは両脚が金色の光を帯びた紫色に染まることで、韋駄天のような俊足と神速を身体能力向上とは別に獲得する。
『真言宿命:晴舞台』 空間深度 : 3400
周囲に拡張される真言宿命の空間を自分と敵対者を繋ぐ架け橋として戦闘因果を構築する技。空間深度を敵個人に対して集中して向けることで力の節約をしながらも、さらに一段階ギアを上げた身体能力向上と攻撃性能の激化の恩恵を受ける。彼女の集中力が続く限りは果てしなく敵と自分を繋ぐ金色の道が続くため、逃走を図る敵に対する追い打ちとしても有効な手段となる。
『冠域延長:太陽越す者』 空間深度 : 1000 ~ 4400
真言宿命の力を強化する詠唱。冠域延長の特性として展開した冠域をさらに拡張するパターンが多いが、この場合は自身で細かに出力を調整して敵に対して有効足りえる能力を確保するという意味扱われる。だが、エネルギーをさらに脚に一極集中させることで神速にもさらに強化がかかり、人間とは完全に決別した脚力と耐負荷性能を手に入れることができる。
『太陽越す者:愚者の旅路』 空間深度 : 4400
太陽越す者で強化した肉体にさらに障害物無視の特性を付与する技。出力を最大にして不退転の意志を持つことで一切の障壁を考えずに走り続けることができ、通常ならば障害物を避けることで神速を長時間維持できるという特徴を全ての障害物をその身で打ち砕いてなお体力消費を極端に抑えることができる。信号鬼戦では町を破壊するという目的をもって行使されたが、その場合でも有効な手段となった。発動中には足元に金色の足場が生じるため、晴舞台とシチュエーションごとに使い分けている。
『冠域固定:魔醯首羅』 空間深度 3000 ~ 4400
肉体ではなく存在に掛ける強化技。固有冠域の中で自分の存在を固定し、他の固有冠域からの影響を減少させ、自身の強化効果の持続を助ける効果がある。肉体強化の恩恵が確定的に扱えるため、近距離での攻撃を仕掛ける意図がある際には技を出す直前に冠域固定を行い、自慢の速度と重みを持った肉弾戦法を存分に叩き込む。
『魔醯首羅:金剛賦乱』空間深度 ~ 4400
攻撃の直前に冠域固定で自己強化を確立させた後に一心不乱に攻撃を浴びせるラッシュ技。体と攻撃の軌跡が金色に発色する。手加減するつもりがない完全なる暴力の行使であるため、人体の急所を執拗に狙ったり、怯んだ瞬間を一切見落とさずにコンビネーションを打ち込む。夢想世界で何らかの耐久力か防御力の強化をしていない敵に至っては、この技を数発食らっただけで全身がバラバラになりかねない威力を誇る。
『魔醯首羅:妙蹄隕鉄』空間深度 ~ 4400
韋駄天の脚を用いた強い踏み込みによる対周囲の破壊技。岩盤事周囲の建造物やら集団やらをまとめて吹き飛ばす技として用いられる。攻撃を繰り出すまでのラグも少なく、少し体が浮けばこの技をいつでも撃てるという時点で彼女を取り囲むような戦い方はこれまでも苦戦を強いられることが多い。隕石を思わせるような圧倒的な威力を誇るため、この踏み込みを実際に受けた存在は一撃で夢想世界での死を迎えるという。
『魔醯首羅:女神捧脚』 空間深度 ~ 5000
彼女の奥義的な大技。端的に言えば蹴りによってビームを出す。高い出力と凄まじい威力を誇り、その戦いに勝つための要所において用いられる切り札でもある。直撃すれば一撃で敵を撃沈させるだけの十分な火力を持つが、まず間違いなく周辺環境が大規模に破壊されるため、現実世界での影響も考慮して使用が嫌煙されている。
信号鬼戦では一度は確実に信号鬼を捉えて撃破に成功したが、信号鬼の存在が悪霊に由来される複数の魂で構成されていたこともあり、その存在そのものを打ち砕くことができなかった。
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〇エイドリアン・マリー・グレイス・サントス / Adrian Marie Grace Santos
機体名:KhoR 性別 : 男 年齢:33歳
身長:181cm 体格 : なんかデカい 出身 : フィリピン
所属 : TD2P日本支部 役職 : ボイジャー
【身体的特徴】
見た目は意図して寄せているのか、とても日本人のように見られる。肌は女性のように白く髪も艶を持った短髪だが、性格としては掴みどころがない。所感としてフレンドリーな印象を抱かせたり、他者とのつながりを意識しない突き放した態度をとったりする。服装はTD2Pの制服を着ており、軍服調ではあるが官僚のような仕立ての良い生地でそれとなり高級感を感じさせる。敵に対してはかなり高圧的な態度や完全に舐め腐ったような発言を好む。
【経歴】
ボイジャーとしてTD2Pに加入してからは暫くTD2P本部で働いていたが、日本,韓国,中国で問題視されたとある悪魔の僕の対処のために日本支部に異動。悪魔の僕の討伐数は多くないものの、単身で成し遂げた悪魔の僕の拿捕件数は全世界でもトップクラスである。表に出たがらない性格から報道陣には伏せられたボイジャーであり、TD2Pに所属しながらも作戦行動時以外はかなりフリースタイルな生活を送っているらしい。
【能力】
仏界を顕現させる異次元の固有冠域を持つ。
『固有冠域:大曼荼羅顕現』 空間深度 : 7000
周辺空間をかなりの広範囲に渡って自己のイメージに乗っ取った曼荼羅の世界へと変える技。固有冠域が成立するまでには蓮の花が周囲に咲き乱れたり、空に独特の模様が浮かんだりといった予兆がある。曼荼羅を成立させた後では全ての意志ある生命体は、他の生物を傷つけようとする行動に最高レベルの弱体化状態が付与される。信号鬼のように自身の能力によって攻撃を仕掛けること自体は可能だが、それによって与えるダメージは根本からゼロに塗り替えられるような環境に変化させている。
この能力の適用範囲は自己や味方を差別しないため、信号鬼戦では先に冠域を展開したスカンダの力を阻害しないために彼は自身の曼荼羅を生み出さなかったが、彼女が敗北した瞬間にはすぐに冠域を展開してあの状況下での撤退を可能とした。
この力には明確な制約があり、それは敵自身が直接的に意図していないトラップのような対象者が勝手に発動させてしまう攻撃にはデバフが掛からないという特徴がある。つまり、信号鬼戦では敵が意図して差し向けてくる車からのダメージは全員に無効となったが、一つ一つに攻撃の意図を持たない信号機の光や、赤信号を破った際のペナルティとなる呪いの仕掛けについてまでは有効でない。信号鬼戦ではそもそも信号の光を浴びれば何もできない一般人とさして変わらなくなってしまうため、迂闊に仕掛けるわけにはいかなかった。
この力は敵によって有利不利が明確に決定付けられるため、彼の採用スタイルは主に絶対に勝てる相手を完封し、討伐ではなく拿捕を実現するというものだった。そのため彼は攻撃手段を持たず、とにかく敵を封じる自身の冠域の出力向上に努めてきた。
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〇矢田敏行 / 信号鬼
性別 : 男 年齢:34歳
身長:175cm 体格 : 中肉中背 出身 : 日本
【身体的特徴】
若い日には情熱と活力に溢れた好青年。一時には浮浪者のようなボサボサの髪、生え散らかした髭、光を失った目。悪魔の僕となった後には仕立ての良い縦縞の入ったタキシードを着こなす紳士的な造形を手に入れた。常に目には青い光を放つ重瞳。全身から立ち上るような黒い靄を常に放っている。
【経歴】
10話参照。熱意ある記者から世捨て人へ。余裕のある大人から復讐へ燃える信号鬼へと変貌を果たした。
【能力】
悪霊を従える力。呪いを振りまく力。殺害を意図した車両の出現の力などを扱うことができる。
『固有冠域:陽の沈む町』 空間深度 : 2000 ~ 3500
夕暮れ時の町を成立させる固有冠域。重ね掛けが可能であり、一度生成した日の沈む町は固有冠域展開を繰り返すことでより強固な呪いを帯びた土地へと昇華される。顕現した町の中では暴走車両の瞬間生成や呪い効果のある信号機を生成することができるようになる。どれもがその総量・効果・速度ともに一級品の力を持ち、常に自分の陣地で邀撃戦を展開できるという単純な戦略的な長所が大きい。
信号鬼はこの町に対して自身の特殊な成り立ちである悪霊の力を使って信号機上の瞬間移動を可能としたため、機動力の上昇も著しく、韋駄天であるスカンダと良い勝負ができる水準にまで町の恩恵はプラスに働いていた。
『冠域延長:陽が没した町』空間深度 3500
固有冠域に設定された夕暮れというフィールドを陽が静んだ後の世界に変換する能力。夜の町では自身の攻撃手段である暴走車両の発射にさらなるステルス性能と攻撃力上昇効果が付与される。そのため、回避手段の乏しい多くの隊員たちが惨殺された。信号機の発色も夜の闇の中では効果が数段と引き上げられて、町に仕掛けられた呪いの力は最大限の力を発揮するようになった。
対アンブロシア戦では彼が生み出した太陽と影の力によって信号機の力が奪われたことが唯一の敗因となった。明確に信号機の光を対処できるだけの手段を持たない対戦者の場合、冠域内で冠域延長を発動させた段階で勝利が確定するだけの強力な影響力を誇る。
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〇天童大佐
〇ロッツ博士
この二名に至っては次の第2章に登場するため、紹介は持ち越させて頂きます('ω')
お読みここまでお読み頂きありがとうございます。
第2章『緋鯉たちのゴールドラッシュ』は9月に投稿開始予定です!
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