夢の骨
悪魔は人間に夢を問うた。人が渇望するその欲求を夢の世界で叶えるために。昏山羊の悪魔は人に与えた。巨額の富も、万夫不当の力も、英雄を超えた名声も全てが手に入る世界を作り出した。だからこそ、力を手にした存在は現実を攻撃した。夢を求めて、或いは夢を叶えたからこそ、暴走する者の発生は必然だった。そして、それを止める者が必要になった。悪魔の僕に対抗する人類の手立て、それは夢の中で悪夢と戦う"ボイジャー"と呼ばれる改造人間たちだった。これは、夢の中で渇望を満たす人間と、世界護るために命懸けで悪夢と戦う者たちの物語−
序章 ボイジャー
1章 悪霊の饗宴
幕間 1.5章
2章 巌窟の悪魔
幕間 2.5章
3章 望まれた王国
4章 悪魔の主君たち
5章 赫奕の迷子
6章 穢れた参道
7章 闇市八丁荒
8章 星芒の血路
9章 逢魔蔡天
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