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2.冒険者になったよ。
魚18:ちゃんと聖女として釣りをする。
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……さくさくさく…
「あー、おいしそうな木の実!お、なんだあれ真っ青な葉っぱだ!薬草ってやつかな。わーきれいなお花!」
きれいな物や奇妙なものがいっぱいの林をてくてく進む。
でも流石に触りませんよ、毒とかあったら大変ですからなー。
ギルドでもらった説明書や初心者冒険者用のガイドブックもじっくり読みたいし、早いところ金策ができる町に行きたいなぁ。
どうしたってとうぶんの間は試着室頼りになっちゃうから、早くお金貯めないと、流石に怪しまれる。
干し肉をちぎってもぐもぐしながらどんどん進んでいく。
おや? (モグモグゴックン)
「サポちゃん、これなんとなく分かれ道だよね。しかもここから樹の密集具合が増したってことは、森になるのかな?」
【ハイ。右側が深々の森、左側が瑞々しい森と呼ばれています。】
「深々の森ねぇ…すごく深そうだしモンスターとかでそうなヤバ気な雰囲気だなぁ。瑞々しい森ってのはもしかして、水辺がたくさんあったりする?」
【ハイ。マスター、そろそろ聖女としてきちんと釣りの能力を確かめてみませんか?】
「? 釣りならちゃんとできたよ?」
【あれはあくまでも釣りをしただけ、です。釣りの聖女として、となると話が変わってきます。ステータス画面から釣りの聖女の項目を確認してみてください。】
「うん。 ステータスオープン!」
☆★ステータス★☆
名前 :アユ・カワシモ(女)
種族 :人族(丸耳種)
職業 :釣り人
年齢 :30
レベル:3
体力 :50/50
魔力 :100/100
魔法 :なし
スキル:魚釣り1 素直10 料理3 裁縫4 洗濯4 掃除4 読み書き計算10
多重言語理解MAX 信仰心10 勇気10 危機管理能力10 人徳10
攻撃力5 防御力5+1 素早さ5 知力20 運100
駆け足3 心肺機能向上3 持久力1
称号 :釣りの聖女 女性社員の英雄
特技 :椅子フルスイング
椅子を武器として戦う、相手の防御力を無視した物理攻撃。必ず当たる。
手に持っている武器が椅子のみの場合にだけ発動。装備は関係ない。
ダメージの有無に関係なく、攻撃を受けた相手は恐怖状態になる。
ここから、釣りの聖女の項目をタッチ。
釣りの聖女:新米聖女クラス
異世界よりお越しいただいた聖女のうち一人。
魚が存在する水場であれば絶対に1尾以上魚または魚型モンスターを釣り上げることが可能。
聖女クラスの上昇に伴いいずれは魚の存在しない水たまり、バケツの水でも釣りが成功するようになる。
同じ魚を5尾釣り上げるごとに、その魚を模したルアーを獲得できる。
これは紛失してもフィッティングルームの釣り人コーナーで再度購入可能。
副次的効果・水質改善:一か所の釣り場での限度回数まで釣りを行うと、水が少しきれいになる。
バケツの水でもかあ、そういやそんなこと言ってたな、あの紺金ローブさん、ていうかちょい待って。
「副次的効果のほうがよっぽど聖女っぽいよねこれ。水がきれいになるとかすごいな。」
【釣りありきでの効果ですので、あくまでも追加効果であると捉えてください。】
「そうか、じゃあしかたないね。」
ああ、ついでの女性社員の英雄のほうも見ておくか。
女性社員の英雄:家事に育児に就労に。働く女性から優しくしてもらえる。ただし、慢心してはいけない。
あ、はい。気を付けます。
「よし、それじゃあ瑞々しい森へいってみよー!さすがに硬いパンとお肉だけじゃあごおかしくなる!」
【ハイ。】
誰かが迷わないためにつけたらしいピンクのリボンを目印に、いくらか進んでいくと早速水辺を発見。
森の中だから仕方ないとはいえ、まあまあ濁ってるなぁ。
「ではではさっそく、サポちゃんお願い!」
【釣り人モード、起動します。】
ピカッ! しゅるんパシッ! ビシッ!
試験の時と同じく、強い閃光と手に握らされる釣り竿の感触。そして購入したばかりの救命胴衣が装着される。
マントはエコバックさんへ自動収納です。
滑り落ちない程度に水辺に近づいて、お魚マークが出るのを確認。
せりだした岩で陰になっている部分目掛けてルアーを投げ込めばどんぴしゃりで着水。
うん、順調順調。
そしてやはり見えるおかしい魚影。
つんっ つつんっ ビシ!「きた!」
今度は赤いゲージにまでいかないように緑のゲージ内で安全にリールを巻いていく。
【マスター、ご注意を!相手はモンスターのようです!】
「え、モンスター!?」
手元を見ると[!]マークが出ている。これがモンスターの合図か!
[!]マークが激しく点滅する。まずい、たぶん攻撃されるんじゃないのかこれ!
「ささささサポちゃん!?どうしたらいいのー!」
【[!]マークを魚目掛けてスライドしてください!】
リールから手を放し、一気にスライド!
ビリビリビリビリ!! ぎゅーーーーん(↓↓↓)
[!]マークが魚影に当たると雷にでも打たれたかのような漫画かアニメちっくなビリビリ効果が発揮された!
魚影の周りに下向きの矢印がアニメーションしているのが見える。
どうやら攻撃意欲をそがれてしまったようだ。ゲージがあんまり増えなくなった。ラッキー!
「ぬおおおおおおいけいけいけいけぇ!」
ざぱーーーー!
「やったぁ!大物ゲット!」
≪釣り成功。 銅の聖杯ゲット≫
≪黒っぽい魚型モンスター:背びれの毒ばりを飛ばして攻撃する。取り除けば危険無し。なかなか美味。(状態:気絶)≫
ほほう、説明してくれるんだ。でもこいつの名前とかはわかんないのかぁ。
そういえば、ギルドの試験中にはこの解説が無かったね。なるほど、聖女として、ってこういうことか。
【マスター、その魚をアイテムバックへ入れようとして見てください。】
「? うん、わかった。」
なんか妙な言い方だな。とりあえずエコバックさんの巾着口を近づけてみると…
≪丸ごとしまいますか?解体:三枚おろしを行ってからしまいますか?≫
「え、すごーい!そんなこともできちゃうの!?」
【これもインベントリの効果です。】
「すごいすごい!じゃあ、これはこのまま…あ、背びれだけとって!とかはできる?」
【可能です。】
「じゃあ、背びれだけとって丸ごとしまってください。」
しゅぽんっ
「便利だなぁ。でも、インベントリの効果なら人前ではできないね…誰かがいるときは丸ごとだね。」
【ハイ。】
よーし、だんだんわかってきたぞ!
ジャンジャン釣っちゃうもんね!
「あー、おいしそうな木の実!お、なんだあれ真っ青な葉っぱだ!薬草ってやつかな。わーきれいなお花!」
きれいな物や奇妙なものがいっぱいの林をてくてく進む。
でも流石に触りませんよ、毒とかあったら大変ですからなー。
ギルドでもらった説明書や初心者冒険者用のガイドブックもじっくり読みたいし、早いところ金策ができる町に行きたいなぁ。
どうしたってとうぶんの間は試着室頼りになっちゃうから、早くお金貯めないと、流石に怪しまれる。
干し肉をちぎってもぐもぐしながらどんどん進んでいく。
おや? (モグモグゴックン)
「サポちゃん、これなんとなく分かれ道だよね。しかもここから樹の密集具合が増したってことは、森になるのかな?」
【ハイ。右側が深々の森、左側が瑞々しい森と呼ばれています。】
「深々の森ねぇ…すごく深そうだしモンスターとかでそうなヤバ気な雰囲気だなぁ。瑞々しい森ってのはもしかして、水辺がたくさんあったりする?」
【ハイ。マスター、そろそろ聖女としてきちんと釣りの能力を確かめてみませんか?】
「? 釣りならちゃんとできたよ?」
【あれはあくまでも釣りをしただけ、です。釣りの聖女として、となると話が変わってきます。ステータス画面から釣りの聖女の項目を確認してみてください。】
「うん。 ステータスオープン!」
☆★ステータス★☆
名前 :アユ・カワシモ(女)
種族 :人族(丸耳種)
職業 :釣り人
年齢 :30
レベル:3
体力 :50/50
魔力 :100/100
魔法 :なし
スキル:魚釣り1 素直10 料理3 裁縫4 洗濯4 掃除4 読み書き計算10
多重言語理解MAX 信仰心10 勇気10 危機管理能力10 人徳10
攻撃力5 防御力5+1 素早さ5 知力20 運100
駆け足3 心肺機能向上3 持久力1
称号 :釣りの聖女 女性社員の英雄
特技 :椅子フルスイング
椅子を武器として戦う、相手の防御力を無視した物理攻撃。必ず当たる。
手に持っている武器が椅子のみの場合にだけ発動。装備は関係ない。
ダメージの有無に関係なく、攻撃を受けた相手は恐怖状態になる。
ここから、釣りの聖女の項目をタッチ。
釣りの聖女:新米聖女クラス
異世界よりお越しいただいた聖女のうち一人。
魚が存在する水場であれば絶対に1尾以上魚または魚型モンスターを釣り上げることが可能。
聖女クラスの上昇に伴いいずれは魚の存在しない水たまり、バケツの水でも釣りが成功するようになる。
同じ魚を5尾釣り上げるごとに、その魚を模したルアーを獲得できる。
これは紛失してもフィッティングルームの釣り人コーナーで再度購入可能。
副次的効果・水質改善:一か所の釣り場での限度回数まで釣りを行うと、水が少しきれいになる。
バケツの水でもかあ、そういやそんなこと言ってたな、あの紺金ローブさん、ていうかちょい待って。
「副次的効果のほうがよっぽど聖女っぽいよねこれ。水がきれいになるとかすごいな。」
【釣りありきでの効果ですので、あくまでも追加効果であると捉えてください。】
「そうか、じゃあしかたないね。」
ああ、ついでの女性社員の英雄のほうも見ておくか。
女性社員の英雄:家事に育児に就労に。働く女性から優しくしてもらえる。ただし、慢心してはいけない。
あ、はい。気を付けます。
「よし、それじゃあ瑞々しい森へいってみよー!さすがに硬いパンとお肉だけじゃあごおかしくなる!」
【ハイ。】
誰かが迷わないためにつけたらしいピンクのリボンを目印に、いくらか進んでいくと早速水辺を発見。
森の中だから仕方ないとはいえ、まあまあ濁ってるなぁ。
「ではではさっそく、サポちゃんお願い!」
【釣り人モード、起動します。】
ピカッ! しゅるんパシッ! ビシッ!
試験の時と同じく、強い閃光と手に握らされる釣り竿の感触。そして購入したばかりの救命胴衣が装着される。
マントはエコバックさんへ自動収納です。
滑り落ちない程度に水辺に近づいて、お魚マークが出るのを確認。
せりだした岩で陰になっている部分目掛けてルアーを投げ込めばどんぴしゃりで着水。
うん、順調順調。
そしてやはり見えるおかしい魚影。
つんっ つつんっ ビシ!「きた!」
今度は赤いゲージにまでいかないように緑のゲージ内で安全にリールを巻いていく。
【マスター、ご注意を!相手はモンスターのようです!】
「え、モンスター!?」
手元を見ると[!]マークが出ている。これがモンスターの合図か!
[!]マークが激しく点滅する。まずい、たぶん攻撃されるんじゃないのかこれ!
「ささささサポちゃん!?どうしたらいいのー!」
【[!]マークを魚目掛けてスライドしてください!】
リールから手を放し、一気にスライド!
ビリビリビリビリ!! ぎゅーーーーん(↓↓↓)
[!]マークが魚影に当たると雷にでも打たれたかのような漫画かアニメちっくなビリビリ効果が発揮された!
魚影の周りに下向きの矢印がアニメーションしているのが見える。
どうやら攻撃意欲をそがれてしまったようだ。ゲージがあんまり増えなくなった。ラッキー!
「ぬおおおおおおいけいけいけいけぇ!」
ざぱーーーー!
「やったぁ!大物ゲット!」
≪釣り成功。 銅の聖杯ゲット≫
≪黒っぽい魚型モンスター:背びれの毒ばりを飛ばして攻撃する。取り除けば危険無し。なかなか美味。(状態:気絶)≫
ほほう、説明してくれるんだ。でもこいつの名前とかはわかんないのかぁ。
そういえば、ギルドの試験中にはこの解説が無かったね。なるほど、聖女として、ってこういうことか。
【マスター、その魚をアイテムバックへ入れようとして見てください。】
「? うん、わかった。」
なんか妙な言い方だな。とりあえずエコバックさんの巾着口を近づけてみると…
≪丸ごとしまいますか?解体:三枚おろしを行ってからしまいますか?≫
「え、すごーい!そんなこともできちゃうの!?」
【これもインベントリの効果です。】
「すごいすごい!じゃあ、これはこのまま…あ、背びれだけとって!とかはできる?」
【可能です。】
「じゃあ、背びれだけとって丸ごとしまってください。」
しゅぽんっ
「便利だなぁ。でも、インベントリの効果なら人前ではできないね…誰かがいるときは丸ごとだね。」
【ハイ。】
よーし、だんだんわかってきたぞ!
ジャンジャン釣っちゃうもんね!
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