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前編
変わりたい
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今、あたしはもっとも慎重な選択をせまられている。右か左か。これはあたしの今後の人生を大きく左右する選択なのだ!
「この魅力を最大限を超えてさらに磨き上げるべきか。それとも新しい冒険をして別の殻を破った自分と出会うか……」
ワインレッドのパンプス。モノトーンのハイヒール。視界の端には一応レモンイエローのハイカットスニーカーもあるけど。
「いいえ、ダメよ。リモネ。今こそ一段上に上がった女性になるのよ。分かったわね、リモネ」
後ろから肩を突っつかれた。
「リモネ? まだやってんの?」
嫌そうな声に振り返ると、顔も嫌そうに眉をしかめていて、イケメンが台無しの男が立っている。
あたしが悩んでいる間に自分の買い物を済ませておくと言ってから時間が経っていたみたいで。特大サイズ紙袋を三つ肘にかけていた。どれにもブランド店のロゴが光ってる。
「え、うっそ! そんなに買ったの!?」
物欲にまみれた男はにんまりと笑っているだけ。
人との会話を無視してどっかへ行く。かと思ったらすぐに戻ってきた。
「お前が欲しいのはこれだろ?」
パンプスとハイヒールよりも手前にドンと別の靴を置く。
あたしは項垂れた。やっぱりか、と思ったから。
レモンイエローのハイカットスニーカーがあたしの前の前に。悔しいことに一番あたしが惹かれるやつを分かってる……。しかも酷いことにサイズもピッタリのものを選んでくるとか。
「今度こそ生まれ変わりたかったのに!」
テーブルを叩こうとまでは思わないけど、頭の中ではそうしてた。テーブルを挟んで座るのはさっきの男。『ランチの時間は終了しました』と、張り紙をつけたメニュー表を眺めているばかり。
「オデールってば」
「あっ、ロングの可愛い店員さ~ん! こっちこっち~!」
そいつの名前を呼んだんだけど無視された。
手をあげる客に店員は反応する。ショート髪の女はオデールにパスされて、もっと奥にいたロング髪の店員が気まずそうにやってくる。
「魚介パスタ大盛りで。あとホットコーヒーも。これ使いたいからコーヒーは単品でよろしくっ」
コーヒー無料券を手渡す……と、一緒にナンバーカードも渡したみたい。
オデールは顔が良いから案外成功する。でもそれをあたしの目の前ですんなし。
「以上でしょうか」
「は~い」
「おいっ! あたしの注文もあります!」
あたしはオデールからメニュー表を取り上げた。ずっと独り占めされてて全然選べなかったんだけど。ええっと……。
「これと、これと、これと、これと、これと、これもください」
選ぶのが面倒いから載ってるもの全部指差してやった。
「お前、腹壊すぞ?」
「以上です。お願いします」
ロング髪は、メニュー表とコーヒー無料券とナンバーカードを回収して厨房へと入っていった。
ふう、とオデールが脱力する。ソファーにもたれかかって「少し寝るか」とか言ってる。違うだろ。あたしの話を聞けよ。
「今度こそ生まれ変わりたかったのに!!」
「はいはい……ふわぁ」
言いながら大あくび。でもハッとして大きな口に手を添え、照れ笑いをどこに向けてしているのか。あたしが振り返ったら厨房の入り口にあのロング髪だ。
「オデール」
「ああ、悪い悪い。変わりたいんだって?」
ようやく真面目に取り合ってくれそう。
「お前いっつもそればっかりじゃん。んで、変わらないじゃん? そういうヤツなんだよお前は」
「勝手にまとめようとすんな! 今回の取り分はあたしの方が多いはずだったのに、なんでオデールの勝利品の方が多いの!」
「そりゃあ当たり前だろ? 俺とお前はチームだ」
決めた顔で言って紙袋をひとつずつテーブルに乗せてきた。それは中身を自慢してくれるっていう意味だと思う。悔しいけど気になるからそうする……。
「うっわ。女の服?」
名前だけ知ってるブランドばっかりだった。あたしが買うのとは全然タイプが違う。
「これ、どうすんの? プレゼント?」
「そうそうプレゼント」
「ええ……。気持ちわるっ」
フリルのドレスとかレースとか、あとはお姫様の下着的なやつとか? オデールの趣味ってこんなんだっけ? でも確かにこの店の女店員の制服もフリルが効いてた。
「アホか。お前にやるの」
「うぇっ」
あたしの渾身のドン引きを無視して、オデールはキラキラスマイルを見せびらかしている。でも、指の先は窓の外を指していた。
なになにと思って窓の外を見てみる。晴れた空の下にショッピング街が見下ろせた。シッピング何でもないってことは無くて、一角でイベントをしているみたい。誰かのサイン会っぽい。
「誰? あのおじさん」
「目を肥やすな。お兄さんだろ?」
オデールに言われると確かにお兄さんとも呼べる年齢かも。それに順番待ちしてる人は若い女が多い。お兄さんが本か何かにサインを書いて、女に手渡して話をして……あ、握手した。女は飛び跳ねて喜んでる。
「見たけど?」
視線をオデールに戻す。相変わらず余裕感出してくつろいでいるけど、それよりテーブルの上に領収書が乗っているのに気付いた。さっきはなかった。
オデールはあたしに向かって言う。
「良い買い物したからなぁ。ちょっと金が足りなかったんだよなぁ。俺からの前借りってことで、よろしく」
それを聞いたら全部が分かる。同時にあたしはげんなりした。
「おじさん相手とか嫌なんだけど」
「お兄さんな。『魔性のリモネさん』なら楽勝だろ」
「……」
くっ。言い返せない。
「お待たせしました! ご注文の品です!」
テーブルの上に料理が揃った。そこはパラダイスの景色だった。
「パフェ! パフェ! パフェ!!」
どん、どん、どん、と宝石の鉱山を丸々乗せたみたいなグラスがいっぱい!イチゴもチョコもバニラもブドウもクリームチーズもみーんなあたしのもの!
「あ~! 幸せっ!!」
「よかったな。じゃあ前祝いだ!」
「よっしゃ! 前祝い! いっただきま~す!!」
この幸せのためにあたしは働いているんだった!
(((次話は明日17時に投稿します
Threads → kusakabe_natsuho
Instagram → kusakabe_natsuho
「この魅力を最大限を超えてさらに磨き上げるべきか。それとも新しい冒険をして別の殻を破った自分と出会うか……」
ワインレッドのパンプス。モノトーンのハイヒール。視界の端には一応レモンイエローのハイカットスニーカーもあるけど。
「いいえ、ダメよ。リモネ。今こそ一段上に上がった女性になるのよ。分かったわね、リモネ」
後ろから肩を突っつかれた。
「リモネ? まだやってんの?」
嫌そうな声に振り返ると、顔も嫌そうに眉をしかめていて、イケメンが台無しの男が立っている。
あたしが悩んでいる間に自分の買い物を済ませておくと言ってから時間が経っていたみたいで。特大サイズ紙袋を三つ肘にかけていた。どれにもブランド店のロゴが光ってる。
「え、うっそ! そんなに買ったの!?」
物欲にまみれた男はにんまりと笑っているだけ。
人との会話を無視してどっかへ行く。かと思ったらすぐに戻ってきた。
「お前が欲しいのはこれだろ?」
パンプスとハイヒールよりも手前にドンと別の靴を置く。
あたしは項垂れた。やっぱりか、と思ったから。
レモンイエローのハイカットスニーカーがあたしの前の前に。悔しいことに一番あたしが惹かれるやつを分かってる……。しかも酷いことにサイズもピッタリのものを選んでくるとか。
「今度こそ生まれ変わりたかったのに!」
テーブルを叩こうとまでは思わないけど、頭の中ではそうしてた。テーブルを挟んで座るのはさっきの男。『ランチの時間は終了しました』と、張り紙をつけたメニュー表を眺めているばかり。
「オデールってば」
「あっ、ロングの可愛い店員さ~ん! こっちこっち~!」
そいつの名前を呼んだんだけど無視された。
手をあげる客に店員は反応する。ショート髪の女はオデールにパスされて、もっと奥にいたロング髪の店員が気まずそうにやってくる。
「魚介パスタ大盛りで。あとホットコーヒーも。これ使いたいからコーヒーは単品でよろしくっ」
コーヒー無料券を手渡す……と、一緒にナンバーカードも渡したみたい。
オデールは顔が良いから案外成功する。でもそれをあたしの目の前ですんなし。
「以上でしょうか」
「は~い」
「おいっ! あたしの注文もあります!」
あたしはオデールからメニュー表を取り上げた。ずっと独り占めされてて全然選べなかったんだけど。ええっと……。
「これと、これと、これと、これと、これと、これもください」
選ぶのが面倒いから載ってるもの全部指差してやった。
「お前、腹壊すぞ?」
「以上です。お願いします」
ロング髪は、メニュー表とコーヒー無料券とナンバーカードを回収して厨房へと入っていった。
ふう、とオデールが脱力する。ソファーにもたれかかって「少し寝るか」とか言ってる。違うだろ。あたしの話を聞けよ。
「今度こそ生まれ変わりたかったのに!!」
「はいはい……ふわぁ」
言いながら大あくび。でもハッとして大きな口に手を添え、照れ笑いをどこに向けてしているのか。あたしが振り返ったら厨房の入り口にあのロング髪だ。
「オデール」
「ああ、悪い悪い。変わりたいんだって?」
ようやく真面目に取り合ってくれそう。
「お前いっつもそればっかりじゃん。んで、変わらないじゃん? そういうヤツなんだよお前は」
「勝手にまとめようとすんな! 今回の取り分はあたしの方が多いはずだったのに、なんでオデールの勝利品の方が多いの!」
「そりゃあ当たり前だろ? 俺とお前はチームだ」
決めた顔で言って紙袋をひとつずつテーブルに乗せてきた。それは中身を自慢してくれるっていう意味だと思う。悔しいけど気になるからそうする……。
「うっわ。女の服?」
名前だけ知ってるブランドばっかりだった。あたしが買うのとは全然タイプが違う。
「これ、どうすんの? プレゼント?」
「そうそうプレゼント」
「ええ……。気持ちわるっ」
フリルのドレスとかレースとか、あとはお姫様の下着的なやつとか? オデールの趣味ってこんなんだっけ? でも確かにこの店の女店員の制服もフリルが効いてた。
「アホか。お前にやるの」
「うぇっ」
あたしの渾身のドン引きを無視して、オデールはキラキラスマイルを見せびらかしている。でも、指の先は窓の外を指していた。
なになにと思って窓の外を見てみる。晴れた空の下にショッピング街が見下ろせた。シッピング何でもないってことは無くて、一角でイベントをしているみたい。誰かのサイン会っぽい。
「誰? あのおじさん」
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「見たけど?」
視線をオデールに戻す。相変わらず余裕感出してくつろいでいるけど、それよりテーブルの上に領収書が乗っているのに気付いた。さっきはなかった。
オデールはあたしに向かって言う。
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それを聞いたら全部が分かる。同時にあたしはげんなりした。
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「……」
くっ。言い返せない。
「お待たせしました! ご注文の品です!」
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「あ~! 幸せっ!!」
「よかったな。じゃあ前祝いだ!」
「よっしゃ! 前祝い! いっただきま~す!!」
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