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II.停戦期間が終わる
夜‐愛されている自覚なかったの?‐
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「デートの時に、手を繋ぐのをちょっと、躊躇いましたよね……?」
え。そんなことあったっけ。全然覚えていない僕だった。だけどアルゼレアの手を眺めたら理由が分かった。
「違うよ! 嫌で躊躇ったんじゃなくって。僕たちいつもその手袋越しでしか繋いだことがなかっただろう? だから素手で繋いでみたいなって思ったんだ。でもアルゼレアは人前で手袋を外すのは嫌だろうなって考えたんだよ」
すると顔を覆っていた両手はそっと外された。
「そうなんですか?」
「そうだよ」
やっぱりアルゼレアは勘違いを起こしていた。
「飲食店でオソードを修正するアルゼレアを眺めて、僕が溜め息ばかりついていたのは単純に見惚れていたせいだし。実際僕は君の頭を撫でられて嬉しかったんだから」
アルゼレアの頬はフレッシュチーズみたいだってことも話の流れで伝えたけど、それは特に彼女には何も響くものにはならないみたい。それよりも、彼女の中で構築したものが崩壊していて少しパニックになっていそうだった。
「本があまりお好きじゃないと言ったのは?」
違うよ! と、言いたいけどね。
「ごめん。それは本当。嫌いじゃないけど君の熱意ほどは」
ショックを受けさせてしまうのかと思ったら特にそうでもなくて、それよりもアルゼレアは考え込んだ。真剣な顔で顎に手を添えているけど、彼女の頭の中では暴走機関車でも走っていそうだな。
「アルゼレア?」
気にかけた瞬間に真面目な顔がこっちに向いた。ぱちくりした目と視点が合った。
「フォルクスさんは本が好きだから私と付き合ってくれたんだと思っていました。図書館にも通っているし、以前トリスさんの本の件も応援してくれましたし、同じ本好きとして通じ合えているんだと思って嬉しかったんです。でも本当はフォルクスさんはそこまで本が好きじゃない……。じゃあ、どうして私を選んでくれたのか……」
彼女は両手で顔じゃなく頭を抱える。
「分かりません。全然分かりません……」
「そ、そんなに悩んでしまうところ?」
やっぱりアルゼレアの頭の中は本でいっぱいなんだな。本当に本のことになるとしっかり話せるし。僕は本には勝てないんだろうな。そう思うとちょっと苦笑が出てしまう。
「君が好きだからって言っただろう? 一生懸命なところが魅力的だし、問題に果敢に挑んでいくところは格好良いと思っているんだから。尊敬しているんだよ」
「尊敬ですか?」
「うん……」
いざ口に出してみると自分と比較してしまうみたいだった。
「僕は君みたいに熱心に向き合うものが無いし、失敗ばっかり恐れてさ、事を濁すことしかできない。トリスさんのことも、この頃あった問題のこともそうだよ……」
「何かありましたっけ?」
「君が叩かれてしまったこと。大事な人を守ってあげることも叶わない。非力で口ばっかりな人間なんだ、僕は」
「大事……ですか。私がですか?」
「そうだよ」
知らずに丸くなっていた背中を持ち上げたのは、なんだか彼女が気にする部分が僕の悩むところとすれ違っていると思ったからだ。
「あの、もしかしてアルゼレア……愛されている自覚なかったの?」
「はい」
真面目な顔で彼氏を横に付けて「はい」と即答できるなんて。まるで鉄の心みたいだ。と、それもまた尊敬というか感心してしまうではあるんだけど……。
でも僕の愛が伝わっていなかったのはどうしてなんだ。アルゼレアを勘違いだらけにさせてしまうほど、僕ってそんなに彼女に対してアプローチをかけられていなかったってこと?
「……」
確かに。手しか繋いでない。好きだって言ったこともないかも。抱きしめたこともないし。いやでも相合傘はしたよな。けどそれって恋人同士限定とは違うような。
「アルゼレア」
「はい」
「ごめん。僕のせいだった」
「はい?」
情けない男だよ。僕はさ。
「……じゃあ、仲直りってことで。手を繋いでもいいかな?」
僕は隣の彼女へ手を差し出す。缶ジュースも持っていない手のひらをアルゼレアはまじまじと眺めた。いつ触れてくれるんだろうと、ドキドキするのも堪らなくなる僕。
「もし嫌だったらやめとくけど」
「嫌じゃありませんよ!」
「そ、そっか。ありがとう」
躊躇っていたようでアルゼレアの勢いがすごい。このチャンスを逃したくないという意思まで感じられる。逆に淡白なのはアルゼレアの方だと思っていたんだけどな。たまに極端に積極的になるけど……。
手は繋いでくれる。しかし僕が望むのはその手袋越しの感触ではないもの。人気の無い公園。ましてや夜。黒い手袋にレースの模様があるのかさえも見えにくかった。
「手袋、取ってもらっても良いかな?」
そうして暗闇にぼんやり浮かぶ白く美しい小さな手。それが現れるだけでちょっと感動してしまう。アルゼレアの方から、この手のひらに預けてくれるからもっと嬉しい。
「冷たい。寒い?」
「だ、大丈夫です……」
そっと繋いでいるだけでは平常心でいられた。人と手を繋ぐ感じってこうだったなぁ、なんてアルゼレアには言えないことも考えられた。
アルゼレアに対してあんまり熱量が出せないのって、もしかして歳のせい? 別に息するみたいに誰彼の手を握ってきた人生でも無いわけで、本当ならもうちょっと緊張するものだと思っていたのに。ちょっと期待と違っていた。
一方、アルゼレアの方はそれはそれはカチンコチンになっている。ぎゅっぎゅと握力を加えると、ますます身を固くしていくのが面白いし可愛いかった。
「そういえばさ。告白してくれた時にキスを迫られたよね」
「……」
話題がそれだとアルゼレアがもっと石のようになって何も喋れなくなる。これは結構笑いを堪えなくちゃならない。偶然思い出したとはいえ、ちょっと彼女をからかってみるのは楽しい。
「そ、それはですね。ええっと、ですね……」
手を繋ぐだけで緊張しまくるアルゼレアの話が聞きたいから、名残惜しいけど柔らかくて冷たい手は解放してあげる。
「あの……ウェイトレスさんに言われたからです。フォルクスさんには、そうでもしないと、殻を破ってくれない。って言ってたから……」
「殻……? なるほど、殻かぁ」
そういえばオクトン病院のベテラン看護師も、大人になってからの恋は勇気がいるっていうことを言っていたっけ。そういう意味では確かに僕はまだ勇気を出せていない。殻を破れていないってことになるかもしれないな。
「そうかぁ……」
僕は公園の入り口をぼんやりと見ている。あれから全然自転車が通らないなって思っていた。みんな、あっちの明るい街の方で夕食でも取っているんだろうなって想像した。
「じゃあキスもしてみようか」
ガタンッ、と音が鳴った。何がどうしたのかと思えば、アルゼレアがベンチから転けている。
「な、なんで!? どうやって!?」
砂地にお尻を付ける彼女を起こしてあげようと手を差し出すけど、髪が乱れるほどに首を振って拒否された。自分で立ち上がってベンチに座っていた。足や腕に付いている砂を払っている。ずっと。
「もしかして照れた?」
「てっ、てれっ……」
上手く喋れないみたいだ。いつも冷静であまり感情に揺さぶられることのないアルゼレアだと思っていたんだけど。こういう恥ずかしい感情には一層振り回されるみたいだね。
僕はその様子に見入っちゃっていると溜め息が出てしまうよ。可愛すぎるんだもの。僕の方こそもっとアルゼレアにはそういう姿を表して欲しかった。こっちだってアルゼレアに愛されていないと勘違いするところだったんだから。
「ダメそう?」
「ダッ、ダメです!」
「本当? でも先に言ってたのは君だよ?」
「ダメです。絶対にダメです!」
ええ~。良いじゃないか~。と、大袈裟に残念がっているのも、首を振るアルゼレアの髪がどんどん絡まっていくのが楽しいからだった。とかしてあげると言っても俊敏な動きで避けられるしさ。
「さっき『何か』あっても良かったって話だったのに」
するとアルゼレアは急に立ち上がった。ぷんぷんと怒ったんだ。
「もう帰ります!」
「ああ、待って! 駅まで送っていくから!」
小さな歩幅の彼女には楽々追いつける。
「夜道を女の子ひとりで歩かせられないよ」
そこでアルゼレアはピッタリと足を止めた。危うく僕の方が気付かずに歩き進めてしまうところだった。
彼女に何が合ったのか振り返るのと同時に、僕の手には冷たいものが引っ付いた。「兄が心配しますから」と言われるのは理由にはならない。アルゼレアが自ら素手で手を握ってくれるなんて驚きだ。
「い、いいい行きましょう!」
ほとんど引っ張られる形で公園を出た。何を焦っているのかずいぶんアルゼレアは急いでいる。
(((次話は明日17時に投稿します
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え。そんなことあったっけ。全然覚えていない僕だった。だけどアルゼレアの手を眺めたら理由が分かった。
「違うよ! 嫌で躊躇ったんじゃなくって。僕たちいつもその手袋越しでしか繋いだことがなかっただろう? だから素手で繋いでみたいなって思ったんだ。でもアルゼレアは人前で手袋を外すのは嫌だろうなって考えたんだよ」
すると顔を覆っていた両手はそっと外された。
「そうなんですか?」
「そうだよ」
やっぱりアルゼレアは勘違いを起こしていた。
「飲食店でオソードを修正するアルゼレアを眺めて、僕が溜め息ばかりついていたのは単純に見惚れていたせいだし。実際僕は君の頭を撫でられて嬉しかったんだから」
アルゼレアの頬はフレッシュチーズみたいだってことも話の流れで伝えたけど、それは特に彼女には何も響くものにはならないみたい。それよりも、彼女の中で構築したものが崩壊していて少しパニックになっていそうだった。
「本があまりお好きじゃないと言ったのは?」
違うよ! と、言いたいけどね。
「ごめん。それは本当。嫌いじゃないけど君の熱意ほどは」
ショックを受けさせてしまうのかと思ったら特にそうでもなくて、それよりもアルゼレアは考え込んだ。真剣な顔で顎に手を添えているけど、彼女の頭の中では暴走機関車でも走っていそうだな。
「アルゼレア?」
気にかけた瞬間に真面目な顔がこっちに向いた。ぱちくりした目と視点が合った。
「フォルクスさんは本が好きだから私と付き合ってくれたんだと思っていました。図書館にも通っているし、以前トリスさんの本の件も応援してくれましたし、同じ本好きとして通じ合えているんだと思って嬉しかったんです。でも本当はフォルクスさんはそこまで本が好きじゃない……。じゃあ、どうして私を選んでくれたのか……」
彼女は両手で顔じゃなく頭を抱える。
「分かりません。全然分かりません……」
「そ、そんなに悩んでしまうところ?」
やっぱりアルゼレアの頭の中は本でいっぱいなんだな。本当に本のことになるとしっかり話せるし。僕は本には勝てないんだろうな。そう思うとちょっと苦笑が出てしまう。
「君が好きだからって言っただろう? 一生懸命なところが魅力的だし、問題に果敢に挑んでいくところは格好良いと思っているんだから。尊敬しているんだよ」
「尊敬ですか?」
「うん……」
いざ口に出してみると自分と比較してしまうみたいだった。
「僕は君みたいに熱心に向き合うものが無いし、失敗ばっかり恐れてさ、事を濁すことしかできない。トリスさんのことも、この頃あった問題のこともそうだよ……」
「何かありましたっけ?」
「君が叩かれてしまったこと。大事な人を守ってあげることも叶わない。非力で口ばっかりな人間なんだ、僕は」
「大事……ですか。私がですか?」
「そうだよ」
知らずに丸くなっていた背中を持ち上げたのは、なんだか彼女が気にする部分が僕の悩むところとすれ違っていると思ったからだ。
「あの、もしかしてアルゼレア……愛されている自覚なかったの?」
「はい」
真面目な顔で彼氏を横に付けて「はい」と即答できるなんて。まるで鉄の心みたいだ。と、それもまた尊敬というか感心してしまうではあるんだけど……。
でも僕の愛が伝わっていなかったのはどうしてなんだ。アルゼレアを勘違いだらけにさせてしまうほど、僕ってそんなに彼女に対してアプローチをかけられていなかったってこと?
「……」
確かに。手しか繋いでない。好きだって言ったこともないかも。抱きしめたこともないし。いやでも相合傘はしたよな。けどそれって恋人同士限定とは違うような。
「アルゼレア」
「はい」
「ごめん。僕のせいだった」
「はい?」
情けない男だよ。僕はさ。
「……じゃあ、仲直りってことで。手を繋いでもいいかな?」
僕は隣の彼女へ手を差し出す。缶ジュースも持っていない手のひらをアルゼレアはまじまじと眺めた。いつ触れてくれるんだろうと、ドキドキするのも堪らなくなる僕。
「もし嫌だったらやめとくけど」
「嫌じゃありませんよ!」
「そ、そっか。ありがとう」
躊躇っていたようでアルゼレアの勢いがすごい。このチャンスを逃したくないという意思まで感じられる。逆に淡白なのはアルゼレアの方だと思っていたんだけどな。たまに極端に積極的になるけど……。
手は繋いでくれる。しかし僕が望むのはその手袋越しの感触ではないもの。人気の無い公園。ましてや夜。黒い手袋にレースの模様があるのかさえも見えにくかった。
「手袋、取ってもらっても良いかな?」
そうして暗闇にぼんやり浮かぶ白く美しい小さな手。それが現れるだけでちょっと感動してしまう。アルゼレアの方から、この手のひらに預けてくれるからもっと嬉しい。
「冷たい。寒い?」
「だ、大丈夫です……」
そっと繋いでいるだけでは平常心でいられた。人と手を繋ぐ感じってこうだったなぁ、なんてアルゼレアには言えないことも考えられた。
アルゼレアに対してあんまり熱量が出せないのって、もしかして歳のせい? 別に息するみたいに誰彼の手を握ってきた人生でも無いわけで、本当ならもうちょっと緊張するものだと思っていたのに。ちょっと期待と違っていた。
一方、アルゼレアの方はそれはそれはカチンコチンになっている。ぎゅっぎゅと握力を加えると、ますます身を固くしていくのが面白いし可愛いかった。
「そういえばさ。告白してくれた時にキスを迫られたよね」
「……」
話題がそれだとアルゼレアがもっと石のようになって何も喋れなくなる。これは結構笑いを堪えなくちゃならない。偶然思い出したとはいえ、ちょっと彼女をからかってみるのは楽しい。
「そ、それはですね。ええっと、ですね……」
手を繋ぐだけで緊張しまくるアルゼレアの話が聞きたいから、名残惜しいけど柔らかくて冷たい手は解放してあげる。
「あの……ウェイトレスさんに言われたからです。フォルクスさんには、そうでもしないと、殻を破ってくれない。って言ってたから……」
「殻……? なるほど、殻かぁ」
そういえばオクトン病院のベテラン看護師も、大人になってからの恋は勇気がいるっていうことを言っていたっけ。そういう意味では確かに僕はまだ勇気を出せていない。殻を破れていないってことになるかもしれないな。
「そうかぁ……」
僕は公園の入り口をぼんやりと見ている。あれから全然自転車が通らないなって思っていた。みんな、あっちの明るい街の方で夕食でも取っているんだろうなって想像した。
「じゃあキスもしてみようか」
ガタンッ、と音が鳴った。何がどうしたのかと思えば、アルゼレアがベンチから転けている。
「な、なんで!? どうやって!?」
砂地にお尻を付ける彼女を起こしてあげようと手を差し出すけど、髪が乱れるほどに首を振って拒否された。自分で立ち上がってベンチに座っていた。足や腕に付いている砂を払っている。ずっと。
「もしかして照れた?」
「てっ、てれっ……」
上手く喋れないみたいだ。いつも冷静であまり感情に揺さぶられることのないアルゼレアだと思っていたんだけど。こういう恥ずかしい感情には一層振り回されるみたいだね。
僕はその様子に見入っちゃっていると溜め息が出てしまうよ。可愛すぎるんだもの。僕の方こそもっとアルゼレアにはそういう姿を表して欲しかった。こっちだってアルゼレアに愛されていないと勘違いするところだったんだから。
「ダメそう?」
「ダッ、ダメです!」
「本当? でも先に言ってたのは君だよ?」
「ダメです。絶対にダメです!」
ええ~。良いじゃないか~。と、大袈裟に残念がっているのも、首を振るアルゼレアの髪がどんどん絡まっていくのが楽しいからだった。とかしてあげると言っても俊敏な動きで避けられるしさ。
「さっき『何か』あっても良かったって話だったのに」
するとアルゼレアは急に立ち上がった。ぷんぷんと怒ったんだ。
「もう帰ります!」
「ああ、待って! 駅まで送っていくから!」
小さな歩幅の彼女には楽々追いつける。
「夜道を女の子ひとりで歩かせられないよ」
そこでアルゼレアはピッタリと足を止めた。危うく僕の方が気付かずに歩き進めてしまうところだった。
彼女に何が合ったのか振り返るのと同時に、僕の手には冷たいものが引っ付いた。「兄が心配しますから」と言われるのは理由にはならない。アルゼレアが自ら素手で手を握ってくれるなんて驚きだ。
「い、いいい行きましょう!」
ほとんど引っ張られる形で公園を出た。何を焦っているのかずいぶんアルゼレアは急いでいる。
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