55 / 56
腐れ縁
しおりを挟む
響樹達は造幣局を後にした。
化け物を倒し、次なる刺客でも飛び出してくるかと思ったが、詩織がいなくなったことで統率が取れなくなり、敵は蜘蛛の子でも散らすように消えた。
勇希が嵐子から聞いた話によると、響樹の心臓を食べると不老不死になるという事実は無く尾ひれがついた適当な無責任情報であったようだ、
「なあ、静香・・・・・・・あの、詩織って女の子・・・・・・・」響樹は静香に聞く。
「ああ、私のたった一人の親友だった。 私の・・・・・・」静香は地に視線を落とした。
その様子を見て、シンディが静香の肩を抱きしめた。
「今は、Me達が一緒よ・・・・・・・。未来永劫にね」シンディは親指を立てながら微笑んだ。
「・・・・・・・そ、そうだな! 腐れ縁という奴だな!」静香が嬉しそうに微笑む。少し意味合いが違うような気がしたが、響樹はそっとしておくことにした。
「有難う・・・・・・響樹君、助けに来てくれて・・・・・・」勇希は、可愛く微笑みながらお礼を言った。
「いや、・・・・・・私達も助けに行ったのだけどお礼の言葉は無し・・・・・・・ですか」シンディが少し当てつけのように呟いた。
「そうだ、私も奮闘したのだぞ」静香が胸を張った。
「華麗も頑張りましたよ!」華麗は響樹の腕に、自分の腕を絡めている。
「解っているわよ・・・・・・・・、皆有難う、感謝しているわ・・・・・・・って華麗ちゃんはいつの間に、響樹に懐いたの!」華麗と響樹の様子を見て、勇希は驚きの声を上げる。
「ええ、華麗、お兄ちゃんと結婚することにしました。 お姉さま・・・・・・・お世話になりました」華麗はペコリと頭を下げた。
「どういう事・・・・・・・まさか、また響樹君!?」勇希は響樹の顔を睨み付ける。
「い、いや、あの・・・・・・・・」響樹の頭を不吉な思いが流れる。
「強烈なチューをされました・・・・・・・」両頬を押さえながら華麗は照れて見せた。
「この、超ド変態が!」お約束通り、勇希の上段まわし蹴りが響樹の顔面にのめり込んだ。
化け物を倒し、次なる刺客でも飛び出してくるかと思ったが、詩織がいなくなったことで統率が取れなくなり、敵は蜘蛛の子でも散らすように消えた。
勇希が嵐子から聞いた話によると、響樹の心臓を食べると不老不死になるという事実は無く尾ひれがついた適当な無責任情報であったようだ、
「なあ、静香・・・・・・・あの、詩織って女の子・・・・・・・」響樹は静香に聞く。
「ああ、私のたった一人の親友だった。 私の・・・・・・」静香は地に視線を落とした。
その様子を見て、シンディが静香の肩を抱きしめた。
「今は、Me達が一緒よ・・・・・・・。未来永劫にね」シンディは親指を立てながら微笑んだ。
「・・・・・・・そ、そうだな! 腐れ縁という奴だな!」静香が嬉しそうに微笑む。少し意味合いが違うような気がしたが、響樹はそっとしておくことにした。
「有難う・・・・・・響樹君、助けに来てくれて・・・・・・」勇希は、可愛く微笑みながらお礼を言った。
「いや、・・・・・・私達も助けに行ったのだけどお礼の言葉は無し・・・・・・・ですか」シンディが少し当てつけのように呟いた。
「そうだ、私も奮闘したのだぞ」静香が胸を張った。
「華麗も頑張りましたよ!」華麗は響樹の腕に、自分の腕を絡めている。
「解っているわよ・・・・・・・・、皆有難う、感謝しているわ・・・・・・・って華麗ちゃんはいつの間に、響樹に懐いたの!」華麗と響樹の様子を見て、勇希は驚きの声を上げる。
「ええ、華麗、お兄ちゃんと結婚することにしました。 お姉さま・・・・・・・お世話になりました」華麗はペコリと頭を下げた。
「どういう事・・・・・・・まさか、また響樹君!?」勇希は響樹の顔を睨み付ける。
「い、いや、あの・・・・・・・・」響樹の頭を不吉な思いが流れる。
「強烈なチューをされました・・・・・・・」両頬を押さえながら華麗は照れて見せた。
「この、超ド変態が!」お約束通り、勇希の上段まわし蹴りが響樹の顔面にのめり込んだ。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
異世界の剣聖女子
みくもっち
ファンタジー
(時代劇マニアということを除き)ごく普通の女子高生、羽鳴由佳は登校中、異世界に飛ばされる。
その世界に飛ばされた人間【願望者】は、現実世界での願望どうりの姿や能力を発揮させることができた。
ただし万能というわけではない。
心の奥で『こんなことあるわけない』という想いの力も同時に働くために、無限や無敵、不死身といったスキルは発動できない。
また、力を使いこなすにはその世界の住人に広く【認識】される必要がある。
異世界で他の【願望者】や魔物との戦いに巻き込まれながら由佳は剣をふるう。
時代劇の見よう見まね技と認識の力を駆使して。
バトル多め。ギャグあり、シリアスあり、パロディーもりだくさん。
テンポの早い、非テンプレ異世界ファンタジー!
*素敵な表紙イラストは、朱シオさんからです。@akasiosio
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる