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帰ってきたミラクルワン
ラブコメ
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放課後、秀幸は買いたいものがあって家の近くにあるコンビニエンスストアに立ち寄った。
「秀ちゃん!」唐突に背後から声をかけられる。振り替えると、そこにはロングヘアーで白いTシャツ、ジーパン、スニーカーの美人が微笑んでいる。
「あっ!?まさか、昌子ちゃん!」秀幸は突然目の前に現れた昌子に驚きの声をかける。
「あれ、おじ様達に聞いてなかったの?二人が出掛けている間、秀ちゃんの面倒みてって言われて着たんだけど」なぜか、彼女は少し頬を赤く染める。
昌子は秀幸の一つ上、大学生であった。実家から離れて尼崎市の隣にある、西ノ宮という場所で独り暮らししている。ちなみに、秀幸の初恋の人であった。
「なにか買い物?」
「うん、電池を買いに」言いながら単3電池を見せる。
「そうなんだ……。ねえ、今晩何が食べたい?」少し上目遣いで聞いてくる。
「えっ?」唐突の申し出に秀幸はキョトンする。
「私、カレーとか得意だよ」自慢気に彼女は胸をはる。
「じゃ、じゃあ、カレーで……」正直、カレー位なら自分でも出来ると思ったが、ここは昌子の顔を立てる事にした。
「それじゃあ、食材買いに行くから手伝って」昌子は秀幸の手を繋ぐと、スーパーに向かって歩き出した。
秀幸は繋がれた手をみてニヤリと微笑んだ。
「秀ちゃん!」唐突に背後から声をかけられる。振り替えると、そこにはロングヘアーで白いTシャツ、ジーパン、スニーカーの美人が微笑んでいる。
「あっ!?まさか、昌子ちゃん!」秀幸は突然目の前に現れた昌子に驚きの声をかける。
「あれ、おじ様達に聞いてなかったの?二人が出掛けている間、秀ちゃんの面倒みてって言われて着たんだけど」なぜか、彼女は少し頬を赤く染める。
昌子は秀幸の一つ上、大学生であった。実家から離れて尼崎市の隣にある、西ノ宮という場所で独り暮らししている。ちなみに、秀幸の初恋の人であった。
「なにか買い物?」
「うん、電池を買いに」言いながら単3電池を見せる。
「そうなんだ……。ねえ、今晩何が食べたい?」少し上目遣いで聞いてくる。
「えっ?」唐突の申し出に秀幸はキョトンする。
「私、カレーとか得意だよ」自慢気に彼女は胸をはる。
「じゃ、じゃあ、カレーで……」正直、カレー位なら自分でも出来ると思ったが、ここは昌子の顔を立てる事にした。
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