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番外2-07 耐え難い感触**
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トコエとルザの部屋。広いベッドでゴロゴロとしていたトコエは、不意に襲う懐かしい感覚に長らく耐え続けていた。
「んっ……あ、あぅっ……」
涙目になり、小さく喘ぎ声をその口から零す。
この時間ルザはカーリャと遊んでいるのだったか。それも、こんなに長く。そう思うと、自分の胸の中に黒々としたものが渦巻き、トゲトゲとした針が突き刺さってしまうのだ。
「んぅっ、構ってあげないから、ってぇ、ひゃ、すきかってして……!」
一時はトイレに引き籠もっていた。何せルザとの感覚を同期していると、男性器が排尿機能も備えてしまっているため、うっかりすると射精の感覚と共に失禁してしまうことが多いからだ。
感じる。この様子だとまだしているのだろう。
もう、二時間以上しているのだ。
「あっ、だめ、もう……あぁっ、いくっ、でちゃう……っ!」
股座を必死に抑えながら腰が蕩けそうになる甘い感覚から、開放感のような快楽が昇ってくる。だらしなく喘いで、射精の余韻に浸ってしまう。
そしてようやくトコエはベッドを降り、自室を飛び出した。
カーリャとしているにしても長すぎる。きっと自分をおちょくる為に何か道具でも使って遊んでいるのだろう。ならばすぐにでも止めに行かなければ。感覚がバカになってしまう。
そして何より、いつもこの感覚同期をする際は一つになっているせいか、だらだらと愛液が溢れてきて困るのだ。既に普通の快楽では物足りなくなった自分の身体は、女の喜びを求めて止まない。禁止期間ももう一週間に近い。身体も我慢続きで溜まっているのだ。
通りすがりの男の兵士を呼びとめ、トコエはルザの居場所を聞く。
「えー……なんかエムリが担いでいくの見ましたけど」
「担いで? どこ、んあぅっ」
ぞわっと、包まれるような感覚に驚き声を漏らしてしまう。紅潮した頬と潤んだ瞳でちらと目の前の兵士の顔を見れば、何かを悟ったように彼も赤面している。たらりと鼻から溢れた赤い汁に彼女は眉を顰め、視線を下に下ろす。
「あ、あの、トコエさん……」
下心アリアリの目をして伸ばしてきた手を掴み、ギリっと握る。それだけでひゅんっとおったっていたものは萎えてしまう。
「腕相撲、する?」
「ごっごめんなさぁい!あとエムリは第一医務室の方へ向かってましたぁっ!」
その言葉にすぐ踵を返す。が、また元気におっ始めたのか走ることはできない。
「(ルザ……、こんなことして……)」
怒りというよりは呆れだ。自分に愛される為なら何でもしそうなところが彼の怖いところでもある。
なんとか言われた医務室に辿り着く。既にルザを止めることで頭がいっぱいなトコエは、扉越しにも聞こえる情事の声に気付かない。
勢い良く扉を開ける。そこにあった光景が、トコエの視界に入ってくる。
「ひぁっ、あぁあっ!」
「あっあっ、ん、あぁ……っ」
悶え果てるのは二人の女性。知っている人物のはずだが、そんな顔は見たことがなかった。エムリなど、あんなにルザと仲が悪かったのに、あんなに蕩けた表情で啼いて。
「うっ、はぁ…………、あ、トコエ」
ずるっとエムリの中からゴムを被った屹立を引き抜き、ルザは嬉しそうに微笑む。その衝撃的な景色にトコエが硬直していると、ルザは自身をゆっくりと撫で始める。それに敏感にトコエが反応してがくがくと足を震わせ、その場に膝をついてしまうのを見て、甘いため息をこぼした。
「こんなところまで来て、我慢できなくなっちゃったの?」
「っ、ち、違うっ、君があんなに注意したのに、っひゃ、あっんんっ」
「ふふ、トコエ……」
きつく射精後の屹立を扱かれ、トコエは嬌声を溢してしまう。それに気を良くしたルザはゴムを取り去るとトコエの方に歩いていく。彼女を医務室内に連れ込み、扉を閉めた。
「トコエとは、部屋の中でしかしたことなかったからね……」
「え、ちょっと……!」
トコエを壁際に立たせるとスカートの中に手を突っ込み、ずるっと下着を一気にずり落とした。ぐっしょりと濡れてしまっているその感触に、彼の屹立はぐっと完全に勃ち上がる。愛おしい人の発情した姿に何を考えるまでもなく、ルザはその中を生の自身そのままで貫いた。
「ひゃ、あぁあうっ!」
「く、うぅっ」
奥まで一気に押し込んだ衝撃に堪らず絶頂してしまうトコエを抱きしめ、ルザもそれに引きずられ喘ぐ。すぐさまぱんぱんと腰を打ちつけ、一気に迫り上がってきた精をその胎の中へ注ぎ込む、が勢い弱く量も足りないのは、散々出し過ぎたからか。
「はぁ……礼装繋がなきゃ」
「あ、んっ」
一度トコエの中から自身を引き抜き、朦朧としている様子の彼女の身体を反転させる。壁に手をつき尻を突き出すような形にさせれば、ご馳走を前にした子供のように純粋に、けれど獲物を捕らえた肉食獣のような獰猛さで舌舐めずりをし、奮い立たせた剛直をそこへと再び沈み込ませる。
「あ、あぁあ、あぁっ……」
「どうしよう、んぅ、こうしてると、トコエを無理やり犯してるみたい……」
クセになりそう、と呟いて彼女の腰を掴み性急に腰を揺らす。ずりゅずりゅと胎の口を舐るように動かしていたそれを、次は大きく抜き差しして責め立てていく。生でする感覚と、トコエの快楽も同時に感じている為か頭がふわふわし、腰が止まらなくなる。
礼装と繋いだ感触がして、唐突に身体に力が戻った気がする。そそりたった自身は早く彼女の胎を満たしたいと震え、彼はそれを堪えながら激しく中を穿っていく。
「っ、トコエっ、んっ、久しぶりのえっちだねっ、嬉しい……っ」
「やぁっ、ばかっ、こんな、あんっ、ひゃあっ」
「んふふ、怒ってるの? はぁっ、おこってても、かわいいねっ、だぁいすきっ」
ぱちゅぱちゅと垂れ下がってくるほどに溢れた愛液が大きな水音を立ててしまう。ぎゅうっとキツく奥に押し付ける度、気持ち良さげにトコエが震え、ルザが甘い声でその名前を呼ぶ。
「寂しかったよっ、やっぱり僕、トコエに、んぁっ、毎日出さないと、ん、んんっ、よっきゅう、ふまんで、死んじゃいそうっ」
「この、中毒め……っ、あぁ! だめっ、きゅうにはやく、しないでぇっ!」
「トコエのここだって、こんなに僕のちんちん咥えて、はやく出してって、言ってるのにっ! トコエはほんとに、ほんとのこと言わない、悪い子、だ……!」
きゅうきゅうと恋しそうに絡みつく中が、早く精液を搾り取ろうと性急さを持って愛撫してくる。トコエの喘ぎ声から限界が近いのを察して律動を早めれば、彼女は顔を真っ赤にして首を横に振る。必死に流されてはいけないと抗っているのだろうが、その腰はゆらゆらと刺激を求めて揺れている。
「あはっ、前からえっちするとき、トコエ、はぁっ、自分から腰、振っちゃって……っ、かぁいい、ほんと、僕とせっくすするの、大好きなんだか、らっ」
「やだっいわないでっ、あぁっむり、もうむりっ、やんっ、あっあ、ひぁああっ!」
「あぁっとこえっ、好きっ……!」
二人分の絶頂が身体を侵し、揺さぶっていく。最奥で弾けた屹立がびゅくびゅくと勢い良く精液を放ち、トコエの胎の中にたっぷりと子種を植えつけていく。その愛おしい感覚に二人して浸って、ゆらゆさと最後まで射精を請うように腰を擦り付け合う。
「……今日は、トコエの番は無いよ」
「んっ……あ、あぅっ……」
涙目になり、小さく喘ぎ声をその口から零す。
この時間ルザはカーリャと遊んでいるのだったか。それも、こんなに長く。そう思うと、自分の胸の中に黒々としたものが渦巻き、トゲトゲとした針が突き刺さってしまうのだ。
「んぅっ、構ってあげないから、ってぇ、ひゃ、すきかってして……!」
一時はトイレに引き籠もっていた。何せルザとの感覚を同期していると、男性器が排尿機能も備えてしまっているため、うっかりすると射精の感覚と共に失禁してしまうことが多いからだ。
感じる。この様子だとまだしているのだろう。
もう、二時間以上しているのだ。
「あっ、だめ、もう……あぁっ、いくっ、でちゃう……っ!」
股座を必死に抑えながら腰が蕩けそうになる甘い感覚から、開放感のような快楽が昇ってくる。だらしなく喘いで、射精の余韻に浸ってしまう。
そしてようやくトコエはベッドを降り、自室を飛び出した。
カーリャとしているにしても長すぎる。きっと自分をおちょくる為に何か道具でも使って遊んでいるのだろう。ならばすぐにでも止めに行かなければ。感覚がバカになってしまう。
そして何より、いつもこの感覚同期をする際は一つになっているせいか、だらだらと愛液が溢れてきて困るのだ。既に普通の快楽では物足りなくなった自分の身体は、女の喜びを求めて止まない。禁止期間ももう一週間に近い。身体も我慢続きで溜まっているのだ。
通りすがりの男の兵士を呼びとめ、トコエはルザの居場所を聞く。
「えー……なんかエムリが担いでいくの見ましたけど」
「担いで? どこ、んあぅっ」
ぞわっと、包まれるような感覚に驚き声を漏らしてしまう。紅潮した頬と潤んだ瞳でちらと目の前の兵士の顔を見れば、何かを悟ったように彼も赤面している。たらりと鼻から溢れた赤い汁に彼女は眉を顰め、視線を下に下ろす。
「あ、あの、トコエさん……」
下心アリアリの目をして伸ばしてきた手を掴み、ギリっと握る。それだけでひゅんっとおったっていたものは萎えてしまう。
「腕相撲、する?」
「ごっごめんなさぁい!あとエムリは第一医務室の方へ向かってましたぁっ!」
その言葉にすぐ踵を返す。が、また元気におっ始めたのか走ることはできない。
「(ルザ……、こんなことして……)」
怒りというよりは呆れだ。自分に愛される為なら何でもしそうなところが彼の怖いところでもある。
なんとか言われた医務室に辿り着く。既にルザを止めることで頭がいっぱいなトコエは、扉越しにも聞こえる情事の声に気付かない。
勢い良く扉を開ける。そこにあった光景が、トコエの視界に入ってくる。
「ひぁっ、あぁあっ!」
「あっあっ、ん、あぁ……っ」
悶え果てるのは二人の女性。知っている人物のはずだが、そんな顔は見たことがなかった。エムリなど、あんなにルザと仲が悪かったのに、あんなに蕩けた表情で啼いて。
「うっ、はぁ…………、あ、トコエ」
ずるっとエムリの中からゴムを被った屹立を引き抜き、ルザは嬉しそうに微笑む。その衝撃的な景色にトコエが硬直していると、ルザは自身をゆっくりと撫で始める。それに敏感にトコエが反応してがくがくと足を震わせ、その場に膝をついてしまうのを見て、甘いため息をこぼした。
「こんなところまで来て、我慢できなくなっちゃったの?」
「っ、ち、違うっ、君があんなに注意したのに、っひゃ、あっんんっ」
「ふふ、トコエ……」
きつく射精後の屹立を扱かれ、トコエは嬌声を溢してしまう。それに気を良くしたルザはゴムを取り去るとトコエの方に歩いていく。彼女を医務室内に連れ込み、扉を閉めた。
「トコエとは、部屋の中でしかしたことなかったからね……」
「え、ちょっと……!」
トコエを壁際に立たせるとスカートの中に手を突っ込み、ずるっと下着を一気にずり落とした。ぐっしょりと濡れてしまっているその感触に、彼の屹立はぐっと完全に勃ち上がる。愛おしい人の発情した姿に何を考えるまでもなく、ルザはその中を生の自身そのままで貫いた。
「ひゃ、あぁあうっ!」
「く、うぅっ」
奥まで一気に押し込んだ衝撃に堪らず絶頂してしまうトコエを抱きしめ、ルザもそれに引きずられ喘ぐ。すぐさまぱんぱんと腰を打ちつけ、一気に迫り上がってきた精をその胎の中へ注ぎ込む、が勢い弱く量も足りないのは、散々出し過ぎたからか。
「はぁ……礼装繋がなきゃ」
「あ、んっ」
一度トコエの中から自身を引き抜き、朦朧としている様子の彼女の身体を反転させる。壁に手をつき尻を突き出すような形にさせれば、ご馳走を前にした子供のように純粋に、けれど獲物を捕らえた肉食獣のような獰猛さで舌舐めずりをし、奮い立たせた剛直をそこへと再び沈み込ませる。
「あ、あぁあ、あぁっ……」
「どうしよう、んぅ、こうしてると、トコエを無理やり犯してるみたい……」
クセになりそう、と呟いて彼女の腰を掴み性急に腰を揺らす。ずりゅずりゅと胎の口を舐るように動かしていたそれを、次は大きく抜き差しして責め立てていく。生でする感覚と、トコエの快楽も同時に感じている為か頭がふわふわし、腰が止まらなくなる。
礼装と繋いだ感触がして、唐突に身体に力が戻った気がする。そそりたった自身は早く彼女の胎を満たしたいと震え、彼はそれを堪えながら激しく中を穿っていく。
「っ、トコエっ、んっ、久しぶりのえっちだねっ、嬉しい……っ」
「やぁっ、ばかっ、こんな、あんっ、ひゃあっ」
「んふふ、怒ってるの? はぁっ、おこってても、かわいいねっ、だぁいすきっ」
ぱちゅぱちゅと垂れ下がってくるほどに溢れた愛液が大きな水音を立ててしまう。ぎゅうっとキツく奥に押し付ける度、気持ち良さげにトコエが震え、ルザが甘い声でその名前を呼ぶ。
「寂しかったよっ、やっぱり僕、トコエに、んぁっ、毎日出さないと、ん、んんっ、よっきゅう、ふまんで、死んじゃいそうっ」
「この、中毒め……っ、あぁ! だめっ、きゅうにはやく、しないでぇっ!」
「トコエのここだって、こんなに僕のちんちん咥えて、はやく出してって、言ってるのにっ! トコエはほんとに、ほんとのこと言わない、悪い子、だ……!」
きゅうきゅうと恋しそうに絡みつく中が、早く精液を搾り取ろうと性急さを持って愛撫してくる。トコエの喘ぎ声から限界が近いのを察して律動を早めれば、彼女は顔を真っ赤にして首を横に振る。必死に流されてはいけないと抗っているのだろうが、その腰はゆらゆらと刺激を求めて揺れている。
「あはっ、前からえっちするとき、トコエ、はぁっ、自分から腰、振っちゃって……っ、かぁいい、ほんと、僕とせっくすするの、大好きなんだか、らっ」
「やだっいわないでっ、あぁっむり、もうむりっ、やんっ、あっあ、ひぁああっ!」
「あぁっとこえっ、好きっ……!」
二人分の絶頂が身体を侵し、揺さぶっていく。最奥で弾けた屹立がびゅくびゅくと勢い良く精液を放ち、トコエの胎の中にたっぷりと子種を植えつけていく。その愛おしい感覚に二人して浸って、ゆらゆさと最後まで射精を請うように腰を擦り付け合う。
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