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22-02 *※(3P)
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「愛してるよ、ノイナ……ん、君のためなら、僕はなんだって……」
ぺろりと彼の舌が触れた瞬間、ぞわぞわと背筋に快感が走っていく。優しく吸い付いて、隅々まで舌先で舐め回して、絡みついて、止まらない熱の入った愛撫に、思わず声が漏れてしまう。
(これ、頻繁にされたらほんと、服着るだけで感じるようになりそう……)
「ちょっとノイナ、なにこいつに色目使ってりゅの! ムカつく!」
呂律の回らない舌で文句を言うゲブラーへと、ノイナは視線を向ける。手を伸ばして彼の頬に触れて、そのまましっとりとした唇をなぞった。
「ゲブラー、その……キス、してください」
「……へ」
「わたしも舌、出しますから、……ほら」
口を開けてねだるように舌を伸ばせば、それを直視したゲブラーは硬直する。数拍置いて状況を理解したらしい彼は、ぶわっと顔を真っ赤にするとぎこちなく顔を近付けてくる。
「ちゃ、ちゃんと、おねだりできるじゃん……ノイナ、んっ」
がっしりと頭を固定されて、彼の舌が自分の舌に絡みつくのと同時に深く唇が重なる。ずりゅずりゅと互いの舌を扱き合うように舐めまわせば、ゲブラーは悩ましげに眉根を寄せて、息を荒くした。
酸素が足りなくなるほど濃厚なキスを味わって、さっきよりずっと甘い快感を胸で感じて、またじわりじわりとノイナの身体は昇っていく。敏感な膣内にも陰核にも触れられてないのに、アルコールで身体が火照っているせいか、よりいっそう感じてしまう。
「んぅ……ふ、ぁ、んっ」
乳頭への愛撫の合間に、スタールが彼女の胸元に強く吸い付く。それを横目で見つめれば、自分だけに集中しろと言わんばかりにゲブラーの手が彼女の髪を優しく撫でる。するとまたぴりぴりと甘い刺激が胸を震わせて、身体の奥からなにかが這い上がってくる。
「んっ、んんっ、んふぁ、あっ」
きゅうっと勝手に中が締まって、びくびくと腰が跳ねる。乳首とキスだけで本当にイってしまって、確実に快楽に慣らされていく身体に頭がくらくらしそうになる。
「は……ノイナ、上手にイけたね……ん、いい子だ……」
「キスと胸だけで、イくとか…………えっちすぎでしょ、あんた」
二人の様子もかなり酔いが回ってきた、という感じだ。このまま挿入以外で誘導し続けられれば、あっさり寝てくれるかもしれない。
(あと少し……)
また次の誘導を、そう思ったときだった。
「んー……」
「ひゃうっ」
既に眠たそうに目を細めているゲブラーは、なんの前触れもなくノイナの足の間に剛直を突っ込んでくる。それに咄嗟に両足を閉じて対抗すれば、彼は秘裂をぐぐっとなぞりながら腰を押し込んでくる。
「ちょっと、ゲブラー!」
「はぁ……ノイナの、きもち……」
「ま、まだ入ってないけど……」
後ろからきつくノイナを抱きしめながら、もう挿入した気分で彼は抽挿をしてくる。愛液と先走りで濡れそぼっている股の間はぐちゅぐちゅと音を立てて、交わっているかのような錯覚に陥ってしまう。
「ノイナ、僕も……」
「えぇ、ちょっ」
軽いキスを何度も交わしながら、スタールのそれも足の間に挟まってくる。半分寝ているせいで狙いが定まってなくて良かった、なんて思うのも束の間、艶かしく内腿と割れ目を擦ってくる二人の男根に、彼女も次第に変な気分になってくる。
(これ、うっかり角度ついたら、そのまま入っちゃう……!)
だが男二人に挟まれ、抱きしめられ、足の間に棒を突っ込まれてるこの状況から抜け出せるはずもなく、じりじりと大きくなっていく快感に悶えるしかできなくなる。どうか入ってしまいませんようにと祈って、それとは裏腹に期待するように高鳴る鼓動を無視した。
「ノイナ、っ、ノイナ、好き、愛してるよ……っ」
(先輩、の、えっちしてるときの顔、や、やばい……)
じっとノイナを恋しそうに見つめ、必死に愛を伝えながら腰を打ち付けてくるスタールに、ノイナは顔を真っ赤にしてしまう。こんなに好意を剥き出しにされながら一つになってしまったら、本当に落ちてしまうんじゃないかと、そう考えて最奥が物欲しげに震えてしまう。
「君と、幸せな家族に、なりたい……」
「ん、だめっ、ノイナは、ノイナは俺のものなの……!」
ぐいっと強めに顔の向きを変えられ、ぶつかってくるように唇が重なる。余裕なさげな顔をしてキスをしてきたゲブラーは、よりいっそう強くノイナを抱きしめてくる。
「ノイナはずっと、ずっと俺と一緒にいるの、他のやつに、絶対あげないんだから」
「ゲブラー……」
「は、もう」
もどかしそうに彼はそう呟くと、いつも果てる間際にそうするように深く腰を入れ込んでくる。同じようにスタールも限界らしく、振り向いてとねだるようにノイナの頬にキスをしてくる。
「ノイナ……っ」
ほとんど同時に、二人に名前を呼ばれる。心臓を鷲掴みにされたようなその響きに身体を強ばらせれば、すぐ耳元で声がした。
「俺の子を産んで」
「僕の子を孕んで」
ずるりと二人のものが引き抜かれて、ぴくぴくとそれらが震えた。ちょうど彼女の大事な場所の近くで限界を迎えて、勢いよく熱を迸らせる。
「ん、くぅっ」
二人分の精液が秘処をべったりと汚す感触に、ちょうど絶頂を迎えたノイナは身震いする。熱くて粘着くそれはぴったりと彼女の肌に張り付いて、とろとろと太腿まで汚していく。
しばらく射精が終わるのを待っていれば、いつのまにか耳元を規則的な寝息がくすぐる。そろりと視線だけを動かせば、目の前のスタールは穏やかな表情で眠っていて、ゲブラーのほうも幸せそうに微笑みながら目を閉じていた。
「……なんとか、なった」
ギリギリのところで未遂で終わったらしく、ノイナは二人を起こさないよう静かに息を吐いた。
二人の腕から抜け出そうとするが、残念ながら拘束は外れない。既視感のある状況に、それでも疲れ切っていたノイナは自分も目を閉じた。
(トイレ行きたい……そういえばあれだけ飲んでなんで二人は尿意を感じないの? 身体の中にお酒を水分ごと消滅させる焼却炉でも持ってるのかな……?)
早朝無事に腕から抜け出すことができたノイナは、真っ先にトイレに駆け込んだそうな。
22 了
ぺろりと彼の舌が触れた瞬間、ぞわぞわと背筋に快感が走っていく。優しく吸い付いて、隅々まで舌先で舐め回して、絡みついて、止まらない熱の入った愛撫に、思わず声が漏れてしまう。
(これ、頻繁にされたらほんと、服着るだけで感じるようになりそう……)
「ちょっとノイナ、なにこいつに色目使ってりゅの! ムカつく!」
呂律の回らない舌で文句を言うゲブラーへと、ノイナは視線を向ける。手を伸ばして彼の頬に触れて、そのまましっとりとした唇をなぞった。
「ゲブラー、その……キス、してください」
「……へ」
「わたしも舌、出しますから、……ほら」
口を開けてねだるように舌を伸ばせば、それを直視したゲブラーは硬直する。数拍置いて状況を理解したらしい彼は、ぶわっと顔を真っ赤にするとぎこちなく顔を近付けてくる。
「ちゃ、ちゃんと、おねだりできるじゃん……ノイナ、んっ」
がっしりと頭を固定されて、彼の舌が自分の舌に絡みつくのと同時に深く唇が重なる。ずりゅずりゅと互いの舌を扱き合うように舐めまわせば、ゲブラーは悩ましげに眉根を寄せて、息を荒くした。
酸素が足りなくなるほど濃厚なキスを味わって、さっきよりずっと甘い快感を胸で感じて、またじわりじわりとノイナの身体は昇っていく。敏感な膣内にも陰核にも触れられてないのに、アルコールで身体が火照っているせいか、よりいっそう感じてしまう。
「んぅ……ふ、ぁ、んっ」
乳頭への愛撫の合間に、スタールが彼女の胸元に強く吸い付く。それを横目で見つめれば、自分だけに集中しろと言わんばかりにゲブラーの手が彼女の髪を優しく撫でる。するとまたぴりぴりと甘い刺激が胸を震わせて、身体の奥からなにかが這い上がってくる。
「んっ、んんっ、んふぁ、あっ」
きゅうっと勝手に中が締まって、びくびくと腰が跳ねる。乳首とキスだけで本当にイってしまって、確実に快楽に慣らされていく身体に頭がくらくらしそうになる。
「は……ノイナ、上手にイけたね……ん、いい子だ……」
「キスと胸だけで、イくとか…………えっちすぎでしょ、あんた」
二人の様子もかなり酔いが回ってきた、という感じだ。このまま挿入以外で誘導し続けられれば、あっさり寝てくれるかもしれない。
(あと少し……)
また次の誘導を、そう思ったときだった。
「んー……」
「ひゃうっ」
既に眠たそうに目を細めているゲブラーは、なんの前触れもなくノイナの足の間に剛直を突っ込んでくる。それに咄嗟に両足を閉じて対抗すれば、彼は秘裂をぐぐっとなぞりながら腰を押し込んでくる。
「ちょっと、ゲブラー!」
「はぁ……ノイナの、きもち……」
「ま、まだ入ってないけど……」
後ろからきつくノイナを抱きしめながら、もう挿入した気分で彼は抽挿をしてくる。愛液と先走りで濡れそぼっている股の間はぐちゅぐちゅと音を立てて、交わっているかのような錯覚に陥ってしまう。
「ノイナ、僕も……」
「えぇ、ちょっ」
軽いキスを何度も交わしながら、スタールのそれも足の間に挟まってくる。半分寝ているせいで狙いが定まってなくて良かった、なんて思うのも束の間、艶かしく内腿と割れ目を擦ってくる二人の男根に、彼女も次第に変な気分になってくる。
(これ、うっかり角度ついたら、そのまま入っちゃう……!)
だが男二人に挟まれ、抱きしめられ、足の間に棒を突っ込まれてるこの状況から抜け出せるはずもなく、じりじりと大きくなっていく快感に悶えるしかできなくなる。どうか入ってしまいませんようにと祈って、それとは裏腹に期待するように高鳴る鼓動を無視した。
「ノイナ、っ、ノイナ、好き、愛してるよ……っ」
(先輩、の、えっちしてるときの顔、や、やばい……)
じっとノイナを恋しそうに見つめ、必死に愛を伝えながら腰を打ち付けてくるスタールに、ノイナは顔を真っ赤にしてしまう。こんなに好意を剥き出しにされながら一つになってしまったら、本当に落ちてしまうんじゃないかと、そう考えて最奥が物欲しげに震えてしまう。
「君と、幸せな家族に、なりたい……」
「ん、だめっ、ノイナは、ノイナは俺のものなの……!」
ぐいっと強めに顔の向きを変えられ、ぶつかってくるように唇が重なる。余裕なさげな顔をしてキスをしてきたゲブラーは、よりいっそう強くノイナを抱きしめてくる。
「ノイナはずっと、ずっと俺と一緒にいるの、他のやつに、絶対あげないんだから」
「ゲブラー……」
「は、もう」
もどかしそうに彼はそう呟くと、いつも果てる間際にそうするように深く腰を入れ込んでくる。同じようにスタールも限界らしく、振り向いてとねだるようにノイナの頬にキスをしてくる。
「ノイナ……っ」
ほとんど同時に、二人に名前を呼ばれる。心臓を鷲掴みにされたようなその響きに身体を強ばらせれば、すぐ耳元で声がした。
「俺の子を産んで」
「僕の子を孕んで」
ずるりと二人のものが引き抜かれて、ぴくぴくとそれらが震えた。ちょうど彼女の大事な場所の近くで限界を迎えて、勢いよく熱を迸らせる。
「ん、くぅっ」
二人分の精液が秘処をべったりと汚す感触に、ちょうど絶頂を迎えたノイナは身震いする。熱くて粘着くそれはぴったりと彼女の肌に張り付いて、とろとろと太腿まで汚していく。
しばらく射精が終わるのを待っていれば、いつのまにか耳元を規則的な寝息がくすぐる。そろりと視線だけを動かせば、目の前のスタールは穏やかな表情で眠っていて、ゲブラーのほうも幸せそうに微笑みながら目を閉じていた。
「……なんとか、なった」
ギリギリのところで未遂で終わったらしく、ノイナは二人を起こさないよう静かに息を吐いた。
二人の腕から抜け出そうとするが、残念ながら拘束は外れない。既視感のある状況に、それでも疲れ切っていたノイナは自分も目を閉じた。
(トイレ行きたい……そういえばあれだけ飲んでなんで二人は尿意を感じないの? 身体の中にお酒を水分ごと消滅させる焼却炉でも持ってるのかな……?)
早朝無事に腕から抜け出すことができたノイナは、真っ先にトイレに駆け込んだそうな。
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