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22-01 負けられない戦い*※(3P)
しおりを挟む「酔ってる! 絶対酔ってるって!」
「酔ってないって。ノイナとえっちしたいだけ♡」
「……ノイナと、子作りがしたい」
「どっちも同じです!」
がっしりとゲブラーに背後から抱きしめられ、そのまま荒々しく唇が塞がれる。昼間味わったばかりの濃厚なキスでまた口の中をぐちゃぐちゃに犯されて、酒が入っているせいかいつも以上にその交わりは熱を帯びているような気がした。
「ノイナのここも、早くしたいって言ってるみたいに……もうとろとろだ」
「あ、だ、めぇっ」
足を大きく開かれたノイナは慌てるも、スタールは愛液で濡れてぐずぐずに蕩けた秘処を眺め、そこに顔を近づけてくる。二度目になる彼からの口淫に、けれどその快感を思い出しただけで身体はぞくぞくと震えてしまう。
「ひぅ、んんっ、んぁ、んむっ」
ぴりりと下半身に甘い刺激が走るのと同時に、ゲブラーに再び噛みつかれる。蕩けきった目で口付けにも酔い始める彼に戸惑っていれば、スタールの熱い舌でしつこく陰核を舐め回されて、彼女の腰がびくりと大きく跳ねた。あっという間にイかされてしまったのだ。
「んんぅ……!」
「ひくひくして、可愛い……一回イったら、優しくしてあげないと、ね」
「んっ、ふ……ぅ、ん」
さっきよりも優しく、スタールの舌先がくすぐるように赤く勃った突起を撫でる。強すぎない愛撫は苦しくなくて、けれど絶頂の快感を引き伸ばすかのように、いつまでも甘い感触が下腹部を暴れ回る。
「ん……ノイナ、俺とのキス、すき?」
「ひゃ、あっん」
「もー、喘いでちゃ分かんないって。でも……あんたの悦がってるときの声、かわいくて、すっごい興奮する……」
大きなゲブラーの手がふにふにと乳房を軽く揉みしだいて、すぐに乳頭を摘んでくる。ぴんと軽く引っ張ったあとはまた大きさを確かめるように手で覆って、手のひらでくりくりと先端を擦ってくる。
「ノイナの胸、俺が大きくしてあげるよ……毎日いーっぱい可愛がったら、俺の挟めるくらい大きくなるかもよ?」
「やっ、んん」
「え、なに、嫌なの? じゃあ、服着るのももどかしくなるくらい敏感にしてあげようか」
「ふぁ、あっ、だめぇ……!」
さんざん弄くり回された頂きは真っ赤になって、簡単には戻らないくらいに硬くなってしまっている。そこを優しく指先で撫でられて、じわじわと増してくる快感に合わせるように、次第に大胆に捏ね回されていく。
「下と一緒に責められたら、どっちでイったか分かんなくなって……そのうちこうして触られるだけで」
「あっ、あんっ、だめ、またくる、とめてっ」
じんわりと愛でられ続けていた陰核での快感がまた大きくなり始めて、ノイナは焦る。弱々しくシーツを蹴っても愛撫は止まらずに、そこに乳頭での刺激も重なって大きな波が来そうな予感がする。
「だめ、だめっ、んんぅ……!」
びくりとまた腰が跳ねるも、今度は強すぎる快感にがくがくと震えてしまう。頭の中が真っ白になって、全身が幸福感で包まれるような、そんな絶頂に侵されていく。
「腰がくがくさせちゃうノイナ、えっちだなぁ……もっとノイナのえっちなところ、見たい」
「は、ぁあ……」
「さっきよりもっと濡れて……ん、本気汁が混じってる。ノイナの身体も、その気になってくれたんだね」
「えぇ、ほんとに?」
絶頂の余韻が抜けずにぼうっとしていると、両足を押し上げられ、軽くでんぐり返しに近い体勢まで身体が丸まってしまう。真上に向けてあられもないほど晒された秘処は愛液でべったりと濡れていて、少しだけ白く濁ったものが混じっている。
「ほんとだ。ノイナのここ、早く精液くださいって、本気になっちゃってるよ」
「う、そ……」
「中にいっぱい出したら、ノイナとの子供が……今日は危ない日? だったら尚更、君と出なくなるまでシたい……」
ひくひくと物欲しそうに震えるそこを眺めながら、二人の手が濡れそぼった股座を撫でる。指の腹が膣口をくすぐって、垂れ下がってきた愛液を秘芯に擦り付けて、そのままぬるりと入ってきた長い誰かの指が、すぐに中の弱い場所をぐいぐいと愛で始める。
「ふぁ、あっ、あんっ」
「すごい、絡みついてくる……中はもう、とろとろだ」
「腰もぴくぴくさせちゃって、やらしいなぁノイナは……たまにはおねだりしてよ、一番奥まで挿れて、いっぱい突いて、中にたっぷり射精してくださいって」
ゲブラーの卑猥な言葉に反応したのはスタールで、彼はひどく物欲しそうな顔をすると、中から指を引き抜いて自分の服に手をかけた。
かちゃかちゃと聞こえる金属音にようやくノイナはハッとなって、だが次の瞬間には熱いものが割れ目をつうっとなぞった。
「ひゃんっ」
「あ、だめだめ、挿れるのは俺!」
「貴方はさんざんノイナとシたんだろう……羨ましい」
「ノイナの中に他の男のちんこ突っ込まれるの見過ごすわけないでしょ! ノイナは俺専用なの!」
「この状況で喧嘩しないで……!」
嫉妬と独占欲を剥き出しにする二人は、酔いながらも喧嘩を始める。チャンスかと思えばそうでもなく、同じように服を脱ぎ散らかしたゲブラーもぐいぐいと男根を押し付けてくる。
二人とも理性のストッパーが無いという意味で昼間より不味い。もしかしたら準備ができていない後ろの穴にまで突っ込まれる可能性もある。そう思ったノイナは、必死に頭を巡らせた。そして。
「んっ、スタール、せんぱいっ」
「の、ノイナ」
スタールに向けて手を伸ばせば、彼は挿入のことなどすぽーんと忘れた様子ですぐに手を握り返してくれる。羞恥心で顔を真っ赤にしながら意を決して彼女は、甘ったるい声で訴えかけた。
「ここ、むずむずして」
「……っ」
彼の手を自分の胸に押し当て、ぴんと勃った乳首を擦り付ける。
「せんぱいのくちで、舌、で……きもちよく、してください……」
「ん……っ! ああ、いくらでも、ノイナ……」
自分の欲求などよりも、ノイナからのおねだりのほうが大事なのだろう。あっさりと挿入を諦めてスタールはすぐに彼女の胸元を撫で回し始める。
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