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23:暗い世界の明るい闇
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キトラに誘われるままに外に出てきたは良いものの一度行ったきりで
うろ覚えの彼の寝床に行くには心もとない夜の山道。
今朝は魔術を成功させたとはいえ調子に乗れるほどでもなく。
街灯などあるはずもない暗い道を見つめてやっぱり帰ろうかなと踵を返し
「……あ」
た所で気配を感じて振り返るとキトラの姿が見えた。
人間態でなく本来の獣の姿。洞窟内でなく外で見てもやはり威風堂々とした
大きさと強そうな見た目。
何も言わずにじっとこちらを見ているので恐る恐る近づく。
相変わらず無言だが仕草で背に乗れと言っているようなので恐る恐る乗った。
するとひょいっと体が浮く感じがして次の瞬間にはかなり遠くへ移動している。
どうやら彼は何処かへりんごを連れて行こうとしているらしい。
夜の森の中を突っ切っていく獣。振り落とされないように必死にしがみついて。
でも十分なスリルと風の心地よさとあと若干の乗り物酔い。
背にりんごを乗せた獣は一際高い所にある岩山へと到着。
「……はあ。いい気分だ。この姿で走るのは久しぶりで」
「……うぅ……ぁあう」
「りんご?」
「う………うぇええええ」
何とか堪えてたものが岩から岩へのジャンプで決め手となり。
やっと止まった所でりんごはずるりとキトラの背から地面へと倒れた。
目が回るという言葉は本当に回るからなんだ。と変な感想と共に。
「次までに移動の魔術を覚えてくれる?現地で落ち合おう」
「ごめんなさいは?」
「ごめんなさい」
目を覚ますと夜空の星が綺麗で柔らかい所に寝かされているりんご。
草を集めてベッドにしてくれたのはいいが気分は悪い。物凄く。
馬にすら乗ったことのない初心者にあの激しいアクションは無理。
あまりの揺れに魂が口から抜けていく所だったと言ったら苦笑された。
キトラは隣に寄り添うように寝ている。人間態で。
「すみません生意気に。私も兄弟っぽい会話がしたくて」
「気分はどう」
「ヤれるかという意味ならヤれます」
「そういう意味じゃない。昼間は出てきて来てほしくて煽ったけど」
「キトラさんは不思議。軽そうでどっしり重くて。堅物そうで軽薄で…」
「上辺だけで君を大事にしてない?」
「私は何か言える立場では」
そっとりんごの頬を撫でる手。
キトラの顔を間近で見る機会なんてなかったので見つめ合ってみるとやはり
品のある端正な顔立ちでウットリするような美声。この容姿がどれほど前世を
反映しているかは不明だが全くのデタラメでもないだろう。
「全ては俺が君を愛している事をもっと早く自覚していたら防げた事だ」
「……貴方も愛を知らずに育ったんですね」
「長兄としての自尊心が傷つくのが嫌だから頑なに認めなかったけどね」
「良いんですよそんな真面目に考えなくて。今はもう身内ですらない。
無理に大事にする必要なんて無いし優しくしてもらえたらそれで十分」
例え内心では憎まれたとしても表に出して傷つけられなければいい。
本当の愛情なんて自分でもよく分からないのだから。
エノクもサターヌも過去の長い夢からさめたらどうなる?
彼らからの愛を受けられなくなったら?
「本当は天界に居た頃の記憶があるんじゃないか。
それともエノクにそう仕組まれたのか。だからエノクを愛するのか?」
「キトラさん?」
「お前が愛したのは俺だ。思い出さないか?一緒にこうして空を見上げた」
「……」
「そう、か。……そう、だよね。そんな都合の悪いことをエノクが残す訳がない」
「今こうして一緒に見ているじゃ駄目ですか。貴方の側にいるのはりんごです」
「……、分かってるよ」
珍しく狼狽している様子のキトラ。彼も悩み苦しんでいるのだろうけど。
「愛しい妹さんと交わりたいだけならいっそ私を”りんご”を殺してください。
元々売られる所だった命です。一瞬でも幸せを知れたし悔いはありません。
誰かの代わりに抱かれて愛を告白されてもりんごは結局孤独。可哀想な体のまま」
愛を求め愛を知りたいという感情を複雑にしているのは妹の存在のせい。
愛しているからとキスをしてセックスしても結局自分じゃない気がする。
どうせ彼らに救われた人形だからと諦めたいのに心がソレを邪魔する。
無理ならならいっそ死んでしまいたい。
「……。お前はりんご。俺の愛しいりんごだ。死んだりしないよ。
例えお前がそう願おうとそれは一時の気の迷いというものだ。本心じゃない」
「……」
りんごの潤んだ目に映るキトラは怒っているような少し怖い顔。
でも優しい手でりんごの頭を撫でておでこにキスをした。
「死を軽んじてはいけない。死ねば後戻りは出来ない後悔も出来ないんだ。
言葉だって交わせない。鼓動や吐息も感じられない……分かるな?りんご」
「はい」
やや早口にまくし立てるキトラの瞳が濁り全てを黒く塗りつぶしていった。
それはまるで悪魔のような目のようだったと表現するにふさわしい。
でもりんごを撫でる手は相変わらず優しいままだ。
「宜しい。……あ。しまった過去の癖が出た。この世界では気楽に生きたいのに」
「ふふ。天界に居た頃はどんなお兄様だったんですか?」
おどけた表情を見せる彼の瞳は戻っていた。
「どんな。うーん。天界の総帥として忙しく働いて趣味は散歩くらいで……。
過去話しはもう良いんじゃない?どうせ嘘をついてもバレそうだしね」
「嘘つく前提なんですか?じゃあ、…キスして欲しい」
「してなかった?」
「……」
りんごの視線にニコッと笑ってキトラの唇が触れた。初めてのキス。
「おっと。夕飯に結構な刺激物を食べたね…」
「胃液が出たの忘れてました。すみません」
「次からは現地集合だから」
「はい」
りんごの体を気遣ってじゃれる程度で何もせず夜を過ごした。
情熱的な夜ではなかったけれど十分楽しい気分になれたと思う。
前世の自分もこうして兄と一緒に夜空を眺めていたのだと思うと感慨深い。
翌日。
「痛ぁああ!あと腕が折れた!」
「何やってるんだ?まさかまた今朝も魔術を」
「移動魔術を使おうとして失敗してしまいました」
「だろうね。突然空から降ってきたもの」
早速魔術を繰り出したら体力も気力も無かったからか或いは相性が悪いか
ちょっと移動するつもりが畑に頭から突っ込みサターヌに救われる。
結果腕が折れて腰が曲がり首もちょっと変な方向に曲がってしまう。
「……エノクさんの所へ行ってきます」
「私が連れていくから座ってな」
「すみません手のかかる人形で」
「そこがりんごの可愛いところだ。一緒に居て凄く幸せだよ」
「サターヌ大好き。直ったらいっぱいえっちなことするし
貴方が男に戻ったらえっちな下着を着てちんちんを扱くからね」
「嬉しいけどまずは体直そうね」
「はい」
うろ覚えの彼の寝床に行くには心もとない夜の山道。
今朝は魔術を成功させたとはいえ調子に乗れるほどでもなく。
街灯などあるはずもない暗い道を見つめてやっぱり帰ろうかなと踵を返し
「……あ」
た所で気配を感じて振り返るとキトラの姿が見えた。
人間態でなく本来の獣の姿。洞窟内でなく外で見てもやはり威風堂々とした
大きさと強そうな見た目。
何も言わずにじっとこちらを見ているので恐る恐る近づく。
相変わらず無言だが仕草で背に乗れと言っているようなので恐る恐る乗った。
するとひょいっと体が浮く感じがして次の瞬間にはかなり遠くへ移動している。
どうやら彼は何処かへりんごを連れて行こうとしているらしい。
夜の森の中を突っ切っていく獣。振り落とされないように必死にしがみついて。
でも十分なスリルと風の心地よさとあと若干の乗り物酔い。
背にりんごを乗せた獣は一際高い所にある岩山へと到着。
「……はあ。いい気分だ。この姿で走るのは久しぶりで」
「……うぅ……ぁあう」
「りんご?」
「う………うぇええええ」
何とか堪えてたものが岩から岩へのジャンプで決め手となり。
やっと止まった所でりんごはずるりとキトラの背から地面へと倒れた。
目が回るという言葉は本当に回るからなんだ。と変な感想と共に。
「次までに移動の魔術を覚えてくれる?現地で落ち合おう」
「ごめんなさいは?」
「ごめんなさい」
目を覚ますと夜空の星が綺麗で柔らかい所に寝かされているりんご。
草を集めてベッドにしてくれたのはいいが気分は悪い。物凄く。
馬にすら乗ったことのない初心者にあの激しいアクションは無理。
あまりの揺れに魂が口から抜けていく所だったと言ったら苦笑された。
キトラは隣に寄り添うように寝ている。人間態で。
「すみません生意気に。私も兄弟っぽい会話がしたくて」
「気分はどう」
「ヤれるかという意味ならヤれます」
「そういう意味じゃない。昼間は出てきて来てほしくて煽ったけど」
「キトラさんは不思議。軽そうでどっしり重くて。堅物そうで軽薄で…」
「上辺だけで君を大事にしてない?」
「私は何か言える立場では」
そっとりんごの頬を撫でる手。
キトラの顔を間近で見る機会なんてなかったので見つめ合ってみるとやはり
品のある端正な顔立ちでウットリするような美声。この容姿がどれほど前世を
反映しているかは不明だが全くのデタラメでもないだろう。
「全ては俺が君を愛している事をもっと早く自覚していたら防げた事だ」
「……貴方も愛を知らずに育ったんですね」
「長兄としての自尊心が傷つくのが嫌だから頑なに認めなかったけどね」
「良いんですよそんな真面目に考えなくて。今はもう身内ですらない。
無理に大事にする必要なんて無いし優しくしてもらえたらそれで十分」
例え内心では憎まれたとしても表に出して傷つけられなければいい。
本当の愛情なんて自分でもよく分からないのだから。
エノクもサターヌも過去の長い夢からさめたらどうなる?
彼らからの愛を受けられなくなったら?
「本当は天界に居た頃の記憶があるんじゃないか。
それともエノクにそう仕組まれたのか。だからエノクを愛するのか?」
「キトラさん?」
「お前が愛したのは俺だ。思い出さないか?一緒にこうして空を見上げた」
「……」
「そう、か。……そう、だよね。そんな都合の悪いことをエノクが残す訳がない」
「今こうして一緒に見ているじゃ駄目ですか。貴方の側にいるのはりんごです」
「……、分かってるよ」
珍しく狼狽している様子のキトラ。彼も悩み苦しんでいるのだろうけど。
「愛しい妹さんと交わりたいだけならいっそ私を”りんご”を殺してください。
元々売られる所だった命です。一瞬でも幸せを知れたし悔いはありません。
誰かの代わりに抱かれて愛を告白されてもりんごは結局孤独。可哀想な体のまま」
愛を求め愛を知りたいという感情を複雑にしているのは妹の存在のせい。
愛しているからとキスをしてセックスしても結局自分じゃない気がする。
どうせ彼らに救われた人形だからと諦めたいのに心がソレを邪魔する。
無理ならならいっそ死んでしまいたい。
「……。お前はりんご。俺の愛しいりんごだ。死んだりしないよ。
例えお前がそう願おうとそれは一時の気の迷いというものだ。本心じゃない」
「……」
りんごの潤んだ目に映るキトラは怒っているような少し怖い顔。
でも優しい手でりんごの頭を撫でておでこにキスをした。
「死を軽んじてはいけない。死ねば後戻りは出来ない後悔も出来ないんだ。
言葉だって交わせない。鼓動や吐息も感じられない……分かるな?りんご」
「はい」
やや早口にまくし立てるキトラの瞳が濁り全てを黒く塗りつぶしていった。
それはまるで悪魔のような目のようだったと表現するにふさわしい。
でもりんごを撫でる手は相変わらず優しいままだ。
「宜しい。……あ。しまった過去の癖が出た。この世界では気楽に生きたいのに」
「ふふ。天界に居た頃はどんなお兄様だったんですか?」
おどけた表情を見せる彼の瞳は戻っていた。
「どんな。うーん。天界の総帥として忙しく働いて趣味は散歩くらいで……。
過去話しはもう良いんじゃない?どうせ嘘をついてもバレそうだしね」
「嘘つく前提なんですか?じゃあ、…キスして欲しい」
「してなかった?」
「……」
りんごの視線にニコッと笑ってキトラの唇が触れた。初めてのキス。
「おっと。夕飯に結構な刺激物を食べたね…」
「胃液が出たの忘れてました。すみません」
「次からは現地集合だから」
「はい」
りんごの体を気遣ってじゃれる程度で何もせず夜を過ごした。
情熱的な夜ではなかったけれど十分楽しい気分になれたと思う。
前世の自分もこうして兄と一緒に夜空を眺めていたのだと思うと感慨深い。
翌日。
「痛ぁああ!あと腕が折れた!」
「何やってるんだ?まさかまた今朝も魔術を」
「移動魔術を使おうとして失敗してしまいました」
「だろうね。突然空から降ってきたもの」
早速魔術を繰り出したら体力も気力も無かったからか或いは相性が悪いか
ちょっと移動するつもりが畑に頭から突っ込みサターヌに救われる。
結果腕が折れて腰が曲がり首もちょっと変な方向に曲がってしまう。
「……エノクさんの所へ行ってきます」
「私が連れていくから座ってな」
「すみません手のかかる人形で」
「そこがりんごの可愛いところだ。一緒に居て凄く幸せだよ」
「サターヌ大好き。直ったらいっぱいえっちなことするし
貴方が男に戻ったらえっちな下着を着てちんちんを扱くからね」
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「はい」
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