優しい時間

ときのはるか

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第2章 制服と征服

躾プラン

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この大きなガラス容器の側面にはメモリがついていて今日は1000mlにミルク溶液を注入していた。

濃度こそ弱めていたがグリセリンもピンクの無花果一個分以上はそこに混入させてある。

今日はこれが終わると身体のマッサージを予定していたから粘膜も表皮も感覚が敏感になる媚薬的なものも入れてあった。

だか瞬は主人の希望で淫乱には出来なかったから恥じらいを忘れさせずに躾けて行く事はかなりの高度な技術が必要とされていた。

まあそれも榊にとってはやり甲斐がある仕事だった。

それに最近瞬を優しくあやしなが泣かせる事は、榊の楽しみの一つでもある。

徐々に真綿で首を絞めるように気分を煽り、僅かな性的刺激でも性感を高めて行く瞬の身体が、まだ大人のように精を爆ぜていかないようにそこをしっかり締め付けていかせる。

その瞬間が何よりも榊にとっては躾士としても至福の時なのだった。

そんな後のことを考えつつも目の前の可愛い小さな妊婦さんを見るとつい悪戯がしたくなってしまう。

丸く突き出したお腹の中心にある伸びきった瞬の可愛いお臍の穴に優しく指を突き入れると、瞬が金切り声を上げて仰け反る。

ビッシリと引き伸ばされたお腹の皮はちょっと触れられただけでとてつもない痺れが全身を駆け巡っているところだった。

今回の量は瞬には多いほうだった。

全部含ませると瞬の内臓は今食べた朝食が逆流するのではないかと思わせるくらいに小さなお腹をパンパンに膨らませてしまう。

苦しそうに瞬の胸が小さく切れ切れに息を吐き出し、上下していた。

「頑張って全部入りましたね。
瞬のお腹…赤ちゃんが赤ちゃんを妊娠しているようで、とても可愛らしいですよ。
まるでそのお腹の中にお父様との赤ちゃんがいるみたいです」

榊は瞬の敏感になっているお腹を尚も優しく撫で上げる。

「ああん…」

「もう少し我慢しましょう…。
今出すと辛いですよ。お薬がそこに馴染むまで、もう少し我慢できますね?」

瞬の瞳孔は開きっぱなしであったが、かろうじて榊の声だけは耳に届いていたので、小さな頭を数回コクコクと頷かせていた。

その苦しみに耐える表情こそ主人の征服欲を掻き立てその子の全ては自分のものにしたような充実感に満たされている事だろうと思う。

榊はその姿をわざと鏡には映らないように瞬の前に立った。

勿論それはやってはいけない事ではあるが、少しだけその可愛い姿自分だけのものにしたかったのである。

偶然を装いさりげなく施術の為だと言わんばかりに瞬に取り付けた器具の具合を確かめる素振りでカメラを遮る。

だが主人あっての躾だという事は重々承知しているベテランの榊にぬかりはなく、きちんとその瞬間は主人への場所をあけてやる。

スッと榊が瞬の前をあけると、次の瞬間、今一度瞬の中のバルーンを大きく膨らめた。

「いやーーー!!!」

一番敏感であるところをバルーンで拡げられて瞬の身体がガタガタと震えていた。

瞬の腸内に差し入れた管にはバルーンと言われる空気を入れると管が抜けなくなる栓になるものがついていた。

それが瞬の腸内を押し広げ、グイグイと瞬の膀胱を裏から押し上げているのだった。

そこの狭間には前立腺という大人ならそこを押し上げられれば感じて勃起してしまうという性感帯がある。

まだ未発達の瞬の前立腺がバルーンによって押し上げられ尚且つ注入された混合浣腸液が徐々に腸内に浸透していき、瞬の腸内は活発になった蠕動運動により最早一刻の猶予もならないほどに強い便意に苛まれていた。

人工的に便意を起こさせるグリセリンの威力は自然の流れから来る尿意とは比べ物になんてならなかった。

腸内にある全てのものを外に吐き出したいという欲求がグツグツと煮えたぎり、瞬の膨らんだ可愛らしいお腹の中では大変な事が起こっている。

さすがに恥じらいと貞淑さを心がけていた瞬も、湧き上がる強烈な下腹部の痛みとそれを吐き出したい欲望の前には、そんな殊勝な心がけや理性なども簡単に吹き飛んでしまうのだった。

大人だってそうなるのだからまだそれが何かもわからない瞬が理性を飛ばして泣き叫んだところでなんの罪にもならないはずである。

だがここであえて榊は瞬の耳元で良く聞こえるように囁く

「瞬!まだです!まだ我慢はできますね。
あなたの排泄はあなたの自由にできるものではありません。
まだお薬が完全に馴染むまで時間はあります。
いいですか?
ゆっくりと『お父様お許しください』と1000回唱えたら今日は許してくださるそうです。
じゃあ、今から千回心をこめて唱えてください」

「お父様…お許しください。お父様お許しください

おとうさま…ゆるし…はぁはぁ…さい」

自分でも数えていたはずなのに、途中から何を言っているのかも分からなくなっていた。

ただ榊を信じていいと言われるその時までその言葉は繰り返された。

「良く頑張りましたね。
さあ腕を回してください」

そう言われても最早自力で動く事は不可能だった。
栓をされていても下腹に充満した輸液は力を入れたらその小さな肛門をうち破り飛び出してしまいそうで怖い。

戒めを解かれても分娩台のような椅子から動けないでいる瞬の身体を榊が優しく抱き上げる。

極力腹に力が入らないように気をつけてながらトイレへと連れて行き瞬を本来とは逆の後ろ向きに座らせた。

排便をさせる時にはそう座るように教え込んだ。

そうすれば後ろの孔に入れたバルーンを抜くのも作業がしやすくなる。

瞬の中を押し広げているバルーンの空気を抜くと、すかさず榊はそこに自らの指を差し入れ再びそこが出せないように堰き止めた。

堪え切れずに瞬の唇は切なく出したい衝動を吐き出す。

「榊さん…もう許して」

ここで許しを請うのはあくまでも主人に対してだけが許されるのだった。

瞬はまだそれを知らずに過ちを犯してしまったのだった。



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