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4章
修学旅行が終わったのに
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あの後意識を取り戻した私は、せっせと働き、全クラスの修学旅行が終わった。
本当に私頑張った。
メルーゼ姉様は私が目を覚ますにつれ大泣きしながら土下座で謝罪してきた。
キュミア姉様も、大泣きはしていないものの土下座だった。
セルットはまだ回復していない様子。
ギュリスは街を見て回っている。
なんでも、『この国、評判がめっちゃ良いから参考にする!』だってさ。
で、私は最近の疲れを癒すために部屋でまったりしてるよ!
「王女様~!りゅっ・・・龍が・・龍が王女様を呼べと!皆戦闘体勢に入っています!早くお逃げ下さい」
龍?青龍のこと?
「良いよ。呼べって言われてるんでしょ?私が行くから戦闘体勢解くように言っといて」
「ダメです!意地でも逃がします!」
引かないなぁ。
「多分私の知り合いだから大丈夫だよ」
「は?」
メイドはポカーンとしてる(笑)。
「だ~か~ら~私の知り合いかもなんだよ」
『おっ、その声はティアリス殿か』
あれ?青龍じゃない。
そして、私の視界にゴツゴツとした巨体が映った。
『探しましたぞ』
その声の主は・・・・・・
黒龍でした。
あはは。
いや、冗談じゃねー!
何?
私の面倒事センサーが反応しているんですが!?
『龍の里へ来ていただきたい!』
「お断りします!」
『何故ですか!?』
「どうせ、龍の里を救ってください、とかでしょ?」
『いえ、龍の王の妃になっていただきたいのです!』
「尚更お断りします!」
むしろ何故承諾されると思った!
『ぐ、ぐぅ。ではまた来ます!』
は?・・・・
私が呆気にとられている間に『では失礼します』といって飛び立ってしまった。
そして、私は空高く飛んでいく黒龍に向かって
「に、二度と来んなーーー!!」
と叫ぶのだった。
本当に私頑張った。
メルーゼ姉様は私が目を覚ますにつれ大泣きしながら土下座で謝罪してきた。
キュミア姉様も、大泣きはしていないものの土下座だった。
セルットはまだ回復していない様子。
ギュリスは街を見て回っている。
なんでも、『この国、評判がめっちゃ良いから参考にする!』だってさ。
で、私は最近の疲れを癒すために部屋でまったりしてるよ!
「王女様~!りゅっ・・・龍が・・龍が王女様を呼べと!皆戦闘体勢に入っています!早くお逃げ下さい」
龍?青龍のこと?
「良いよ。呼べって言われてるんでしょ?私が行くから戦闘体勢解くように言っといて」
「ダメです!意地でも逃がします!」
引かないなぁ。
「多分私の知り合いだから大丈夫だよ」
「は?」
メイドはポカーンとしてる(笑)。
「だ~か~ら~私の知り合いかもなんだよ」
『おっ、その声はティアリス殿か』
あれ?青龍じゃない。
そして、私の視界にゴツゴツとした巨体が映った。
『探しましたぞ』
その声の主は・・・・・・
黒龍でした。
あはは。
いや、冗談じゃねー!
何?
私の面倒事センサーが反応しているんですが!?
『龍の里へ来ていただきたい!』
「お断りします!」
『何故ですか!?』
「どうせ、龍の里を救ってください、とかでしょ?」
『いえ、龍の王の妃になっていただきたいのです!』
「尚更お断りします!」
むしろ何故承諾されると思った!
『ぐ、ぐぅ。ではまた来ます!』
は?・・・・
私が呆気にとられている間に『では失礼します』といって飛び立ってしまった。
そして、私は空高く飛んでいく黒龍に向かって
「に、二度と来んなーーー!!」
と叫ぶのだった。
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