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4章

クラスメイト

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「おはよー」
私達は教室のドアを開けて中に入った。

「・・・・・」
あれ?なにこの静寂。
みんなどうしちゃったの?
どうしよう。不安になってきた。

「おーい。生きてる~?」
私は手をヒラヒラさせながら言った。
最初に意識を取り戻したのは理奈だった。

「あ・・・蒼海ちゃーーーーん!」
ドバッと彼女の目から涙が溢れだし、私に抱き付いてきた。

「ちょっ、理奈!?」

「もぉー、心配したんだからぁ。うぅー」
私はそんな理奈をあやしながらキル・・・じゃなかった、蒼夜のほうを見ると男子達に囲まれていた。

「蒼夜久しぶりだな!元気にしてたか?」

「えっ?あぁ」
蒼夜は戸惑いつつも返事をしている。

「理奈。そろそろ泣き止んでよ」

「グスッ、蒼海ちゃん1週間も来ないなんて・・・・ひっく・・・酷いよ」

「ごめんって、今日アイスおごるから」

「・・・・ん、許す。それよりも蒼海ちゃん。あの男の子は?」
こりゃたまげた。
まさか魔法が効いてないとは・・・・



あっ、あー・・・もしかして、向こうの世界に行っちゃったから?
向こうは空気中に魔素が溢れてるし、その空気を吸っちゃってたからあり得るかも・・・・

「あの子は私の双子の弟のキル。今は蒼夜っていう偽名を使ってるんだよ」

「なるほど・・・・だからかな?蒼海ちゃんと似てるのは」

「まぁ・・・・そうだね?」

そんなに私達似てるかなぁ・・・・?
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