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第九話~こいつだけは絶対に転生させちゃいけないらしい~
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俺はいつものように釣りをしていた。
蜘蛛から糸をもらい、想像力と転生の間の機能を使って作った特注の竿を使って、雲の海原に糸を垂らす。
結構すぐに引いてくるので、引っ張るのだが、いつも途中で糸が切れて、俺の手元にはやってこない。
なかなか手ごわいけど、いつか絶対につってやる。
まだ見ぬヌシに対抗心を燃やしながら、再び糸を垂らす。
「あれ、ダーリン?」
またダメな奴がやってきた。こいつは俺が釣りをするといつも邪魔してくる。
「なんだよ、どっかに行ってろよ」
「私がいる場所って基本的にここしかないんですけど。ほかに行く場所なんてほとんどないんですけどっ!
まあいいわ。それよりダーリン。またカンダタ釣りしてるの。飽きないわね」
「は、ちょま。何言っちゃってんのっ」
カンダタってあれだよね。有名なあのゲームに出てくる盗賊の名前だよね。
覆面でパンツいっちょの変態チックなデザインをしているあれだよねっ。
……あれ、そういえば。
「なんで自主規制されないんだ」
あの有名なゲームのキャラクターだし、下手に使ったらいろいろとやばい気がするんだけど。
まあ、俺がいるのは死後の世界みたいなものだから、著作権とかいろいろと関係ないんだけど。
「ぷーくすくす。ダーリンてば何言っちゃってんの。カンダタっていうのはね、芥川龍之介が書いた作品『蜘蛛の糸』って作品に登場する、地獄に落ちた盗賊の名前じゃない。むしろあのゲームの元ネタね。著作権は、作者の死から50年以上たてば期限切れになるから、別に問題ないじゃない。自主規制なんてされないわ。
それに、ドラゴンやゴブリンといった神話や伝承に登場するものをみんなが平気で使っているのに、ゲームで再利用されているからという理由でマル入れて誤魔化すのっておかしな話じゃない。
それに、ダーリンはあるものを口にしただけで、パクった作品をどこぞに掲載しているわけじゃないんだから、へーきに決まっているじゃない。
それなのにダーリンてば気にしすぎでしょう。ぷー、すごくウケるんですけど、やっべ、おなか痛くなってきた」
なんだろう、無性に殴りたい。
この笑顔を悲しみで塗りつぶしたい。自分の知らなかったことを、笑いながらネタにされるのって、どうしてこうもイラつくのだろうか。
竿が突然下に引っ張られた。俺は怒りに任せて竿を引くと、蜘蛛の糸が切れて、その勢いで後ろに倒れてしまう。
それを見たサクレが、またおなかを抱えて笑い出した。
俺はサクレに近づく。そして腹を抱えて床に転がりながら笑いこけているサクレを見下ろした。
「お前、今日の晩飯抜きな」
「後生ですから、それだけは、それだけは」
「いや、もう無理。決めた、絶対にお前には作らないし、つまみ食いもさせない。俺がおいしそうに食べているところを涎を垂らしながら見てろ」
「そ、そんな恐ろしいことを」
「ドックフードぐらいなら分けてやる」
「それ、女神が食べる御飯じゃないっ。うう、こうなったのもすべてお前のせいだっ」
サクレは突然真横を指差した。サクレが指差した方向に視線を向けると、肌が腐りかけている陽気なおっさんがそこにいた。
……動く死体、アンデットというやつなんだろうか。
「兄さん、おらのことアンデットとでも思ってるだろうけど、普通のアンデットじゃなか。おらはリッチーだ」
不死の王、ノーライフキング様が、まさか迷える魂、転生対象者としてやってくるとは思わなかった。
とある青髪の残念女神が出てくる作品では、悪魔、アンデットは滅ぶべしとか言っていたような気がする。
もしかしたら、サクレも同じようにアンデットは滅ぶべしと思っているかも……よくよく考えれば滅ぼされたからここにいるんだよな。
じゃあ、サクレも憤ることはないか。
「大体なんでリッチーのあんたが転生の間に来ているのよ。さっさと地獄に落ちなさいよ。そして心がきれいになるまで出てくるなっ」
やっぱり、うちの駄女神もアンデットはダメなようだ。
というか、そもそもなんでアンデットになっていることと地獄落ちが繋がっているのだろうか。
「ねえ、ダーリンもなんか言ってっ。私の見方してっ。一緒に戦ってよー」
「わーもう、涙目になりながら近寄ってくんな。あと、ほんのりと酒の匂いがするのだが、これは?」
「…………てへぺろ」
俺は無言でアイアンクローを食らわせる。サクレは頭を押さえながら悲鳴を上げた。
それを見て、リッチーは楽しそうに笑っていた。
アンデットって、人を襲ったりするイメージが強いから、陽気なおっさんでちょっと安心した。
「んで、この優しそうなおっさんを地獄に落とさなきゃいけない理由ってなんだ。え、言ってみろよ、駄女神様」
「駄女神って言わないでっ! 私はとても真面目に働いている女神なんだから、ダーリン、そんなひどいこと言わないでよ。私たち、夫婦でしょ」
一方的に旦那認定されただけだけどな。
言ったら話が進まなそうだから黙っているけど。
「……仕方ないわね。いいわ、教えてあげる。 魂はね、汚れるの。悪いことしたりすると黒いシミのようなものが出来ていってね、それが全体に広がっていくの。
そういったばっちい魂を綺麗に洗濯する場所、それが地獄よ。生前悪いことをして汚しまくった魂を綺麗にしないと、魂を転生させることが出来ないのよ。
それでね、たまにいるの。綺麗になりましょって言っているのに言うことを訊かないでその場に留まろうとする魂が。そんな魂たちは最終的に自分の死体に戻っていき、動き出すの。こうやってアンデットが生まれるのよっ」
サクレはドヤ顔でそういった。俺に説明するのがそんなに楽しいのか、それとも俺を馬鹿にしているのか、どちらかよく分からなかったが、口元は笑っていた。
「へ~、そうなんだ。じゃあこのリッチーも悪いことして汚れた魂だってこと。俺にはそんな風に見えないんだけど」
俺はリッチーに視線を向けて、何をしたのか聞いてみた。
「別にオラは大したことしていない。ずっと畑を耕していただけだ」
「えっと、畑を耕していた?」
「大事な畑があってな、死んだときもその畑が気がかりで、きっと未練がましく思ってしまっただ。それが原因か分からんが、気が付いたらアンデットになっていただ。
アンデットになってもずっと畑を耕していたら、気が付けばリッチーにまで進化していたんだべ。オラもびっくりだよ」
「ほへ~、でもなんでこっちに来たの。リッチーなら浄化でもされないと死なないんじゃないの」
そういう設定はファンタジー小説の定番だ。不死の王であるリッチーが、寿命で死にましたってなんてありえない。
ということは、こんな陽気なおっさんを浄化した悪しき人間がいたのかな。
「あ、私はリアルタイムで見てたから、ダーリンに教えてあげるね。
このリッチーを浄化させたのは勇者とその仲間たちよ。ちなみに転生勇者よ。んで、リッチーをたまたま見つけたから浄化したみたい。
だけど残念ね。このリッチーは次のイベントに進むための重要人物、それを話も聞かずに浄化するって……。
あの世界での冒険はあそこで終わったわ。あとはスローライフするしかないわね。誰がどういう意図をもってあんなロクデナシを転生させたのよ。あ、私だ」
「お前、ボケるか説明するかちゃんとしろ。どうでもいい話をしてるんじゃねぇ」
勇者がどうとかイベントフラグの回収がどうとかはどうでもいいんだよ。
でも、このリッチーが悪いことをしていないということがよく分かったし、ちゃんと転生させてあげたい。
「サクレ、ちゃんと仕事するぞ」
「わかっているわよダーリン。えい」
サクレが何かすると、リッチーのいた場所に突然大きな穴が開いた。
「うわああああああああああああああ」
リッチーは穴に吸い込まれるように落ちていき、次第に見えなくなった。
ぽちゃんという音が聞こえたところで、穴が徐々にふさがっていく。
俺の隣にいたサクレは、額を拭い、「いい仕事をしたわ」と言った。
「って、おま、何してんの」
「だってアンデットよ。リッチーなのよ。地獄に落とすに決まっているじゃない」
「ここに来たということは清い魂だったんだろ。仕事っていうのは、ちゃんと転生させろっていう意味だよ、この馬鹿っ!」
ちなみに、この後めちゃくちゃ怒られたのだ、俺が。
何この理不尽。だけどサクレがちゃんとしないことはほかの神様も知っていたことらしいので、最後の最後に「苦労するだろうが、お前も頑張れ」と励まされてしまう。
その言葉、なんか違くないかとひそかに思ったのだった。
蜘蛛から糸をもらい、想像力と転生の間の機能を使って作った特注の竿を使って、雲の海原に糸を垂らす。
結構すぐに引いてくるので、引っ張るのだが、いつも途中で糸が切れて、俺の手元にはやってこない。
なかなか手ごわいけど、いつか絶対につってやる。
まだ見ぬヌシに対抗心を燃やしながら、再び糸を垂らす。
「あれ、ダーリン?」
またダメな奴がやってきた。こいつは俺が釣りをするといつも邪魔してくる。
「なんだよ、どっかに行ってろよ」
「私がいる場所って基本的にここしかないんですけど。ほかに行く場所なんてほとんどないんですけどっ!
まあいいわ。それよりダーリン。またカンダタ釣りしてるの。飽きないわね」
「は、ちょま。何言っちゃってんのっ」
カンダタってあれだよね。有名なあのゲームに出てくる盗賊の名前だよね。
覆面でパンツいっちょの変態チックなデザインをしているあれだよねっ。
……あれ、そういえば。
「なんで自主規制されないんだ」
あの有名なゲームのキャラクターだし、下手に使ったらいろいろとやばい気がするんだけど。
まあ、俺がいるのは死後の世界みたいなものだから、著作権とかいろいろと関係ないんだけど。
「ぷーくすくす。ダーリンてば何言っちゃってんの。カンダタっていうのはね、芥川龍之介が書いた作品『蜘蛛の糸』って作品に登場する、地獄に落ちた盗賊の名前じゃない。むしろあのゲームの元ネタね。著作権は、作者の死から50年以上たてば期限切れになるから、別に問題ないじゃない。自主規制なんてされないわ。
それに、ドラゴンやゴブリンといった神話や伝承に登場するものをみんなが平気で使っているのに、ゲームで再利用されているからという理由でマル入れて誤魔化すのっておかしな話じゃない。
それに、ダーリンはあるものを口にしただけで、パクった作品をどこぞに掲載しているわけじゃないんだから、へーきに決まっているじゃない。
それなのにダーリンてば気にしすぎでしょう。ぷー、すごくウケるんですけど、やっべ、おなか痛くなってきた」
なんだろう、無性に殴りたい。
この笑顔を悲しみで塗りつぶしたい。自分の知らなかったことを、笑いながらネタにされるのって、どうしてこうもイラつくのだろうか。
竿が突然下に引っ張られた。俺は怒りに任せて竿を引くと、蜘蛛の糸が切れて、その勢いで後ろに倒れてしまう。
それを見たサクレが、またおなかを抱えて笑い出した。
俺はサクレに近づく。そして腹を抱えて床に転がりながら笑いこけているサクレを見下ろした。
「お前、今日の晩飯抜きな」
「後生ですから、それだけは、それだけは」
「いや、もう無理。決めた、絶対にお前には作らないし、つまみ食いもさせない。俺がおいしそうに食べているところを涎を垂らしながら見てろ」
「そ、そんな恐ろしいことを」
「ドックフードぐらいなら分けてやる」
「それ、女神が食べる御飯じゃないっ。うう、こうなったのもすべてお前のせいだっ」
サクレは突然真横を指差した。サクレが指差した方向に視線を向けると、肌が腐りかけている陽気なおっさんがそこにいた。
……動く死体、アンデットというやつなんだろうか。
「兄さん、おらのことアンデットとでも思ってるだろうけど、普通のアンデットじゃなか。おらはリッチーだ」
不死の王、ノーライフキング様が、まさか迷える魂、転生対象者としてやってくるとは思わなかった。
とある青髪の残念女神が出てくる作品では、悪魔、アンデットは滅ぶべしとか言っていたような気がする。
もしかしたら、サクレも同じようにアンデットは滅ぶべしと思っているかも……よくよく考えれば滅ぼされたからここにいるんだよな。
じゃあ、サクレも憤ることはないか。
「大体なんでリッチーのあんたが転生の間に来ているのよ。さっさと地獄に落ちなさいよ。そして心がきれいになるまで出てくるなっ」
やっぱり、うちの駄女神もアンデットはダメなようだ。
というか、そもそもなんでアンデットになっていることと地獄落ちが繋がっているのだろうか。
「ねえ、ダーリンもなんか言ってっ。私の見方してっ。一緒に戦ってよー」
「わーもう、涙目になりながら近寄ってくんな。あと、ほんのりと酒の匂いがするのだが、これは?」
「…………てへぺろ」
俺は無言でアイアンクローを食らわせる。サクレは頭を押さえながら悲鳴を上げた。
それを見て、リッチーは楽しそうに笑っていた。
アンデットって、人を襲ったりするイメージが強いから、陽気なおっさんでちょっと安心した。
「んで、この優しそうなおっさんを地獄に落とさなきゃいけない理由ってなんだ。え、言ってみろよ、駄女神様」
「駄女神って言わないでっ! 私はとても真面目に働いている女神なんだから、ダーリン、そんなひどいこと言わないでよ。私たち、夫婦でしょ」
一方的に旦那認定されただけだけどな。
言ったら話が進まなそうだから黙っているけど。
「……仕方ないわね。いいわ、教えてあげる。 魂はね、汚れるの。悪いことしたりすると黒いシミのようなものが出来ていってね、それが全体に広がっていくの。
そういったばっちい魂を綺麗に洗濯する場所、それが地獄よ。生前悪いことをして汚しまくった魂を綺麗にしないと、魂を転生させることが出来ないのよ。
それでね、たまにいるの。綺麗になりましょって言っているのに言うことを訊かないでその場に留まろうとする魂が。そんな魂たちは最終的に自分の死体に戻っていき、動き出すの。こうやってアンデットが生まれるのよっ」
サクレはドヤ顔でそういった。俺に説明するのがそんなに楽しいのか、それとも俺を馬鹿にしているのか、どちらかよく分からなかったが、口元は笑っていた。
「へ~、そうなんだ。じゃあこのリッチーも悪いことして汚れた魂だってこと。俺にはそんな風に見えないんだけど」
俺はリッチーに視線を向けて、何をしたのか聞いてみた。
「別にオラは大したことしていない。ずっと畑を耕していただけだ」
「えっと、畑を耕していた?」
「大事な畑があってな、死んだときもその畑が気がかりで、きっと未練がましく思ってしまっただ。それが原因か分からんが、気が付いたらアンデットになっていただ。
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「ほへ~、でもなんでこっちに来たの。リッチーなら浄化でもされないと死なないんじゃないの」
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だけど残念ね。このリッチーは次のイベントに進むための重要人物、それを話も聞かずに浄化するって……。
あの世界での冒険はあそこで終わったわ。あとはスローライフするしかないわね。誰がどういう意図をもってあんなロクデナシを転生させたのよ。あ、私だ」
「お前、ボケるか説明するかちゃんとしろ。どうでもいい話をしてるんじゃねぇ」
勇者がどうとかイベントフラグの回収がどうとかはどうでもいいんだよ。
でも、このリッチーが悪いことをしていないということがよく分かったし、ちゃんと転生させてあげたい。
「サクレ、ちゃんと仕事するぞ」
「わかっているわよダーリン。えい」
サクレが何かすると、リッチーのいた場所に突然大きな穴が開いた。
「うわああああああああああああああ」
リッチーは穴に吸い込まれるように落ちていき、次第に見えなくなった。
ぽちゃんという音が聞こえたところで、穴が徐々にふさがっていく。
俺の隣にいたサクレは、額を拭い、「いい仕事をしたわ」と言った。
「って、おま、何してんの」
「だってアンデットよ。リッチーなのよ。地獄に落とすに決まっているじゃない」
「ここに来たということは清い魂だったんだろ。仕事っていうのは、ちゃんと転生させろっていう意味だよ、この馬鹿っ!」
ちなみに、この後めちゃくちゃ怒られたのだ、俺が。
何この理不尽。だけどサクレがちゃんとしないことはほかの神様も知っていたことらしいので、最後の最後に「苦労するだろうが、お前も頑張れ」と励まされてしまう。
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