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公爵家ご令嬢は悪役になりたい!
22.ちょっとイベントが発生する?
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さて、アッシュを仲間にした俺たちは、目的地に向かって……ということにならなかった。
この実地演習はシンシアの訓練として行っている。なので俺やアッシュが前に出て進むなんてことをしてはいけない。そんなことをしてしまえば、一気に進むことは出来てもシンシアの為にはならないだろう。
「はっ!」
現れたダミーの敵はシンシアが切り裂くと霧散して消えていく。敵を倒したシンシアは息を整えて俺達の元に戻ってきた。
「また倒せましたっ!」
「おう、よく頑張ったな」
シンシアの動きはとても筋が良いと思う。これだけ前に出て戦えているのだ。魔法中心であるこの世界でこれだけ前に出て戦えているということは、かなりすごいことだと思う。
むしろあまり魔法を使っていないところを見ると、この世界にあった育て方ができていないのかもしれないと思ってしまった。
それにシンシアが目指している悪役令嬢とは全く別の、姫騎士とかそういう方向性に進んでいる気がする。
まあでも、そっちの方がいいか。だって、破滅するよりいろんな人に認められる存在の方がいいだろうし。
俺は、浮かんできたシンシア姫騎士計画を頭の片隅に置いておくことにした。
「む、先生! 敵です、前方に敵がいます! 我、突撃ス!」
シンシアがルンルン気分で指さした方には確かに魔物がいた。いや、見た目だけ強そうな大物がいたよ? だけど前方にいたのが見た目強そうな敵だけではなかった。
まて、なんであいつらが前にいる。
俺は驚いて声を漏らしそうになる。アッシュが仲間になって結構時間をロスしたというのに、なぜあいつらが前に現れるのかよく分からなかった。こう、意図的に仕組まれているような気分になる。もしかしたら実際に仕組まれていることかもしれない。
「大丈夫か? ミー、ここは俺に任せてくれ」
「は、はい……でも任せるばかりはイヤです。私もっ!」
「君が応援してくれるだけ、俺は何百倍もの力を発揮できるっ!」
すごく恥ずかしい言葉と無駄にさわやかな笑みを浮かべながら、まあそこそこ……すごいか? と思わせる微妙な魔法を敵に放つ、イケメンなのに不気味で気持ち悪いなんとか王子と、引きつった笑みを浮かべて、正直マジでつらそうなミーがいた。
あの顔、とても無理している気がする。周りの連中も見ているとなんとか王子と同じようになぜか吐き気を感じる。なんというか、得体のしれない連中しかいない。あいつら本当に人間なんだろうか。
「なんか可哀そうですね。ミーさんがとてもつらそう。助けてあげたほうがいいのでしょうか?」
「でもシンシア、それってやりたい内容と行動が違ってこないか?」
「えっと、どういうこと? 私はただ困っている人を助けたほうがいいと思っただけなのですが……」
「いやな、悪役令嬢ならあえて馬鹿にするような感じにして、見下しつつ助けてやればいい」
あれ、なんかツンデレになった。
「そうですね。それにこの変なエンブレムとお薬は返したほうがいいですしね」
それには俺も同意した。双子……さっきアッシュから何か聞いたような気がするが…………俺も年かな? まだ10代なんだけどな……。
自分で開いた心の傷からそっと目を反らす。
エンブレムは割とどうでもいいような気がするけどお薬は早いところ返してあげたほうがいいかもしれないな。
再びミーの様子を窺うと、乙女らしかぬ虹色の液体を口からどばどばと出していた。「うっぷ」と口元を抑えて、ちらりと何とか王子に視線をやり、そして虹色の液体を……と言う謎のループを行っている。
あの王子、一体何者なんだろうか。もしかすると魔王軍の関係者なのかもしれない。見た目はイケメンのように見えるが、心の内から聞こえてくる気持ち悪さは、黒板を爪でひっかいた時に聞こえる不愉快な音を聞いた時以上の不快感を与える。
ミーはあの王子に気に入られて離れられないように見られるが、きっとつらいんだろう。あの気持ち悪さにずっと当てられているのだ。彼女の粗相は見なかったことにしよう。
「少女の吐く姿……あれはアレで尊いですね」
「なあ諸刃、このメイド、ちょっと頭がおかしいような気がするんだが」
「気にするなアッシュ。俺も同じこと思ってる」
『のじゃ、そんなのんきに話していいのかのう。あのゼイゴとかいう女、リセとリーナに余計なことを吹き込んでおるぞ』
のじゃロリに言われて二人の様子を見ると、本当に飛んでもないことになっていた。
「こ、こうれふか、うっぷ」
「おぇ、くるしい……でも……」
「そうですよ。そうやって嘔吐する女子はかわいくて殿方に人気があるんです。さぁ、ささ、一発ゲロっといっちゃいましょう! いい一枚を私が取りますから、さ、ささっ!」
「やめろっ! 変なこと吹き込むんじゃないっ!」
俺はゼイゴの後頭部を思いっきり叩いて、リセとイリーナの誤解を解く。そしてゼイゴの処遇をシンシアに任せ、騙されたことを知って悲しんでいる二人の世話をした。
「うう、騙された。うう、なんかね、おかしいなって思ったの。でも、諸刃が喜んでくれるって、ずっとお友達でいてくれるようになるかなねっていうから……」
あいつはボッチになんてなんてことを言うんだ。それに言っている言葉がボッチをターゲットにしたいじめ野郎と同じように思える。
なんか、シンシアの悪役令嬢になりたいというよりも、人を騙すあの頭のおかしなメイドをどうにかしたほうがいいんじゃないだろうか。
それにしても、イリーナまで騙すなんて、あいつはいったいどんなことを言ったんだろう。
「うう、ひどいです。主殿が嘔吐する女の子に興奮するっていうから頑張ったのに」
「おい、ちょっと待て、ゼイゴ、こっち来い」
「女の子を侍らすくそ野郎の言うことなんてーー」
「いいからこっちこい。変なこと言いやがって、覚悟しろ」
ゼイゴは脱兎の如く逃げ出した。その逃げ足は、台所に現れる黒い悪魔を彷彿とさせる、かさかさと言うような音がした気がした。叩き潰せとでも言っているのだろうか。
まあでも、一定以上の距離を離れず、こちらの様子を窺っているところを見るに、シンシアのメイドとしての仕事を放棄したわけではないのだろう。多分、そうに違いない。
駄メイドは少し置いておくとして、そろそろミーたちを助けに入ったほうがいいだろうと行動に移すことにした。
あの気持ち悪くて視界にも入れたくないようななんとか王子は、苦戦していてとてもつらそうな表情をしている。
それに、ミーの仲間である、それまた見た目だけは良いけど、激しく気持ち悪い、胸の内から湧き上がる名状しがたい感覚を与えてくる奴らも、辛そうにはしているが、ミーの方をちらりと見て頑張ってますアピールをしていた。
ミーはにこりと笑うのだが、視線が外れたことを確認すると、顔を青くして俯く。何とか手だけを仲間に向けて、回復的支援を行っているようだ。俺的に一番ダメージを受けているのはミーだと思う。あんな苦しそうにしているのにダメージを受けていないわけがない。まあ、ダメージを与えているのは仲間なんだろうけど。
「先生、あの、助けたほうがいいのは分かってるんですけど……」
「どうした、何か思うところがあるのなら言ってくれ」
シンシアは口元を抑えて、なんとか王子やその仲間たちを絶対に視界にいれないようにしながらぼそりとつぶやく。
「ミーさんは助けてもいいんですが、あの得体のしれない、人間かどうか怪しい雰囲気をしている生き物的何かは放置しておいていいでしょうか? 正直関わり合いたくない」
シンシアの言葉はごもっともである。確かにミーという子は見ていても何も感じないが、あの王子たちだけは正直関わり合いたくない。
そこでふと名案が思い浮かんだ。
「ミーって奴だけ連れ出すか。ほかのやつらは苦戦してはいるが、何とかなりそうだしな。それにこの訓練は命の保証がされている。何かあったところで死にはしないだろう」
主人公をこっそりさらって虐めるってこう、悪役っぽい感じがするのだが、逆に得体のしれない気持ち悪さを放つ人的何かから女の子を救うヒーローみたいな感じにもなりそうだ。
どうせなら、姫騎士的ヒーローになってほしい。その想いが通じたのか、シンシアはコクリと頷き、りりしい顔つきでとてもかっこいいことを言ってくれた。
「そうですね、あのままではミーさんが可哀そうです。早く助けてあげましょう」
生徒のお願いを叶えるのも臨時講師の務めだ。俺は、リセとイリーナ、アッシュに視線を配り、行動を開始した。
この実地演習はシンシアの訓練として行っている。なので俺やアッシュが前に出て進むなんてことをしてはいけない。そんなことをしてしまえば、一気に進むことは出来てもシンシアの為にはならないだろう。
「はっ!」
現れたダミーの敵はシンシアが切り裂くと霧散して消えていく。敵を倒したシンシアは息を整えて俺達の元に戻ってきた。
「また倒せましたっ!」
「おう、よく頑張ったな」
シンシアの動きはとても筋が良いと思う。これだけ前に出て戦えているのだ。魔法中心であるこの世界でこれだけ前に出て戦えているということは、かなりすごいことだと思う。
むしろあまり魔法を使っていないところを見ると、この世界にあった育て方ができていないのかもしれないと思ってしまった。
それにシンシアが目指している悪役令嬢とは全く別の、姫騎士とかそういう方向性に進んでいる気がする。
まあでも、そっちの方がいいか。だって、破滅するよりいろんな人に認められる存在の方がいいだろうし。
俺は、浮かんできたシンシア姫騎士計画を頭の片隅に置いておくことにした。
「む、先生! 敵です、前方に敵がいます! 我、突撃ス!」
シンシアがルンルン気分で指さした方には確かに魔物がいた。いや、見た目だけ強そうな大物がいたよ? だけど前方にいたのが見た目強そうな敵だけではなかった。
まて、なんであいつらが前にいる。
俺は驚いて声を漏らしそうになる。アッシュが仲間になって結構時間をロスしたというのに、なぜあいつらが前に現れるのかよく分からなかった。こう、意図的に仕組まれているような気分になる。もしかしたら実際に仕組まれていることかもしれない。
「大丈夫か? ミー、ここは俺に任せてくれ」
「は、はい……でも任せるばかりはイヤです。私もっ!」
「君が応援してくれるだけ、俺は何百倍もの力を発揮できるっ!」
すごく恥ずかしい言葉と無駄にさわやかな笑みを浮かべながら、まあそこそこ……すごいか? と思わせる微妙な魔法を敵に放つ、イケメンなのに不気味で気持ち悪いなんとか王子と、引きつった笑みを浮かべて、正直マジでつらそうなミーがいた。
あの顔、とても無理している気がする。周りの連中も見ているとなんとか王子と同じようになぜか吐き気を感じる。なんというか、得体のしれない連中しかいない。あいつら本当に人間なんだろうか。
「なんか可哀そうですね。ミーさんがとてもつらそう。助けてあげたほうがいいのでしょうか?」
「でもシンシア、それってやりたい内容と行動が違ってこないか?」
「えっと、どういうこと? 私はただ困っている人を助けたほうがいいと思っただけなのですが……」
「いやな、悪役令嬢ならあえて馬鹿にするような感じにして、見下しつつ助けてやればいい」
あれ、なんかツンデレになった。
「そうですね。それにこの変なエンブレムとお薬は返したほうがいいですしね」
それには俺も同意した。双子……さっきアッシュから何か聞いたような気がするが…………俺も年かな? まだ10代なんだけどな……。
自分で開いた心の傷からそっと目を反らす。
エンブレムは割とどうでもいいような気がするけどお薬は早いところ返してあげたほうがいいかもしれないな。
再びミーの様子を窺うと、乙女らしかぬ虹色の液体を口からどばどばと出していた。「うっぷ」と口元を抑えて、ちらりと何とか王子に視線をやり、そして虹色の液体を……と言う謎のループを行っている。
あの王子、一体何者なんだろうか。もしかすると魔王軍の関係者なのかもしれない。見た目はイケメンのように見えるが、心の内から聞こえてくる気持ち悪さは、黒板を爪でひっかいた時に聞こえる不愉快な音を聞いた時以上の不快感を与える。
ミーはあの王子に気に入られて離れられないように見られるが、きっとつらいんだろう。あの気持ち悪さにずっと当てられているのだ。彼女の粗相は見なかったことにしよう。
「少女の吐く姿……あれはアレで尊いですね」
「なあ諸刃、このメイド、ちょっと頭がおかしいような気がするんだが」
「気にするなアッシュ。俺も同じこと思ってる」
『のじゃ、そんなのんきに話していいのかのう。あのゼイゴとかいう女、リセとリーナに余計なことを吹き込んでおるぞ』
のじゃロリに言われて二人の様子を見ると、本当に飛んでもないことになっていた。
「こ、こうれふか、うっぷ」
「おぇ、くるしい……でも……」
「そうですよ。そうやって嘔吐する女子はかわいくて殿方に人気があるんです。さぁ、ささ、一発ゲロっといっちゃいましょう! いい一枚を私が取りますから、さ、ささっ!」
「やめろっ! 変なこと吹き込むんじゃないっ!」
俺はゼイゴの後頭部を思いっきり叩いて、リセとイリーナの誤解を解く。そしてゼイゴの処遇をシンシアに任せ、騙されたことを知って悲しんでいる二人の世話をした。
「うう、騙された。うう、なんかね、おかしいなって思ったの。でも、諸刃が喜んでくれるって、ずっとお友達でいてくれるようになるかなねっていうから……」
あいつはボッチになんてなんてことを言うんだ。それに言っている言葉がボッチをターゲットにしたいじめ野郎と同じように思える。
なんか、シンシアの悪役令嬢になりたいというよりも、人を騙すあの頭のおかしなメイドをどうにかしたほうがいいんじゃないだろうか。
それにしても、イリーナまで騙すなんて、あいつはいったいどんなことを言ったんだろう。
「うう、ひどいです。主殿が嘔吐する女の子に興奮するっていうから頑張ったのに」
「おい、ちょっと待て、ゼイゴ、こっち来い」
「女の子を侍らすくそ野郎の言うことなんてーー」
「いいからこっちこい。変なこと言いやがって、覚悟しろ」
ゼイゴは脱兎の如く逃げ出した。その逃げ足は、台所に現れる黒い悪魔を彷彿とさせる、かさかさと言うような音がした気がした。叩き潰せとでも言っているのだろうか。
まあでも、一定以上の距離を離れず、こちらの様子を窺っているところを見るに、シンシアのメイドとしての仕事を放棄したわけではないのだろう。多分、そうに違いない。
駄メイドは少し置いておくとして、そろそろミーたちを助けに入ったほうがいいだろうと行動に移すことにした。
あの気持ち悪くて視界にも入れたくないようななんとか王子は、苦戦していてとてもつらそうな表情をしている。
それに、ミーの仲間である、それまた見た目だけは良いけど、激しく気持ち悪い、胸の内から湧き上がる名状しがたい感覚を与えてくる奴らも、辛そうにはしているが、ミーの方をちらりと見て頑張ってますアピールをしていた。
ミーはにこりと笑うのだが、視線が外れたことを確認すると、顔を青くして俯く。何とか手だけを仲間に向けて、回復的支援を行っているようだ。俺的に一番ダメージを受けているのはミーだと思う。あんな苦しそうにしているのにダメージを受けていないわけがない。まあ、ダメージを与えているのは仲間なんだろうけど。
「先生、あの、助けたほうがいいのは分かってるんですけど……」
「どうした、何か思うところがあるのなら言ってくれ」
シンシアは口元を抑えて、なんとか王子やその仲間たちを絶対に視界にいれないようにしながらぼそりとつぶやく。
「ミーさんは助けてもいいんですが、あの得体のしれない、人間かどうか怪しい雰囲気をしている生き物的何かは放置しておいていいでしょうか? 正直関わり合いたくない」
シンシアの言葉はごもっともである。確かにミーという子は見ていても何も感じないが、あの王子たちだけは正直関わり合いたくない。
そこでふと名案が思い浮かんだ。
「ミーって奴だけ連れ出すか。ほかのやつらは苦戦してはいるが、何とかなりそうだしな。それにこの訓練は命の保証がされている。何かあったところで死にはしないだろう」
主人公をこっそりさらって虐めるってこう、悪役っぽい感じがするのだが、逆に得体のしれない気持ち悪さを放つ人的何かから女の子を救うヒーローみたいな感じにもなりそうだ。
どうせなら、姫騎士的ヒーローになってほしい。その想いが通じたのか、シンシアはコクリと頷き、りりしい顔つきでとてもかっこいいことを言ってくれた。
「そうですね、あのままではミーさんが可哀そうです。早く助けてあげましょう」
生徒のお願いを叶えるのも臨時講師の務めだ。俺は、リセとイリーナ、アッシュに視線を配り、行動を開始した。
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