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第十九話~彷徨う死者3~
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「…………さて、燃やすか」
「燃やすって何をですかっ!」
何って決まってるじゃん。そのスライムをだよっ!
私の恥を早く消したい。そのスライムが生きているから私は……ああ、やばい。
「このスライムはダメです! 絶対にダメなんですよ」
「どうしてよ! それは魔物なのよ!」
「だって……だってぇ!」
アンリが目を潤ませながら懇願してくる。
確かに、確かにそれは魅力的な魔物だ。
なんたって、そいつがいるだけで、生まれたてのような赤ちゃん肌を手に入れることができる。
ぷるんとした肌なんて、女性なら誰もが欲するもの。それを与えてくれるスライムを庇いたい気持ちもなんとなくわかる。
だけど、そいつは私に恥をかかせたッ!
そしてアンリを襲ったのだ! 許せない。これが八つ当たりだとしてもッ!
「アンリ、そいつを渡しなさい」
「い、嫌です! こんな可愛いのに」
「私が生物創造で、もっといいの作ってあげるわよ」
「……その生物はお肌をぷるぷるにしてくれますか」
「もちろん! 生物創造に不可能はない!」
「じゃあ、はい。あげます」
やけにあっさり渡すのねッ!
代わりが見つかればなんでもよかったの!
余りにもあっさりしすぎて、スライムがかわいそうになってきたよ。
「ぷ、ぷるん、ぷるぷるん」
「「す、スライムが喋った!」」
驚きのあまり、アンリと一緒に叫んでしまう。私たちの驚きに、スライムは首を振って返す。
首どこだかわかんねぇけど、喋ったことを今更否定するなよ!
「……とりあえず、浄化!」
スライムを私が作り出した、森だって燃やしちゃう炎に焼かれた。「ぷ、ぷる~ん」という悲鳴が聞こえたような気がしたけど……。気のせいだよね!
スライムが完全に消滅したので、炎を消した。
すると、なんということでしょう。
スライムが、かなり美味しそうな木の実になっているではありませんか。
これが匠の……って違うよね。こりゃドロップアイテムだ…………と思う。
ちなみに、今まで生きてきて、この現象に会うのは初めて。
もしかして、世界樹のシステムにバグが生まれたとかかな?
【システムメッセージ:バグってません】
いや、わざわざ否定しなくても……。
世界樹のシステムがこんなに自由なんて、管理人の神様は何をしているのだろうか?
【システムメッセージ:あいつは何もしていません】
シンのばかやろ! 神様なんだから仕事しろよ!
「小雪お姉ちゃん、あれ、どうします」
「え、どうするって言われても……」
そんなこと言われても困っちゃうよ。
とりあえず、鑑定してみるか。
鑑定さん、適当にどうぞ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ウマシカの実】
食べるまで何が起こるかわからない。
気になるなら、誰かに食べさせて見てね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
怖いよっ!
え、何、食べさせるまで何が起こるかわからないって。
食べたら一体何が起こるのさ。こういうのって、絶対に良くないことが起こるよね!
「小雪お姉ちゃん? どうかしましたか?」
「いや、なんでもないよ。あれがなんだかわかっただけだから。ウマシカの実って言うらしいよ。なんか知ってる?」
「いえ、初めて聞きました。名前にウマって入っているわけですし、美味しいのでしょうか」
「うまいだけにウマって。ははは、アンリにしては面白い冗談だね」
「む~冗談じゃありませんよ!」
ほっぺたを膨らませながらぽかぽかしてきた。ふだんからこんな感じだったら、どれだけいいことか。
最近、ヤンデレ化やエロオヤジ化が激しかったからな~。ちょっとだけ嬉しい。
っと、感動に浸っている場合じゃなかった。
ちょっと目を離した隙に、アンリはウマシカの実を食べようとした。
「ちょっとまって、アンリ!」
私はすかさず、取り上げる。
危ない危ない、こんな訳のわからん実をアンリに食べさせるわけにはいかない。
「あ、どうして取り上げるのですか」
「このウマシカの実はね、食べたら何かが起こるらしいのよ」
「……ごくり、何かってなんですか?」
「さぁ、食べて見ないとわからないらしいよ」
「こ、怖いのです!」
ああ、この感じが普通の子供だ。いつまでも、こんなアンリでいて欲しいものだ。
さて、私たちは、スライムを無事に倒し終えたので、先に進むことにする。
と言っても、もうそろそろ日が落ちる。
今日はここまでかな。
完全に日が落ちると、野営の準備もできないからね。
いや、やろうと思えばできるのか?
「アンリ、今日はここまでにしましょう」
「はいです。小雪お姉ちゃん、テントを出してください」
「はいはい、私の世界から取り出しますよっと」
私は『世界創造』の魔法を発動させる。管理人に指名した触手ちゃんとその仲間たちに連絡して、テントを取り出してもらうことにした。
ついでに、こっちきていろいろと手伝ってくれると嬉しいな~なんて思っていると、びっくり仰天、家が出てきた。
「テ、テントどこいったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
消えたテント、突然出来上がるログハウス。かなりかっこいい。まるでどこかに旅行にきた気分。
そして、よく見ると……何か魔法が施されている。確認すると、あれ、迷彩魔法だ。姿を隠せる。これで、夜中に襲われる心配はないねって、すげぇ高性能な建物が出てきたっ!
「わぁ、すごいですっ! ところで……テントはどこにいったんでしょう?」
「それ、私も知りたいよ……」
これはもう、触手ちゃんに尋ねるしかない!
そう思って、世界創造と生物創造魔法を使って、触手ちゃんに聞いてみた。
帰ってきた返事は、ご主人様のために、テントを魔改造しておきましたとのこと。
魔改造の領域を超えているよ! これはまったく別物だよねっ! テントどこいった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ログハウス】
テントの進化系。触手が愛情込めて作った奇跡のテント。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっと真面目になったと思ったらすぐこれだ。勝手に出てくるんじゃねぇよ、鑑定野郎!
そして、またツッコミどころが多すぎねぇ!
なにさ、テントの進化系ってっ!
え、何、道具って突然変異するの。怖いわっ!
「……ごめん、アンリ。テントをログハウスに進化させちゃった」
「す、すごいですよ、小雪お姉ちゃん。やっぱり小雪お姉ちゃんは最高ですっ!」
「え、何、なんでそんなに喜んでいるの?」
「道具の進化ってかなり大変なんですよ。それはもう、血のにじむような努力を、するんですよ」
「ど、どういうこと。道具が努力? 使い手じゃなくて?」
「はい、道具がするのです。進化するために、手足ぐらい生やしますよ!」
「それなんか違うよねぇ!」
道具が手足を生やして、腕立て伏せとか走り込をするの?
そして辿り付いた先がこれ? イメージが全然できない!
だってそうでしょう。アンリが言っていることが正しければ、エクリプセで購入しておいたテントが、私の世界で触手指導による筋トレなどをして、ログハウスになったってことでしょ?
怪しさ満点だな、今回の世界はっ!
「はぁ、なんかもうわからなくなってきたよ」
「そうなんですか? だったら早く中に入りましょう! 美味しいご飯を作りますから、期待して待っていてくださいね」
「うん、そうするよ。他のことを気にしだしたら、私の身が持たないような気がするし……」
もう色々と諦めよう。
私は、テントがログハウスに進化したことを認め、中に入った。
ログハウスの中は、本当に綺麗な場所で、まるで、あれで見た、素晴らしいログハウスによく似ている。あの有名な群馬県にある碓氷峠くつろぎの郷のログハウスに!
ネット画像でしか見たことないけど、一回ぐらい行きたかったな。
もういけないんだろうけどね。だって、今いる場所は異世界だし? 群馬県ないし、どうすることもできないよ!
ログハウスの中を見ていると、色々と悲しい気持ちになってくるので、私は考えるのをやめた。
アンリが料理を運んでくれるまで、私は天井のシミをぼーっと見つめながら過ごしたのだった。
「燃やすって何をですかっ!」
何って決まってるじゃん。そのスライムをだよっ!
私の恥を早く消したい。そのスライムが生きているから私は……ああ、やばい。
「このスライムはダメです! 絶対にダメなんですよ」
「どうしてよ! それは魔物なのよ!」
「だって……だってぇ!」
アンリが目を潤ませながら懇願してくる。
確かに、確かにそれは魅力的な魔物だ。
なんたって、そいつがいるだけで、生まれたてのような赤ちゃん肌を手に入れることができる。
ぷるんとした肌なんて、女性なら誰もが欲するもの。それを与えてくれるスライムを庇いたい気持ちもなんとなくわかる。
だけど、そいつは私に恥をかかせたッ!
そしてアンリを襲ったのだ! 許せない。これが八つ当たりだとしてもッ!
「アンリ、そいつを渡しなさい」
「い、嫌です! こんな可愛いのに」
「私が生物創造で、もっといいの作ってあげるわよ」
「……その生物はお肌をぷるぷるにしてくれますか」
「もちろん! 生物創造に不可能はない!」
「じゃあ、はい。あげます」
やけにあっさり渡すのねッ!
代わりが見つかればなんでもよかったの!
余りにもあっさりしすぎて、スライムがかわいそうになってきたよ。
「ぷ、ぷるん、ぷるぷるん」
「「す、スライムが喋った!」」
驚きのあまり、アンリと一緒に叫んでしまう。私たちの驚きに、スライムは首を振って返す。
首どこだかわかんねぇけど、喋ったことを今更否定するなよ!
「……とりあえず、浄化!」
スライムを私が作り出した、森だって燃やしちゃう炎に焼かれた。「ぷ、ぷる~ん」という悲鳴が聞こえたような気がしたけど……。気のせいだよね!
スライムが完全に消滅したので、炎を消した。
すると、なんということでしょう。
スライムが、かなり美味しそうな木の実になっているではありませんか。
これが匠の……って違うよね。こりゃドロップアイテムだ…………と思う。
ちなみに、今まで生きてきて、この現象に会うのは初めて。
もしかして、世界樹のシステムにバグが生まれたとかかな?
【システムメッセージ:バグってません】
いや、わざわざ否定しなくても……。
世界樹のシステムがこんなに自由なんて、管理人の神様は何をしているのだろうか?
【システムメッセージ:あいつは何もしていません】
シンのばかやろ! 神様なんだから仕事しろよ!
「小雪お姉ちゃん、あれ、どうします」
「え、どうするって言われても……」
そんなこと言われても困っちゃうよ。
とりあえず、鑑定してみるか。
鑑定さん、適当にどうぞ。
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【ウマシカの実】
食べるまで何が起こるかわからない。
気になるなら、誰かに食べさせて見てね。
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怖いよっ!
え、何、食べさせるまで何が起こるかわからないって。
食べたら一体何が起こるのさ。こういうのって、絶対に良くないことが起こるよね!
「小雪お姉ちゃん? どうかしましたか?」
「いや、なんでもないよ。あれがなんだかわかっただけだから。ウマシカの実って言うらしいよ。なんか知ってる?」
「いえ、初めて聞きました。名前にウマって入っているわけですし、美味しいのでしょうか」
「うまいだけにウマって。ははは、アンリにしては面白い冗談だね」
「む~冗談じゃありませんよ!」
ほっぺたを膨らませながらぽかぽかしてきた。ふだんからこんな感じだったら、どれだけいいことか。
最近、ヤンデレ化やエロオヤジ化が激しかったからな~。ちょっとだけ嬉しい。
っと、感動に浸っている場合じゃなかった。
ちょっと目を離した隙に、アンリはウマシカの実を食べようとした。
「ちょっとまって、アンリ!」
私はすかさず、取り上げる。
危ない危ない、こんな訳のわからん実をアンリに食べさせるわけにはいかない。
「あ、どうして取り上げるのですか」
「このウマシカの実はね、食べたら何かが起こるらしいのよ」
「……ごくり、何かってなんですか?」
「さぁ、食べて見ないとわからないらしいよ」
「こ、怖いのです!」
ああ、この感じが普通の子供だ。いつまでも、こんなアンリでいて欲しいものだ。
さて、私たちは、スライムを無事に倒し終えたので、先に進むことにする。
と言っても、もうそろそろ日が落ちる。
今日はここまでかな。
完全に日が落ちると、野営の準備もできないからね。
いや、やろうと思えばできるのか?
「アンリ、今日はここまでにしましょう」
「はいです。小雪お姉ちゃん、テントを出してください」
「はいはい、私の世界から取り出しますよっと」
私は『世界創造』の魔法を発動させる。管理人に指名した触手ちゃんとその仲間たちに連絡して、テントを取り出してもらうことにした。
ついでに、こっちきていろいろと手伝ってくれると嬉しいな~なんて思っていると、びっくり仰天、家が出てきた。
「テ、テントどこいったぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
消えたテント、突然出来上がるログハウス。かなりかっこいい。まるでどこかに旅行にきた気分。
そして、よく見ると……何か魔法が施されている。確認すると、あれ、迷彩魔法だ。姿を隠せる。これで、夜中に襲われる心配はないねって、すげぇ高性能な建物が出てきたっ!
「わぁ、すごいですっ! ところで……テントはどこにいったんでしょう?」
「それ、私も知りたいよ……」
これはもう、触手ちゃんに尋ねるしかない!
そう思って、世界創造と生物創造魔法を使って、触手ちゃんに聞いてみた。
帰ってきた返事は、ご主人様のために、テントを魔改造しておきましたとのこと。
魔改造の領域を超えているよ! これはまったく別物だよねっ! テントどこいった。
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【ログハウス】
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そして、またツッコミどころが多すぎねぇ!
なにさ、テントの進化系ってっ!
え、何、道具って突然変異するの。怖いわっ!
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「え、何、なんでそんなに喜んでいるの?」
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「ど、どういうこと。道具が努力? 使い手じゃなくて?」
「はい、道具がするのです。進化するために、手足ぐらい生やしますよ!」
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だってそうでしょう。アンリが言っていることが正しければ、エクリプセで購入しておいたテントが、私の世界で触手指導による筋トレなどをして、ログハウスになったってことでしょ?
怪しさ満点だな、今回の世界はっ!
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「そうなんですか? だったら早く中に入りましょう! 美味しいご飯を作りますから、期待して待っていてくださいね」
「うん、そうするよ。他のことを気にしだしたら、私の身が持たないような気がするし……」
もう色々と諦めよう。
私は、テントがログハウスに進化したことを認め、中に入った。
ログハウスの中は、本当に綺麗な場所で、まるで、あれで見た、素晴らしいログハウスによく似ている。あの有名な群馬県にある碓氷峠くつろぎの郷のログハウスに!
ネット画像でしか見たことないけど、一回ぐらい行きたかったな。
もういけないんだろうけどね。だって、今いる場所は異世界だし? 群馬県ないし、どうすることもできないよ!
ログハウスの中を見ていると、色々と悲しい気持ちになってくるので、私は考えるのをやめた。
アンリが料理を運んでくれるまで、私は天井のシミをぼーっと見つめながら過ごしたのだった。
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