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番外編SS

うちの当主様

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1巻第二章辺りのお話

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 それは、第二護衛騎士団である白銀魔女団が設立されて、一ヶ月が経った頃の話――。

「ぶっちゃけリュカ様って、強いと思う?」

 騎士宿舎の食堂で、白銀魔女団の団員であるジャッカル獣人がそう尋ねる。

 共にいた騎士団の仲間たちはそれぞれ顔を見合わせ、「そりゃまあ公爵様だしな」「強いんだろ……多分」と口々に答えた。

 しかしどことなく納得していないジャッカル獣人――ラスチェットは、首を捻りながら「でもさ」と言葉を続けた。

「見た目がちっさいせいかな、危なっかしく感じちゃうんだよね」

 その意見には仲間たちも「あーそれはわかる」と小声で同意した。

 彼らがリュカの護衛騎士団員になって一ヶ月。二度ほどリュカと遠征をしモンスターの討伐を行ったが、彼らはまだリュカが戦うところを見ていない。敵がさほど強くなく、騎士団だけでカタがついてしまったからだ。

 二度の遠征でリュカが使った魔法は回復魔法と浄化魔法だけで、戦闘時は騎士団の後方に控え守られていただけである。

 攻撃魔法の実力が見られなかったこともあるが、リュカはそのとき飛んできたスライムの粘液をひとりだけ避けきれず被弾し、悪臭まみれになったうえ法衣が駄目になりすっぽんぽんになるという、なんとも間の抜けた醜態を晒したのだ。

 不敬なので口には出せないが、ドン臭い……もとい、戦闘能力があまり高くないとラスチェットたちが感じたのも無理はないだろう。

「リュカ様のいいところは朗らかで優しいところだけど、逆に言えば緊張感がないというか圧がないというか……」

 ひとりの団員が言葉を選びつつ言えば、その場にいた仲間がうんうんと頷いた。

「でもあの方はそれでいいと思うぜ。ガルドマンやワレンガみたいにおっかない当主様よりずっといいや」

「そーそー。領民はみんなリュカ様のことが好きだもんな。愛され当主ってやつだよ」

「圧がないっていうなら、俺たち護衛騎士団が担えばいいんだよ。〝リュカ様ナメたら俺たちが承知しねーぞ〟ってすごむのも騎士団の仕事だろ」

「だよな。当主様ってーか、お姫様? リュカ様はみんなに守られてニコニコしてるのが合ってるんだよな」

 もはや全員の意見が一致する。リュカは戦闘向きではない、守られていればいいのだと。

 それは護衛騎士として正しい認識ではあるが、根底には不敬な驕りもある。出番がなかったとはいえ一緒に戦地に立つリュカを〝弱い〟と見下したも同然なのだから。

 庇護欲は一歩間違えれば傲慢さの押し付けだ。守られる者は自分より弱く、強い者を恃みにして欲しいという危うい願望がある。しかしそれは仕えるべきあるじに対して抱く望みではない。

 今に始まったことではないが、見た目で少々舐められるのはリュカに一生付き纏う問題でもあった。



 翌月。
 東の街道で旅人や商人がモンスターに襲われるという事件が相次いだ。

 集めた情報によると敵の出現は日暮れから夜明けにかけて。どうやら大昔の処刑場から蘇ったリビングデッドらしい。十匹前後のグループで襲ってくることが多いが、ある隊商の馬車は二百匹近い集団に襲われたという。

 これは大がかりな討伐が必要だと判断したリュカは護衛騎士団を引きつれ、自ら現地に赴いたのであった。

 リュカはリビングデッドが現れるという街道を封鎖し、騎士団を配置して夜を待った。

 リビングデッドは動きが鈍いので一匹一匹はさほど強くないが、集団で襲われるとこちらの動きも封じられるので注意が必要だ。おまけに毒を持っているので油断できない。

「数が少なければ右翼は黄金麦穂団に、左翼は白銀魔女団にそれぞれ任せる。数が多い場合は俺が魔法で一掃するから中央に追い込んで」

 リュカはそう作戦を立て皆に指示した。街道は両脇を森と岩場に囲まれ死角が多い。騎士団はリュカを中央に据え、囲むように陣形を組んだ。

 そうして日が暮れ夜も更けてきた頃。

「来たぞ! 四時の方向、十匹以上いる!」
「十時の方向もだ! 十……いや、三十匹はいるぞ!」
「六時の方向にも出現! 囲まれた!」

 リュカと騎士団を包囲するように、リビングデッドの集団が現れた。騎士たちは予め配置された範囲のリビングデッドを次々に斬り伏せていくが、敵はまるで終わりなどないように続々と湧いてくる。

「陣形を崩すな! 確実に目の前の敵を倒せ!」
「ヤツら毒がある、噛まれるんじゃねえぞ!」

 ヴァン団長とピート団長が騎士団にそれぞれ指示を出す。しかし延々と終わりのない敵の群れに、団員たちの疲労と恐怖が募り始めた。

「なんなんだこれ。ひとりでもう五匹以上は倒したはずだぞ」
「こいつら死体だから傷を受けても動きが衰えない。ちくしょう、こっちのほうが先にバテちまう」

 ラスチェットもゼエゼエと肩で息をしながら剣を振るう。騎士になる前は用心棒をしていた彼はモンスターとの戦闘に慣れていたが、こんなに数が多い敵は初めてだ。

 終わりの見えない戦いにラスチェットの思考が鈍り、剣の振るいかたが散漫になってくる。すると、騎士たちがリュカを囲う方円の陣を崩し横に広がっていくのが横目に見えた。

(なんだ? みんな疲労困憊で陣形がぐちゃぐちゃじゃねえか)

「右翼、左翼とも零時の方向に敵を誘導せよ!」

 ヴァン団長の号令が響き、九時の方向にいたラスチェットは後ろを振り返る。

 するとラスチェットの目に映ったのは、騎士団によって誘導されたリビングデッドの群れ――およそ三百はいるだろう――が、リュカに向かって突撃していくところだった。どういうわけかリュカの周りには騎士が誰もおらず、まったくの無防備な状態になっている。

(おいおいどうなってんだよ!?)

 考える間もなくラスチェットはリュカに向かって駆けていく。そして「リュカ様危ない!!」とその身を挺しリュカの正面に躍り出た。――しかし。

「っ!? どいて!!」

 正面に立ち塞がったラスチェットを、リュカは力いっぱい片手で除けた。と同時に、もう片方の手で持った錫杖から燃え盛る業火が勢いよく放出される。

 炎は轟轟と唸りをあげてリビングデッドの群れを呑み込み、何百もの「ギャァアアアアア!!!!」という断末魔の絶叫が木霊する。凄まじい光景だった。夜闇は燃え盛る炎に赤く照らされ、消えぬ業火の中でリビングデッドたちの陰が蠢いている。

 まるで地獄絵図のような威力を目の当たりにして、地面に尻もちをついていたラスチェットはゴクリと息を呑んだ。

 しかし、リビングデッドの群れは炎に焼かれ三分の二は灰になったが、ラスチェットを除けたせいで魔法の軌道が逸れ、三分の一は残ってしまった。

「失敗だ! 誰も巻き込まれてない!?」

 リュカはすぐに体勢を立て直して叫ぶ。「大丈夫だ!」というピートの声が聞こえ、再び錫杖を構えた。

 数匹のリビングデッドがリュカの目の前まで迫ってきたが、後方から投げられたナイフが刺さって足を止める。その隙にリュカは集中力を高め、もう一度火炎魔法を錫杖から放った。

「……っはー……危なかった……」

 今度こそ一匹残らず灰になったリビングデッドを見ながら、リュカは脱力してその場にへたり込む。後方にわずかに残ったリビングデッドも騎士団が全滅させたようで、皆リュカの周りに駆けつけてきた。

「リュカ様! ご無事ですか!」とすぐにリュカの安否を確かめたのは両団長だ。そしてリュカが無傷だとわかるとピートは振り返り、尻もちをついているラスチェットの胸ぐらを掴んで体を持ち上げた。

「てめえ、何やってんだ!! リュカ様と騎士団を殺す気か!? リュカ様が錫杖を構えたら魔法放出の合図だから絶対に前面へ出るなって基本のキだろうが!」

 凄まじい剣幕で怒鳴られながら、ラスチェットはハッとする。それは騎士団に入団してから今までずっと教わってきた基本だ。疲れて思考が朦朧としていたのと、リュカを守りたい気持ちが先行して、すっかり失念してしまっていた。

「も……申し訳ございません……」

 自分の大失態を悟ってラスチェットが青ざめながら言えば、ピートは表情を緩めないまま胸ぐらを掴んでいた手を離した。そしてクルリと踵を返し、リュカに向かって深々と頭を下げる。

「リュカ様、申し訳ございませんでした。団員への教育が行き届いてませんでした。俺の責任です」

 皆の前でリュカに向かって頭を下げるピートを見て、ラスチェットは唖然とする。他の団員もだ。敬称は付けれどいつもリュカに対しほぼタメ口のピートが、真摯に畏まって謝罪している。その姿は衝撃だった。

 そして普段なら多少のことでは動じず「気にしないで!」と笑って言うリュカが、真剣な面持ちでピートからの謝罪を受けとめていた。

「二度とこんなことがないように、しっかりね」

「はい。必ず」

 辺りはシンと静まり返っている。するとリュカは今度はラスチェットの方を振り返った。

「も、申し訳ございませんでした……!」

 慌てて頭を下げたラスチェットの前までやって来て、リュカは口を開く。

「俺を助けようとしてくれたんだよね。どうもありがとう。その気持ちには感謝するよ。けど、俺は当主できみは騎士団だ。当主と騎士団の戦い方には経験を重ね研究を重ね研磨してきたセオリーがある。それを外れれば味方を死なせかねない。今回は誰も巻き込まれず運がよかった。けど、二度目はないからね」

 それは最後通告だ、もし今度勝手な真似をすれば即解雇だと。

 大らかで優しい当主の厳しい言葉に、団員……おもに白銀魔女団は目を瞠り口を引き結んだ。

 リュカは誰よりも優しいからこそ、凡ミスで仲間が犠牲になることを厳しく懸念している。そのことを痛感した団員達は自分たちもリュカの言葉を胸に刻むべく、姿勢を正し深くこうべを垂れた。

「話はこれでおしまい! さ、元気な人は残党がいないか辺りを見回りにいって! 怪我してる人は治療するからこっち来て!」

 気を取り直したように明るく言ってリュカはみんなに呼びかける。

 怪我をした団員を治療するリュカは優しく、笑顔は相変わらず愛らしい。魔法の火力が強すぎたのか、尻尾の先っぽの毛が少し焦げていて愛嬌を醸していた。

 しかし白銀魔女団がリュカに向ける目は先ほどまでとまるで違う。もう誰ひとりとして、この小さな当主を〝弱い〟などと思ってはいない。

 ラスチェットは振り返り、まだ煙の筋を立てているリビングデッドの群れを見た。黒焦げの灰になったそれは三百はあるだろうか。

 自分たちがあんなに苦労して倒したモンスターを、リュカはたった一撃でその百倍を燃やし尽くしてしまったのだ。

 敵を魔法の範囲に誘導したり、集中力を高める時間が必要とはいえ、その威力は凄まじい。しかもリュカはそれを二発撃ったうえ、味方に回復魔法をかける余力を残していた。

(……リュカ様って、怖いな)

 ラスチェットは密かに身震いする。自分がとんでもない誤解をしていたことに気がついた。リュカは騎士に守ってもらう姫君ではない。仲間を、領民を守る誰より強い戦士だ。

 初めてリュカの攻撃魔法を目の当たりにした他の団員も同じことを痛感しているようで、なんともいえない表情をしている者が幾人もいた。

 そして畏怖の念を向けられていることに気づかず団員の治療を続けるリュカは、慣れない叱責をしたことに人知れず胃を痛くしていたのであった。



 その翌月。
 リュカを含む四大公爵は勇者召喚のため虚空の神殿へと集合していた。

 もちろん各当主、護衛の騎士団や従者を引きつれている。しかし団長以外は祭壇の間へ入れないので、団員たちは神殿の内外でそれぞれ待機していた。
 
「それにしてもさすがに四大当主が集合すると圧巻だな」

 そんなことを口にしたのはワレンガ領の騎士だ。仲間の騎士らもウンウンと頷き「さすがは大陸安寧の四柱だ」などと相槌を打つ。そして「まあ圧倒的にデボイヤ様が強そうだけどな」と小声で言い合って得意げに口角を上げた。
 
 近くにいたガルドマン領の騎士が、フンと鼻を鳴らし冷ややかな目をして呟く。

「我らが当主シュンシュ様のご威光は大陸一、神にも等しい。力が全てと思っている粗暴な者には理解できぬだろうな」

 ワレンガ領とガルドマン領の騎士が睨み合いバチバチと火花を散らす横で、ヴェリシェレン領の騎士たちがクスクスと嘲笑う。

「護衛騎士がこんなに浅慮では、当主の器もたかが知れますね。我らは理知的なゴーフ様に倣い慎重に行動せねば」

 獅子と鷲と蛇の騎士が三竦みで睨み合う。しかし彼らはチラリと横目でレイナルドの騎士を見ると、揃ってプッと噴き出した。

「まあ愛嬌しかない当主よりはマシだな」
「私は常々不思議だ、あの者たちは当主のどのような部分を尊敬し忠誠を誓ったのだろうか」
「守り甲斐、という点では随一なのでしょう。騎士というのは弱い者のために剣を振るうことが喜びですから」

 もしここにヴァンやピートがいたら大変なことになっていただろう。もちろん血の気が多いレイナルドの騎士たちは腸が煮えくり返る思いである。

 しかし彼らは口を噤む。ここで何を言ったとて彼らには伝わるまいと思っているからだ。

 ――リュカ様は強く尊く聡い、誰よりも。

 黄金麦穂団の面々はもちろん、リュカの護衛を二ヶ月務めてきた白銀魔女団の団員たちもそれを十分わかっている。そしてその事実は彼に仕える騎士団と領民が理解していればいいことなのだ。

 その場にいたラスチェットはリュカを嘲笑った騎士たちを横目で見て、フッと余裕の笑みを浮かべた。

(うちの当主様はとんでもなく強いうえに、優しくて愛嬌もあってみんなに愛されてて最強だな)



 ――世界がリュカの偉大さを知るのはこれより八ヶ月後。たったひとりで魔王を懐柔し世界に平和をもたらしたときである。
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