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番外編SS

変態侍従のしょーもない話

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※並行世界・レイナルド邸編のお話です

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それはとある秋の日。

「困りますよ、パーサッカさん。報告はしっかりしてくれなくちゃ。ホウレンソウって知ってます? 報告・連絡・相談。新人でも知ってる仕事の原則ですよ」

「あ……いや、こんな些細なことであなた方のお手を煩わせるのも悪いかと思いまして……」

「些細かどうかを判断するのはこちらの仕事です、勝手な判断はしないでください。はぁ。もういいから、次からはキチンとお願いしますね」

「は、はい……」

 年若いキツネ獣人はこれ見よがしにもうひとつ溜息を吐き捨てると、眉間に皺を寄せパーサッカの渡した書類を見ながら執務室へと戻っていく。

 廊下に残されたパーサッカはきつく唇を噛みしめ、執務室の扉が閉まると同時に小声で「ふざけるなよ、若造が!ぺっ」と罵って踵を返した。

 パーサッカ・ド・レイスト。男爵家の長男に生まれた彼は子供の頃こそ周囲が神童と褒めそやす賢い子だったが、甘やかされすぎて育ったせいか非常に打たれ弱く、それでいて内心我儘なおっさんに育った。

「クフゥ~、これだから高慢ちきなキツネたちは嫌いなんですよ。ああ、レイナルド家なんかに務めるんじゃなかった」

 十歳も年下のキツネ獣人に叱責され、パーサッカは悔しさと情けなさで胃が痛む。

 親のコネを使い名誉あるレイナルド家の侍従に就職したはいいが、有能な人材が揃うレイナルド家では甘ったれた根性のパーサッカは落ちこぼれ状態だ。

 しかも従者はレイナルド一族の者には年齢問わず仕えなければならないので、このように年下の者からの叱責も多い。これは自己愛の強いパーサッカの胃をひじょうに痛めた。

「あ~、毎日つらぁい。どこかにわたくしを癒してくれる可愛い可愛い天使ちゃんはいないものですかなぁ。小柄で身長百四十センチ前後で黒髪マッシュルームヘアでお目目が大きくてクリクリしてて透明感のあるテノールボイスでいつもニコニコしてて、種族は問わないけど耳が大きくて尻尾がフサフサな感じでちょっぴりエッチなわたくしの理想の天使ちゃん……どこかに落っこちてないですかなぁ。クフゥ」

 願望を零しながら背を丸めてトボトボと廊下を歩いていると、ドタドタと品のない足音が近づいてきた。振り返る間もなくガッと肩を組まれ、その勢いにパーサッカは「クフゥッ!?」と首を痛める。

「パーサッカ殿! パーサッカ殿! 見ましたか!?」

「ゾ、ソーイ殿……なんのことです?」

 肩を組んできたのはラーテル獣人のゾーイだ。同い年なので仲良くしているが、彼もなかなかの落ちこぼれ従者である。

 もとはレイナルド邸の騎士だったゾーイだが、厳しい規律と訓練についていけず僅か三ヶ月で辞め、人事の慈悲で侍従職に異動したのだ。

 貴族ではなく成金富豪の四男として育った彼は、ガサツで人の目を気にしない。何度上司に注意されても馬耳東風な肝の強さはすごいが、人の話を聞かなさすぎてどうにも扱いづらく、喋り方が独特なのものあって、レイナルド邸の人々には避けられがちであった。

 そんなゾーイのことをパーサッカは内心見下しているが、ただひとつ彼を大親友と認めている点がある。それは……

「昨日突然やって来たという謎のキツネ獣人! アレはすごいですぞ! お嫁さん検定合格物件ですぞ! ウヒィッヒッヒ!」

「ほほぉっ!? ゾーイ殿のお眼鏡にかなうとは、もしやそのキツネ獣人……ロリっ子かショタっ子ですな?」

「おちんちん付きですぞ、お得! とにかくパーサッカ殿も見てくだされ、絶対エッチコンロが点火しちゃいますぞよ!」

 ふたりは鼻の穴を膨らませ興奮した様子で話す。

 そう、パーサッカとゾーイは変態仲間なのだ。こんなことは他の誰にも言えない。

 大人になってから傷つくことの多くなったパーサッカは次第に等身大の大人には癒しを求めなくなった。きっとどこかに身も心もピュアピュアな理想の天使ちゃんがいて、自分を優しく包み込んでくれると信じて生きている。

 ゾーイは生まれつきなのか富豪の娯楽を突き詰めた故なのか知らないが、特殊な性癖を持っていて、ツルペタに蜂蜜をかけて味わいたい願望がある。

 秘密の性癖を共有するふたりは休日に娼館を巡ったり、スケベトークをしたりと友情をはぐくんでいたが、このたび謎の子ギツネの登場にそれは最高潮に盛り上がった。

「か゛ん゛わ゛い゛い゛ッッっ!!!」

 ゾーイに連れられ会議室から出てくるリュカをこっそり覗きにきたパーサッカは、あまりに理想通りの容姿にその場に倒れそうになった。

「でしょう? でしょう? あれは千年に一度の逸材ですぞ。しかも聞いたところによると、昨日やって来たときは太腿丸出しのショートパンツ姿だったとか!」

「クヒィッ見たかっだぁぁぁ!!!」

「は~けしからんですなあ。けしからん太腿に蜂蜜をたっぷりかけてお仕置きしてあげたいですぞよ」

「わたくしはあの天使ちゃんにすべてを受けとめてほしい゛……っ、クフゥ」

 物陰から性欲剥き出しのねっとりとした視線に射られて、リュカはブルっと尻尾を震わす。「風邪かな? 季節の変わり目だから気をつけなくっちゃ」と自分の両腕をさすると、そのままトコトコと次の会議室へと向かった。

「尻尾大きい゛っ、可愛い゛っ!!」

「はぁ~ッッ拙者の封印されしエクスカリバーが子ギツネちゃんに抜かれたがってますぞぉ!」

 ふたりは気色悪い笑い声をあげて大いに盛り上がる。そのときだった。

「廊下で騒ぐな。レイナルドの従者ともあろう者が慎みのない行いをするんじゃない」

 背後からかけられた冷たく厳しい声に、昂っていた熱が一瞬で引くどころか心臓まで凍りつきそうになる。

 おそるおそる振り向いた先にいたのは、汚物を見るような眼差しをふたりに向ける美丈夫のオオカミ獣人だった。

「ヒッ! ヴァ、ヴァン団長……っ」

「し、失礼いたしましたぁっ!」

 ふたりはヴァンに頭を下げると、脱兎の如き速さでその場から逃げ去る。胃と心臓がキリキリと痛い。

「ひ~ビックリしたぁ! いつ見てもヴァン団長は圧がすごいですな、わたしは彼がどうにも苦手で……」

 ひと気のない倉庫の陰に駆け込んだふたりは、息をハァハァ弾ませながら話した。

「拙者もですぞ。というかあの人が苦手じゃないヤツなんてこの世にはおらんでしょう。愛想の欠片もない唐変木、ヴァン団長の笑った顔など誰も見たことがないのではござらんか? あんなのが側近騎士とはサーサ様もお気の毒ですな」

 ゾーイはもと騎士志望だったせいか、騎士の頂点に立つヴァンのことを少々妬んでいる節がある。語る口調はどこか憎々しげだ。しかし「社会性もないくせに、所詮はインセングリム家のコネということですな」という嫌味はコネ就職のパーサッカにも少し刺さった。

「まあまあ、そんなことより天使ちゃんとどうやってお近づきになるか考えようじゃありませんか」

 ゾーイの愚痴など聞いてもなんの得もないので、パーサッカは話を切り替える。ゾーイはまだヴァンの悪口を言いたそうだったが性欲が勝ったのだろう、「ですな!」と同意して頷いた。



 そうして変態ふたり組が性欲を募らせているうちに月日は流れ、その間にリュカは水害を収めたり、オークの巣を壊滅させたり、落とし穴に落ちて大怪我をしたりしていた。

「リュカ様、今日のお見舞いの品はマスカットですぞ。た~んとお召し上がりください」

「それでリュカ様。秘書就任の辞令はいつお出しになるのですかな?クフッ」

「あ、ありがと……。えと、秘書の話はまだ……」

 リュカが当主補佐官に任命されて数日。彼の秘書を熱烈志望しているパーサッカとゾーイは、リュカが怪我で動けないのをいいことにお見舞いと称して連日部屋に押しかけていた。

「リュカ様、拙者が食べさせてあげますぞ。その可愛いお口を大きく開けてくだされ。さあ、さあ、さあ!」

「リュカ様、尻尾のおぐしが乱れてますよ。梳かしてあげましょう、クフフフフフフフ」

「近い近い近い! 自分で食べるから! ってか尻尾吸わないで! 匂い嗅がないで!」

 やたらと近くに迫ってきたり隙あらば吸ったりさわったりしてこようとするふたりに、リュカは鳥肌を建てながら困惑する。心の中で「助けてー!」と絶叫した。すると。

「リュカ様、ヴァンです。例の件でご報告に参りました」

 扉をノックする音とともにヴァンの声がして、リュカは九死に一生とばかりに目を輝かせる。

「ヴァン! 待ってたよ、入って入って!」

 咄嗟にリュカが返事をすると、ヴァンが「失礼します」と部屋に入ってくる。それを見てパーサッカとゾーイは椅子からビヨンッと飛び上がると、「それでは我々はこれで……」と身を縮めてコソコソと出ていった。

「っはぁ~ビックリしたぁ!! まさかヴァン団長が来るとは!」

「まったく忌々しいオオカミですぞ! 我々とリュカ様のイチャラブを邪魔しおって!」

 廊下に出たふたりは青ざめた顔で心臓を押さえる。予期せぬヴァンの出現に、心臓が破裂するところだった。

「しかしなんでヴァン団長がリュカ様の部屋に?」

 少し落ち着いてきたパーサッカはふと疑問に思い小首を傾げた。当主補佐官と当主側近騎士とはいえ、サーサを介さず直接やりとりをする業務はないはずだ。ましてやふたりは怪我で療養中である、ますます接点がわからない。

「……怪しいですな」

 ゾーイも首を傾げるとパーサッカと頷き合い、たった今出てきたドアにべたりと耳をつけた。ヴァンとリュカの話し声が聞こえる。

「なんですか、あのふたりは。というか何を食べてるんですか?」

「あのふたりは秘書希望者で自分を売り込みにきてるんだ。これはお見舞いにもらったマスカット」

「……はぁ。さしでまがましいとは存じてますが、秘書をつけるというのなら人選はどうぞ慎重に。少なくとも今のふたりが相応しいとは私は思いませんね。あとその器に入っているもの、マスカットというより九割が蜂蜜に見えます。全部食べたら腹を下しますよ」

「……だよね」

 リュカとヴァンのそんな会話を聞いて、パーサッカとゾーイはぐぬぬと唇を噛む。

「なんなんですか、ヴァン団長は! なんの権限があって我々の邪魔をするんですか! クッ!フッ!」

「青二才の団長が調子にのりやがって……! あんなオオカミいつか拙者が○○××△△……」

 リュカとの進展を邪魔するヴァンに、パーサッカもゾーイも怒り心頭だ。

 しかし身分も役職も断然ヴァンのほうが上だし、当然腕っぷしも強い。頭も良ければ人望も厚く、もしヴァンと敵対したらこの屋敷の九割九分以上が彼の味方に付くだろう。陥れることも闇討ちすることも叶わないのは目に見えていた。

 しかも。

「ほら、口の周りに蜂蜜がついてますよ。尻尾もボサボサだし」

「ん……ありがと。でも尻尾は俺のせいじゃないもん」

「なんですかその言い訳は。梳かしてさしあげますからこっちへ向けてください」

「うん。最近毛がパサパサしてるから香油ちょっとつけてくれたら嬉しいな」

「はいはい。手のかかる人ですね」

 どういうわけかリュカとヴァンは異常に仲がいい。さっきは近づかれることも尻尾を吸われることもあんなに嫌がっていたのに、ヴァンにはおとなしく口を拭かれ、自ら望んで尻尾を託しているのだ。

 聞こえてくるリュカの柔らかい声は完全に安心しきっているのが伝わってくるし、ヴァンまでもが楽しげに声が弾んでいる。それどころか小さく笑い声まで聞こえてくるではないか。

 パーサッカとゾーイはドアに耳をあてながら目をまん丸く見開いた。そしてパーサッカはみるみる涙目になり、ゾーイは怒りで顔を真っ赤にする。

「クゥゥ~~ッフ……! 天使ちゃんも所詮はイケメンに靡くビッチだったということですか……!」

「あの青二才、澄ました顔して子ギツネちゃんを狙っていたとはとんだ〇〇〇野郎ですな! クソ○○〇! 〇〇××△△!! もげろ!」

 ひと通り嘆き罵ったところで、ふたりは他の従者が廊下の向こうからこちらを見て怪訝な顔をしていることに気づき、そそくさとリュカの部屋の前から離れる。

 そしていつものようにひと気にない倉庫へ行くと、パーサッカはその場にへたり込んだ。

「もう駄目です……神も希望もありゃしません……クフン……」

 すっかり失恋気分のパーサッカであったが、タフなゾーイは彼の腕を掴むと「へこんでる場合ではないですぞ!」と強引に立たせた。

「我々で子ギツネちゃんをあの腐れ〇〇〇団長の手から取り戻すことこそ課せられた天命。拙者の見立てではあのふたりはまだ付き合ってないですぞ、そもそもインセングリム家の長子なら婚約者がいるはずですからな。間違いが起きる前に子ギツネちゃんを我々の正しい愛へと導くのですぞ!」

「お……おお! ゾーイ殿!」

 やたらと前向きなゾーイの言葉に、現実を見たくないパーサッカの瞳が歪んだ希望を取り戻す。

「リュカ様の体はまだピュアピュアで我々の愛を待ち望んでいるということですな?」

「その通り! ツルペタスベスベの体はオオカミの餌食になるのではなく、黄金色の蜂蜜に包まれるべきなのですとも!」

 ただでさえリュカに対して厄介な想いを抱いていたふたりだが、奇妙な使命感によりさらに加速してしまった。

 ふたりは固く握手を交わすと、強い意志を込めた瞳を爛々と輝かせる。

「ゾーイ殿、やりましょう。天使ちゃんへの愛を貫くのです」

「ですぞ。我々の愛こそが正義、子ギツネちゃんにそれをわからせてやりましょう」

「待っていてください、リュカ様! クフフフフフフフ、クフッ!」

 とんでもない絆が人知れず固く結ばれている頃――

「へにっ」

 リュカは謎の怖気に襲われくしゃみをしていた。

「くしゃみ……? くしゃみですか、今のは?」

「うん。なんか今一瞬ゾクッとした」

「季節の変わり目ですからね、風邪をひかないでくださいよ。ほら、鼻が垂れてる」

 ヴァンに鼻水を拭かれているリュカは知らない。自分にとんでもない変態の魔の手が迫りつつあることを。

 知るのは数ヶ月後、リュカが史上最大の危機に陥る瞬間である――。

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