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◆浮気な彼氏シーズン2#22 信じ合えたら
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◆浮気な彼氏シーズン2#22 信じ合えたら
電車に乗っている時、暁都さんのことを考えていた。出会ってから今までのことが浮かんでは消えた。僕の元恋人・辰也よりもいつの間にか大事で大きな存在になっていた暁都さん…。
ハッと気づいたらいつの間にか最寄り駅に着いてしまっていた。
重たい足を引きずって歩く。
まだ信じられない気持ちで、僕のためにと新しく用意されたらしい家へと向かった。鍵は渡されてきている。暁都さんの家からは随分遠く遠く離れた場所だ。バッタリ会うなんてあり得ない距離…。
チャリ、と鍵を開けて入る。こぢんまりとした綺麗な部屋だった。家具も家電も既にある。内装もちょっと洒落てる。いつの間にこんな準備を?お父さまの周到さには敵わない。僕を暁都さんから引き離すためなら何でもやるのだろう。
ボス、とソファに横になる。
…僕らは本当に別れちゃったのだろうか…。
色んなことが急展開過ぎて、どうにも現実感がない。僕が信じたこと、決断したこと、正しかったのだろうか?自信はない。結論を急かされたために、僕は間違った道を選んでしまった気もする。そうであって欲しい。でも、本当のところは分からない。
暁都さんが女性と一緒にいたのをこの目で見たことだけが事実…。
携帯をもぞ、と出してみる。暁都さんから依然連絡はない。やっぱりそれが答えなのだろうか。
天井を見上げる。この家、あのお屋敷にちょっと内装の雰囲気似てるなと思うと泣けてきた。
***
いつの間にかウトウト寝ていたらしかった。
突然、見慣れない電話番号から電話が掛かってきて飛び起きた。
「暁都さん!?」
飛び出たら、違う人だった。要は暁都さん家のお手伝いさん。僕の荷物を引越し先に入れるから、一旦マンションに来て鍵開けてくれって。要はそういう話。今から車で迎えに来てくれるらしかった。
お手伝いさん?というかエージェントとでも言うべきか。男の人2人で来て、暁都さん家のマンションに連れてかれて、あれよあれよという間に僕の荷物搬出は終わってしまった。
僕の荷物はもともと少なくて、車にサクッと積んでそれでおしまい。すぐにマンションを出るよう促されて、僕は暁都さんにコッソリ置き手紙を書く余裕もないまま、また自分の新しい家へと連れられて行った。
遠ざかる2人暮らしたマンション。
でもこれで良かったのかもしれない。ゆっくり身辺整理なんてしてたら1人ワンワン惨めったらしく泣いていたかもしれないのだ。
また荷物の搬入が終わって、いよいよもうやることはなくなってしまった。お兄さん方はサッサと帰っていった。
…もう仕事とか行かなくても良いのかな。暁都さんのツテの仕事だったから、別れたらやっぱり終わりなのかな。きっとそうだよね…。
これからどうしよう?何でもかんでも暁都さんにオンブに抱っこだった僕だから、仕事も新しく見つけなきゃならない。シンデレラストーリーなどそうあるものではない。
まずは仕事探さなきゃ…。ハローワークでも、何でも行って…。
これからのことも不安だし暁都さんは今何してるだろうとやきもきが止まらなくて、なのに連絡は来る気配もなく、僕は居てもたってもいられなくて出かけることにした。
ブラブラと街並みを歩く。見慣れない海沿いの街。どうして僕の人生には平穏というものが訪れないのだろう…。
ガードレール脇に立って波間を見ながらぼんやりしていた時。
「…え?もしかして。たくちゃん?」
「!…瀬川さん!?どうしてここに…」
「いやあ本当たまたまだよ。車でこの辺ドライブしてたんだけど、さっき見慣れた人がいるな~って思って降りてみたらさあ。まさか本人だとは。
だって~たくちゃんたら最近いつマンション遊びに行ってもいないし!
…あれ、アキトさんは?」
にこにこ顔の瀬川さん。
「……えっと…僕、フラれちゃったみたいで…」
瀬川さんに失恋報告するの2回目だなあって思っていた。出来ればもうそういう報告なんてしたくなかったのになあ。…前が滲んでよく見えない。
***
「これで分かったろう。小春くんが本当にこの屋敷から帰って行ったと」
呆然とする俺に、父さんは続けて容赦なく言った。
「それから小春くんはお前と一緒に住んでいた家もすぐに出ていくと言っていたがね。もう金なら十分ウチから得たからと言ってな」
「な、何ですって!?」
それがもし本当だとしたらいよいよ本当にたっくんは金に目が眩んだということになる。そんな、嘘だよな!?
「そ、そんなこと信じません!!」
「本当だ。ま、お前の地方のマンションなど清算しろ。業者を手配しよう」
「辞めてくださいよ!!!そんなことしたら警察に訴えますからね!?」
すっと目を細めて俺を見つめた父さん。空気感にビリと肌が震えた。
「…小春くんの荷物の無くなった1人用マンションを暁都自身で整理するのも辛かろうと言っておるのだ。話の分からん男だ」
「…な、何を…!」
ゾクゾクする。どうしてそんな自信満々に言ってくるんだよ父さん。
「じゃあ自分の目で確かめてみるかね?裏切られて空っぽになった自分のマンションを。お前もやたらに勇敢で困ったものだな」
「あ、当たり前でしょう!たくみは勝手に消えたりしない!」
内心心臓のバクバクが止まらない。
はあと心底面倒そうに父さんはため息を吐いた。
「…では自分の目で見てみるが良い。明日にでも出発してな。全て分かるだろう」
「!」
俺を一生ここから出さない気かと思っていたが、違う様でホッとした…のも束の間。
「だがここを出たいなら交換条件だ。小春くんの連絡先は消していけ」
「だから何言ってるんですか!?どうやって連絡取るんです!?」
「ほお?お前は小春くんを信じているのだろう?では暁都が携帯の連絡先を消したところで向こうから連絡は来る。再会など容易だろう。それが出来ん仲なら、それまでだったということだ。
暁都。お前も自信があってここに彼を連れてきたのだろう?彼を信じられんというのかね。
これはテストだ。
こちらだって見てみたいのだよ、本物の愛とやらを。それが本当にあるならな。
そこまで硬い絆があると言うのなら…跡取りのことは考え直してやっても良いだろう。どうだ?簡単な話だろう。ただし無期限には待たん。時間が来たら迎えをやるからその時は諦める様に」
…!跡取りに関しての初めての譲歩に俺は驚いた。こんな話は父親はしたことがない。
なんだかんだたっくんを気に入っていたのか?いやしかし彼は出て行ったと一点張りだし、父親の腹の中は分からない。
しかし、だ。要はたっくんを捕まえてまた父親の前に連れてくれば良いんだろう?そんなの俺たちなら簡単なはずだ。
…だけど何だこの妙な違和感は。視界のすみでチリチリと火花がずっと散るような不快感。
「分かりました。今の発言、忘れないでくださいね」
俺は不安要素が拭えないまま、携帯を返してもらいその上でたっくんの連絡先を消した。
大丈夫だこんなのどうってことない。
そうは思っていたのだが…。
俺は愕然とした。
翌日早々、久しぶりに自分のマンションに帰ってきたらたっくんの荷物が全部なくなっていたのだ。
たっくんを抱きしめる気満々で帰ってきた家で、その手は空を掴むだけ。
「お…おいおい、嘘だろ!?」
全身の血の気が一気に引いていくのが分かった。
嘘だろ、ありえないはずだよな!?そう思って確認するものの、控え目に並んでいたはずのたっくんの荷物は、それぞれがちゃんと消えていた。
ガランとしたやけに広い部屋は、俺が離婚したばかりの時と同じ。
続く
電車に乗っている時、暁都さんのことを考えていた。出会ってから今までのことが浮かんでは消えた。僕の元恋人・辰也よりもいつの間にか大事で大きな存在になっていた暁都さん…。
ハッと気づいたらいつの間にか最寄り駅に着いてしまっていた。
重たい足を引きずって歩く。
まだ信じられない気持ちで、僕のためにと新しく用意されたらしい家へと向かった。鍵は渡されてきている。暁都さんの家からは随分遠く遠く離れた場所だ。バッタリ会うなんてあり得ない距離…。
チャリ、と鍵を開けて入る。こぢんまりとした綺麗な部屋だった。家具も家電も既にある。内装もちょっと洒落てる。いつの間にこんな準備を?お父さまの周到さには敵わない。僕を暁都さんから引き離すためなら何でもやるのだろう。
ボス、とソファに横になる。
…僕らは本当に別れちゃったのだろうか…。
色んなことが急展開過ぎて、どうにも現実感がない。僕が信じたこと、決断したこと、正しかったのだろうか?自信はない。結論を急かされたために、僕は間違った道を選んでしまった気もする。そうであって欲しい。でも、本当のところは分からない。
暁都さんが女性と一緒にいたのをこの目で見たことだけが事実…。
携帯をもぞ、と出してみる。暁都さんから依然連絡はない。やっぱりそれが答えなのだろうか。
天井を見上げる。この家、あのお屋敷にちょっと内装の雰囲気似てるなと思うと泣けてきた。
***
いつの間にかウトウト寝ていたらしかった。
突然、見慣れない電話番号から電話が掛かってきて飛び起きた。
「暁都さん!?」
飛び出たら、違う人だった。要は暁都さん家のお手伝いさん。僕の荷物を引越し先に入れるから、一旦マンションに来て鍵開けてくれって。要はそういう話。今から車で迎えに来てくれるらしかった。
お手伝いさん?というかエージェントとでも言うべきか。男の人2人で来て、暁都さん家のマンションに連れてかれて、あれよあれよという間に僕の荷物搬出は終わってしまった。
僕の荷物はもともと少なくて、車にサクッと積んでそれでおしまい。すぐにマンションを出るよう促されて、僕は暁都さんにコッソリ置き手紙を書く余裕もないまま、また自分の新しい家へと連れられて行った。
遠ざかる2人暮らしたマンション。
でもこれで良かったのかもしれない。ゆっくり身辺整理なんてしてたら1人ワンワン惨めったらしく泣いていたかもしれないのだ。
また荷物の搬入が終わって、いよいよもうやることはなくなってしまった。お兄さん方はサッサと帰っていった。
…もう仕事とか行かなくても良いのかな。暁都さんのツテの仕事だったから、別れたらやっぱり終わりなのかな。きっとそうだよね…。
これからどうしよう?何でもかんでも暁都さんにオンブに抱っこだった僕だから、仕事も新しく見つけなきゃならない。シンデレラストーリーなどそうあるものではない。
まずは仕事探さなきゃ…。ハローワークでも、何でも行って…。
これからのことも不安だし暁都さんは今何してるだろうとやきもきが止まらなくて、なのに連絡は来る気配もなく、僕は居てもたってもいられなくて出かけることにした。
ブラブラと街並みを歩く。見慣れない海沿いの街。どうして僕の人生には平穏というものが訪れないのだろう…。
ガードレール脇に立って波間を見ながらぼんやりしていた時。
「…え?もしかして。たくちゃん?」
「!…瀬川さん!?どうしてここに…」
「いやあ本当たまたまだよ。車でこの辺ドライブしてたんだけど、さっき見慣れた人がいるな~って思って降りてみたらさあ。まさか本人だとは。
だって~たくちゃんたら最近いつマンション遊びに行ってもいないし!
…あれ、アキトさんは?」
にこにこ顔の瀬川さん。
「……えっと…僕、フラれちゃったみたいで…」
瀬川さんに失恋報告するの2回目だなあって思っていた。出来ればもうそういう報告なんてしたくなかったのになあ。…前が滲んでよく見えない。
***
「これで分かったろう。小春くんが本当にこの屋敷から帰って行ったと」
呆然とする俺に、父さんは続けて容赦なく言った。
「それから小春くんはお前と一緒に住んでいた家もすぐに出ていくと言っていたがね。もう金なら十分ウチから得たからと言ってな」
「な、何ですって!?」
それがもし本当だとしたらいよいよ本当にたっくんは金に目が眩んだということになる。そんな、嘘だよな!?
「そ、そんなこと信じません!!」
「本当だ。ま、お前の地方のマンションなど清算しろ。業者を手配しよう」
「辞めてくださいよ!!!そんなことしたら警察に訴えますからね!?」
すっと目を細めて俺を見つめた父さん。空気感にビリと肌が震えた。
「…小春くんの荷物の無くなった1人用マンションを暁都自身で整理するのも辛かろうと言っておるのだ。話の分からん男だ」
「…な、何を…!」
ゾクゾクする。どうしてそんな自信満々に言ってくるんだよ父さん。
「じゃあ自分の目で確かめてみるかね?裏切られて空っぽになった自分のマンションを。お前もやたらに勇敢で困ったものだな」
「あ、当たり前でしょう!たくみは勝手に消えたりしない!」
内心心臓のバクバクが止まらない。
はあと心底面倒そうに父さんはため息を吐いた。
「…では自分の目で見てみるが良い。明日にでも出発してな。全て分かるだろう」
「!」
俺を一生ここから出さない気かと思っていたが、違う様でホッとした…のも束の間。
「だがここを出たいなら交換条件だ。小春くんの連絡先は消していけ」
「だから何言ってるんですか!?どうやって連絡取るんです!?」
「ほお?お前は小春くんを信じているのだろう?では暁都が携帯の連絡先を消したところで向こうから連絡は来る。再会など容易だろう。それが出来ん仲なら、それまでだったということだ。
暁都。お前も自信があってここに彼を連れてきたのだろう?彼を信じられんというのかね。
これはテストだ。
こちらだって見てみたいのだよ、本物の愛とやらを。それが本当にあるならな。
そこまで硬い絆があると言うのなら…跡取りのことは考え直してやっても良いだろう。どうだ?簡単な話だろう。ただし無期限には待たん。時間が来たら迎えをやるからその時は諦める様に」
…!跡取りに関しての初めての譲歩に俺は驚いた。こんな話は父親はしたことがない。
なんだかんだたっくんを気に入っていたのか?いやしかし彼は出て行ったと一点張りだし、父親の腹の中は分からない。
しかし、だ。要はたっくんを捕まえてまた父親の前に連れてくれば良いんだろう?そんなの俺たちなら簡単なはずだ。
…だけど何だこの妙な違和感は。視界のすみでチリチリと火花がずっと散るような不快感。
「分かりました。今の発言、忘れないでくださいね」
俺は不安要素が拭えないまま、携帯を返してもらいその上でたっくんの連絡先を消した。
大丈夫だこんなのどうってことない。
そうは思っていたのだが…。
俺は愕然とした。
翌日早々、久しぶりに自分のマンションに帰ってきたらたっくんの荷物が全部なくなっていたのだ。
たっくんを抱きしめる気満々で帰ってきた家で、その手は空を掴むだけ。
「お…おいおい、嘘だろ!?」
全身の血の気が一気に引いていくのが分かった。
嘘だろ、ありえないはずだよな!?そう思って確認するものの、控え目に並んでいたはずのたっくんの荷物は、それぞれがちゃんと消えていた。
ガランとしたやけに広い部屋は、俺が離婚したばかりの時と同じ。
続く
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