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第十章 青空を見るための死力を尽くした共闘
第521話 乗りこなせ! スカルトリケラトプス
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スカルトリケラトプスは突進を続けていた。
「このやろーーーー!」
グラスが追いかける。
スカルトリケラトプスは確実に隊員の防具で守られた急所を貫き、殺戮の限りを尽くしていく。
「うああああああああ!!」「わあああああああああ!!」「おあああああああああ!!」
ロード隊の隊員たちの断末魔が戦場に響き渡る。
その時、またも落とし穴に引っ掛かるスカルトリケラトプス。
「今度は顔から突っ込ませてみたぜ!」
落とし穴を仕掛けていたのは地底人のモンカミだった。
「今だ! モエール!」
モンカミは味方を呼んだ。そいつは魂体であり肉体を持たない人種だった。そしてその特性は相手の魂に入り込み支配すること。モエールという者は早速、スカルトリケラトプスの魂に干渉していった。
「魂の乗っ取り!」
モエールは入り込む。しかし、
「ぐあああああああああああああああ!!」
「どうしたモエール!?」
モンカミが驚いてモエールの方へ近づいてみる。
「に、逃げろ――――早く!」
モンカミは背後にいたスカルトリケラトプスの角に串刺しにされた。
「――――ごふっ! こ、こいつ~~」
何とか角を自慢の爪で傷をつけようとしたが傷がつく様子はない。
スカルトリケラトプスが顔を振るとヌルッと嫌な血の音を立てて引き離した。
「モンカミ!」
スカルトリケラトプスがモエールを踏みつぶす。しかしモエールは魂体なので打撃は効かなかった。
この時、
(何だったんださっきの感覚、まるで既に誰かがあのトリケラトプスの魂に入り込んでいるみたいだったぞ)
モエールは思った。
「く、くそが、ここまでか……」
モンカミが倒れ、出血多量で絶命する。
「モンカミーー!! おいかかしヤローーーー仲間がやられたぞ直ぐに助けろ!!」
走って到着したグラスがロードを呼ぶ。しかしロードは現れなかった。
そしてスカルトリケラトプスが突進して来る。その鉄をもつらぬく角をグラスは掴み取って、スカルトリケラトプスごと持ち上げて背負い投げる。
「おらーーーーーー!!」
ドスーンと地響きを鳴らすスカルトリケラトプス。グラスは腹部に手刀のとどめ、十六夜という技を繰り出そうとしていた。
「待って~~~~そいつを預からせて!」
その時グラスの背後から声がした。資格の持ち主プロマという女性のものだった。
「預かるどういうことだ?」
グラスは睨みを利かせたが、臆することのないプロマが言う。
「私これでも魔物取り扱い免許を持っているからそいつを逆に利用できる」
「つまりどういうことだ?」
その時スカルトリケラトプスが起きようとしていた。
「話しは乗りながらでも出来る! さぁあなたもこいつの背中に乗って!」
プロマが体長7メートルのトリケラトプスの背中に乗り込む。そしてグラスも続く。
「行けーーーースカルトリケラトプスーーーー!」
スカルトリケラトプスがプロマの指示のもとに動き出した。そしてスカルソルジャーを次々と串刺しにしていった。その数何と35体も倒していく。そして突進は止まらない。次々とスカルソルジャーを撃退していく。
◆ ◆ ◆ ◆
骨の根城。
城の玉座に座っていたボランデスカールが立ち上がった。
「何をやっておるのだ? スカルトリケラトプスは……我が命に背き、配下を殺し回っておるではないか……何者かに操られておるのか? だとしたら秘宝冠! スカルトリケラトプスの呪縛を解け!」
闇色に輝くボランデスカールの王冠がスカルトリケラトプスの呪縛を解く。
◆ ◆ ◆ ◆
何もない丘。
戦真っただ中のロード隊とスカルソルジャー達。
「よし! 100体倒したこの調子――」
そこでスカルトリケラトプスの動きが止まった。そして背中に乗るグラスとプロマを振り払おうとする。二人は落ちた。そして仕返しと言わんばかりにスカルトリケラトプスが二人に突進する。
「きゃーーーーーー!!」
「だ・か・ら・それは効かねーよ!!」
グラスが角を掴み背負い投げする。ドスーンとスカルトリケラトプスは地面に叩きつけられる。
その時、助っ人が現れた。ドワーフのグロックだった。彼は丁度ハンマーでスカルトリケラトプスの腹部をバキーンと叩き壊した。
「今だ! グラス! お前のとっておきの披露の時間だ!」
グロックが言う。
「ああ」
グラスが急いでスカルトリケラトプスの中へ入る。そして見つける。スカル系魔物の核を、グラスは右手を手刀の形に変えていく。
「十六夜!」
その手刀がスカルトリケラトプスの急所を貫き、骨によって組み立てられた身体が自壊していく。
「は、はぁ~~~~助かった~~」
プロマが安堵の息を吐く。
「まだまだ行けるかグラス!」
グラスの腰ほどしか背丈のないグロックが訊いた来た。
「ああ、そのつもりだ」
二人はまた戦場へと走り込み、スカルソルジャーと対峙していく。
「このやろーーーー!」
グラスが追いかける。
スカルトリケラトプスは確実に隊員の防具で守られた急所を貫き、殺戮の限りを尽くしていく。
「うああああああああ!!」「わあああああああああ!!」「おあああああああああ!!」
ロード隊の隊員たちの断末魔が戦場に響き渡る。
その時、またも落とし穴に引っ掛かるスカルトリケラトプス。
「今度は顔から突っ込ませてみたぜ!」
落とし穴を仕掛けていたのは地底人のモンカミだった。
「今だ! モエール!」
モンカミは味方を呼んだ。そいつは魂体であり肉体を持たない人種だった。そしてその特性は相手の魂に入り込み支配すること。モエールという者は早速、スカルトリケラトプスの魂に干渉していった。
「魂の乗っ取り!」
モエールは入り込む。しかし、
「ぐあああああああああああああああ!!」
「どうしたモエール!?」
モンカミが驚いてモエールの方へ近づいてみる。
「に、逃げろ――――早く!」
モンカミは背後にいたスカルトリケラトプスの角に串刺しにされた。
「――――ごふっ! こ、こいつ~~」
何とか角を自慢の爪で傷をつけようとしたが傷がつく様子はない。
スカルトリケラトプスが顔を振るとヌルッと嫌な血の音を立てて引き離した。
「モンカミ!」
スカルトリケラトプスがモエールを踏みつぶす。しかしモエールは魂体なので打撃は効かなかった。
この時、
(何だったんださっきの感覚、まるで既に誰かがあのトリケラトプスの魂に入り込んでいるみたいだったぞ)
モエールは思った。
「く、くそが、ここまでか……」
モンカミが倒れ、出血多量で絶命する。
「モンカミーー!! おいかかしヤローーーー仲間がやられたぞ直ぐに助けろ!!」
走って到着したグラスがロードを呼ぶ。しかしロードは現れなかった。
そしてスカルトリケラトプスが突進して来る。その鉄をもつらぬく角をグラスは掴み取って、スカルトリケラトプスごと持ち上げて背負い投げる。
「おらーーーーーー!!」
ドスーンと地響きを鳴らすスカルトリケラトプス。グラスは腹部に手刀のとどめ、十六夜という技を繰り出そうとしていた。
「待って~~~~そいつを預からせて!」
その時グラスの背後から声がした。資格の持ち主プロマという女性のものだった。
「預かるどういうことだ?」
グラスは睨みを利かせたが、臆することのないプロマが言う。
「私これでも魔物取り扱い免許を持っているからそいつを逆に利用できる」
「つまりどういうことだ?」
その時スカルトリケラトプスが起きようとしていた。
「話しは乗りながらでも出来る! さぁあなたもこいつの背中に乗って!」
プロマが体長7メートルのトリケラトプスの背中に乗り込む。そしてグラスも続く。
「行けーーーースカルトリケラトプスーーーー!」
スカルトリケラトプスがプロマの指示のもとに動き出した。そしてスカルソルジャーを次々と串刺しにしていった。その数何と35体も倒していく。そして突進は止まらない。次々とスカルソルジャーを撃退していく。
◆ ◆ ◆ ◆
骨の根城。
城の玉座に座っていたボランデスカールが立ち上がった。
「何をやっておるのだ? スカルトリケラトプスは……我が命に背き、配下を殺し回っておるではないか……何者かに操られておるのか? だとしたら秘宝冠! スカルトリケラトプスの呪縛を解け!」
闇色に輝くボランデスカールの王冠がスカルトリケラトプスの呪縛を解く。
◆ ◆ ◆ ◆
何もない丘。
戦真っただ中のロード隊とスカルソルジャー達。
「よし! 100体倒したこの調子――」
そこでスカルトリケラトプスの動きが止まった。そして背中に乗るグラスとプロマを振り払おうとする。二人は落ちた。そして仕返しと言わんばかりにスカルトリケラトプスが二人に突進する。
「きゃーーーーーー!!」
「だ・か・ら・それは効かねーよ!!」
グラスが角を掴み背負い投げする。ドスーンとスカルトリケラトプスは地面に叩きつけられる。
その時、助っ人が現れた。ドワーフのグロックだった。彼は丁度ハンマーでスカルトリケラトプスの腹部をバキーンと叩き壊した。
「今だ! グラス! お前のとっておきの披露の時間だ!」
グロックが言う。
「ああ」
グラスが急いでスカルトリケラトプスの中へ入る。そして見つける。スカル系魔物の核を、グラスは右手を手刀の形に変えていく。
「十六夜!」
その手刀がスカルトリケラトプスの急所を貫き、骨によって組み立てられた身体が自壊していく。
「は、はぁ~~~~助かった~~」
プロマが安堵の息を吐く。
「まだまだ行けるかグラス!」
グラスの腰ほどしか背丈のないグロックが訊いた来た。
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