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第十章 青空を見るための死力を尽くした共闘

第505話 部隊の参加者はハオストラ武闘大会出場者の面々

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 夜のホーウッド・小さな受付。

(オレとシルベとギネさんとメイビスさんか……)
(そしてライズさんとザイスとブケンが同じ隊で……)
(総隊長のアマジャーさんとマーマルさんとカナミさんが同じ隊か……)
(そしてミハニーツは単独行動、大丈夫だろうか……)

 ロードは一人思い耽る。

「ロードさんそろそろ始めましょう……」

 背後にいたドノミが言う。

「ああ、そうだな。何のサインだっけ?」

 ロードが訊く。

「対魔物戦闘時における死亡許可書です。この契約書がある限り魔物と戦って亡くなったりしても、個人の責任になるんです」

「そんな物騒な契約書なのか!?」

「皆さん覚悟決めてこの戦いに参加するんですよ。ここで拒否したら皆さんの覚悟をむげにします。共に戦う戦士としてロードさんは顔合わせをして下さい」

「ああ、そうだな。オレたちは覚悟を決めて大魔王と戦うんだ」

「では幕を引きます。言語の通じない相手でしたら私が通訳しますので……」

 ドノミがロードの目の前の幕をひもを引っ張って開く。

「うわっ! びっくりした!」

 まず最初に目に飛び込んできたのはヴァーエンだった。

「ヴァーエンか……戦いに参加するならここにサインを」

 ロードが受付役で、ヴァーエンの後方にはロードの部隊総勢約500名が行列で構ていた。

「名前だけでいいのか……よろしくな」

「ああ、よろしく」

 ロードとヴァーエンは軽く会話する。

「では、次の方~~」

 ドノミが呼び込む。

「ヤドリックだ。魔物討伐協力させてもらうぜ」

「キミはブケンと試合してた……えっと……」

「獣人族だよろしく頼むぜリーダーさん」

 ヤドリックがサインする。

「次の方~~」

「メイダーです。よろしくお願いします」

「ああ、弓使いだっけ、耳が特徴的だけど……」

「これはエルフ特有の耳の形」

 メイダーはサインし終わる。

「では次の方~~」

「モンカミだ」

「あなたはグラスと試合していた地底人だっけ?」

「そうだ。その男、優勝者の仲間だと本人から聞いたが本当か?」

「ああ本当だ。よろしくな」

「よろしく」

 モンカミがサインし終わる。

「では次の方~~」

「優勝者、ゴンガだ覚えているか?」

「ああ、岩石人のゴンガさんだろ?」

「覚えていたか、ここにサインか?」

「名前を書くだけだから簡単だろう?」

「そうだな。オレの命預けるぞ」

「わかってる」

 ゴンガはサインし終わった。

「では次の方~~」

「うす」

「溶岩人のマグマンさんか?」

「いかにもここに名を連ねればよいのだな」

「ああ、よろしく」

 マグマンがサインし終わる。

「では次の方~~」

「半魚人のフィルスさんか!」

「今回は同じチームみたいだな優勝者」

「今度は魔物相手だが戦えますか?」

「舐めるなよ。オレも本気を出していないんだ」

 フィルスがサインし終わる。

「では次の方~~」

「優勝者がリーダーとは光栄だな」

「翼人のネバーロングさんですか」

「ここにサインだな」

「はい」

 ネバーロングがサインし終わる。

「では次の方~~」

「ドワーフ族のグロックだ。優勝者」

「試合見てましたよ」

「一回戦落ちのオレだ。情けないだろうが今回は役に立つぞ」

 グロックがサインし終わる。

「では次の方~~」

「やぁロードくん」

「セイジくんか、ここに名前を」

「分かった」

 セイジがサインし終わる。

「では次の方~~」

「えっとソンです。覚えていますか優勝者様」

「ああ、オレがサインをあげた子だろう?」

「覚えていただき光栄です。若輩者ながら一生懸命頑張ります」

 ソンがサインし終わる。

「では次の方~~」

「オオヅチだ」

「ああ、巨人族の……お久しぶりです」

「うむここに名前を書くだけか?」

「はい、今回は大いに暴れてください」

「無論だ」

 オオヅチがサインし終わる。

「では次の方~~」

「昆虫人、ビートルだ」

「ここにサインをお願いします」

「わかった」

 ビートルがサインし終わる。

「では次の方~~」

「吾輩の番か……」

「怪人のアーティモリさん。あなたもこの異世界に?」

「うむ呼ばれて助けを請われた。ここに自分の名をサインだな?」

「はい」

 アーティモリがサインし終わる。

「では次の方~~」

「オレは最強の存在悪魔デモン」

「ここにサインを……」

「えっと最強の存在悪魔デモンっと、これでいいか?」

「いいと思う」

 デモンがサインし終わる。

「では次の方~~」

「優勝者、同じ部隊で戦えて、光栄」

「異世界宇宙人のグレイさんか……ハズレとの試合見てましたよ」

「今度は役に立って見せる」

 グレイがサインし終わる。

「では次の方~~」

「雪女のユキメです。お久しぶり優勝者さん」

「ああ久しぶり、戦いに参加するならここにサインを……」

「なにとぞ良しなに」

 ユキメがサインし終わる。

「では次の方~~」

「鬼人のデガラだ。よろしくな」

「ああ、ライズさんの試合の活躍期待してます」

「おう、任せろ」

 デガラはサインし終わる。

「では次の方~~」

「アビリティアクセサリーの使い手アニエスと申します」

「ハズレの言ってた不思議な力を持つアクセサリーか」

「優勝者様にお会いできて光栄ですわ。パーティーは楽しいものでした」

 アニエスがサインし終わる。

「では次の方~~」

「イロヨだよろしくな」

 鎧マスクのイロヨがサインし終わる。

「では次の方~~」

「ノモケバだ大会のような失態はせんぞ」

 化物マスクのノモケバがサインし終わる。

「では次の方~~」

「トニーだよろしく」

 目出し帽のトニーがサインし終わる。

「では次の方~~」

「サイボーグのターカウスだ」

「あなたも呼ばれていたんだ……活躍に期待してます」

「うむ」

 ターカウスがサインし終わる。

「では次の方~~」

「フンカーじゃよろしくのう。優勝者」

「ブケンといい戦いをしたお爺さん」

「ほ~~あやつを知っておるのか?」

「仲間です」

「そうかそうか、こりゃ気合を入れて戦いぶりを見せんとな……でどこにサインすればいいのだ」

「ここです」

 フンカーがサインし終わる。

「では次の方~~」

「武士のムサロウだ」

「お久しぶりですパーティー以来ですね」

「うむ、ここにサインだな」

 ムサロウがサインし終わる。

 ロードは同じ部隊の面々と少しばかりの話をしていくのだった。
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