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第九章 正々堂々と実力を発揮する武闘大会
第461話 ハズレVSダークエルフのメイダー
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「――――ハッ!」
グラスが目を覚ました。
「気が付いたかグラス」
ロードがベッドから起き上がったグラスに話しかけた。
「かかしヤロー……試合は! オレの試合は!?」
「……ライズ選手の最後の一撃で気絶したんだお前は……そして担架で運ばれてこの医務室に」
「気絶、のやろー……オレに生命力を渡したか?」
グラスが訊く。
「いや、渡してない」
「ならいい」
その時、映像機を通して観客たちのわーーーー!! という歓声が聞こえて来た。
「次は誰の試合だ?」
「Bブロックのミハニーツvsマグマンの試合だ」
◆ ◆ ◆ ◆
ハオストラスタジアム。
「さぁ! 注目の一戦です! 東門から謎の仮面剣士ミハニーツ選手の入場です! そしてそして西門から入場するのは前大会の準優勝者! 溶岩人マグマン選手の入場です!」
「マグマン!」「マグマン!」「マグマン!」
観客席はマグマンコールでいっぱいだった。
「いやーー優勝候補のマグマン選手凄い人気ですね」
「そうですね。対してミハニーツ選手は一戦目も二戦目もその力を隠してますからね。マグマン選手に対して実力が見えるかもしれません」
「礼!」
両者が前に立ちお辞儀をする。
「オレは魔王を倒しに行く前回の雪辱を晴らすために……」
全身を溶岩で固められたマグマンが言う。身長は3メートルほどある。
「そう」
ミハニーツは軽く流す。
「始め!」
刹那の瞬間だった。
マグマンの身体が会場の壁際に激突した。そして気絶したのだ。
「…………えっ?」
「…………ま、マグマン選手」
急いで審判がマグマン選手の側に駆け寄るが、その気絶を確認して、
「――ノックダウン! 勝者ミハニーツ選手!」
観客たちは静まり返った。
ミハニーツは東門に向かって歩き出した。
「これは大番狂わせミハニーツ選手、優勝候補のマグマン選手を圧倒しました!」
「いや、もう、何が起きたか分からなかったですね。気づいたら壁際に居ましたものね?」
実況と解説も内心、信じられない結果だった。
◆ ◆ ◆ ◆
医務室。
「今の見えたかグラス?」
ロードが訊く。
「何がだ?」
グラスが訊き返す。
「ミハニーツ選手の蹴りだ」
「蹴り?」
「あの速さなら、マグマの熱が伝わる前に蹴り飛ばせる」
「なんだ? 強いのか?」
「強い……」
◆ ◆ ◆ ◆
ハオストラスタジアム。
「さぁ! 気を取り直して次の試合に行って見ましょう! 東門から炎使いハズレ選手の入場でーす! そして西門からは、これまたなんと密かに優勝候補と騒がれる弓使いダークエルフのメイダー選手です!」
「メイダーさーん!」「メイダー!」「メイダーさーん!」
観客たちがそれぞれ声援する。
そして、ハズレとメイダーが対峙する。
「優勝候補ともなるとみんな人気者だな」
ハズレは顔を片手で覆っていた。
「この試合、勝つのは私、あなたは前の試合で手の内をさらしすぎた」
その人物は長い耳と褐色の肌、それから黒髪をストレートに伸ばしたダークエルフと言う人種だった。それも女性。
「優勝候補に言われたら、自信無くすな」
「礼!」
両者はお辞儀をした。
そして武器を構える。
「始め!」
審判が赤旗を振り終わると同時にメイダー選手が後ろへ下がった。しかし――
「――――!!」
メイダーは距離を取って弓を構えようとしたが、
「――――オレの接近戦は見てないだろう?」
ハズレはメイダーを追いかけていた。そして――純銀の剣シラユリヒメを振るう。メイダーの首元に直撃した。
「ハズレ一点!」
審判が叫ぶ。
「決まったーー! ハズレ選手が先に点数を稼いだーー!」
「炎の剣を出す時間を無くして先手を取りましたね。しかし相変わらず試合を急いでいます」
「くっ――――!」
メイダーはハズレの追い打ちの剣技を避けて行く。ヒュンヒュンと剣が空気を斬る音がする。
ハズレはその隙にオイル瓶を取り出して口で瓶栓を開ける。その隙にも剣での攻撃はやめない。
ハズレはオイルを剣に浴びせて、空気摩擦で炎の剣に変えていく。
「弓使いの弱点――――それは間合いを詰めてしまえば何も出来ないということ!」
ハズレの炎の一撃がメイダーを襲う。揺らめく炎のせいで剣自体の軌道が見えづらくなり、メイダーは剣の攻撃を食らった。
「ハズレ二点!」
審判が叫ぶ。
メイダーは何とかしてハズレから距離を取ろうと必死だった。
ハズレは決してメイダーを逃がさない。剣による追随を行っていた。
メイダーは逃げ回るのに必死だった。攻撃を顔すれすれで躱し、胸すれすれで躱し、ハズレの剣技を徐々に見切っていく。
この時、
(そんなにわかりやすいならレベルを変えよう)
ハズレは接近戦のスタイルを変えた。
足を使って、メイダー選手の足払いをした。
「――――!」
隙の出来たメイダーにハズレの剣技が当たる。
「ハズレ三点!」
審判が叫ぶ。
倒れ込んだメイダーは、ハズレの剣が振り下ろされるところを見て身体をゴロゴロと回転させて避けて行く。
ハズレはメイダーを決して逃がさない。オイルの入った瓶を投げ放った。そうすると、地面に落ちた瓶が割れオイルが散漫し、火の粉を飛ばして発火させた。
この時、
(よし退路は断った)
ハズレはメイダーが炎の中に飛び込まないと思った。しかし――――
メイダーは自ら炎の中に飛び込んだ。
「ハズレ四点!」
審判が叫ぶが――――
この時、ハズレは炎の中でメイダーを見失った。
この時、
(しまった、間合いを計るためにあえて飛び込んだのか!)
ハズレはその勇気ある行動に戦慄した。
「ありがとう……これで間合いは取れた」
炎の向こう側では間合いを計ったメイダーが弓矢を構えている。
グラスが目を覚ました。
「気が付いたかグラス」
ロードがベッドから起き上がったグラスに話しかけた。
「かかしヤロー……試合は! オレの試合は!?」
「……ライズ選手の最後の一撃で気絶したんだお前は……そして担架で運ばれてこの医務室に」
「気絶、のやろー……オレに生命力を渡したか?」
グラスが訊く。
「いや、渡してない」
「ならいい」
その時、映像機を通して観客たちのわーーーー!! という歓声が聞こえて来た。
「次は誰の試合だ?」
「Bブロックのミハニーツvsマグマンの試合だ」
◆ ◆ ◆ ◆
ハオストラスタジアム。
「さぁ! 注目の一戦です! 東門から謎の仮面剣士ミハニーツ選手の入場です! そしてそして西門から入場するのは前大会の準優勝者! 溶岩人マグマン選手の入場です!」
「マグマン!」「マグマン!」「マグマン!」
観客席はマグマンコールでいっぱいだった。
「いやーー優勝候補のマグマン選手凄い人気ですね」
「そうですね。対してミハニーツ選手は一戦目も二戦目もその力を隠してますからね。マグマン選手に対して実力が見えるかもしれません」
「礼!」
両者が前に立ちお辞儀をする。
「オレは魔王を倒しに行く前回の雪辱を晴らすために……」
全身を溶岩で固められたマグマンが言う。身長は3メートルほどある。
「そう」
ミハニーツは軽く流す。
「始め!」
刹那の瞬間だった。
マグマンの身体が会場の壁際に激突した。そして気絶したのだ。
「…………えっ?」
「…………ま、マグマン選手」
急いで審判がマグマン選手の側に駆け寄るが、その気絶を確認して、
「――ノックダウン! 勝者ミハニーツ選手!」
観客たちは静まり返った。
ミハニーツは東門に向かって歩き出した。
「これは大番狂わせミハニーツ選手、優勝候補のマグマン選手を圧倒しました!」
「いや、もう、何が起きたか分からなかったですね。気づいたら壁際に居ましたものね?」
実況と解説も内心、信じられない結果だった。
◆ ◆ ◆ ◆
医務室。
「今の見えたかグラス?」
ロードが訊く。
「何がだ?」
グラスが訊き返す。
「ミハニーツ選手の蹴りだ」
「蹴り?」
「あの速さなら、マグマの熱が伝わる前に蹴り飛ばせる」
「なんだ? 強いのか?」
「強い……」
◆ ◆ ◆ ◆
ハオストラスタジアム。
「さぁ! 気を取り直して次の試合に行って見ましょう! 東門から炎使いハズレ選手の入場でーす! そして西門からは、これまたなんと密かに優勝候補と騒がれる弓使いダークエルフのメイダー選手です!」
「メイダーさーん!」「メイダー!」「メイダーさーん!」
観客たちがそれぞれ声援する。
そして、ハズレとメイダーが対峙する。
「優勝候補ともなるとみんな人気者だな」
ハズレは顔を片手で覆っていた。
「この試合、勝つのは私、あなたは前の試合で手の内をさらしすぎた」
その人物は長い耳と褐色の肌、それから黒髪をストレートに伸ばしたダークエルフと言う人種だった。それも女性。
「優勝候補に言われたら、自信無くすな」
「礼!」
両者はお辞儀をした。
そして武器を構える。
「始め!」
審判が赤旗を振り終わると同時にメイダー選手が後ろへ下がった。しかし――
「――――!!」
メイダーは距離を取って弓を構えようとしたが、
「――――オレの接近戦は見てないだろう?」
ハズレはメイダーを追いかけていた。そして――純銀の剣シラユリヒメを振るう。メイダーの首元に直撃した。
「ハズレ一点!」
審判が叫ぶ。
「決まったーー! ハズレ選手が先に点数を稼いだーー!」
「炎の剣を出す時間を無くして先手を取りましたね。しかし相変わらず試合を急いでいます」
「くっ――――!」
メイダーはハズレの追い打ちの剣技を避けて行く。ヒュンヒュンと剣が空気を斬る音がする。
ハズレはその隙にオイル瓶を取り出して口で瓶栓を開ける。その隙にも剣での攻撃はやめない。
ハズレはオイルを剣に浴びせて、空気摩擦で炎の剣に変えていく。
「弓使いの弱点――――それは間合いを詰めてしまえば何も出来ないということ!」
ハズレの炎の一撃がメイダーを襲う。揺らめく炎のせいで剣自体の軌道が見えづらくなり、メイダーは剣の攻撃を食らった。
「ハズレ二点!」
審判が叫ぶ。
メイダーは何とかしてハズレから距離を取ろうと必死だった。
ハズレは決してメイダーを逃がさない。剣による追随を行っていた。
メイダーは逃げ回るのに必死だった。攻撃を顔すれすれで躱し、胸すれすれで躱し、ハズレの剣技を徐々に見切っていく。
この時、
(そんなにわかりやすいならレベルを変えよう)
ハズレは接近戦のスタイルを変えた。
足を使って、メイダー選手の足払いをした。
「――――!」
隙の出来たメイダーにハズレの剣技が当たる。
「ハズレ三点!」
審判が叫ぶ。
倒れ込んだメイダーは、ハズレの剣が振り下ろされるところを見て身体をゴロゴロと回転させて避けて行く。
ハズレはメイダーを決して逃がさない。オイルの入った瓶を投げ放った。そうすると、地面に落ちた瓶が割れオイルが散漫し、火の粉を飛ばして発火させた。
この時、
(よし退路は断った)
ハズレはメイダーが炎の中に飛び込まないと思った。しかし――――
メイダーは自ら炎の中に飛び込んだ。
「ハズレ四点!」
審判が叫ぶが――――
この時、ハズレは炎の中でメイダーを見失った。
この時、
(しまった、間合いを計るためにあえて飛び込んだのか!)
ハズレはその勇気ある行動に戦慄した。
「ありがとう……これで間合いは取れた」
炎の向こう側では間合いを計ったメイダーが弓矢を構えている。
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