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第五章 絆をはぐくんだ三人はいざ戦いへ
第213話 決戦前夜に相応しい舞台
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メルクエム・中央地・酒場。
外で食事を嗜もうとしていたロードとハズレ。
酒場のテラスに料理が運び込まれていく。
「焼き魚の丸焼き一丁、ビール一本、お水一本、お待ちどーー! ごゆっくりーー!」
店員が料理と飲み物を運んできた。
「店員さーーん、こっちこっち!」
他の客に呼ばれる女性店員。
「はーーい」
呼ばれた方へ向かって行く。
「では、いただきま――――」
ロードが焼き魚に手を出そうとしたその時、
「――こんなところにいた!!」
パンパンに膨らんだ紙袋を抱えた、汗だくのスワンが登場した。
「スワン」
「済まない用があったみたいだから先に始めてしまった」
ハズレが謝罪した。
「スワンも座るといい……今日は贅沢しよう」
ロードが勧める。
「お、お魚ぁ」
ジュウジュウ焼けているお魚を前に、スワンの心は揺らいでいた。
しかしハッと我に返る。
(ダメダメ!!)
首を横にブンブン振る。左前髪の長髪が揺れている。
「コホン、ここは今日に相応しくない。場所を変えるから来て……」
「えっ?」
ロードがきょとんとした。
「ここでいいじゃないか。ごゆっくりしよう」
「すみませーん、焼き魚の丸焼きとビール一本とお水くださ――――」
「ここにあるモノをどうぞどうぞ!」
新たにやって来た客に料理を進めるスワンだった。
「…………おいおい」
ハズレが抗議しようと席を立ったが、
「まぁオレはどこでもいいが……」
ロードの一言で気が変わった。
「分かった。レディには優しくしないとな」
ハズレも同意した。
「よろしい」
スワンは笑顔になった。
▼ ▼ ▼
メルクエム・中央地・見晴らし台。
その見晴らし台からはメルクエムの城下町や城が一望できるいい景色だった。しかも夜ということもあって明かりがともって食事を楽しむにはうってつけの夜景だった。
「着いた。いい景色でしょう」
スワンが自慢した。
「遠くまで来たかいがあったな」
ロードが感動する。
「凄いな、街が一望できるじゃないか」
ハズレが驚いた。
「今日くらい綺麗に夜を過ごしたいから……ここね宿泊施設の受付さんに訊いたんだ」
スワンがベンチの真ん中に座る。
「ロマンチストだな……」
ハズレが言う。
「ロマンチスト?」
「夢見がちの人のことを言うんだよ」
「さぁ二人共座って……」
スワンの呼びかけにロードは右側、ハズレは左側に座った。
「この異世界の月も丸いな」
ロードが感想を漏らす。
「城と夜景に合わせていい絵になっている」
ハズレが芸術評論家みたいなことを言い出した。
「二人共腕を出して……」
スワンが言う。
「今度は何さ?」
ハズレが訊く。
「いいから動かさないで……」
カチャカチャと金属音を鳴らせていくスワン。何かの作業をしているようだった。
「――出来た!!」
それは腕輪だった。スワンも見せびらかして、三人に同じ腕輪が付けられていた。
「どう、わたしながらいいセンスしてるでしょう」
腕輪は三本のリング状になっており、そこには二つの指輪が通されていた。
「絆結びの指輪」
スワンはそう言った。
「もしかしてこれを用意してたのか?」
ハズレが尋ねる。
「そう、腕の輪っかは探して来ただけだけど……さっき二人に渡した宝石は特別なもので、わたしが精霊の術を発してその宝石は二人の思いと繋がった」
「思いと繋がった?」
ロードが訊く。
「思いと繋がったといってもおまじないみたいなもの。単なる飾りだよ。でも何か効果がありそうでしょ」
「ああ」
「それでさっき二人に握らせた宝石を腕輪に通した指輪にはめ込んで完成した。黄色がロード、赤色がハズレ、水色がわたし」
「黄色と水色の指輪しかないのはそのせいか」
本人の色の指輪は通されていなかった。それはロードやスワンも同じこと。
「明日は何があるか分からない。わたしたちがお互いをカバーできるかもわからない。離れ離れのまま先に会えなくなるかもしれない。ならせめて側にいる事だけでも感じられるのなら、いないよりもずっといい。必ず何かの役に立つはず……だから作った」
「いいな……これ」
赤色と水色の指輪を見てロードは感動していた。
「いいな……これ」
二度も同じことを言ったのは本当にいいモノだったからだ。
「だな、いいぞこれ」
ハズレも笑顔になった。
「ホント喜んでくれるならわたしも嬉しい」
「絆結びの指輪か……」
ロードは手を夜空にかざして腕輪を見ていた。
「腕輪はもういつでも見られる今はこっち……」
スワンが立ち上がって二人の手を引っ張って行く。そして高台からの景色を楽しむ。
「綺麗な夜景、決戦前夜にはここの方がふさわしい」
スワンが手すりに両腕を乗せて身体を預ける姿勢をとる。
「そうだな」
ロードは口で何かを言いかけたがやめた。
(今はただこの景色を目に焼き付けよう)
「これからも旅をしような二人共……だから明日は生き延びろ」
ロードは別のことを言った。
「分かった……ハズレは?」
「オレもついて行っていいのか?」
「「もちろん」」
二人そろって歓迎した。
「ってことでそろそろ食事にする? 私紙袋いっぱいに買って来たけど……」
「待ってました。お預けにされてて参ってたんだ。何を買ってきたんだい?」
「より取り見取りのパン」
「パンならスープも欲しいな」
「と思ってここに……」
「やるじゃないかスワン」
「私はフルーツパンを頂きます」
「ピザがあるじゃないか、オレはこれにしよう」
「これ買ってみたけど何のパンだろ」
ロードは二人のことをじっと見つめていた。
「ロードもどれでもいいから食べてね」
「ああすぐに……」
ロードは二人の間に割って入った。そして、
(救おう)
(救おう3人でこの異世界を……)
(そう心に誓おう)
(そしてまた3人で旅を続けよう)
外で食事を嗜もうとしていたロードとハズレ。
酒場のテラスに料理が運び込まれていく。
「焼き魚の丸焼き一丁、ビール一本、お水一本、お待ちどーー! ごゆっくりーー!」
店員が料理と飲み物を運んできた。
「店員さーーん、こっちこっち!」
他の客に呼ばれる女性店員。
「はーーい」
呼ばれた方へ向かって行く。
「では、いただきま――――」
ロードが焼き魚に手を出そうとしたその時、
「――こんなところにいた!!」
パンパンに膨らんだ紙袋を抱えた、汗だくのスワンが登場した。
「スワン」
「済まない用があったみたいだから先に始めてしまった」
ハズレが謝罪した。
「スワンも座るといい……今日は贅沢しよう」
ロードが勧める。
「お、お魚ぁ」
ジュウジュウ焼けているお魚を前に、スワンの心は揺らいでいた。
しかしハッと我に返る。
(ダメダメ!!)
首を横にブンブン振る。左前髪の長髪が揺れている。
「コホン、ここは今日に相応しくない。場所を変えるから来て……」
「えっ?」
ロードがきょとんとした。
「ここでいいじゃないか。ごゆっくりしよう」
「すみませーん、焼き魚の丸焼きとビール一本とお水くださ――――」
「ここにあるモノをどうぞどうぞ!」
新たにやって来た客に料理を進めるスワンだった。
「…………おいおい」
ハズレが抗議しようと席を立ったが、
「まぁオレはどこでもいいが……」
ロードの一言で気が変わった。
「分かった。レディには優しくしないとな」
ハズレも同意した。
「よろしい」
スワンは笑顔になった。
▼ ▼ ▼
メルクエム・中央地・見晴らし台。
その見晴らし台からはメルクエムの城下町や城が一望できるいい景色だった。しかも夜ということもあって明かりがともって食事を楽しむにはうってつけの夜景だった。
「着いた。いい景色でしょう」
スワンが自慢した。
「遠くまで来たかいがあったな」
ロードが感動する。
「凄いな、街が一望できるじゃないか」
ハズレが驚いた。
「今日くらい綺麗に夜を過ごしたいから……ここね宿泊施設の受付さんに訊いたんだ」
スワンがベンチの真ん中に座る。
「ロマンチストだな……」
ハズレが言う。
「ロマンチスト?」
「夢見がちの人のことを言うんだよ」
「さぁ二人共座って……」
スワンの呼びかけにロードは右側、ハズレは左側に座った。
「この異世界の月も丸いな」
ロードが感想を漏らす。
「城と夜景に合わせていい絵になっている」
ハズレが芸術評論家みたいなことを言い出した。
「二人共腕を出して……」
スワンが言う。
「今度は何さ?」
ハズレが訊く。
「いいから動かさないで……」
カチャカチャと金属音を鳴らせていくスワン。何かの作業をしているようだった。
「――出来た!!」
それは腕輪だった。スワンも見せびらかして、三人に同じ腕輪が付けられていた。
「どう、わたしながらいいセンスしてるでしょう」
腕輪は三本のリング状になっており、そこには二つの指輪が通されていた。
「絆結びの指輪」
スワンはそう言った。
「もしかしてこれを用意してたのか?」
ハズレが尋ねる。
「そう、腕の輪っかは探して来ただけだけど……さっき二人に渡した宝石は特別なもので、わたしが精霊の術を発してその宝石は二人の思いと繋がった」
「思いと繋がった?」
ロードが訊く。
「思いと繋がったといってもおまじないみたいなもの。単なる飾りだよ。でも何か効果がありそうでしょ」
「ああ」
「それでさっき二人に握らせた宝石を腕輪に通した指輪にはめ込んで完成した。黄色がロード、赤色がハズレ、水色がわたし」
「黄色と水色の指輪しかないのはそのせいか」
本人の色の指輪は通されていなかった。それはロードやスワンも同じこと。
「明日は何があるか分からない。わたしたちがお互いをカバーできるかもわからない。離れ離れのまま先に会えなくなるかもしれない。ならせめて側にいる事だけでも感じられるのなら、いないよりもずっといい。必ず何かの役に立つはず……だから作った」
「いいな……これ」
赤色と水色の指輪を見てロードは感動していた。
「いいな……これ」
二度も同じことを言ったのは本当にいいモノだったからだ。
「だな、いいぞこれ」
ハズレも笑顔になった。
「ホント喜んでくれるならわたしも嬉しい」
「絆結びの指輪か……」
ロードは手を夜空にかざして腕輪を見ていた。
「腕輪はもういつでも見られる今はこっち……」
スワンが立ち上がって二人の手を引っ張って行く。そして高台からの景色を楽しむ。
「綺麗な夜景、決戦前夜にはここの方がふさわしい」
スワンが手すりに両腕を乗せて身体を預ける姿勢をとる。
「そうだな」
ロードは口で何かを言いかけたがやめた。
(今はただこの景色を目に焼き付けよう)
「これからも旅をしような二人共……だから明日は生き延びろ」
ロードは別のことを言った。
「分かった……ハズレは?」
「オレもついて行っていいのか?」
「「もちろん」」
二人そろって歓迎した。
「ってことでそろそろ食事にする? 私紙袋いっぱいに買って来たけど……」
「待ってました。お預けにされてて参ってたんだ。何を買ってきたんだい?」
「より取り見取りのパン」
「パンならスープも欲しいな」
「と思ってここに……」
「やるじゃないかスワン」
「私はフルーツパンを頂きます」
「ピザがあるじゃないか、オレはこれにしよう」
「これ買ってみたけど何のパンだろ」
ロードは二人のことをじっと見つめていた。
「ロードもどれでもいいから食べてね」
「ああすぐに……」
ロードは二人の間に割って入った。そして、
(救おう)
(救おう3人でこの異世界を……)
(そう心に誓おう)
(そしてまた3人で旅を続けよう)
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