車いすの少年 VRに行く

Neet42

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車いすの少年 新しいクエストを受ける

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3日目のログイン

今日も初心者の街でクエストをこなしていく

「今日も 料理クエストをやってみるか」

ログインしてすぐにギルドに入っては

クエストボードの前で新しいクエストを選んでいく

ソロが取ったのは料理クエスト

NPCの家に行っては料理を作って喜んでもらうクエストである

受付のお姉さんに受理してもらい依頼してきた家に急ぐ

「ここか ええと ドアを叩いてから3秒待つとNPCが出てくると」

このVRには決まりがあって勝手に家に侵入してはいけないようになっているし

出来ないようになっている某RPGのようにタンスやつぼを荒らしてはいけない

使用になっているのであしからず

「はい どちらさま」

出てきたのは中年くらいのお姉さんで見た目より若いような感じの女の人だった

「ギルドから来ました 料理のクエストを依頼したマチルダさんの家で

 間違いありませんか?」

「ええ 私がマチルダです 料理作ってくれる方ですか?

 受けてもらえて助かります 自分じゃちょっと作れないもので」

どうやら依頼主は料理が下手という設定で 自分が見本の料理を作って

お手本を見せるというクエストらしい。

「はい 自分が料理を作りますのでこれと同じものを作ってください」

現実の自分は料理など出来ないのだが素材があれば勝手に料理ができるように

なっている これも一種のチュートリアルなのかなと思っている

メニューから料理のボタンを押しサンドイッチを選ぶと

目の前の素材がなくなりサンドイッチが出てきた

ゲームながら便利だなと思った

「マチルダさん サンドイッチが出来ましたよ これでよかったですか?」

目の前のサンドイッチを見て うれしそうに

「ありがとうございます サンドイッチを作ってあげたい人がいるのですが

 料理が下手なもので こうやってつくればいいんですね 助かります」

オートで作っているので作り方なんてないのだが

これもクエストのストーリなのかなとちょっと不思議に思いながら

とりあえず良かったと思いながらほっと胸をなでおろした

「それではクエスト完了という事で」

「はい 依頼料 20ギルド また困ったらお願いね」

笑顔のお姉さんから20ギルドをもらい 家を後にした

ギルドに戻り受付のお姉さんに依頼完了の旨を伝えて

まだログアウトするには早いしもう一つクエストをこなそうと思うのだが

クエストボードには討伐系のクエストしかなく どうしようか迷っていると

ワイルドボアの討伐依頼が気になった

まだ討伐したことはないがスライムの次くらいのモンスターだと聞いていたので

自分でも大丈夫かと思い 思い切って受けてみた

「あのワイルドボアの討伐を受けたいんですが」

「はい ワイルドボア3匹ですね 平原に行けばすぐに見つかると思いますので

 見つけることは問題ありませんが 突進してくるスピードは結構ありますので

 前に出るときは気を付けてくださいね」

受付のお姉さんに注意点を聞いてワイルドボアの討伐に向かう

平原に着いてからはすぐにワイルドボアを見つけることが出来た

一匹目をファイアで牽制しながら横から剣で切り付けると

10回ほどで倒れて消滅した

スライムと違い 経験値3とボアの肉をもらえた

スライムだと経験値だけだったので少しRPGらしくなったかなと思った

「ウインドスラッシュ」

2匹目はスキルを使って倒して見た

「ウインドスラッシュなら3回で倒せるな

 LVが上がっていけばもっと早く倒せそうだけど」

3匹目も倒し LVが11になった後 アナウンスで新しいスキル ヘビースラッシュを覚えた と聞こえた

少しずつではあるが強くなっていく感じが嬉しかった

新しいスキルをはやく試したかったが もういい時間になってきたので

残念な気持ちでログアウトのボタンを押すのであった。 
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