きちんと転生しなさいよっ

Neet42

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フリーター神 現る

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11回目の転生先でようやくニートを脱出できるかなと思っている主人公

「さてと ニート脱出に向けて頑張るか

 とはいえ これからどうしようか」

今までニートだった主人公は他の星に行っても

どうしていいかわからなかった

ただ前と違ってもう転生してもらえることはないと感じていた

「チート能力で何とか出来るとは思うが

 ドキドキしてるよ」

「おーい 地球からきた男よ 聞こえてるかい」

「おおっ 誰もいないのに声がする」

急に頭から声が聞こえるようでびっくりした

「私は この星の神様だ 地球の女神から

 おまえの事を頼まれたのだが そんな様子では

 心配なのだが こちらではもう転生させられないからな

 また何かあったら 地球の女神に嫌味を言われるのは

 私なのだからな しっかり頼むぞ」

こっちに来ても また怒られてしまった

そんなにがみがみ言われるとやる気がなくなるのだが

「はいはい わかりましたよ あの それで

 能力なのですが わからない事がありまして

 聞いてもよろしいでしょうか」

一応 神様なので最後はへりくだって聞いてみたのだが大丈夫だろうか

「能力か アイテム転移は 自分のアイテム 持ち物を

モンスターや相手の近くに転移させられるスキルだ

 使い方次第では本当に便利なので効率的に使ってくれ」

アイテムボックスのアイテム次第ではいろいろ使えそうなスキルだなと

感じてたのだが それより他の能力が気になっていた

「あの やればできる子って どんな能力なのですか?」

「ああ それは私が与えたスキルなのだが 

 自分から行動を起こそうとするスキルだ

 今までは何かをやろうとしても何をしていいかわからず

 困っていたのだろう このスキルなら 少しでも行動を

 起こそうと思ったら体が動いてくれるので

 メンタルが弱くても生きていけると思って与えてみた」

確かに今まで自分で何かをしようとしても体や心が

動かずニートになっていたのだからこのスキルはありがたいと思った

「ありがとうございます 神様 このスキルがあれば

 自分でも頑張れそうな気がします」

「それと アイテムボックスにも 必要なものを詰め込んでおいたので

 確認して使ってみてくれ 君が何の職業につこうが不都合はないはずだ」

へへぇ 何から何までありがとうございます

「あの神様の名前はなんていうのですか?」

「私は名は フリーターという この星では有名な神なので覚えておくといいぞ」

「ぶはっ フリーターってあの女神様、わざとこの神様のところに転生

 させたんじゃないだろうな。」

少し吹いてしまったが これからお世話になるかもしれない神様なので

気にしないことにしたがそれでも多少は気になるよね

「ありがとうございました フリーター様

 この世界で頑張ってみます。」

「うむ 頑張ってくれたまえ 影ながら見守っている」

神様の声が聞こえなくなった

「スキルの事も分かったし これからどうするかは

 なんとなく見えてきたな」

ラノベなら冒険者、一択だが 他にもいろいろ出来そうで

ニート脱出の一歩を踏みさせそうな気がしている
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