僕はただの妖精だから執着しないで

ふわりんしず。

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家族

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皆と一緒にいて、毎日笑顔が絶えない事
楽しいこと悲しいこと全部皆で半分こして、笑ったりたまに泣いたり喧嘩したりまた笑ったり。前世では生きていると言うよりただ生かされていたから、だからこんなに毎日が彩られるなんて夢にも思っていなかった。

お腹を抱えて笑ったことも
誰かの怪我で胸が締め付けられるくらい痛くなった事も、

ここで初めて経験できたこと。ここでしか経験できないことだらけ。



本当はね、転生したかもって思った時
あの小さな白い箱の世界が…少しだけ恋しかったんだ。だってあそこには形だけだったけど、一応家族がいたから。

笑いあった記憶はなかったけど、それでも最初、僕があの世界から消えたんだと知った時

やるせなさを感じた。

もうあそこには…戻れないんだなぁって理解した時、



多分僕は泣いていた。

そんな僕に立ち向かう勇気をくれたのは、他でもない皆だったから。


『僕ね、皆が…だいすき』

自分に自信が持てない僕だけど、

『僕を見つけてくれてありがと』

すぐに泣いちゃう僕だけど、


皆と出会ってからは沢山の幸せに包まれて、いっぱい笑うことが増えたよ。

血は繋がっていないけど。

それでも、



『良かったら僕の…家族になって、ほしぃです』



皆の家族仲間になりたいな。
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