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ハッピーエンドーR18なしー
⑥
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『ぇ…それって、…、う、そ…だ』
「まぁ信じらんないよねぇ。俺でも信じられなかったし」
ぎゅっと抱きしめられていて分からないが、微かに彼の身体が動いた。肩でも竦めたのだろう。
表情は見えないけれど浮かべている顔は、きっと少し困り顔で。それを見られたくないからか、俺の肩口に額を乗せてグリグリと擦り付けくる。
いやいや…可愛いなおい、
気分はデカいワンコに甘えられている様な、そんな感覚。
「かなり遊んでたのはホントだけど。柚くんと会ってからはそーゆー関係になった子は居ないよ。
だって欲しいのは柚くんだけだし、他の子抱いてる暇ないからさぁ」
『なっ、…なっ、』
なんて事をさらっと言うんだよ!?と、盛大に叫びたい。熱烈過ぎる言葉たちに嫌でも顔の熱さが増し、
熱すぎて最早涙目だ。
噂の歩く下半身はどうやら本気で俺の事が好き…らしい。
言葉だけで全てを鵜呑みにするわけじゃないが、
(心音は嘘つけねぇもんな…、すごいドキドキしてる)
包み込む様にくっついた身体。
触れる肌と肌はどちらも熱を持っていて、
服越しに伝わる心音が彼の気持ちを教えてくれた。
–––––––…いいのかな、俺で
さっきも口にしてしまった言葉。
どんなに好きだ、と伝えられてもやはり同じことを考えてしまう。自信なんて…持てる筈がないのだ、
片やビッチ
片や歩く下半身と言われている彼だが、憧れる生徒は大勢いて。そんな彼に俺が想いを寄せていいのか、と
それこそ漫画の様に遊びで捨てられるんじゃ…
なんて同じ事をグルグル考えて。
後一歩が踏み出せない。
「柚くん。こっち見て」
『…、』
「ふはっ、…涙目だ」
恐る恐る顔を上げれば、優しい穏やかな顔がふにゃりと笑う。
かっこいい、とか
笑った顔ちょっと幼くてかわいい、とか
なんだろ。全部が全部…こう、何というか
『愛おしいって、こんな気持ちなんだな』
嗚呼、そうだ。この感情は…。
愛おしい、だ。
好き。愛してる。よりもっと深い感情で。
ただ側に居たくて
ただ笑った顔が見たくて
ただ声が聞いていたくて
良いとこも悪いとこも全部全部、すき…なんだ
「ゆ、…ゆずくん、…今…愛おしいって、」
『–––––…は?』
「今ゆった、よね?」
え?お、俺声に出したか?いやいや、そ、そんなバカな。うっかり口が滑ったとか、どこぞの漫画だよ。いや、言ってない…よな?
『言ってない』
「ゆったじゃん!聞こえた」
『気のせいだって…』
「はっきり!しっかり聞こえましたー」
『なら忘れろ!!!』
抱きしめられていた体勢から、肩に手を置かれ問い詰められた俺は自身で墓穴を掘った事に、すぐ気付く事はなく…
目の前のチャラ男が目元を緩めて嬉しそうに笑った事で、
自身の失言に気付く事となった。
「あーぁ、認めちゃった」
『み、認めて…なぃ』
「分かってる。柚くんって素直じゃないからねぇ」
きっと今、俺の顔は赤くなったり青くなったりで忙しい筈だ。
その証拠に、さっきまで余裕の無かった黄賀崎が今では不敵に笑っている。
「ねぇ柚くん。柚くんてさ、俺の事だいすきだよね?」
『自意識過剰…デスカ』
「え?そう?だって柚くん
いつも俺の事見てるよね?」
■
■
■
不思議そうな顔で発した黄賀崎
顔には『あれ?俺の気のせい?』と書かれている。
『っ…、』
「柚くん?」
『た、たんま–––––、』
片手で顔を覆い、下を向いた俺
耳まで赤いのは…嫌でも自覚している。無理もない、無意識だった行動を当人に直接言われれば、恥ずかしい。
というか恥ずかし過ぎるんだが!?
と、とりあえず距離を取って…そ、それから
なんて色々考えていた俺は、
もう片方の手で黄賀崎の身体を後ろに押そうとしたのだが、その手を絡め取られてしまった
「隠さないでよ。照れた柚くん可愛い」
甘ったるい熱の含んだ声が、耳元で落とされ
少しできた距離すらまた埋める様にして抱きしめられる。
『…っ、』
あ、やばい、俺…、
「–––––––柚くん悪い子ぉ。勃っちゃった、ね?」
『っ!…ちが、…こ、これ、は』
「え?違うの?ホント?じゃあ、これなぁに?」
足と足の間に、黄賀崎の足を入れられ、
膝で無遠慮にもグリグリと押される。
『んっ、…ぁ、』
上擦った声に、ハッとする。
テントを張ったそこを執拗に刺激され、意図せずとも甘い声が漏れ出てしまう。
や、やめっ…やめてくれぇ。
情けない声は空気になって消え、変わりにハァハァという息遣いだけがトイレの中で響くだけ。
「抜いてほしい?“柚”?」
そんな悪魔な囁きに俺は一瞬、頷きかけて
慌てて首を横に振る。
呼び捨てされて嬉しい、とか
続きをしてほしい、とか
思っちゃいけないのに。
だって俺は黄賀崎の気持ちに答えられていない。どう返したらいいのかも分からないのに––––––––––––、
『ぁ"!?ぁっ、やっ、…っ、』
「強情だから、お仕置き。」
『いたっ…いたぁ…はな、してぇ』
急所をズボン越から掴まれ、ヒュっと喉が鳴る。追い立てられたせいで敏感になったソコは、あと少しで射精を迎えるところまで来ていた。
ズボン越にイキたくはないが、
掴まれた事で達する事はできず、息だけが上がる。
「続き、してほしい?」
『んっ、…ほし、ほしぃ、』
雄の顔をした黄賀崎が、意地悪にもズボン越しのソレをゆっくりと上下に摩る
『ぁっ、…あっ、』
「柚くんは素直じゃないから、ね」
時折強く揉まれ、絶頂に達する手前で黄賀崎は敢えて手を止める。
それを何度も何度も繰り返されて、
ぐずり出した俺を見て、黄賀崎は緩やかに笑った。まるで今から食事をする肉食獣みたく
「ほら。柚くんはだれに“こう”してほしいの?言わないと終わらないよ」
ちゃんと言えたら気持ちいいこと、いっぱいしよーね?
耳元にキスを落とされた後、呟かれた甘い甘い誘惑。
イキたくてイケれない状況で、
ほろほろと涙が頬を伝う中…俺はやっと
『…き、…す、き。おーが、さき、』
中々言えなかった気持ちを彼に伝える事が出来た。そんな俺なりの精一杯な告白に、
黄賀崎はちょっとだけ泣きそうな、
嬉しそうな顔をした後、俺のモノを容赦なく責め立てた。
「俺も愛してるよ柚」
『んっ、…ぁっあっ、…っ!!!』
※ノーマル編end※
「まぁ信じらんないよねぇ。俺でも信じられなかったし」
ぎゅっと抱きしめられていて分からないが、微かに彼の身体が動いた。肩でも竦めたのだろう。
表情は見えないけれど浮かべている顔は、きっと少し困り顔で。それを見られたくないからか、俺の肩口に額を乗せてグリグリと擦り付けくる。
いやいや…可愛いなおい、
気分はデカいワンコに甘えられている様な、そんな感覚。
「かなり遊んでたのはホントだけど。柚くんと会ってからはそーゆー関係になった子は居ないよ。
だって欲しいのは柚くんだけだし、他の子抱いてる暇ないからさぁ」
『なっ、…なっ、』
なんて事をさらっと言うんだよ!?と、盛大に叫びたい。熱烈過ぎる言葉たちに嫌でも顔の熱さが増し、
熱すぎて最早涙目だ。
噂の歩く下半身はどうやら本気で俺の事が好き…らしい。
言葉だけで全てを鵜呑みにするわけじゃないが、
(心音は嘘つけねぇもんな…、すごいドキドキしてる)
包み込む様にくっついた身体。
触れる肌と肌はどちらも熱を持っていて、
服越しに伝わる心音が彼の気持ちを教えてくれた。
–––––––…いいのかな、俺で
さっきも口にしてしまった言葉。
どんなに好きだ、と伝えられてもやはり同じことを考えてしまう。自信なんて…持てる筈がないのだ、
片やビッチ
片や歩く下半身と言われている彼だが、憧れる生徒は大勢いて。そんな彼に俺が想いを寄せていいのか、と
それこそ漫画の様に遊びで捨てられるんじゃ…
なんて同じ事をグルグル考えて。
後一歩が踏み出せない。
「柚くん。こっち見て」
『…、』
「ふはっ、…涙目だ」
恐る恐る顔を上げれば、優しい穏やかな顔がふにゃりと笑う。
かっこいい、とか
笑った顔ちょっと幼くてかわいい、とか
なんだろ。全部が全部…こう、何というか
『愛おしいって、こんな気持ちなんだな』
嗚呼、そうだ。この感情は…。
愛おしい、だ。
好き。愛してる。よりもっと深い感情で。
ただ側に居たくて
ただ笑った顔が見たくて
ただ声が聞いていたくて
良いとこも悪いとこも全部全部、すき…なんだ
「ゆ、…ゆずくん、…今…愛おしいって、」
『–––––…は?』
「今ゆった、よね?」
え?お、俺声に出したか?いやいや、そ、そんなバカな。うっかり口が滑ったとか、どこぞの漫画だよ。いや、言ってない…よな?
『言ってない』
「ゆったじゃん!聞こえた」
『気のせいだって…』
「はっきり!しっかり聞こえましたー」
『なら忘れろ!!!』
抱きしめられていた体勢から、肩に手を置かれ問い詰められた俺は自身で墓穴を掘った事に、すぐ気付く事はなく…
目の前のチャラ男が目元を緩めて嬉しそうに笑った事で、
自身の失言に気付く事となった。
「あーぁ、認めちゃった」
『み、認めて…なぃ』
「分かってる。柚くんって素直じゃないからねぇ」
きっと今、俺の顔は赤くなったり青くなったりで忙しい筈だ。
その証拠に、さっきまで余裕の無かった黄賀崎が今では不敵に笑っている。
「ねぇ柚くん。柚くんてさ、俺の事だいすきだよね?」
『自意識過剰…デスカ』
「え?そう?だって柚くん
いつも俺の事見てるよね?」
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不思議そうな顔で発した黄賀崎
顔には『あれ?俺の気のせい?』と書かれている。
『っ…、』
「柚くん?」
『た、たんま–––––、』
片手で顔を覆い、下を向いた俺
耳まで赤いのは…嫌でも自覚している。無理もない、無意識だった行動を当人に直接言われれば、恥ずかしい。
というか恥ずかし過ぎるんだが!?
と、とりあえず距離を取って…そ、それから
なんて色々考えていた俺は、
もう片方の手で黄賀崎の身体を後ろに押そうとしたのだが、その手を絡め取られてしまった
「隠さないでよ。照れた柚くん可愛い」
甘ったるい熱の含んだ声が、耳元で落とされ
少しできた距離すらまた埋める様にして抱きしめられる。
『…っ、』
あ、やばい、俺…、
「–––––––柚くん悪い子ぉ。勃っちゃった、ね?」
『っ!…ちが、…こ、これ、は』
「え?違うの?ホント?じゃあ、これなぁに?」
足と足の間に、黄賀崎の足を入れられ、
膝で無遠慮にもグリグリと押される。
『んっ、…ぁ、』
上擦った声に、ハッとする。
テントを張ったそこを執拗に刺激され、意図せずとも甘い声が漏れ出てしまう。
や、やめっ…やめてくれぇ。
情けない声は空気になって消え、変わりにハァハァという息遣いだけがトイレの中で響くだけ。
「抜いてほしい?“柚”?」
そんな悪魔な囁きに俺は一瞬、頷きかけて
慌てて首を横に振る。
呼び捨てされて嬉しい、とか
続きをしてほしい、とか
思っちゃいけないのに。
だって俺は黄賀崎の気持ちに答えられていない。どう返したらいいのかも分からないのに––––––––––––、
『ぁ"!?ぁっ、やっ、…っ、』
「強情だから、お仕置き。」
『いたっ…いたぁ…はな、してぇ』
急所をズボン越から掴まれ、ヒュっと喉が鳴る。追い立てられたせいで敏感になったソコは、あと少しで射精を迎えるところまで来ていた。
ズボン越にイキたくはないが、
掴まれた事で達する事はできず、息だけが上がる。
「続き、してほしい?」
『んっ、…ほし、ほしぃ、』
雄の顔をした黄賀崎が、意地悪にもズボン越しのソレをゆっくりと上下に摩る
『ぁっ、…あっ、』
「柚くんは素直じゃないから、ね」
時折強く揉まれ、絶頂に達する手前で黄賀崎は敢えて手を止める。
それを何度も何度も繰り返されて、
ぐずり出した俺を見て、黄賀崎は緩やかに笑った。まるで今から食事をする肉食獣みたく
「ほら。柚くんはだれに“こう”してほしいの?言わないと終わらないよ」
ちゃんと言えたら気持ちいいこと、いっぱいしよーね?
耳元にキスを落とされた後、呟かれた甘い甘い誘惑。
イキたくてイケれない状況で、
ほろほろと涙が頬を伝う中…俺はやっと
『…き、…す、き。おーが、さき、』
中々言えなかった気持ちを彼に伝える事が出来た。そんな俺なりの精一杯な告白に、
黄賀崎はちょっとだけ泣きそうな、
嬉しそうな顔をした後、俺のモノを容赦なく責め立てた。
「俺も愛してるよ柚」
『んっ、…ぁっあっ、…っ!!!』
※ノーマル編end※
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