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第259話
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予期せぬクエスト達成に続いて、新しいクエストが表示された。
メインクエストは『宵姫で魔物を一匹討伐。期限:九日』『報酬(敏捷:一増加)』。
続けてサブクエスト『殺人(一人)。期限:無』『報酬(万能能力値:十増加)』。
(……殺人‼)
サブクエストの内容に絶句する。
避けては通ることが出来ないこととは言え、文字で表示されると感じる重みが違った。
そして、冒険者成りたての頃に、クウガたちから言われた「人を殺せるか?」という言葉が脳裏に浮かぶ。
不可抗力とはいえ野盗を殺したことを思い出すと気分が悪くなった。
もし襲われるようなことがあったらなら……。
期限は無い。積極的に達成するつもりはないが……このクエストは自分を試されている気がした。
多かれ少なかれ人を殺していると言ったアリスの顔や、一瞬の迷いが生死を分けると言われたクウガの顔を浮かべる。
それは確固たる決意を持ち、追い付くべき人たちがいることを再認識することになる。
「大丈夫ですか?」
表情が変わったリゼに気付き、ただ事では無いと察知し心配したミズキが思い切って声を掛けた。
「はい、大丈夫です。有難う御座います」
返事をするリゼだったが、動揺は収まっていなかった。
シキギが横目で二人を見るが、馬車に酔ったと勘違いする。
(期待できないわね)
コネを利用して観光気分でドヴォルク国に居たのだと思い、リゼの印象は悪くなる。
ランクBとはいえ、下位の実力しかない冒険者と決めつけた。
一方でリゼを心配するミズキ。
職業柄なのだろう。
シキギの視線にも気付いていたので、リゼが強く当たられるのではないかと、別の意味でも心配していた。
姉は簡単には人を信じない性格だと知っていた。
それは幼い頃より何度お何度も裏切られていた。
その度に自分を守ってくれたからこそ、自分に危害を加えようとする者には容赦しない。
過剰な姉の愛情を感じながらも感謝しているため、口に出して反抗することが出来ない。
ただ、リゼは自分たちに危害を加えることはないだろうと考えながら、気付かれないようにリゼを見ていた。
そして、陽が沈み切る前に野営の出来る場所で一日目を終える。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
――二日目。
ほとんど話すことなく終えた昨日と違い、今日は朝から賑やかだった。
シキギとナヨクが交代していたからだ。
後方を警戒しながらも、リゼやミズキに声を掛け、会話を楽しんでいたからだ。
リゼの容姿からパマフロスト出身だと質問をしたが、エルガレム王国出身だと答えると、気まずそうな表情を浮かべる。
以前にもエルガレム王国にある魔法研究所でパマフロスト出身か? と聞かれたことがある。
「私たちはアルドゥルフロスト連邦の冒険者なんだよ」
「アルドゥルフロスト連邦です……か?」
聞きなれない言葉というより、初めて聞いた感覚だったのでアルドゥルフロスト連邦について質問をする。
アルドゥルフロスト連邦とは”アルブレスト”、”エドゥルプレスト”、”パマフロスト”の三国なら成り立つ連合国家になる。
三国に共通しているのは、雪が多く過酷な自然環境で生活をしていることだ。
アルドゥルフロスト連邦でしか食べることが出来ない名産のかき氷と、アルブレストでしか呑めないエールを目的に訪れる。
独自の製法で門外不出のうえ、国からの許可制なので生産量も決まっているため希少なエールになる。
アルブレストが三国で一番観光に力を入れているため、エドゥルプレストはアルブレストの土産の品や、工芸品などを製作している。
パマフロストは一年中雪が溶けることなく閉鎖的な場所だ。
ここでしか生息しない”スノーベア”や”ホワイトディア”を狩猟して、毛皮をエドゥルプレストに卸している。
魔物討伐という表現を使わず、狩猟と呼び制限を設けて乱獲を防いでいる。
密猟者は、その場で殺しても罪に問われない。
アルドゥルフロストに入国する際に注意事項として、必ず言われる。
以前に他国の冒険者が注意を無視してスノーベアを討伐している所に出くわしたパマフロストの者たちが、注意しても密漁を止めない冒険者たちを殺す事件が起こる。
だが、非があるのは密漁した冒険者ということで、パマフロストの人たちが罪に問われることは無かった。
これは他国でも賛否両論あったが、アルドゥルフロスト連邦としては問題無い姿勢を崩すことが無かったため、恐ろしい事件として人々の記憶に刻まれた。
商人のヤンガスやナヨクたちはアルブレストを拠点に活動しているそうだ。
リゼがパマフロスト出身と聞かれるのには理由があった。
パマフロストに”パセキ”という村があり、その村ではリゼのような銀髪の人が多く生活しているため、物珍しく訪れる人も多い。
ナヨクたちもパセキには何度も寄ったことがあるらしく、特殊な村だと教えてくれた。
ただ、リゼに対してパセキを訪れるような発言はしなかった。
「いろいろな所に行かれているのですか?」
話し掛けられるばかりだったので、差し障りにない話を振る。
「あぁ、私たちは護衛の任務が多いからな。気になる場所でもあるのか?」
気になる場所と言われて、リゼはサブクエストのヴェルべ村が頭に浮かんだ。
場所は地図で確認したので知っているが、どのような所かを聞いておこうと思った。
「ヴェルべ村か、知っているぞ。エルガレム王国の端の村だな。ソラボンチ山の麓だから、さっき話したパマフロストとも近い場所だから、時期によっては雪が残っているし、どちらかと言えば寒い地域だな。とくに名産もなかったと思うが……用事でもあるのか?」
この問いにリゼは悩みながら「地図で見た時に気になっただけ」と答えた。
それから、ナヨクに行ってみて良かった場所などを聞くと、ナヨクがミズキにも話を振ると、ミズキも少しずつだが話す時間が多くなる。
ミズキは、どこそこの何が美味しかったと、目を輝かせながら食べ物の話をする。
知らない町や村にある店の名前まで出して話をするので、よほど印象に残っているのだろう。
楽しそうに話すミズキだったが、ナヨクは時折、首を傾げていた。
食の好みの違いなのだろうと思いながら、リゼは話を聞き続けていた。
我に返ったミズキは、喋り過ぎたことを恥ずかしそうに顔を赤らめる。
あまり見ないミズキの姿に、ナヨクは大声で笑っていた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:四十三』
『魔力:三十二』
『力:二十七』
『防御:十九』
『魔法力:二十三』
『魔力耐性:十二』
『敏捷:百六』
『回避:五十五』
『魅力:二十三』
『運:五十七』
『万能能力値:五』
■メインクエスト
・宵姫で魔物を一匹討伐。期限:九日
・報酬:敏捷(一増加)
■サブクエスト
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
・闇糸の習得。期限:二十日
・報酬:魔法力(二増加)
・殺人(一人)。期限:無
・報酬:万能能力値:(十増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
メインクエストは『宵姫で魔物を一匹討伐。期限:九日』『報酬(敏捷:一増加)』。
続けてサブクエスト『殺人(一人)。期限:無』『報酬(万能能力値:十増加)』。
(……殺人‼)
サブクエストの内容に絶句する。
避けては通ることが出来ないこととは言え、文字で表示されると感じる重みが違った。
そして、冒険者成りたての頃に、クウガたちから言われた「人を殺せるか?」という言葉が脳裏に浮かぶ。
不可抗力とはいえ野盗を殺したことを思い出すと気分が悪くなった。
もし襲われるようなことがあったらなら……。
期限は無い。積極的に達成するつもりはないが……このクエストは自分を試されている気がした。
多かれ少なかれ人を殺していると言ったアリスの顔や、一瞬の迷いが生死を分けると言われたクウガの顔を浮かべる。
それは確固たる決意を持ち、追い付くべき人たちがいることを再認識することになる。
「大丈夫ですか?」
表情が変わったリゼに気付き、ただ事では無いと察知し心配したミズキが思い切って声を掛けた。
「はい、大丈夫です。有難う御座います」
返事をするリゼだったが、動揺は収まっていなかった。
シキギが横目で二人を見るが、馬車に酔ったと勘違いする。
(期待できないわね)
コネを利用して観光気分でドヴォルク国に居たのだと思い、リゼの印象は悪くなる。
ランクBとはいえ、下位の実力しかない冒険者と決めつけた。
一方でリゼを心配するミズキ。
職業柄なのだろう。
シキギの視線にも気付いていたので、リゼが強く当たられるのではないかと、別の意味でも心配していた。
姉は簡単には人を信じない性格だと知っていた。
それは幼い頃より何度お何度も裏切られていた。
その度に自分を守ってくれたからこそ、自分に危害を加えようとする者には容赦しない。
過剰な姉の愛情を感じながらも感謝しているため、口に出して反抗することが出来ない。
ただ、リゼは自分たちに危害を加えることはないだろうと考えながら、気付かれないようにリゼを見ていた。
そして、陽が沈み切る前に野営の出来る場所で一日目を終える。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
――二日目。
ほとんど話すことなく終えた昨日と違い、今日は朝から賑やかだった。
シキギとナヨクが交代していたからだ。
後方を警戒しながらも、リゼやミズキに声を掛け、会話を楽しんでいたからだ。
リゼの容姿からパマフロスト出身だと質問をしたが、エルガレム王国出身だと答えると、気まずそうな表情を浮かべる。
以前にもエルガレム王国にある魔法研究所でパマフロスト出身か? と聞かれたことがある。
「私たちはアルドゥルフロスト連邦の冒険者なんだよ」
「アルドゥルフロスト連邦です……か?」
聞きなれない言葉というより、初めて聞いた感覚だったのでアルドゥルフロスト連邦について質問をする。
アルドゥルフロスト連邦とは”アルブレスト”、”エドゥルプレスト”、”パマフロスト”の三国なら成り立つ連合国家になる。
三国に共通しているのは、雪が多く過酷な自然環境で生活をしていることだ。
アルドゥルフロスト連邦でしか食べることが出来ない名産のかき氷と、アルブレストでしか呑めないエールを目的に訪れる。
独自の製法で門外不出のうえ、国からの許可制なので生産量も決まっているため希少なエールになる。
アルブレストが三国で一番観光に力を入れているため、エドゥルプレストはアルブレストの土産の品や、工芸品などを製作している。
パマフロストは一年中雪が溶けることなく閉鎖的な場所だ。
ここでしか生息しない”スノーベア”や”ホワイトディア”を狩猟して、毛皮をエドゥルプレストに卸している。
魔物討伐という表現を使わず、狩猟と呼び制限を設けて乱獲を防いでいる。
密猟者は、その場で殺しても罪に問われない。
アルドゥルフロストに入国する際に注意事項として、必ず言われる。
以前に他国の冒険者が注意を無視してスノーベアを討伐している所に出くわしたパマフロストの者たちが、注意しても密漁を止めない冒険者たちを殺す事件が起こる。
だが、非があるのは密漁した冒険者ということで、パマフロストの人たちが罪に問われることは無かった。
これは他国でも賛否両論あったが、アルドゥルフロスト連邦としては問題無い姿勢を崩すことが無かったため、恐ろしい事件として人々の記憶に刻まれた。
商人のヤンガスやナヨクたちはアルブレストを拠点に活動しているそうだ。
リゼがパマフロスト出身と聞かれるのには理由があった。
パマフロストに”パセキ”という村があり、その村ではリゼのような銀髪の人が多く生活しているため、物珍しく訪れる人も多い。
ナヨクたちもパセキには何度も寄ったことがあるらしく、特殊な村だと教えてくれた。
ただ、リゼに対してパセキを訪れるような発言はしなかった。
「いろいろな所に行かれているのですか?」
話し掛けられるばかりだったので、差し障りにない話を振る。
「あぁ、私たちは護衛の任務が多いからな。気になる場所でもあるのか?」
気になる場所と言われて、リゼはサブクエストのヴェルべ村が頭に浮かんだ。
場所は地図で確認したので知っているが、どのような所かを聞いておこうと思った。
「ヴェルべ村か、知っているぞ。エルガレム王国の端の村だな。ソラボンチ山の麓だから、さっき話したパマフロストとも近い場所だから、時期によっては雪が残っているし、どちらかと言えば寒い地域だな。とくに名産もなかったと思うが……用事でもあるのか?」
この問いにリゼは悩みながら「地図で見た時に気になっただけ」と答えた。
それから、ナヨクに行ってみて良かった場所などを聞くと、ナヨクがミズキにも話を振ると、ミズキも少しずつだが話す時間が多くなる。
ミズキは、どこそこの何が美味しかったと、目を輝かせながら食べ物の話をする。
知らない町や村にある店の名前まで出して話をするので、よほど印象に残っているのだろう。
楽しそうに話すミズキだったが、ナヨクは時折、首を傾げていた。
食の好みの違いなのだろうと思いながら、リゼは話を聞き続けていた。
我に返ったミズキは、喋り過ぎたことを恥ずかしそうに顔を赤らめる。
あまり見ないミズキの姿に、ナヨクは大声で笑っていた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:四十三』
『魔力:三十二』
『力:二十七』
『防御:十九』
『魔法力:二十三』
『魔力耐性:十二』
『敏捷:百六』
『回避:五十五』
『魅力:二十三』
『運:五十七』
『万能能力値:五』
■メインクエスト
・宵姫で魔物を一匹討伐。期限:九日
・報酬:敏捷(一増加)
■サブクエスト
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
・闇糸の習得。期限:二十日
・報酬:魔法力(二増加)
・殺人(一人)。期限:無
・報酬:万能能力値:(十増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
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