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第222話
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六階層で名前が分からない魔物を討伐する。
ワーム系の魔物だが……薄っすらと透ける表面からでも、体の中でいろいろな色の臓物が動いていた。
気色悪いという言葉がピッタリだ。
これは“バビロニアワーム”と言い、このバビロニアの迷宮で最初に発見された特異種だったため“バビロニア”という町の名前がつけられた。
唯一、町の名前がついている魔物だ。
多くの魔物が好んで食べるが、人間社会においてワーム系同様に利用価値が少ない。
この色が魔物の食欲を増すのだとも言われている。
今の領主や町民たちは、町の名前がついていることに嫌悪感を抱いている。
どうせ町の名前をつけるなら、町にふさわしい魔物にすべきだったと思っているからだ。
もう一体は手のひらほどの大きさがある蟻に似た魔物だった。
似たような感じだが、大きな顎や手足の形状などの体の形状が、それぞれ異なっている。
この魔物は“ライトアント”と呼ばれていて、“ワーカーアント”と“アーミーアント”とともに行動をしている。
ライトアントは下半身を光らせることが出来るため、下半身を点滅させて他の魔物をおびき寄せて、アーミーアントが寄って来た魔物を襲い息絶えたところで、ワークアントがコロニーと呼ばれる巣に持ち帰る。
囮に討伐、そして運搬。
それぞれが命がけで自分の役割を全うしている。
この魔物もバビロニアの迷宮だけに生息する特異種だ。
コロニーには“クイーン”と呼ばれる魔物がコロニーにいる魔物を指揮命令している。
これはコロニーを持つ魔物全てに当てはまる。
これ以上は危険だと判断したリゼは五階層へと戻る。
そして四階層、三階層と地上に戻りながら新しい魔物を探していた。
だが結局、新しい魔物と遭遇することが出来ずに地上にある扉の手前まで来てしまった。
ここは安全な場所なので、迷宮から出られなくなってしまった冒険者たちが野営をする場所でもある。
今夜も既に何人かの先客がいる。
リゼは邪魔にならない場所で魔物の解体を始めようと思ったが、火を起こして食事をしている冒険者たちがいることに気付く。
食事している最中に解体作業を見たりするのは、食欲が失せるかも知れない。
それに匂いなど気になる冒険者もいると思い、もう一度一階層まで下りて解体作業をすることにした。
まず最初にダークスコーピオンの解体から取り掛かる。
解体したことは無いが、似たような魔物は解体したことがあるので、思い出しながら毒のある尾と手足を切り落とす。
尖った尾には毒腺と呼ばれる毒を生成する場所がある。
尾の先にうっかり触れないようにして毒のある場所を、さらに細かく切り落として外殻を剥がしていく。
その後、全ての魔物を解体し終える。
最後に解体作業を終えたワーカーアントの肉をしまおうとすると、表面に小さな物体が動いている。
ライトボールの灯かりが届かない場所だったので、良く見えない。
蛭のようにも見えるが、すぐに未討伐のニアリーチだと気付き、持っていた短刀を突き刺すと、体内から血が弾け飛んだ。
(あれ?)
リゼはニアリーチが解体した肉の血を吸っていたことに首を傾げた。
新鮮な血が大好物と魔物図鑑には書いてあったが……。
肉から血が無くなると肉自体に血生臭さがなくなるため喜ばれる。
動物でも殺してから血抜きという作業をすると、解体作業をする際に最初に教えてもらったことだ。
リゼは試しに解体した肉を並べてみる。
すると、岩の間からニアリーチが這い出てきて肉に群がり血を吸い始めた。
体の大きさで血を大量に吸っていることが見て分かる。
ライトボールの灯りが届く範囲に置いた肉にはニアリーチが群がることは無いので、ライトボールの灯りが苦手なのは間違いないようだった。
とりあえず、朝まで時間もあることなので解体した肉を全て、ニアリーチに吸わせてみることにする。
解体した肉に群がるニアリーチを見ながら、蟻のような魔物の体の構造が異なっていたことを思い出しながら、見た目に大差がなくても種類が異なる魔物が多くいれば、メインクエスト達成も思ったほど難しくないのかもしれないと感じていた。
数十分後、丸々と肥えたニアリーチたちは満足したのか岩の隙間へと戻って行ったのを確認して、肉を回収する。
立ち上がると階段を上り、地上の扉近くで夜が明けるのを待つことにする。
――翌朝。
迷宮の開く音で目が覚める。
他の冒険者の物音や警戒心からか、仮眠程度の浅い睡眠しかとれなかった。
しかし、事前に覚悟はしていたため、。
多少は体調への影響はあるが、問題無いだろうと思い、戻る準備を始める。
六階層で上手く戦えなかったことや、七階層から先のことを考えると寝付けなかったと、思い出す。
長く迷宮にいれば、入場料を支払う回数も減るので出来る限り迷宮内での滞在したい思いはあった。
しかし、昨夜の六階層での実力不足を痛感していた。
覚悟はしていたが、やはり単独だと限界があるのかと感じながら、迷宮を出る。
朝一番で迷宮に挑む冒険者たちとすれ違う。
そのなかで評判が悪いハセゼラたちのパーティーもいた。
ハセゼラの視線はリゼに向けられていた。
単独であれば、仲間に引き入れようと画策していた。
パーティーの人数は多い方が良いと考えていた。
それは取り分が少なくして、自分たちが上手く利用できる冒険者という意味でだ。
だが、リゼの装備から見た目以上の実力者だと思いながら、声を掛けるのを後回しにして、そのまま素通りをする。
相変わらず仲間に罵声を浴びせるハセゼラに、リゼも嫌悪感を強める。
自分でも知らず知らずのうちに、仲間を侮辱するハセゼラたちの行為を許せなくなっていたからだ。
それが自分に関係のない冒険者たちでも、耳に入ってくる言葉が煩わしいと感じるようになっていた。
リゼは不思議に思っていることがあった。
それは罵倒されながらも、ハセゼラと一緒に行動……パーティーでいる理由が分からなかったからだ。
冒険者ぞれぞれが、いろいろな事情を抱えていることは分かっているが――。
一歩間違っていれば、自分もああなっていたかも知れないと思うと、胸がモヤモヤしていた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十六』
『魔力:三十』
『力:二十三』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十六』
『回避:四十三』
『魅力:二十四』
『運:四十八』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・迷宮で未討伐の魔物討伐(討伐種類:三十)。期限:三十日
・報酬:転職ステータス値向上
■サブクエスト
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
ワーム系の魔物だが……薄っすらと透ける表面からでも、体の中でいろいろな色の臓物が動いていた。
気色悪いという言葉がピッタリだ。
これは“バビロニアワーム”と言い、このバビロニアの迷宮で最初に発見された特異種だったため“バビロニア”という町の名前がつけられた。
唯一、町の名前がついている魔物だ。
多くの魔物が好んで食べるが、人間社会においてワーム系同様に利用価値が少ない。
この色が魔物の食欲を増すのだとも言われている。
今の領主や町民たちは、町の名前がついていることに嫌悪感を抱いている。
どうせ町の名前をつけるなら、町にふさわしい魔物にすべきだったと思っているからだ。
もう一体は手のひらほどの大きさがある蟻に似た魔物だった。
似たような感じだが、大きな顎や手足の形状などの体の形状が、それぞれ異なっている。
この魔物は“ライトアント”と呼ばれていて、“ワーカーアント”と“アーミーアント”とともに行動をしている。
ライトアントは下半身を光らせることが出来るため、下半身を点滅させて他の魔物をおびき寄せて、アーミーアントが寄って来た魔物を襲い息絶えたところで、ワークアントがコロニーと呼ばれる巣に持ち帰る。
囮に討伐、そして運搬。
それぞれが命がけで自分の役割を全うしている。
この魔物もバビロニアの迷宮だけに生息する特異種だ。
コロニーには“クイーン”と呼ばれる魔物がコロニーにいる魔物を指揮命令している。
これはコロニーを持つ魔物全てに当てはまる。
これ以上は危険だと判断したリゼは五階層へと戻る。
そして四階層、三階層と地上に戻りながら新しい魔物を探していた。
だが結局、新しい魔物と遭遇することが出来ずに地上にある扉の手前まで来てしまった。
ここは安全な場所なので、迷宮から出られなくなってしまった冒険者たちが野営をする場所でもある。
今夜も既に何人かの先客がいる。
リゼは邪魔にならない場所で魔物の解体を始めようと思ったが、火を起こして食事をしている冒険者たちがいることに気付く。
食事している最中に解体作業を見たりするのは、食欲が失せるかも知れない。
それに匂いなど気になる冒険者もいると思い、もう一度一階層まで下りて解体作業をすることにした。
まず最初にダークスコーピオンの解体から取り掛かる。
解体したことは無いが、似たような魔物は解体したことがあるので、思い出しながら毒のある尾と手足を切り落とす。
尖った尾には毒腺と呼ばれる毒を生成する場所がある。
尾の先にうっかり触れないようにして毒のある場所を、さらに細かく切り落として外殻を剥がしていく。
その後、全ての魔物を解体し終える。
最後に解体作業を終えたワーカーアントの肉をしまおうとすると、表面に小さな物体が動いている。
ライトボールの灯かりが届かない場所だったので、良く見えない。
蛭のようにも見えるが、すぐに未討伐のニアリーチだと気付き、持っていた短刀を突き刺すと、体内から血が弾け飛んだ。
(あれ?)
リゼはニアリーチが解体した肉の血を吸っていたことに首を傾げた。
新鮮な血が大好物と魔物図鑑には書いてあったが……。
肉から血が無くなると肉自体に血生臭さがなくなるため喜ばれる。
動物でも殺してから血抜きという作業をすると、解体作業をする際に最初に教えてもらったことだ。
リゼは試しに解体した肉を並べてみる。
すると、岩の間からニアリーチが這い出てきて肉に群がり血を吸い始めた。
体の大きさで血を大量に吸っていることが見て分かる。
ライトボールの灯りが届く範囲に置いた肉にはニアリーチが群がることは無いので、ライトボールの灯りが苦手なのは間違いないようだった。
とりあえず、朝まで時間もあることなので解体した肉を全て、ニアリーチに吸わせてみることにする。
解体した肉に群がるニアリーチを見ながら、蟻のような魔物の体の構造が異なっていたことを思い出しながら、見た目に大差がなくても種類が異なる魔物が多くいれば、メインクエスト達成も思ったほど難しくないのかもしれないと感じていた。
数十分後、丸々と肥えたニアリーチたちは満足したのか岩の隙間へと戻って行ったのを確認して、肉を回収する。
立ち上がると階段を上り、地上の扉近くで夜が明けるのを待つことにする。
――翌朝。
迷宮の開く音で目が覚める。
他の冒険者の物音や警戒心からか、仮眠程度の浅い睡眠しかとれなかった。
しかし、事前に覚悟はしていたため、。
多少は体調への影響はあるが、問題無いだろうと思い、戻る準備を始める。
六階層で上手く戦えなかったことや、七階層から先のことを考えると寝付けなかったと、思い出す。
長く迷宮にいれば、入場料を支払う回数も減るので出来る限り迷宮内での滞在したい思いはあった。
しかし、昨夜の六階層での実力不足を痛感していた。
覚悟はしていたが、やはり単独だと限界があるのかと感じながら、迷宮を出る。
朝一番で迷宮に挑む冒険者たちとすれ違う。
そのなかで評判が悪いハセゼラたちのパーティーもいた。
ハセゼラの視線はリゼに向けられていた。
単独であれば、仲間に引き入れようと画策していた。
パーティーの人数は多い方が良いと考えていた。
それは取り分が少なくして、自分たちが上手く利用できる冒険者という意味でだ。
だが、リゼの装備から見た目以上の実力者だと思いながら、声を掛けるのを後回しにして、そのまま素通りをする。
相変わらず仲間に罵声を浴びせるハセゼラに、リゼも嫌悪感を強める。
自分でも知らず知らずのうちに、仲間を侮辱するハセゼラたちの行為を許せなくなっていたからだ。
それが自分に関係のない冒険者たちでも、耳に入ってくる言葉が煩わしいと感じるようになっていた。
リゼは不思議に思っていることがあった。
それは罵倒されながらも、ハセゼラと一緒に行動……パーティーでいる理由が分からなかったからだ。
冒険者ぞれぞれが、いろいろな事情を抱えていることは分かっているが――。
一歩間違っていれば、自分もああなっていたかも知れないと思うと、胸がモヤモヤしていた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十六』
『魔力:三十』
『力:二十三』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十六』
『回避:四十三』
『魅力:二十四』
『運:四十八』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・迷宮で未討伐の魔物討伐(討伐種類:三十)。期限:三十日
・報酬:転職ステータス値向上
■サブクエスト
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
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