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第210話
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武器職人と防具職人に礼を言い、最後に店主にも礼を言って武具屋を出て道具屋へと向かおうと歩いていると、先程の防具職人の言葉を思い出して立ち止まった。
(防具として問題ない。それなのに、防具を変更しなくちゃいけない……もしかして、迷宮で壊される‼)
不吉なことを考えてしまった! と後悔をする。
外観がひと際目立つ建物が道具屋だった。
入って右側にポーションなどの道具が陳列されていて左側には扉があり、その向こうにブックやスクロールが並んでいた。
以前に迷宮に入るのであれば、一つくらいは脱出用のスクロールを持っておくと安心だと聞いたことがある。
オリシスの迷宮に挑んだ時に、脱出用スクロールを持っていなかった。
脱出用スクロールは高価で一般の冒険者が個人で持つことは、ほとんどない。
貴族などが買い占めるため、価格が高騰してしまい冒険者が手を出せない状態になっている。
高騰する前に購入した冒険者もいる。
リゼは、その脱出用スクロールを持っていなかったことで貴重なブックや、お世話になっている人たちの大事な思い出の品を持ち帰ってくることが出来た。
脱出用スクロールの価格を知らないリゼは、軽い気持ちで価格を確認するために、魔法関連の商品が陳列してある左側の扉を開けた。
貴重な物なので、簡単に手を触れることは出来ないようになっている。
店員に欲しいブックやスクロールを伝えると、商品の有無や価格を教えてくれる。
それ以外にも、取り扱っているブックやスクロールが一覧になっている物から選ぶことも出来るようになっていた。
お客一人一人に接客するため、リゼは戸惑いながらも脱出用の転移魔法が施されたスクロールの購入価格を聞く。
「白金貨五十枚です」
にこやかに即答する店員だったが、とても手が出るような価格ではなかった。
バビロニアは物価が高いとはいえ……田舎であれば二年は暮らせるほどの価格だ。
当然、購入出来るはずもなく諦めしかない。
店員もリゼが購入するとは思っていなかったが、バビロニアに来たばかりの冒険者に多いことだったので、気にすることなく接客をしていた。
リゼは申し訳なさそうに頭を下げて、魔法関連の売り場から逃げるようにして、ポーションなどが陳列してある道具売り場へ移動した。
(やっぱり高いな)
オーリスの二倍近い価格となっていた。
高くても売れるのであれば、無理に価格を下げる必要がない。
一店舗だけ価格を下げれば、それに対抗するように他の店も価格を下げる。
そういうことがないように、バビロニアでは消耗品の道具については、どの店も同価格で販売していた。
そのことを知らないリゼは他の道具屋も見てまわり、価格が同じことをしり徒労だったと肩を落としていた。
迷宮内での灯り用に松明を購入しようと思っていたが、取り扱う店がほとんどなかった。
バビロニアではライトボールのスクロールが主流らしい。
ただ、そのライトボールのスクロールも王都よりも割高の価格だったため、リゼは残っている松明で暫くは迷宮に入ろうと考えていた。
このバビロニアで一番売れているスクロールは、ライトボールのスクロールだということをリゼは知らなかった。
落ち込んだ気分で冒険者ギルド会館へと向かう。
商人に教えてもらったためか、迷うことなく冒険者ギルド会館に到着することが出来た。
バビロニアの冒険者ギルド会館はかなり大きく、建物内でも多くの冒険者がいた。
ほとんどがバビロニアの迷宮に入るための受付だった。
冒険者ギルドで受付をして登録料を払い、その後は迷宮に入る度に入場料を払うことになる。
リゼも受付の最後尾に並ぶが、自分より大きい冒険者ばかりで小さなリゼを冷めた目で見る冒険者もいる。
一時間弱並んでリゼの順番になる。
まず、迷宮への入場受付をして、受付嬢に迷宮地図が購入できる店などを聞く。
見て回った道具屋に迷宮地図が置いてなかったので、普通の道具屋では購入できないと勘違いしていたからだ。
正式に迷宮地図は販売されておらず、バビロニアで店を開いている幾つかが独自の情報網で作成した迷宮地図を販売しているそうだ。
苦労して作成した迷宮地図のため、誰でも購入が出来るわけでない。
常連になるなどして店との信頼関係を築いた冒険者のみ購入できるようにしているため、店頭には並べていないし、聞かれても「無い」としか返事をしない。
正確で信頼性が高い迷宮地図は人気があるため、平均的な武器や防具と変わらない価格になると教えてくれた。
この話を聞いたリゼは迷宮地図の購入を諦める。
受付を終えたリゼは職業案内所へ向かう。と言っても、冒険者ギルド会館の向かいにある建物なので迷うことは無い。
こちらも転職者が多いのか、冒険者が多くいた。
壁に貼られた職業はオーリスに比べて桁違いに多かった。
レア職業にエピック職業にエキストラ職業と、分かりやすいように貼り分けられている。
職業欄の下には、転職前の職業も書かれているが、これは統計値なのだろう。
紐で繋がれた職業が書かれた本が何冊も設置されていた。
所員の負荷が少なくなるようにとの措置だ。
リゼも空いている本を見つけて、盗賊や暗殺者などに関連する職業を探す。
やはり盗賊からは斥候や奇術師に狩人、そして軽剣士に暗殺者などの上位職が書かれていた。
レア職業として道化師があった。
聞き覚えのある職業で、いつも笑って人を揶揄っていたオプティミスのことを思い出す。
すでにオプティミスもアルベルトたちと一緒に行方不明になっていると思っているリゼは心を痛める。
他に海賊というのもあったが、職業スキルを習得した場合に船の上で能力を発揮する。
だが、地上だと転職前の盗賊同様の能力になる……たしかにレア職業だと思いながら本を読み進める。
(やっぱり、こんなものか……)
転職する時に上位職の選択肢が、もっとも多いのは剣士だった。
その分、レア職業なども多い。
リゼは気持ちを切り替えて宿探しをすることにした。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十六』
『魔力:三十』
『力:二十三』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十六』
『回避:四十三』
『魅力:二十四』
『運:四十八』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・迷宮で未討伐の魔物討伐(討伐種類:三十)。期限:三十日
・報酬:転職ステータス値向上
■サブクエスト
・防具の変更。期限:二年
・報酬:ドヴォルグ国での武器製作率向上
・バビロニアの骨董市で骨董品の購入。期限:一年
・報酬:観察眼強化
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
(防具として問題ない。それなのに、防具を変更しなくちゃいけない……もしかして、迷宮で壊される‼)
不吉なことを考えてしまった! と後悔をする。
外観がひと際目立つ建物が道具屋だった。
入って右側にポーションなどの道具が陳列されていて左側には扉があり、その向こうにブックやスクロールが並んでいた。
以前に迷宮に入るのであれば、一つくらいは脱出用のスクロールを持っておくと安心だと聞いたことがある。
オリシスの迷宮に挑んだ時に、脱出用スクロールを持っていなかった。
脱出用スクロールは高価で一般の冒険者が個人で持つことは、ほとんどない。
貴族などが買い占めるため、価格が高騰してしまい冒険者が手を出せない状態になっている。
高騰する前に購入した冒険者もいる。
リゼは、その脱出用スクロールを持っていなかったことで貴重なブックや、お世話になっている人たちの大事な思い出の品を持ち帰ってくることが出来た。
脱出用スクロールの価格を知らないリゼは、軽い気持ちで価格を確認するために、魔法関連の商品が陳列してある左側の扉を開けた。
貴重な物なので、簡単に手を触れることは出来ないようになっている。
店員に欲しいブックやスクロールを伝えると、商品の有無や価格を教えてくれる。
それ以外にも、取り扱っているブックやスクロールが一覧になっている物から選ぶことも出来るようになっていた。
お客一人一人に接客するため、リゼは戸惑いながらも脱出用の転移魔法が施されたスクロールの購入価格を聞く。
「白金貨五十枚です」
にこやかに即答する店員だったが、とても手が出るような価格ではなかった。
バビロニアは物価が高いとはいえ……田舎であれば二年は暮らせるほどの価格だ。
当然、購入出来るはずもなく諦めしかない。
店員もリゼが購入するとは思っていなかったが、バビロニアに来たばかりの冒険者に多いことだったので、気にすることなく接客をしていた。
リゼは申し訳なさそうに頭を下げて、魔法関連の売り場から逃げるようにして、ポーションなどが陳列してある道具売り場へ移動した。
(やっぱり高いな)
オーリスの二倍近い価格となっていた。
高くても売れるのであれば、無理に価格を下げる必要がない。
一店舗だけ価格を下げれば、それに対抗するように他の店も価格を下げる。
そういうことがないように、バビロニアでは消耗品の道具については、どの店も同価格で販売していた。
そのことを知らないリゼは他の道具屋も見てまわり、価格が同じことをしり徒労だったと肩を落としていた。
迷宮内での灯り用に松明を購入しようと思っていたが、取り扱う店がほとんどなかった。
バビロニアではライトボールのスクロールが主流らしい。
ただ、そのライトボールのスクロールも王都よりも割高の価格だったため、リゼは残っている松明で暫くは迷宮に入ろうと考えていた。
このバビロニアで一番売れているスクロールは、ライトボールのスクロールだということをリゼは知らなかった。
落ち込んだ気分で冒険者ギルド会館へと向かう。
商人に教えてもらったためか、迷うことなく冒険者ギルド会館に到着することが出来た。
バビロニアの冒険者ギルド会館はかなり大きく、建物内でも多くの冒険者がいた。
ほとんどがバビロニアの迷宮に入るための受付だった。
冒険者ギルドで受付をして登録料を払い、その後は迷宮に入る度に入場料を払うことになる。
リゼも受付の最後尾に並ぶが、自分より大きい冒険者ばかりで小さなリゼを冷めた目で見る冒険者もいる。
一時間弱並んでリゼの順番になる。
まず、迷宮への入場受付をして、受付嬢に迷宮地図が購入できる店などを聞く。
見て回った道具屋に迷宮地図が置いてなかったので、普通の道具屋では購入できないと勘違いしていたからだ。
正式に迷宮地図は販売されておらず、バビロニアで店を開いている幾つかが独自の情報網で作成した迷宮地図を販売しているそうだ。
苦労して作成した迷宮地図のため、誰でも購入が出来るわけでない。
常連になるなどして店との信頼関係を築いた冒険者のみ購入できるようにしているため、店頭には並べていないし、聞かれても「無い」としか返事をしない。
正確で信頼性が高い迷宮地図は人気があるため、平均的な武器や防具と変わらない価格になると教えてくれた。
この話を聞いたリゼは迷宮地図の購入を諦める。
受付を終えたリゼは職業案内所へ向かう。と言っても、冒険者ギルド会館の向かいにある建物なので迷うことは無い。
こちらも転職者が多いのか、冒険者が多くいた。
壁に貼られた職業はオーリスに比べて桁違いに多かった。
レア職業にエピック職業にエキストラ職業と、分かりやすいように貼り分けられている。
職業欄の下には、転職前の職業も書かれているが、これは統計値なのだろう。
紐で繋がれた職業が書かれた本が何冊も設置されていた。
所員の負荷が少なくなるようにとの措置だ。
リゼも空いている本を見つけて、盗賊や暗殺者などに関連する職業を探す。
やはり盗賊からは斥候や奇術師に狩人、そして軽剣士に暗殺者などの上位職が書かれていた。
レア職業として道化師があった。
聞き覚えのある職業で、いつも笑って人を揶揄っていたオプティミスのことを思い出す。
すでにオプティミスもアルベルトたちと一緒に行方不明になっていると思っているリゼは心を痛める。
他に海賊というのもあったが、職業スキルを習得した場合に船の上で能力を発揮する。
だが、地上だと転職前の盗賊同様の能力になる……たしかにレア職業だと思いながら本を読み進める。
(やっぱり、こんなものか……)
転職する時に上位職の選択肢が、もっとも多いのは剣士だった。
その分、レア職業なども多い。
リゼは気持ちを切り替えて宿探しをすることにした。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十六』
『魔力:三十』
『力:二十三』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十六』
『回避:四十三』
『魅力:二十四』
『運:四十八』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・迷宮で未討伐の魔物討伐(討伐種類:三十)。期限:三十日
・報酬:転職ステータス値向上
■サブクエスト
・防具の変更。期限:二年
・報酬:ドヴォルグ国での武器製作率向上
・バビロニアの骨董市で骨董品の購入。期限:一年
・報酬:観察眼強化
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
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