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第209話
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「お客さん。それ、気にいったのかい?」
あまりに他のお客がリゼを見ていたので、店主がたまらずリゼに声をかけた。
「はい。ただ、研いでも使えるかどうかが不安で……」
「そういうことか……購入してくれるなら、無料で研いであげるよ」
「本当ですか!」
喜ぶリゼだったが、研いで使い物にならない武器だったら、銀貨五枚が無駄になる。
葛藤しながらもリゼは購入することを決める。
「一応、特売品だから保証などはないからね。それとこれは余談だが、私が店を受け継いだ時からあっただろうから、かなりの年代物だよ」
笑いながらリゼの購入した武器のことを教えてくれた。
命を預ける武器を簡単に購入してしまったことへの背徳感に心を痛めていた。
奥に専属の武器職人が短刀を研いでくれる。
銀貨五枚を払うと「研ぐのにニ十分ほどかかる」とのことだったので、店内で待つことにする。
店内を物色していると、珍しい物を発見した。
武器や防具の他に装飾品も置いてあった。
敏捷性を上げる首輪、魔法力を魔法耐性を向上させる腕輪。
珍しい物なので簡単に手を出せるような価格ではない。
上級冒険者は、こういった装飾品を装備することで、能力値を向上させて戦闘を有利に進めるのだろうと思い見ていた。
サブクエストの防具変更を達成するために防具も見るが、とても手が出るような価格ではない。
「お客さん。お待たせしました」
短刀が研ぎ終えたこと教えてくれた。
「申し訳ないんだけど、この短刀に使われている金属が少し特殊でね。この砥石でしか研げなかったんだよ。錆びやすいそうで手入れも頻繁に必要らしいよ。もし自分で研ぐなら、この砥石も必要になるけど……もちろん、持ってきてくれれば銀貨二枚で研がさせてもらいます」
「その砥石は、いくらですか?」
「銀貨五枚になります」
購入した短刀と同じ価格に驚く。
結局、金貨一枚で短刀を購入したことになる。
もしかしたら悪徳道具屋なのかと思っていると、店主は店内にいた他の冒険者たちから白い目を向けられていた。
そのことに気付いた店主は、適正価格だと主張して本当だと必死でリゼに説明を始める。
「銀貨四枚でどう……かな?」
必死な店主とともに、冒険者たちの反応はいま一つだった。
店の儲けを優先するのであれば、リゼに砥石を進めずに毎回、来店してもらって短刀を研げばよい。
ただ、店の評判として……特売品から必死で探した武器に高価な砥石を売りつけることは印象が良くない。
店主も分かっているので「さらに銀貨一枚減らそう」と断腸の思いを口にしようとした瞬間、リゼから思わぬ言葉を聞いた。
「はい、銀貨四枚で御願いします。ただ、教えてもらいたいことと、御願いがあるのですがよろしいでしょうか?」
店主の表情から自分を騙そうとしていることがないと分かったリゼは、きちんとした金額を払うのが当然だと思っていた。
もし店主が演技をして騙されているのだとすれば、それは自分の落ち度だと覚悟を決めていた。
店主はホッとしたのか安堵の表情を浮かべる。
「なんだい?」
「私は詳しくないので、この短刀を研ぐ際の注意事項などがあれば教えてもらいたいです」
「そういうことかい。ぜんぜん構わないよ」
「ありがとうございます。それと簡単でいいのですが、私の防具に問題ないか見ていただけませんか?」
「あぁ、別にいいけど……見た感じ問題なさそうに思えるが、気になることでもあったのかい?」
「いいえ……迷宮に入る前に安心したいだけです」
「なるほどね。ついでに見てもらうといい」
このリゼの発言で武器よりも防具を重んじる冒険者だという印象を、見ていた冒険者に与えた。
奥にいる武器職人に声をかけて了承を得ると、銀貨四枚を渡して砥石を購入した。
店主は砥石を持ったまま、リゼと一緒に奥の武器職人の所へ案内すると、店主はすぐに戻っていった。
武器職人はリゼに短刀に使われている素材が珍しい鋼材“玉鋼”と呼ばれるもので、一般の鋼よりも折れにくく切れ味が鋭いと教えてくれたうえで、研ぎ方を教えた。
普通の砥石と違い、玉鋼のような素材を使った砥石になるため高価になると研ぎながら親切に説明する。
店主には内緒だが掘り出し物で、銀貨五枚以上の価値は間違いなくある! と小声で教えてくれた。
武器職人は玉鋼自体が希少な素材で手に入りにくいこともあり研ぐことは出来るが、武器を作ることは技術的に難しいそうだ。
これは時代とともに材料が玉鋼から、加工しやすい鋼に変わったことに起因する。
五十年ほど前までは、今では滅びた国で短刀や小太刀。それよりも大きな大太刀や、刀などの特殊な武器を玉鋼で製作していたそうだ。
リゼの購入した短刀は、かなり昔の短刀だったらしく目利きが見れば、かなり高額で買い取ってくれるとまで教えてくれた。
「玉鋼の特徴は、この刃紋だ。久しぶりに見たが綺麗なもんだな」
刃の部分を見ると波を打ったような模様があった。
「一応、確認したがきちんと使える武器だから、安心して使っていいぜ」
武器職人からお墨付きをもらったリゼは、なんだか嬉しかった。
防具に関しては隣で作業していた防具職人らしいので、武器職人が終わったことを伝えると、防具を脱ぐように言われた。
脱いだ防具をいろいろな角度で見たり触ったりしていたが、「特に問題ない」との診断だった。
逆に良く手入れされているし、製作した職人ファースの腕も褒めていた。
ファースを褒められたことで、リゼも嬉しい気持ちになる。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十六』
『魔力:三十』
『力:二十三』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十六』
『回避:四十三』
『魅力:二十四』
『運:四十八』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・迷宮で未討伐の魔物討伐(討伐種類:三十)。期限:三十日
・報酬:転職ステータス値向上
■サブクエスト
・防具の変更。期限:二年
・報酬:ドヴォルグ国での武器製作率向上
・バビロニアの骨董市で骨董品の購入。期限:一年
・報酬:観察眼強化
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
あまりに他のお客がリゼを見ていたので、店主がたまらずリゼに声をかけた。
「はい。ただ、研いでも使えるかどうかが不安で……」
「そういうことか……購入してくれるなら、無料で研いであげるよ」
「本当ですか!」
喜ぶリゼだったが、研いで使い物にならない武器だったら、銀貨五枚が無駄になる。
葛藤しながらもリゼは購入することを決める。
「一応、特売品だから保証などはないからね。それとこれは余談だが、私が店を受け継いだ時からあっただろうから、かなりの年代物だよ」
笑いながらリゼの購入した武器のことを教えてくれた。
命を預ける武器を簡単に購入してしまったことへの背徳感に心を痛めていた。
奥に専属の武器職人が短刀を研いでくれる。
銀貨五枚を払うと「研ぐのにニ十分ほどかかる」とのことだったので、店内で待つことにする。
店内を物色していると、珍しい物を発見した。
武器や防具の他に装飾品も置いてあった。
敏捷性を上げる首輪、魔法力を魔法耐性を向上させる腕輪。
珍しい物なので簡単に手を出せるような価格ではない。
上級冒険者は、こういった装飾品を装備することで、能力値を向上させて戦闘を有利に進めるのだろうと思い見ていた。
サブクエストの防具変更を達成するために防具も見るが、とても手が出るような価格ではない。
「お客さん。お待たせしました」
短刀が研ぎ終えたこと教えてくれた。
「申し訳ないんだけど、この短刀に使われている金属が少し特殊でね。この砥石でしか研げなかったんだよ。錆びやすいそうで手入れも頻繁に必要らしいよ。もし自分で研ぐなら、この砥石も必要になるけど……もちろん、持ってきてくれれば銀貨二枚で研がさせてもらいます」
「その砥石は、いくらですか?」
「銀貨五枚になります」
購入した短刀と同じ価格に驚く。
結局、金貨一枚で短刀を購入したことになる。
もしかしたら悪徳道具屋なのかと思っていると、店主は店内にいた他の冒険者たちから白い目を向けられていた。
そのことに気付いた店主は、適正価格だと主張して本当だと必死でリゼに説明を始める。
「銀貨四枚でどう……かな?」
必死な店主とともに、冒険者たちの反応はいま一つだった。
店の儲けを優先するのであれば、リゼに砥石を進めずに毎回、来店してもらって短刀を研げばよい。
ただ、店の評判として……特売品から必死で探した武器に高価な砥石を売りつけることは印象が良くない。
店主も分かっているので「さらに銀貨一枚減らそう」と断腸の思いを口にしようとした瞬間、リゼから思わぬ言葉を聞いた。
「はい、銀貨四枚で御願いします。ただ、教えてもらいたいことと、御願いがあるのですがよろしいでしょうか?」
店主の表情から自分を騙そうとしていることがないと分かったリゼは、きちんとした金額を払うのが当然だと思っていた。
もし店主が演技をして騙されているのだとすれば、それは自分の落ち度だと覚悟を決めていた。
店主はホッとしたのか安堵の表情を浮かべる。
「なんだい?」
「私は詳しくないので、この短刀を研ぐ際の注意事項などがあれば教えてもらいたいです」
「そういうことかい。ぜんぜん構わないよ」
「ありがとうございます。それと簡単でいいのですが、私の防具に問題ないか見ていただけませんか?」
「あぁ、別にいいけど……見た感じ問題なさそうに思えるが、気になることでもあったのかい?」
「いいえ……迷宮に入る前に安心したいだけです」
「なるほどね。ついでに見てもらうといい」
このリゼの発言で武器よりも防具を重んじる冒険者だという印象を、見ていた冒険者に与えた。
奥にいる武器職人に声をかけて了承を得ると、銀貨四枚を渡して砥石を購入した。
店主は砥石を持ったまま、リゼと一緒に奥の武器職人の所へ案内すると、店主はすぐに戻っていった。
武器職人はリゼに短刀に使われている素材が珍しい鋼材“玉鋼”と呼ばれるもので、一般の鋼よりも折れにくく切れ味が鋭いと教えてくれたうえで、研ぎ方を教えた。
普通の砥石と違い、玉鋼のような素材を使った砥石になるため高価になると研ぎながら親切に説明する。
店主には内緒だが掘り出し物で、銀貨五枚以上の価値は間違いなくある! と小声で教えてくれた。
武器職人は玉鋼自体が希少な素材で手に入りにくいこともあり研ぐことは出来るが、武器を作ることは技術的に難しいそうだ。
これは時代とともに材料が玉鋼から、加工しやすい鋼に変わったことに起因する。
五十年ほど前までは、今では滅びた国で短刀や小太刀。それよりも大きな大太刀や、刀などの特殊な武器を玉鋼で製作していたそうだ。
リゼの購入した短刀は、かなり昔の短刀だったらしく目利きが見れば、かなり高額で買い取ってくれるとまで教えてくれた。
「玉鋼の特徴は、この刃紋だ。久しぶりに見たが綺麗なもんだな」
刃の部分を見ると波を打ったような模様があった。
「一応、確認したがきちんと使える武器だから、安心して使っていいぜ」
武器職人からお墨付きをもらったリゼは、なんだか嬉しかった。
防具に関しては隣で作業していた防具職人らしいので、武器職人が終わったことを伝えると、防具を脱ぐように言われた。
脱いだ防具をいろいろな角度で見たり触ったりしていたが、「特に問題ない」との診断だった。
逆に良く手入れされているし、製作した職人ファースの腕も褒めていた。
ファースを褒められたことで、リゼも嬉しい気持ちになる。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十六』
『魔力:三十』
『力:二十三』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十六』
『回避:四十三』
『魅力:二十四』
『運:四十八』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・迷宮で未討伐の魔物討伐(討伐種類:三十)。期限:三十日
・報酬:転職ステータス値向上
■サブクエスト
・防具の変更。期限:二年
・報酬:ドヴォルグ国での武器製作率向上
・バビロニアの骨董市で骨董品の購入。期限:一年
・報酬:観察眼強化
・瀕死の重傷を負う。期限:三年
・報酬:全ての能力値(一増加)
■シークレットクエスト
・ヴェルべ村で村民誰かの願いを一つ叶える。期限:五年
・報酬:万能能力値(五増加)
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