173 / 365
第173話
しおりを挟む
「この二冊にします」
「承知しました」
リゼが陳列された場所から二冊取り出したブックは”ディサピア”と”ドッペルゲンガー”だった。
「なかなか、変わった魔法を選びましたね」
「そうですか」
魔法についての知識がないリゼは、この選択が正しいのかさえ分からなかった。
選んだ”ディサピア”と”ドッペルゲンガー”は、どちらも戦闘系の魔法ではない。
リゼは知らないが、闇属性魔法の攻撃魔法は超級にしか存在を確認されていない。
主に攻撃補助か、斥候などの調査に適した魔法が多い。
闇属性魔法が希少なこともあるが、闇属性をメインにしている魔法師はいない。
反する光属性魔法も同様だが、闇属性よりも光属性の魔法が多く出回っている。
回復魔法師や、治癒師などは魔法特性が『光』の冒険者が多い。
回復魔法師から中級魔法師へと転職して、回復役も兼用しながら活動する冒険者もいる。
回復も出来て攻撃魔法も使える冒険者は一時期、重宝されたことも影響している。
光属性魔法は応用が利き、パーティーに役立つと考えられているのに対して、闇属性魔法は個の魔法が多く、パーティーへの貢献度が少ないと、多くの冒険者たちは認識していた。
最初に選んだ”ディサピア”は、完全に自分の存在を消すことが出来る魔法だ。
目の前に居ても認識出来ない状態になるが、時間に制限がある。
感知系のスキルが自分よりも格上だった場合や、強力な光属性魔法の攻撃を受けると無効化される。
次に選んだ”ドッペルゲンガー”は影から分身を発現させる。
姿形は影だが、自分の思考で動いてくれるもう一人の自分なので、二人で戦闘をしている状況になる。
しかし、ディサピア同様に光属性魔法で無効化されることもある。
リゼはグローアにブックの契約の手続きを作業をしてもらう。
アイテムバッグを購入する時のように、血判を押すだけなのかと思っていたリゼは意外な言葉を聞く。
「手のひらを切って、そこから魔力を流してください」
「魔力を流す?」
グローアは当たり前のことを言っただけだったが、学習院に通っていないリゼにとっては、意味不明な言葉なのだと気付く。
「すみません。言葉足らずでした」
リゼに謝罪すると、グローアは魔力を流す方法を教示する。
慣れれば簡単なことなのかも知れないが、初めてのリゼは上手く魔力を手のひらに流すことが出来なかった。
魔法やスキルを発動させる時に、意識することが大事だと教えてくれたが、あくまで一般論なため、リゼの習得しようとする魔法は特殊なことを教えてくれた。
何度か試していると、コツが掴む。
「そうです。その感じです」
グローアの指導のおかげで魔力を流すことが出来るようになる。
そして、魔法修得と同時に『メインクエスト達成』『報酬(魔力(二増加)、魔法力(二増加)』、『サブクエスト達成』『報酬(魔力(八増加)、魔法力(八増加)』と表示された。
リゼは習得した魔法の使い勝手を試したいと思っていた。
最悪、使えない魔法だったとしても仕方がないと考えていたのだ。
隣にいたアンジュも魔法を試したいようだったが、簡単に試せるような魔法でも無い。
その向こうでジェイドは選んだ手甲をはめて、楽しそうに動きを確かめていた。
リゼはジェイドを見ながら、手に装着している手甲が上級のブック二冊分の価値がるのだと思い眺めていた。
当然、月白兎も同等の追加報酬を貰っているのだと考えていた。
ジェイドが落ち着き席に座るころには、所員たちが武器やブックの片づけを終えて退室していた。
ジックペリンは再度、円盤のことを口外しないことと、円盤回収への協力をリゼたちに念を押すように話す。
リゼたちはジックペリンを安心させるように頷いて答えた。
「追加報酬のブックや武器については、当研究所と提携している店で購入したことにしていただけますかな」
「それは私たちがここ、魔法研究所に来たこと自体を忘れろということですか?」
「いいえ、追加報酬を与えたことを知られないようにする措置です」
アンジュの問いに、ジックペリンの代わりにグローアが答えた。
「円盤回収の件は、アルベルトさんたちに伝えても問題ありませんか?」
「はい、事情を知っているメンバーだったら、回収に協力することになったことを伝えて構いません」
リゼは自分が気付かないことを質問するアンジュに感心していた。
一通り話を終えて帰ろうとするリゼにジックペリンが話し掛ける。
「リゼは何処の出身ですかな?」
「オーリスです」
即答するリゼだったが、予想していた言葉と違っていたのか、ジックペリンの表情は硬かった。
「オーリスですか……御両親もですかな?」
「両親は亡くなっていますので、詳しいことは分かりません」
「そうでしたか。それは失礼致したの」
「どうして、そのようなことを聞かれるのですか?」
リゼは王都魔法研究所の所長であるジックペリンが、なんの取柄もない自分に関心を持ったことに疑問を感じた。
「いえ、その髪と目の色が珍しいので、もしかしたら”パマフロスト”の御出身かと思いましての」
ジックペリンが発した”パマフロスト”という言葉を、リゼは母親から聞いたことがあった。
絶対に行ってはいけない! と言われていた場所だったからだ。
幼いリゼは意味が分からなかったが、行くことは無いと思いながらも、ジックペリンからパマフロストという言葉を聞く今の今まで忘れていた。
「多分、違うと思います」
「そうみたいですの。引き止めて悪かったの」
「いいえ」
ジックペリンたちとは、ここで別れて別の所員に案内されて出口へ歩く。
・
・
・
・
・
・
「んっんーーーー」
王都魔法研究所を出ると、アンジュは大きく背伸びをする。
「なんか得した気分スね」
「そうね。結果的には良かったわね」
楽しそうに話すジェイドとアンジュだったが、リゼはジックペリンの言葉が頭から離れなかった。
自分の生い立ちを考えたことなど、今まで一度もなかった。
母親がどうして故郷を出て、あの村で生活をしていたのか?
自分と言う人間と向き合うには必要なことだと考えていた。
「気分でも悪い?」
「あっ、大丈夫……です」
「そう。なにか悩んでいるんだったら、相談しなさいよ」
「そうっスよ」
親身になってくれるアンジュとジェイドに、リゼは感謝をしていたが恩をどのように返して良いのか分からなかった。
「明日、一緒にクエストをしないっスか?」
「いいわね。私も新しい魔法を使ってみたいしね」
アンジュは不敵な笑みを浮かべていた。
ジェイドはアンジュが悪いことを考えているのだと分かったのか、顔が引きつっていた。
「リゼもいいわね」
「はい!」
流されるように返事をしたリゼだったが、相変わらず他人行儀のような口調をアンジュとジェイドに問い詰められた。
「出来る限り頑張る」
一朝一夕で治るわけではないが、意識を定着させる必要があるので、アンジュは何度も指摘する。
最初はアリスに頼まれて、リゼの面倒を見ていたが数日の間、リゼと行動を共にしたことで、リゼという人間を気に入っていた。
明日の朝、冒険者ギルド会館で集合することにして解散する。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
宿の部屋に戻ると『メインクエスト(+)』が目の前に現れた。
クエスト内容は『魔力の枯渇(三回)期限:十日』『報酬(体力:一増加、魔力:二増加)』だった。
リゼ自身、魔力が枯渇すると、どうなるかを知らない。
一度、アンジュに聞いてみてから、メインクエストを開始しようと考えていた。
とりあえず、リゼは習得した魔法”ドッペルゲンガー”を発動させる。
「姿を現せ”ドッペルゲンガー”」
影が浮きあがると形を変えて自分と同じ姿になる。
自分の考えが読めるということじゃなく、もう一人の自分がそこにいるかのようだった。
手を出せば握手をして返す。
そして、小太刀を抜くと、同じように影で出来た小太刀が具現化された。
リゼは具現化された小太刀が切れるのか疑問に感じていた。
アイテムバッグからパンを取り出して影に向かって投げると、小太刀でパンを綺麗に斬った。
攻撃に問題が無いことを確認出来た。
視線を動かしても右上に数字と時間が表示されている。
ステータスを確認すると、表示されている数値が魔力値だということが分かった。
別の数字は具現化できる時間だと理解をする。
頭の中で魔法を終了することを考えると、具現化された影が消えて、表示されていた数字も見えなくなっていた。
次に”シャドウステップ”を試すことにする。
「我を闇の先に導け! ”シャドウステップ”」
影の部分が薄っすらと青くなる。
壁に足を預けると、そのまま壁を歩くことが出来た。
しかし、青い部分以外に足を置くと、体勢が崩れた。
青い部分のみ歩くことが出来るようだ。
そして”ドッペルゲンガー”と同じように表示される時間が減っていく。
この数字が無くなると、魔法の効果が切れるので注意が必要だ。
ステータスを見ると、先程よりも魔力が減っている。
それと新たに魔法が追加されていた。
その”ドッペルゲンガー”の文字の横に数字が表示されていた。
連続して使用できないということなのだろうと、リゼは思いながらも”ドッペルゲンガー”を発動させたが魔法が発動することがなかった。
まだ試していない”シャドウバインド”と”ドレイン”、”ディサピア”は実戦でする必要がある。
壁に立ったまま”シャドウステップ”の魔法が切れるのを待ちながら、「明日、試しててみよう」と考えてた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十五』
『魔力:二十八』(十増加)
『力:二十二』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』(十増加)
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十四』
『回避:四十三』
『魅力:十九』
『運:四十五』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・魔力の枯渇(三回)期限:十日
・報酬:体力(一増加)、魔力(二増加)
「承知しました」
リゼが陳列された場所から二冊取り出したブックは”ディサピア”と”ドッペルゲンガー”だった。
「なかなか、変わった魔法を選びましたね」
「そうですか」
魔法についての知識がないリゼは、この選択が正しいのかさえ分からなかった。
選んだ”ディサピア”と”ドッペルゲンガー”は、どちらも戦闘系の魔法ではない。
リゼは知らないが、闇属性魔法の攻撃魔法は超級にしか存在を確認されていない。
主に攻撃補助か、斥候などの調査に適した魔法が多い。
闇属性魔法が希少なこともあるが、闇属性をメインにしている魔法師はいない。
反する光属性魔法も同様だが、闇属性よりも光属性の魔法が多く出回っている。
回復魔法師や、治癒師などは魔法特性が『光』の冒険者が多い。
回復魔法師から中級魔法師へと転職して、回復役も兼用しながら活動する冒険者もいる。
回復も出来て攻撃魔法も使える冒険者は一時期、重宝されたことも影響している。
光属性魔法は応用が利き、パーティーに役立つと考えられているのに対して、闇属性魔法は個の魔法が多く、パーティーへの貢献度が少ないと、多くの冒険者たちは認識していた。
最初に選んだ”ディサピア”は、完全に自分の存在を消すことが出来る魔法だ。
目の前に居ても認識出来ない状態になるが、時間に制限がある。
感知系のスキルが自分よりも格上だった場合や、強力な光属性魔法の攻撃を受けると無効化される。
次に選んだ”ドッペルゲンガー”は影から分身を発現させる。
姿形は影だが、自分の思考で動いてくれるもう一人の自分なので、二人で戦闘をしている状況になる。
しかし、ディサピア同様に光属性魔法で無効化されることもある。
リゼはグローアにブックの契約の手続きを作業をしてもらう。
アイテムバッグを購入する時のように、血判を押すだけなのかと思っていたリゼは意外な言葉を聞く。
「手のひらを切って、そこから魔力を流してください」
「魔力を流す?」
グローアは当たり前のことを言っただけだったが、学習院に通っていないリゼにとっては、意味不明な言葉なのだと気付く。
「すみません。言葉足らずでした」
リゼに謝罪すると、グローアは魔力を流す方法を教示する。
慣れれば簡単なことなのかも知れないが、初めてのリゼは上手く魔力を手のひらに流すことが出来なかった。
魔法やスキルを発動させる時に、意識することが大事だと教えてくれたが、あくまで一般論なため、リゼの習得しようとする魔法は特殊なことを教えてくれた。
何度か試していると、コツが掴む。
「そうです。その感じです」
グローアの指導のおかげで魔力を流すことが出来るようになる。
そして、魔法修得と同時に『メインクエスト達成』『報酬(魔力(二増加)、魔法力(二増加)』、『サブクエスト達成』『報酬(魔力(八増加)、魔法力(八増加)』と表示された。
リゼは習得した魔法の使い勝手を試したいと思っていた。
最悪、使えない魔法だったとしても仕方がないと考えていたのだ。
隣にいたアンジュも魔法を試したいようだったが、簡単に試せるような魔法でも無い。
その向こうでジェイドは選んだ手甲をはめて、楽しそうに動きを確かめていた。
リゼはジェイドを見ながら、手に装着している手甲が上級のブック二冊分の価値がるのだと思い眺めていた。
当然、月白兎も同等の追加報酬を貰っているのだと考えていた。
ジェイドが落ち着き席に座るころには、所員たちが武器やブックの片づけを終えて退室していた。
ジックペリンは再度、円盤のことを口外しないことと、円盤回収への協力をリゼたちに念を押すように話す。
リゼたちはジックペリンを安心させるように頷いて答えた。
「追加報酬のブックや武器については、当研究所と提携している店で購入したことにしていただけますかな」
「それは私たちがここ、魔法研究所に来たこと自体を忘れろということですか?」
「いいえ、追加報酬を与えたことを知られないようにする措置です」
アンジュの問いに、ジックペリンの代わりにグローアが答えた。
「円盤回収の件は、アルベルトさんたちに伝えても問題ありませんか?」
「はい、事情を知っているメンバーだったら、回収に協力することになったことを伝えて構いません」
リゼは自分が気付かないことを質問するアンジュに感心していた。
一通り話を終えて帰ろうとするリゼにジックペリンが話し掛ける。
「リゼは何処の出身ですかな?」
「オーリスです」
即答するリゼだったが、予想していた言葉と違っていたのか、ジックペリンの表情は硬かった。
「オーリスですか……御両親もですかな?」
「両親は亡くなっていますので、詳しいことは分かりません」
「そうでしたか。それは失礼致したの」
「どうして、そのようなことを聞かれるのですか?」
リゼは王都魔法研究所の所長であるジックペリンが、なんの取柄もない自分に関心を持ったことに疑問を感じた。
「いえ、その髪と目の色が珍しいので、もしかしたら”パマフロスト”の御出身かと思いましての」
ジックペリンが発した”パマフロスト”という言葉を、リゼは母親から聞いたことがあった。
絶対に行ってはいけない! と言われていた場所だったからだ。
幼いリゼは意味が分からなかったが、行くことは無いと思いながらも、ジックペリンからパマフロストという言葉を聞く今の今まで忘れていた。
「多分、違うと思います」
「そうみたいですの。引き止めて悪かったの」
「いいえ」
ジックペリンたちとは、ここで別れて別の所員に案内されて出口へ歩く。
・
・
・
・
・
・
「んっんーーーー」
王都魔法研究所を出ると、アンジュは大きく背伸びをする。
「なんか得した気分スね」
「そうね。結果的には良かったわね」
楽しそうに話すジェイドとアンジュだったが、リゼはジックペリンの言葉が頭から離れなかった。
自分の生い立ちを考えたことなど、今まで一度もなかった。
母親がどうして故郷を出て、あの村で生活をしていたのか?
自分と言う人間と向き合うには必要なことだと考えていた。
「気分でも悪い?」
「あっ、大丈夫……です」
「そう。なにか悩んでいるんだったら、相談しなさいよ」
「そうっスよ」
親身になってくれるアンジュとジェイドに、リゼは感謝をしていたが恩をどのように返して良いのか分からなかった。
「明日、一緒にクエストをしないっスか?」
「いいわね。私も新しい魔法を使ってみたいしね」
アンジュは不敵な笑みを浮かべていた。
ジェイドはアンジュが悪いことを考えているのだと分かったのか、顔が引きつっていた。
「リゼもいいわね」
「はい!」
流されるように返事をしたリゼだったが、相変わらず他人行儀のような口調をアンジュとジェイドに問い詰められた。
「出来る限り頑張る」
一朝一夕で治るわけではないが、意識を定着させる必要があるので、アンジュは何度も指摘する。
最初はアリスに頼まれて、リゼの面倒を見ていたが数日の間、リゼと行動を共にしたことで、リゼという人間を気に入っていた。
明日の朝、冒険者ギルド会館で集合することにして解散する。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
宿の部屋に戻ると『メインクエスト(+)』が目の前に現れた。
クエスト内容は『魔力の枯渇(三回)期限:十日』『報酬(体力:一増加、魔力:二増加)』だった。
リゼ自身、魔力が枯渇すると、どうなるかを知らない。
一度、アンジュに聞いてみてから、メインクエストを開始しようと考えていた。
とりあえず、リゼは習得した魔法”ドッペルゲンガー”を発動させる。
「姿を現せ”ドッペルゲンガー”」
影が浮きあがると形を変えて自分と同じ姿になる。
自分の考えが読めるということじゃなく、もう一人の自分がそこにいるかのようだった。
手を出せば握手をして返す。
そして、小太刀を抜くと、同じように影で出来た小太刀が具現化された。
リゼは具現化された小太刀が切れるのか疑問に感じていた。
アイテムバッグからパンを取り出して影に向かって投げると、小太刀でパンを綺麗に斬った。
攻撃に問題が無いことを確認出来た。
視線を動かしても右上に数字と時間が表示されている。
ステータスを確認すると、表示されている数値が魔力値だということが分かった。
別の数字は具現化できる時間だと理解をする。
頭の中で魔法を終了することを考えると、具現化された影が消えて、表示されていた数字も見えなくなっていた。
次に”シャドウステップ”を試すことにする。
「我を闇の先に導け! ”シャドウステップ”」
影の部分が薄っすらと青くなる。
壁に足を預けると、そのまま壁を歩くことが出来た。
しかし、青い部分以外に足を置くと、体勢が崩れた。
青い部分のみ歩くことが出来るようだ。
そして”ドッペルゲンガー”と同じように表示される時間が減っていく。
この数字が無くなると、魔法の効果が切れるので注意が必要だ。
ステータスを見ると、先程よりも魔力が減っている。
それと新たに魔法が追加されていた。
その”ドッペルゲンガー”の文字の横に数字が表示されていた。
連続して使用できないということなのだろうと、リゼは思いながらも”ドッペルゲンガー”を発動させたが魔法が発動することがなかった。
まだ試していない”シャドウバインド”と”ドレイン”、”ディサピア”は実戦でする必要がある。
壁に立ったまま”シャドウステップ”の魔法が切れるのを待ちながら、「明日、試しててみよう」と考えてた。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十五』
『魔力:二十八』(十増加)
『力:二十二』
『防御:二十』
『魔法力:二十一』(十増加)
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十四』
『回避:四十三』
『魅力:十九』
『運:四十五』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・魔力の枯渇(三回)期限:十日
・報酬:体力(一増加)、魔力(二増加)
80
あなたにおすすめの小説
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
働かないつもりでしたのに、気づけば全部うまくいっていました ――自由に生きる貴族夫人と溺愛旦那様』
鷹 綾
恋愛
前世では、仕事に追われるだけの人生を送り、恋も自由も知らないまま終わった私。
だからこそ転生後に誓った――
「今度こそ、働かずに優雅に生きる!」 と。
気づけば貴族夫人、しかも結婚相手は冷静沈着な名門貴族リチャード様。
「君は何もしなくていい。自由に過ごしてくれ」
――理想的すぎる条件に、これは勝ち確人生だと思ったのに。
なぜか気づけば、
・屋敷の管理を改善して使用人の待遇が激変
・夫の仕事を手伝ったら経理改革が大成功
・興味本位で教えた簿記と珠算が商業界に革命を起こす
・商人ギルドの顧問にまで祭り上げられる始末
「あれ? 私、働かない予定でしたよね???」
自分から出世街道を爆走するつもりはなかったはずなのに、
“やりたいことをやっていただけ”で、世界のほうが勝手に変わっていく。
一方、そんな彼女を静かに見守り続けていた夫・リチャードは、
実は昔から彼女を想い続けていた溺愛系旦那様で――。
「君が選ぶなら、私はずっとそばにいる」
働かないつもりだった貴族夫人が、
自由・仕事・愛情のすべてを“自分で選ぶ”人生に辿り着く物語。
これは、
何もしないはずだったのに、幸せだけは全部手に入れてしまった女性の物語。
生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる