162 / 276
第162話
しおりを挟む
「有難う御座いました」
三星飲食店巡りを終えたリゼは、アリスとアンジュに礼を言う。
二人のおかげで今日だけで、多くの店を回ることが出来た。
(あと、二つ)
思っていた以上に早く終わるかと思うと、リゼは嬉しかった。
「じゃあね、リゼちゃん」
「はい、お気をつけて」
リゼを宿まで送ると、アリスとアンジュはリゼと別れた。
宿で一人になると、リゼはアンバーとの戦いを思い出す。
そして、又も人を傷付けられなかったことに情けなくなる。
(どうしたら……)
解決方法が分からない。
いや、分からないのであれば二足歩行の魔物を倒せばいい。
何度も考えていることだった。
アンバーとの戦いの疲れが溜まっていたのか、知らず知らずのうちにリゼは眠ってしまっていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
翌朝、リゼは銀翼館に向かっていた。
銀翼のメンバーがクエストに出立する日だからだ。
世話になっているので、見送りくらいはすべきだと思っていた。
銀翼館に向かう途中、対面から銀翼のメンバーが歩いて来た。
すでに用意を終えていたようだ。
向こうもリゼに気付いたようで、アリスが手を振っていた。
その横にいたアンジュの視線にも、リゼは気付いていた。
リゼは挨拶をして、一緒に門まで向かうことになる。
昨日のお礼をもう一度、アリスとアンジュに言うと、アリスは笑顔を返す。
アンジュの視線は相変わらずだった。
銀翼のメンバー全員揃っていることに気付き、会話や雰囲気から本当に仲が良いのだと感じていた。
そして、それだけ仲間として信頼しているのだと。
自分には……。
リゼ自身が他人との関係を気薄にしている。
だが、羨ましい感情もあることに気付かない振りをしていた。
「気を付けて」
「ありがとう、リゼちゃん」
心配する必要はないと思いながらも、リゼは言葉を口にしていた。
とても難易度の高いクエストに向かうとは思えない陽気な表情で、銀翼のメンバーたちは出立して行った。
リゼとアンジュ、ジェイドの三人は姿が見えなくなるまで、その場から動かなかった。
「リゼさん。今日の予定は、どんな感じっスか?」
「クエストを受注しようかと思っています」
ジェイドの質問にリゼが答える。
「そうっすか。自分と特訓しないっスか?」
「特訓ですか?」
「そうっス」
ジェイドからの予期せぬ誘いに戸惑うリゼだったが、断る気は無かった。
自分が今よりも強くなれるのであれば、藁にも縋る気持ちだったからだ。
「宜しくお願いします」
リゼはジェイドに頭を下げる。
「そんな畏まらなくても大丈夫っスよ。アンジュも暇だから付き合う?」
「失礼ね。私は忙しいのよ……でも、あなたたち二人だけだと心配だから、私が同行してあげてもいいわよ」
「アンジュも参加ってことで‼」
「ジェイド、私の話を聞いていたの!」
ジェイドの言葉で、アンジュが一方的にジェイドに向かって文句を言っている。
リゼは呆然と、その様子を見ているしかなかった。
「特訓って、何やるのよ?」
「リゼさんに自分を攻撃して貰うっス」
「はぁ?」
ジェイドの返事に、アンジュは眉を顰めた。
「リゼさんは人を傷つけたことが無いから、攻撃を躊躇うんだと思うんすよ」
ジェイドは自分なりにリゼの分析を話し始めた。
そして、自分自身も最初の頃、同じような経験があり銀翼に入る前に、ローガンから同じように指導を受けたことを話した。
「それって……」
「そうっス。自分が一方的に殴られるっス」
ジェイドは笑顔で話すが、ジェイドとローガンの話を以前に聞いていたアンジュは顔をしかめる。
「とりあえず、王都内だと面倒なので、王都から出て人気の無い場所で移動するっス」
陽気なジェイドに、アンジュとリゼは着いていく。
歩きながらアンジュがリゼに小声で「ジェイドは馬鹿だから、気を付けて」と忠告をしてくれた。
しかし、リゼはジェイドは自分の気持ちに正直に生きている”素直な冒険者”という印象だった。
街でも何人かの冒険者と挨拶を交わすジェイドとアンジュ。
挨拶をしながらも視線を向けられていることに、リゼは気付いていた。
銀翼のメンバーと行動を共にしていることで、リゼに興味を持っている冒険者が日に日に増えていることに、リゼも少しだけ気付き始めていた。
「あれあれ、銀翼の補欠二人組じゃないの」
大人数で歩いていた冒険者の一人がジェイドたちに揶揄うように話し掛ける。
「これはこれは、強い冒険者に尻尾を振って御機嫌を取っている金狼のテルテードじゃない」
「はぁ‼」
アンジュも負けじと喧嘩口調でテルテードに突っ掛かる。
「やめろ、馬鹿‼」
後ろの冒険者がテルテードの頭を思いっきり叩く。
「アンジュにジェイド。うちの馬鹿が迷惑かけてすまない」
「馬鹿ってことは無いでしょう‼ 酷いですよ、マリックさん」
明らかに他の冒険者とは違う雰囲気を出していた。
「いえいえ、テルテード如き相手にしていませんので、お気になさらずに」
「なんだっ‼」
アンジュの言葉に怒ったテルテードだったが、言い終わる前にマリックの鉄拳で口を塞がれた。
「ふーん、君がリゼか」
マリックの視線はアンジュの後ろにいたリゼに向けられていた。
「ちょっと試させてもらうね」
言い終わると同時に殺気がリゼに向けられた。
リゼはすぐに戦闘態勢になる。
それはジェイドとアンジュも同様だった。
「なるほど、良い反応だね。うちのクランでも、ここまで即座に反応できる者は多くない」
満足そうに一人で納得するマリック。
後ろにいる金狼のメンバーたちは、ただ見ているだけだった。
「冗談が過ぎるんではありませんか?」
殺気を向けられたアンジュが、マリックに詰め寄る。
「ゴメンね。噂の冒険者の実力が見たかっただけで他意はないよ。僕は川原でアンバーとの戦いを見られなかったからね」
さっきとはうって変わって笑顔で話すマリックに、アンジュは不快感を感じながらも引き下がる。
「うちの連中にも、喧嘩するなとは言ってあるので安心していいよ」
これはアンバーが負けたことで、今まで以上に銀翼やリゼに対して、ちょっかいを出す冒険者が増えることを危惧した金狼の措置なのだと、リゼたちは理解した。
しかし、クウガがコウガに頼んだことも関係しているとは、リゼたちはもちろん、金狼のメンバーも知る由は無かった。
去って行く金狼のメンバーたちを無視して、アンジュは歩き始めた。
王都ではクラン同士のいざこざも日常茶飯事なのだと、改めて気付く。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十五』
『魔力:十八』
『力:二十二』
『防御:二十』
『魔法力:十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十四』
『回避:四十三』
『魅力:十七』
『運:四十三』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・王都にある三星飲食店で十回食事をする。一店一回。期限:十二日
・報酬:魅力(二増加)、運(二増加)
三星飲食店巡りを終えたリゼは、アリスとアンジュに礼を言う。
二人のおかげで今日だけで、多くの店を回ることが出来た。
(あと、二つ)
思っていた以上に早く終わるかと思うと、リゼは嬉しかった。
「じゃあね、リゼちゃん」
「はい、お気をつけて」
リゼを宿まで送ると、アリスとアンジュはリゼと別れた。
宿で一人になると、リゼはアンバーとの戦いを思い出す。
そして、又も人を傷付けられなかったことに情けなくなる。
(どうしたら……)
解決方法が分からない。
いや、分からないのであれば二足歩行の魔物を倒せばいい。
何度も考えていることだった。
アンバーとの戦いの疲れが溜まっていたのか、知らず知らずのうちにリゼは眠ってしまっていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
翌朝、リゼは銀翼館に向かっていた。
銀翼のメンバーがクエストに出立する日だからだ。
世話になっているので、見送りくらいはすべきだと思っていた。
銀翼館に向かう途中、対面から銀翼のメンバーが歩いて来た。
すでに用意を終えていたようだ。
向こうもリゼに気付いたようで、アリスが手を振っていた。
その横にいたアンジュの視線にも、リゼは気付いていた。
リゼは挨拶をして、一緒に門まで向かうことになる。
昨日のお礼をもう一度、アリスとアンジュに言うと、アリスは笑顔を返す。
アンジュの視線は相変わらずだった。
銀翼のメンバー全員揃っていることに気付き、会話や雰囲気から本当に仲が良いのだと感じていた。
そして、それだけ仲間として信頼しているのだと。
自分には……。
リゼ自身が他人との関係を気薄にしている。
だが、羨ましい感情もあることに気付かない振りをしていた。
「気を付けて」
「ありがとう、リゼちゃん」
心配する必要はないと思いながらも、リゼは言葉を口にしていた。
とても難易度の高いクエストに向かうとは思えない陽気な表情で、銀翼のメンバーたちは出立して行った。
リゼとアンジュ、ジェイドの三人は姿が見えなくなるまで、その場から動かなかった。
「リゼさん。今日の予定は、どんな感じっスか?」
「クエストを受注しようかと思っています」
ジェイドの質問にリゼが答える。
「そうっすか。自分と特訓しないっスか?」
「特訓ですか?」
「そうっス」
ジェイドからの予期せぬ誘いに戸惑うリゼだったが、断る気は無かった。
自分が今よりも強くなれるのであれば、藁にも縋る気持ちだったからだ。
「宜しくお願いします」
リゼはジェイドに頭を下げる。
「そんな畏まらなくても大丈夫っスよ。アンジュも暇だから付き合う?」
「失礼ね。私は忙しいのよ……でも、あなたたち二人だけだと心配だから、私が同行してあげてもいいわよ」
「アンジュも参加ってことで‼」
「ジェイド、私の話を聞いていたの!」
ジェイドの言葉で、アンジュが一方的にジェイドに向かって文句を言っている。
リゼは呆然と、その様子を見ているしかなかった。
「特訓って、何やるのよ?」
「リゼさんに自分を攻撃して貰うっス」
「はぁ?」
ジェイドの返事に、アンジュは眉を顰めた。
「リゼさんは人を傷つけたことが無いから、攻撃を躊躇うんだと思うんすよ」
ジェイドは自分なりにリゼの分析を話し始めた。
そして、自分自身も最初の頃、同じような経験があり銀翼に入る前に、ローガンから同じように指導を受けたことを話した。
「それって……」
「そうっス。自分が一方的に殴られるっス」
ジェイドは笑顔で話すが、ジェイドとローガンの話を以前に聞いていたアンジュは顔をしかめる。
「とりあえず、王都内だと面倒なので、王都から出て人気の無い場所で移動するっス」
陽気なジェイドに、アンジュとリゼは着いていく。
歩きながらアンジュがリゼに小声で「ジェイドは馬鹿だから、気を付けて」と忠告をしてくれた。
しかし、リゼはジェイドは自分の気持ちに正直に生きている”素直な冒険者”という印象だった。
街でも何人かの冒険者と挨拶を交わすジェイドとアンジュ。
挨拶をしながらも視線を向けられていることに、リゼは気付いていた。
銀翼のメンバーと行動を共にしていることで、リゼに興味を持っている冒険者が日に日に増えていることに、リゼも少しだけ気付き始めていた。
「あれあれ、銀翼の補欠二人組じゃないの」
大人数で歩いていた冒険者の一人がジェイドたちに揶揄うように話し掛ける。
「これはこれは、強い冒険者に尻尾を振って御機嫌を取っている金狼のテルテードじゃない」
「はぁ‼」
アンジュも負けじと喧嘩口調でテルテードに突っ掛かる。
「やめろ、馬鹿‼」
後ろの冒険者がテルテードの頭を思いっきり叩く。
「アンジュにジェイド。うちの馬鹿が迷惑かけてすまない」
「馬鹿ってことは無いでしょう‼ 酷いですよ、マリックさん」
明らかに他の冒険者とは違う雰囲気を出していた。
「いえいえ、テルテード如き相手にしていませんので、お気になさらずに」
「なんだっ‼」
アンジュの言葉に怒ったテルテードだったが、言い終わる前にマリックの鉄拳で口を塞がれた。
「ふーん、君がリゼか」
マリックの視線はアンジュの後ろにいたリゼに向けられていた。
「ちょっと試させてもらうね」
言い終わると同時に殺気がリゼに向けられた。
リゼはすぐに戦闘態勢になる。
それはジェイドとアンジュも同様だった。
「なるほど、良い反応だね。うちのクランでも、ここまで即座に反応できる者は多くない」
満足そうに一人で納得するマリック。
後ろにいる金狼のメンバーたちは、ただ見ているだけだった。
「冗談が過ぎるんではありませんか?」
殺気を向けられたアンジュが、マリックに詰め寄る。
「ゴメンね。噂の冒険者の実力が見たかっただけで他意はないよ。僕は川原でアンバーとの戦いを見られなかったからね」
さっきとはうって変わって笑顔で話すマリックに、アンジュは不快感を感じながらも引き下がる。
「うちの連中にも、喧嘩するなとは言ってあるので安心していいよ」
これはアンバーが負けたことで、今まで以上に銀翼やリゼに対して、ちょっかいを出す冒険者が増えることを危惧した金狼の措置なのだと、リゼたちは理解した。
しかし、クウガがコウガに頼んだことも関係しているとは、リゼたちはもちろん、金狼のメンバーも知る由は無かった。
去って行く金狼のメンバーたちを無視して、アンジュは歩き始めた。
王都ではクラン同士のいざこざも日常茶飯事なのだと、改めて気付く。
――――――――――――――――――――
■リゼの能力値
『体力:三十五』
『魔力:十八』
『力:二十二』
『防御:二十』
『魔法力:十一』
『魔力耐性:十六』
『敏捷:八十四』
『回避:四十三』
『魅力:十七』
『運:四十三』
『万能能力値:零』
■メインクエスト
・王都にある三星飲食店で十回食事をする。一店一回。期限:十二日
・報酬:魅力(二増加)、運(二増加)
32
お気に入りに追加
211
あなたにおすすめの小説
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
王太子妃が我慢しなさい ~姉妹差別を受けていた姉がもっとひどい兄弟差別を受けていた王太子に嫁ぎました~
玄未マオ
ファンタジー
メディア王家に伝わる古い呪いで第一王子は家族からも畏怖されていた。
その王子の元に姉妹差別を受けていたメルが嫁ぐことになるが、その事情とは?
ヒロインは姉妹差別され育っていますが、言いたいことはきっちりいう子です。
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
魔女の弟子ー童貞を捨てた三歳児、異世界と日本を行ったり来たりー
あに
ファンタジー
|風間小太郎《カザマコタロウ》は彼女にフラれた。公園でヤケ酒をし、美魔女と出会い一夜を共にする。
起きると三歳児になってしまってさぁ大変。しかも日本ではなく異世界?!
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる