9 / 298
第9話
しおりを挟む
「嬢ちゃん、御疲れ」
ゴロウが、クエスト達成の証明証をリゼに手渡す。
「ありがとうございます」
リゼは、両手で証明証を受け取る。
帰る前にリゼは、ゴロウに頼み事をする。
「ゴロウさん。あそこの溝の掃除をしていいですか?」
「……もう、クエストは達成したんだぞ」
「はい。ただ、片付けの最中に気になったので、報酬は要りませんので御願いします」
リゼはゴロウに頭を下げる。
ゴロウや作業員達は面食らっていた。
報酬を貰っても、やりたくない仕事の一つがドブ掃除だ。
体に臭いが付き、洗ってもなかなか落ちない。
作業員達には、リゼが素晴らしい子供に見えた。
ゴロウも許可を出して、作業員達も協力してリゼと一緒に、ドブ掃除を始める。
達成時間の三十分を過ぎると、『ノーマルクエスト達成』『報酬(魅力:二増加)』と表示される。
しかし、リゼは止めることなく、作業員達とドブ掃除を続けた。
ノーマルクエストとは別で、自分に対して色々と配慮をしてくれたゴロウ達への恩返しの意味もあったからだ。
ギルド会館に戻って、一刻も早くクエストを受注したい気持ちはある。
しかし恩を受けたのであれば、その恩を絶対に忘れてはいけないと母親から教えられていた。
ドブ掃除が終了すると、リゼの体は泥だらけで異臭もしていた。
「どうも、ありがとうございました」
リゼは御辞宜をして、帰ろうとする。
「嬢ちゃん、ちょっと待ちな」
ゴロウが呼び止めて、裏にある水浴び場で体を洗っていくように勧める。
リゼは戸惑っていた。
「そんなに臭いと、周りにも迷惑が掛かるぜ」
ゴロウは無理矢理リゼを肩に担いで、水浴び場まで運ぶ。
「だ、大丈夫です。自分で歩けます」
リゼは恥ずかしくなり、必死で抵抗する。
ゴロウは笑いながらも、リゼを下ろすつもりは無かった。
一緒にドブ掃除をしていた従業員達の笑い声も聞こえた。
水浴び場に行くと、女性が二人待っていた。
「嫁のナタリーと、娘のミッシェルだ」
「初めまして、リゼちゃん」
リゼはゴロウに担がれた状態で、頭を下げて挨拶をする。
ゴロウはリゼを下ろすと、彼女達に「宜しくな!」と言って、水浴び場から去って行った。
汚れる事が分かっていたので、ゴロウはリゼの為に妻と娘を作業場に呼んでいた。
「お父さんがゴメンね」
ミッシェルがリゼに話し掛ける。
「いえ、こちらこそすいません」
「これ、私が小さい時に来ていた服だけど、帰りはこれに着替えてね」
「ありがとうございます。洗って、後日お返しに伺います」
「いや、いいわよ。リゼちゃんにあげるから」
「そんな、申し訳ないです」
恐縮するリゼだったが、
「着る人が居ないので、貰ってくれるとありがたいんだけどな」
ナタリーが優しく話し掛けると、リゼは頭を下げて、
「ありがとうございます」
と、礼を言った。
体も洗い終えて、ミッシェルの服に着替えるが、リゼには少し大きかった。
「ゴメンね」
「いえ、ありがとうございます」
ナタリーからは、ミッシェルのお古で良ければと追加で二着貰う。
丁重に断ろうとするが、ナタリーが強引にリゼに渡す。
「本当にありがとうございます」
頭を下げるリゼを、ナタリーとミッシェルは笑顔で見ていた。
リゼが着替え終わった事が分かると、ゴロウや従業員達はリゼと入れ替わりで体を洗うようだった。
その前にゴロウや、作業員達に御礼と別れと言ってギルド会館へと戻る
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「何があったの?」
ギルド会館に戻り、クエスト達成の報告をアイリにする前に、リゼの服装が変わっている事にアイリは気付く。
「その、服が汚れたので、ミッシェルさん……ゴロウさんの娘さんに服を頂きました」
「あぁ、そういう事ね」
アイリは納得しながら、リゼのクエスト達成処理を行う。
リゼは報酬を受け取ると、クエストボードに向かう。
短時間で出来るクエストを探していた。
『ギルド会館の清掃(一階)』がある。他にも『ギルド会館の清掃(二階)』や『ギルド会館の清掃(書類整理)』がある。
全て期限:一時間で、達成報酬は、銅貨五枚だ。
リゼはその中から『ギルド会館の清掃(一階)』の紙をクエストボードから剥がして、受付に持って行く。
アイリは、クエストをリゼに発注する。
「今日は、このクエストで終わりね」
「……はい」
一日で受注出来るクエストの数にも制限がある。
ランクDからランクCで、三つ。ランクB以上で、二つだ。
リゼは既に二つクエスト達成しているので、本日最後のクエストという事だ。
それは、リゼも理解していた。
規則なので仕方が無い。
『ノーマルクエスト』を考えることなく『はい』を選択する。
『達成条件:ゴキブリの討伐(一匹)』『期限:一時間』
リゼは目の前の表示された内容に固まる。
ゴキブリは母親と暮らしていた頃に、何度も見ているし殺した事もある。
小さな黒い体を捕まえようとしても、素早く逃げ回る。
しかも突然、羽根を広げて飛んだりもする。
リゼが苦手とする生き物の一つだ。
初めてクエストで『はい』を選択した事を後悔した。
(こんな事で怖気付いてどうするの。私は冒険者になって、一人で生きて行くのよ)
リゼは自分を鼓舞する。
アイリに掃除道具の雑巾と桶を貰い、ギルド会館一階の掃除を始める
小さいリゼに出来る掃除は、雑巾掛けくらいだ。
冒険者達も、リゼがクエスト中だと知っているので、邪魔をしないようにしていた。
リゼも冒険者達の邪魔にならないように、掃除をしている。
窓拭きや、壁等を拭いては桶の水を換えたりする。
さっきのノーマルクエストが、今だったらなとリゼは思いながらも掃除を続ける。
床に雑巾を掛けている時、ギルド会館の奥にあった小さな木箱を退けて床を掃除しようとすると、ゴキブリが姿を現した。
「きゃっ!」
リゼは思わず叫ぶ。
叫び声を聞いて、冒険者達が何事かとリゼの周りに集まって来た。
「こいつか!」
冒険者のシトルがゴキブリに気付き、勢いよく踏み潰す。
アイリやレベッカも、リゼの所まで来て心配をする。
冒険者達は、アイリ達に床に潰されたゴキブリを見せる。
「せっかく、リゼちゃんが綺麗に拭いてくれたのに……」
「そうね、一生懸命拭いてくれたのにね」
アイリとレベッカは、同情を誘うように悲しそうな振りをする。
ゴキブリを踏み潰したシトルは「分かったよ!」と言い、リゼから雑巾を借りて床を拭き始めた。
「ありがとうね」
アイリとレベッカは、床を拭くシトルに笑顔で囁くと、シトルの機嫌は一気に良くなった。
その後も掃除を続けていると『ノーマルクエスト未達成』『罰則:身体的成長速度停止(一年)』が表示された。
リゼは愕然とする。
ゴキブリを殺せなかっただけで、成長が止まったと宣言された。
たかが、ゴキブリを一匹殺せなかっただけでだ。
リゼ自身、自分のスキル『クエスト』で未達成になった罰則を甘く考えていた。
せいぜい、能力値が少し下がるくらいだと思っていたからだ。
冷静に考えると、リゼは恐ろしくなった。
ゴキブリ一匹殺さなかっただけで、この呪いにも近い罰則だ。
今後は、四肢や感情を奪われたり、最悪死ぬ事も想定しなければならないと恐怖する。
それに達成報酬とで、バランスが取れているのかが疑問だ。
能力値が少し上がるという事は、罰則と同等の報酬でなければならない筈だ。
リゼは、自分のスキルに殺されるのかも知れない恐怖に怯える。
「リゼちゃん。大丈夫?」
真っ青な顔のリゼを見たアイリは、心配で声を掛ける。
「はい。先程のゴキブリで気分が悪くなっただけです」
「そう。クエスト達成しているから、受付で処理するわね」
「お願いします」
リゼは、ショックで上手く話せないでいた。
ゴロウが、クエスト達成の証明証をリゼに手渡す。
「ありがとうございます」
リゼは、両手で証明証を受け取る。
帰る前にリゼは、ゴロウに頼み事をする。
「ゴロウさん。あそこの溝の掃除をしていいですか?」
「……もう、クエストは達成したんだぞ」
「はい。ただ、片付けの最中に気になったので、報酬は要りませんので御願いします」
リゼはゴロウに頭を下げる。
ゴロウや作業員達は面食らっていた。
報酬を貰っても、やりたくない仕事の一つがドブ掃除だ。
体に臭いが付き、洗ってもなかなか落ちない。
作業員達には、リゼが素晴らしい子供に見えた。
ゴロウも許可を出して、作業員達も協力してリゼと一緒に、ドブ掃除を始める。
達成時間の三十分を過ぎると、『ノーマルクエスト達成』『報酬(魅力:二増加)』と表示される。
しかし、リゼは止めることなく、作業員達とドブ掃除を続けた。
ノーマルクエストとは別で、自分に対して色々と配慮をしてくれたゴロウ達への恩返しの意味もあったからだ。
ギルド会館に戻って、一刻も早くクエストを受注したい気持ちはある。
しかし恩を受けたのであれば、その恩を絶対に忘れてはいけないと母親から教えられていた。
ドブ掃除が終了すると、リゼの体は泥だらけで異臭もしていた。
「どうも、ありがとうございました」
リゼは御辞宜をして、帰ろうとする。
「嬢ちゃん、ちょっと待ちな」
ゴロウが呼び止めて、裏にある水浴び場で体を洗っていくように勧める。
リゼは戸惑っていた。
「そんなに臭いと、周りにも迷惑が掛かるぜ」
ゴロウは無理矢理リゼを肩に担いで、水浴び場まで運ぶ。
「だ、大丈夫です。自分で歩けます」
リゼは恥ずかしくなり、必死で抵抗する。
ゴロウは笑いながらも、リゼを下ろすつもりは無かった。
一緒にドブ掃除をしていた従業員達の笑い声も聞こえた。
水浴び場に行くと、女性が二人待っていた。
「嫁のナタリーと、娘のミッシェルだ」
「初めまして、リゼちゃん」
リゼはゴロウに担がれた状態で、頭を下げて挨拶をする。
ゴロウはリゼを下ろすと、彼女達に「宜しくな!」と言って、水浴び場から去って行った。
汚れる事が分かっていたので、ゴロウはリゼの為に妻と娘を作業場に呼んでいた。
「お父さんがゴメンね」
ミッシェルがリゼに話し掛ける。
「いえ、こちらこそすいません」
「これ、私が小さい時に来ていた服だけど、帰りはこれに着替えてね」
「ありがとうございます。洗って、後日お返しに伺います」
「いや、いいわよ。リゼちゃんにあげるから」
「そんな、申し訳ないです」
恐縮するリゼだったが、
「着る人が居ないので、貰ってくれるとありがたいんだけどな」
ナタリーが優しく話し掛けると、リゼは頭を下げて、
「ありがとうございます」
と、礼を言った。
体も洗い終えて、ミッシェルの服に着替えるが、リゼには少し大きかった。
「ゴメンね」
「いえ、ありがとうございます」
ナタリーからは、ミッシェルのお古で良ければと追加で二着貰う。
丁重に断ろうとするが、ナタリーが強引にリゼに渡す。
「本当にありがとうございます」
頭を下げるリゼを、ナタリーとミッシェルは笑顔で見ていた。
リゼが着替え終わった事が分かると、ゴロウや従業員達はリゼと入れ替わりで体を洗うようだった。
その前にゴロウや、作業員達に御礼と別れと言ってギルド会館へと戻る
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「何があったの?」
ギルド会館に戻り、クエスト達成の報告をアイリにする前に、リゼの服装が変わっている事にアイリは気付く。
「その、服が汚れたので、ミッシェルさん……ゴロウさんの娘さんに服を頂きました」
「あぁ、そういう事ね」
アイリは納得しながら、リゼのクエスト達成処理を行う。
リゼは報酬を受け取ると、クエストボードに向かう。
短時間で出来るクエストを探していた。
『ギルド会館の清掃(一階)』がある。他にも『ギルド会館の清掃(二階)』や『ギルド会館の清掃(書類整理)』がある。
全て期限:一時間で、達成報酬は、銅貨五枚だ。
リゼはその中から『ギルド会館の清掃(一階)』の紙をクエストボードから剥がして、受付に持って行く。
アイリは、クエストをリゼに発注する。
「今日は、このクエストで終わりね」
「……はい」
一日で受注出来るクエストの数にも制限がある。
ランクDからランクCで、三つ。ランクB以上で、二つだ。
リゼは既に二つクエスト達成しているので、本日最後のクエストという事だ。
それは、リゼも理解していた。
規則なので仕方が無い。
『ノーマルクエスト』を考えることなく『はい』を選択する。
『達成条件:ゴキブリの討伐(一匹)』『期限:一時間』
リゼは目の前の表示された内容に固まる。
ゴキブリは母親と暮らしていた頃に、何度も見ているし殺した事もある。
小さな黒い体を捕まえようとしても、素早く逃げ回る。
しかも突然、羽根を広げて飛んだりもする。
リゼが苦手とする生き物の一つだ。
初めてクエストで『はい』を選択した事を後悔した。
(こんな事で怖気付いてどうするの。私は冒険者になって、一人で生きて行くのよ)
リゼは自分を鼓舞する。
アイリに掃除道具の雑巾と桶を貰い、ギルド会館一階の掃除を始める
小さいリゼに出来る掃除は、雑巾掛けくらいだ。
冒険者達も、リゼがクエスト中だと知っているので、邪魔をしないようにしていた。
リゼも冒険者達の邪魔にならないように、掃除をしている。
窓拭きや、壁等を拭いては桶の水を換えたりする。
さっきのノーマルクエストが、今だったらなとリゼは思いながらも掃除を続ける。
床に雑巾を掛けている時、ギルド会館の奥にあった小さな木箱を退けて床を掃除しようとすると、ゴキブリが姿を現した。
「きゃっ!」
リゼは思わず叫ぶ。
叫び声を聞いて、冒険者達が何事かとリゼの周りに集まって来た。
「こいつか!」
冒険者のシトルがゴキブリに気付き、勢いよく踏み潰す。
アイリやレベッカも、リゼの所まで来て心配をする。
冒険者達は、アイリ達に床に潰されたゴキブリを見せる。
「せっかく、リゼちゃんが綺麗に拭いてくれたのに……」
「そうね、一生懸命拭いてくれたのにね」
アイリとレベッカは、同情を誘うように悲しそうな振りをする。
ゴキブリを踏み潰したシトルは「分かったよ!」と言い、リゼから雑巾を借りて床を拭き始めた。
「ありがとうね」
アイリとレベッカは、床を拭くシトルに笑顔で囁くと、シトルの機嫌は一気に良くなった。
その後も掃除を続けていると『ノーマルクエスト未達成』『罰則:身体的成長速度停止(一年)』が表示された。
リゼは愕然とする。
ゴキブリを殺せなかっただけで、成長が止まったと宣言された。
たかが、ゴキブリを一匹殺せなかっただけでだ。
リゼ自身、自分のスキル『クエスト』で未達成になった罰則を甘く考えていた。
せいぜい、能力値が少し下がるくらいだと思っていたからだ。
冷静に考えると、リゼは恐ろしくなった。
ゴキブリ一匹殺さなかっただけで、この呪いにも近い罰則だ。
今後は、四肢や感情を奪われたり、最悪死ぬ事も想定しなければならないと恐怖する。
それに達成報酬とで、バランスが取れているのかが疑問だ。
能力値が少し上がるという事は、罰則と同等の報酬でなければならない筈だ。
リゼは、自分のスキルに殺されるのかも知れない恐怖に怯える。
「リゼちゃん。大丈夫?」
真っ青な顔のリゼを見たアイリは、心配で声を掛ける。
「はい。先程のゴキブリで気分が悪くなっただけです」
「そう。クエスト達成しているから、受付で処理するわね」
「お願いします」
リゼは、ショックで上手く話せないでいた。
42
お気に入りに追加
246
あなたにおすすめの小説

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
人見知り転生させられて魔法薬作りはじめました…
雪見だいふく
ファンタジー
私は大学からの帰り道に突然意識を失ってしまったらしい。
目覚めると
「異世界に行って楽しんできて!」と言われ訳も分からないまま強制的に転生させられる。
ちょっと待って下さい。私重度の人見知りですよ?あだ名失神姫だったんですよ??そんな奴には無理です!!
しかし神様は人でなし…もう戻れないそうです…私これからどうなるんでしょう?
頑張って生きていこうと思ったのに…色んなことに巻き込まれるんですが…新手の呪いかなにかですか?
これは3歩進んで4歩下がりたい主人公が騒動に巻き込まれ、時には自ら首を突っ込んでいく3歩進んで2歩下がる物語。
♪♪
注意!最初は主人公に対して憤りを感じられるかもしれませんが、主人公がそうなってしまっている理由も、投稿で明らかになっていきますので、是非ご覧下さいませ。
♪♪
小説初投稿です。
この小説を見つけて下さり、本当にありがとうございます。
至らないところだらけですが、楽しんで頂けると嬉しいです。
完結目指して頑張って参ります


隠密スキルでコレクター道まっしぐら
たまき 藍
ファンタジー
没落寸前の貴族に生まれた少女は、世にも珍しい”見抜く眼”を持っていた。
その希少性から隠し、閉じ込められて5つまで育つが、いよいよ家計が苦しくなり、人買いに売られてしまう。
しかし道中、隊商は強力な魔物に襲われ壊滅。少女だけが生き残った。
奇しくも自由を手にした少女は、姿を隠すため、魔物はびこる森へと駆け出した。
これはそんな彼女が森に入って10年後、サバイバル生活の中で隠密スキルを極め、立派な素材コレクターに成長してからのお話。

辺境村人の俺、異能スキル【クエストスキップ】で超レベルアップ! ~レアアイテムも受け取り放題~
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村人・スライは、毎日散々な目に遭わされていた。
レベルも全く上がらない最弱ゆえに、人生が終わっていた。ある日、知り合いのすすめで冒険者ギルドへ向かったスライ。せめてクエストでレベルを上げようと考えたのだ。しかし、受付嬢に話しかけた途端にレベルアップ。突然のことにスライは驚いた。
試しにもう一度話しかけるとクエストがスキップされ、なぜか経験値、レアアイテムを受け取れてしまった。
謎の能力を持っていると知ったスライは、どんどん強くなっていく――!

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる