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第4話
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リゼは部屋の床に座って、今日の報酬である銀貨一枚と、銅貨六枚を床に並べて眺めていた。
今までは食事の心配はしなくて良かったが、今日からは自分で食べる物も用意しなければならない。
雑草を抜いている最中に、幾つかの食べ物屋を見ていた。
量と値段を考えれば、パンが一番だと思っていた。
安いパンであれば、パン一枚を銅貨一枚で買うことが出来る。
一日二食とすれば、一日の食費は銅貨二枚になる。
最悪、街の外に出て野草でも摘んで来ても良い。
遠くまで行かなければ、危険も少ない筈だ。
飲み物は共同井戸の水汲み場まで行けば、無料で水は飲む事が出来る。
宿代を稼ぐ為にも、出来る限り節約が必要になる。
貧乏には慣れている。
リゼは母親との暮らしは貧乏ではあったが、楽しかった事を思い出していた。
母親からは、決して心まで貧しくなってはいけないと、常々言われていた。
困っている人が居たら助ける事や、人として最低限の事を母親から学んでいた。
母親も領主の命令だからと、夜の相手をさせられていただけで、領主に対して愛情は無かった。
父親が居ない不憫さを、リゼに感じさせないように母親は出来る限りの愛情を、リゼに注ぎ込んでいた。
村でも片親のリゼを、皆が優しく接してくれていた。
しかし、母親が亡くなった後、領主の使いの者がリゼを領主の娘だと引き取りに来ると、村人達の態度は一変する。
通常の税に加えて、理由を付けては追加税を掛ける。
生活困窮な村人達の領主への怒りは、爆発寸前だったのだ。
面と向かって領主への不満も口に出来ない為、リゼの目の前で村人達はリゼが暮らしていた家に火を放った。
リゼが帰れないようにする領主への忠誠の証だと伝えると、使いの者達も満足した表情を浮かべていた。
しかし、これは表向きの理由で実際は領主への恨みの矛先が、リゼに変わっただけだ。
リゼは、この事で必要以上、他人と仲良くなる事を怖がるようになる。
領主である父親に引き取られると、今迄と全く逆の世界が待っていた。
使用人は人と思わずに接する事や、弱者への施しは必要が無い等とリゼは逆らうつもりは無かったが、母親の教えを実行する度に兄達から虐めを受ける。
しかしリゼは、両親や兄達に屈する事無く、今日まで生きて来た。
両親に捨てられたリゼは、今日から生まれ変わったのだと思い込む事にしている。
(服をどうにかしないと……)
今、着ている服だと動き辛いので、クエストをするのに向いていない。
しかし、購入するにも銀貨一枚と銅貨六枚しかない。
冒険者のランクが上がれば、武器や防具を揃える必要がある。
リゼは父親が言っていた「通貨があれば、何でも手に入る」と言っていた台詞が頭に浮かぶ。
リゼはとりあえずパンを購入する為、街に出ようと通貨を仕舞って立ち上がろうとすると、扉の向こうで階段を誰かが上がってくる音が聞こえた。
リゼは足音に気付くと、部屋を見渡す。
この部屋は寝床が二つあるが、生活感が無いので誰も居ないとリゼは思っていたからだ。
(もしかして、私の他にも誰か居たのかな?)
リゼは急いで、部屋の片隅に移動する。
扉も前で足音が止まり、扉を叩く音がした。
「リゼちゃん、ちょっといいかな?」
リゼはその声が、先程の受付嬢だと分かる。
「はい、どうぞ」
リゼが返事をすると、アイリは扉を開けて部屋に入ってきた。
アイリは、先程のリゼが助けた親子が、領主とその娘だと説明をして、下の部屋でリゼと話がしたい為、待っている事を告げた。
「分かりました。わざわざ、有難う御座いました」
リゼは、アイリに礼を言う。
アイリはリゼの態度を見て粗暴な冒険者が多い中、リゼのような優しい子が冒険者としてやっていけるのか不安を抱く。
「受付のお姉さん。本当に申し訳ありません」
部屋から出ると、アイリはリゼから再度、謝罪をされる。
「別にいいわよ。それと、私の名はアイリよ」
アイリは、胸の名札を指差しながら、遅い自己紹介をリゼにする。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「カプラス様。リゼちゃんを御連れ致しました」
扉を叩いた後に、アイリは部屋の中で待機しているカプラスに向けて話しかけた。
カプラスから入室の返事を貰うと、アイリはリゼと共に部屋に入る。
リゼは、カプラスとミオナに一礼する。
「リゼちゃん、先程はどうも」
カプラスとミオナは立ち上がり、リゼに頭を下げる。
「領主様。私のような者に敬称は不要です。リゼで結構です。それに領主様にミオナ様、先程は知らなかったとはいえ失礼な態度を取ってしまい、申し訳御座いませんでした」
リゼは先程の自分の態度を謝罪した上で、自分を呼び捨てで呼ぶように、カプラス向かって話す。
「いや、先程の事はこちらにも非がある。呼び名の件は了承した。今後は、リゼと呼ぶ事にする」
カプラスは御忍びだった為、リゼに非が無い事を伝えて、座るように言う。
リゼはカプラスに言われた通りに座る。
ミオナは、どうしてよいのか分からずに静かに座っていた。
「ミオナからもリゼに、もう一度お礼を言いなさい」
「はっ、はい。御父様」
ミオナが立ち上がりリゼに礼を言おうとするが、リゼがミオナよりも先に立ち上がる。
礼については先程、聞いたので良い事。
そして自分のような者に何度も頭を下げて頂かなくても結構だという事を、丁寧に話した。
ミオナはどうして良いか分からずに、カプラスの顔を見る。
カプラスは「分かった」と言い、ミオナとリゼを座らせて、ミオナを助けてくれた御礼の話を進める。
「領主様。私は、お礼を頂くような事はしておりません」
リゼは、カプラスからの御礼を頑なに拒否する。
困った人には見返りを求めずに助けなさいと、母親から言われていた為だ。
リゼが父親に世話になってからは、礼というと豪華な物を贈ったり貰ったりしているイメージが強い為、身分が違いすぎる自分が領主から、御礼を頂くわけにはいかないと感じてもいる。
「これは、参ったな……」
リゼが子供ながらに、とても頑固だった為、カプラスも困惑の表情だ。
その様子をみていたアイリは、リゼが子供らしくないと感じて少し心配になる。
「では、言い方を変えよう。私はリゼに礼をしないと帰るつもりは無い。今、リゼが欲しい物を一つだけ贈らせて欲しい」
リゼもカプラスが言う言葉の意味を理解したので、これ以上自分の我を通すわけにもいかないと判断する。
「街の人が着ているような、動きやすい服が欲しいです」
「そうか、分かった」
カプラスは笑顔になり、アイリに買い物を同行するように頼む。
アイリは通常業務と異なる為、ギルドマスターに確認を取る必要がある為、一度部屋から出て確認を取る。
ギルドマスターに領主命令だと伝えると、断る事も出来ないので、あっさりと承諾された。
カプラスは、アイリに金貨を一枚渡す。
リゼには、この金貨分の服を買う事と、余ったら取っておくようにと言う。
当然、リゼは断ろうとするがカプラスは「私の気持ちをどうか、受取ってくれ」と頼まれる。
リゼは断れず、カプラスの気持ちを受取る事にした。
金貨一枚で、庶民の服が何枚買えるかをリゼは知らない。
しかし、リゼは金貨一枚は多すぎると感じていた。
母親と暮らしていた時は、村人達のお古を着ていたし、父親に引き取られても使用人と同じような汚れた服しか与えられて貰えなかった。
金貨一枚で、服だけであれば五着は買える。
服の上下と靴を揃えるのであれば、二組は揃える事が出来るだろう。
リゼは通貨の大事さを知っている。
カプラスに向かい、「大事に使わさせて頂きます」と、頭を下げて礼を言う。
カプラスはリゼの所まで行き、目線を合わせる。
「これから大変だと思うが、挫ける事の無いよう頑張りなさい」
「有難う御座います」
リゼはカプラスに再度、礼を言う。
カプラスは自分の娘ミオナを横目で見る。
ミオナと比較しながら、同じ位な年齢のリゼを不憫に思いながらも、しっかりした子だと感じていた。
今までは食事の心配はしなくて良かったが、今日からは自分で食べる物も用意しなければならない。
雑草を抜いている最中に、幾つかの食べ物屋を見ていた。
量と値段を考えれば、パンが一番だと思っていた。
安いパンであれば、パン一枚を銅貨一枚で買うことが出来る。
一日二食とすれば、一日の食費は銅貨二枚になる。
最悪、街の外に出て野草でも摘んで来ても良い。
遠くまで行かなければ、危険も少ない筈だ。
飲み物は共同井戸の水汲み場まで行けば、無料で水は飲む事が出来る。
宿代を稼ぐ為にも、出来る限り節約が必要になる。
貧乏には慣れている。
リゼは母親との暮らしは貧乏ではあったが、楽しかった事を思い出していた。
母親からは、決して心まで貧しくなってはいけないと、常々言われていた。
困っている人が居たら助ける事や、人として最低限の事を母親から学んでいた。
母親も領主の命令だからと、夜の相手をさせられていただけで、領主に対して愛情は無かった。
父親が居ない不憫さを、リゼに感じさせないように母親は出来る限りの愛情を、リゼに注ぎ込んでいた。
村でも片親のリゼを、皆が優しく接してくれていた。
しかし、母親が亡くなった後、領主の使いの者がリゼを領主の娘だと引き取りに来ると、村人達の態度は一変する。
通常の税に加えて、理由を付けては追加税を掛ける。
生活困窮な村人達の領主への怒りは、爆発寸前だったのだ。
面と向かって領主への不満も口に出来ない為、リゼの目の前で村人達はリゼが暮らしていた家に火を放った。
リゼが帰れないようにする領主への忠誠の証だと伝えると、使いの者達も満足した表情を浮かべていた。
しかし、これは表向きの理由で実際は領主への恨みの矛先が、リゼに変わっただけだ。
リゼは、この事で必要以上、他人と仲良くなる事を怖がるようになる。
領主である父親に引き取られると、今迄と全く逆の世界が待っていた。
使用人は人と思わずに接する事や、弱者への施しは必要が無い等とリゼは逆らうつもりは無かったが、母親の教えを実行する度に兄達から虐めを受ける。
しかしリゼは、両親や兄達に屈する事無く、今日まで生きて来た。
両親に捨てられたリゼは、今日から生まれ変わったのだと思い込む事にしている。
(服をどうにかしないと……)
今、着ている服だと動き辛いので、クエストをするのに向いていない。
しかし、購入するにも銀貨一枚と銅貨六枚しかない。
冒険者のランクが上がれば、武器や防具を揃える必要がある。
リゼは父親が言っていた「通貨があれば、何でも手に入る」と言っていた台詞が頭に浮かぶ。
リゼはとりあえずパンを購入する為、街に出ようと通貨を仕舞って立ち上がろうとすると、扉の向こうで階段を誰かが上がってくる音が聞こえた。
リゼは足音に気付くと、部屋を見渡す。
この部屋は寝床が二つあるが、生活感が無いので誰も居ないとリゼは思っていたからだ。
(もしかして、私の他にも誰か居たのかな?)
リゼは急いで、部屋の片隅に移動する。
扉も前で足音が止まり、扉を叩く音がした。
「リゼちゃん、ちょっといいかな?」
リゼはその声が、先程の受付嬢だと分かる。
「はい、どうぞ」
リゼが返事をすると、アイリは扉を開けて部屋に入ってきた。
アイリは、先程のリゼが助けた親子が、領主とその娘だと説明をして、下の部屋でリゼと話がしたい為、待っている事を告げた。
「分かりました。わざわざ、有難う御座いました」
リゼは、アイリに礼を言う。
アイリはリゼの態度を見て粗暴な冒険者が多い中、リゼのような優しい子が冒険者としてやっていけるのか不安を抱く。
「受付のお姉さん。本当に申し訳ありません」
部屋から出ると、アイリはリゼから再度、謝罪をされる。
「別にいいわよ。それと、私の名はアイリよ」
アイリは、胸の名札を指差しながら、遅い自己紹介をリゼにする。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「カプラス様。リゼちゃんを御連れ致しました」
扉を叩いた後に、アイリは部屋の中で待機しているカプラスに向けて話しかけた。
カプラスから入室の返事を貰うと、アイリはリゼと共に部屋に入る。
リゼは、カプラスとミオナに一礼する。
「リゼちゃん、先程はどうも」
カプラスとミオナは立ち上がり、リゼに頭を下げる。
「領主様。私のような者に敬称は不要です。リゼで結構です。それに領主様にミオナ様、先程は知らなかったとはいえ失礼な態度を取ってしまい、申し訳御座いませんでした」
リゼは先程の自分の態度を謝罪した上で、自分を呼び捨てで呼ぶように、カプラス向かって話す。
「いや、先程の事はこちらにも非がある。呼び名の件は了承した。今後は、リゼと呼ぶ事にする」
カプラスは御忍びだった為、リゼに非が無い事を伝えて、座るように言う。
リゼはカプラスに言われた通りに座る。
ミオナは、どうしてよいのか分からずに静かに座っていた。
「ミオナからもリゼに、もう一度お礼を言いなさい」
「はっ、はい。御父様」
ミオナが立ち上がりリゼに礼を言おうとするが、リゼがミオナよりも先に立ち上がる。
礼については先程、聞いたので良い事。
そして自分のような者に何度も頭を下げて頂かなくても結構だという事を、丁寧に話した。
ミオナはどうして良いか分からずに、カプラスの顔を見る。
カプラスは「分かった」と言い、ミオナとリゼを座らせて、ミオナを助けてくれた御礼の話を進める。
「領主様。私は、お礼を頂くような事はしておりません」
リゼは、カプラスからの御礼を頑なに拒否する。
困った人には見返りを求めずに助けなさいと、母親から言われていた為だ。
リゼが父親に世話になってからは、礼というと豪華な物を贈ったり貰ったりしているイメージが強い為、身分が違いすぎる自分が領主から、御礼を頂くわけにはいかないと感じてもいる。
「これは、参ったな……」
リゼが子供ながらに、とても頑固だった為、カプラスも困惑の表情だ。
その様子をみていたアイリは、リゼが子供らしくないと感じて少し心配になる。
「では、言い方を変えよう。私はリゼに礼をしないと帰るつもりは無い。今、リゼが欲しい物を一つだけ贈らせて欲しい」
リゼもカプラスが言う言葉の意味を理解したので、これ以上自分の我を通すわけにもいかないと判断する。
「街の人が着ているような、動きやすい服が欲しいです」
「そうか、分かった」
カプラスは笑顔になり、アイリに買い物を同行するように頼む。
アイリは通常業務と異なる為、ギルドマスターに確認を取る必要がある為、一度部屋から出て確認を取る。
ギルドマスターに領主命令だと伝えると、断る事も出来ないので、あっさりと承諾された。
カプラスは、アイリに金貨を一枚渡す。
リゼには、この金貨分の服を買う事と、余ったら取っておくようにと言う。
当然、リゼは断ろうとするがカプラスは「私の気持ちをどうか、受取ってくれ」と頼まれる。
リゼは断れず、カプラスの気持ちを受取る事にした。
金貨一枚で、庶民の服が何枚買えるかをリゼは知らない。
しかし、リゼは金貨一枚は多すぎると感じていた。
母親と暮らしていた時は、村人達のお古を着ていたし、父親に引き取られても使用人と同じような汚れた服しか与えられて貰えなかった。
金貨一枚で、服だけであれば五着は買える。
服の上下と靴を揃えるのであれば、二組は揃える事が出来るだろう。
リゼは通貨の大事さを知っている。
カプラスに向かい、「大事に使わさせて頂きます」と、頭を下げて礼を言う。
カプラスはリゼの所まで行き、目線を合わせる。
「これから大変だと思うが、挫ける事の無いよう頑張りなさい」
「有難う御座います」
リゼはカプラスに再度、礼を言う。
カプラスは自分の娘ミオナを横目で見る。
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