運命の番に為る

夢線香

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10. 地獄にて

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 都乃姉さん達と一緒に、ジェラートを食べることにした。

 ジェイと腕を組みながら、ピッタリと隣にくっ付いて、白と黄色のパラソルが立てられたガーデンチェアに腰掛ける。テーブルを挟んで都乃姉さんと蘭花さんが、ぴたりと寄り添うように腰掛けた。

 ジェイが選んだジェラートは、オレンジとアップルのピールが入ったチョコレートとグレープフルーツのヨーグルトだった。そっちも、美味しそう。

 二人で小さなスプーンを持って、自分の方やジェイの方のジェラートを突付つつきながら食べた。

「ジェイの選んだやつ、どっちも美味しいね!」

「そうか。雪乃が選んだ方も、旨いな」

 ジェイが凄く嬉しそうにして、満足そうに笑っていたのが印象的だった。

 俺は、ベータの友達とよくこういうことをやっていたから慣れているけれど、ジェイにしてみたら初めてのことなんだろうな。

 嬉しそうなジェイを見ていると、何だか俺も嬉しくなる。

 ジェラートは、どれも美味しかった。

 都乃姉さんと蘭花さんは、お互いに食べさせ合いながら、いちゃいちゃとしていた。でも、二人とも楽しそうで良かった。

 昼食を都乃姉さん達と一緒に摂ることにしたので、時間迄は絶叫マシーンはやめて、ゆっくりと楽しめるようなアトラクションに乗ることにした。


「お花の女神、フローラの館に行きましょうよ」


 蘭花さんに誘われて、一緒に行くことにした。

 建物の中は、硝子張りの温室になっていて色々な形の花壇があり、段々畑ならぬ、段々花壇みたいになっていた。ところどころに鏡が置かれて、たくさんの花が咲いているように錯覚させる造りになっている。

 その中をレールに沿って動く二人掛けのシートに座りながら、グルグルと館内を流れて行くアトラクションだ。

「凄い、綺麗だね」

 ジェイの腕に捕まりながら、周りの花々を眺める。

 ジェイも頷いて、花々を眺めていた。

 途中に透明なドームがあって、その中に入ると、白、水色、青の作り物の花びらが人工的に起こした風で、花吹雪のように舞い上がる。

 光沢のある花びらは、きらきらと光ってとても綺麗だ。

 入口で渡された、目を守るためのプラスチック製の透明なメガネを掛けながら、花吹雪の中を移動して行く。

 とても、幻想的な雰囲気が楽しめる。

 ――の、だが……花びらまみれになる……

 アトラクションが終わると、エアジェットで花びらを吹き飛ばしてくれるらしい。


「ククッ……! 雪乃、花びらまみれだな」


 ジェイは、笑いながら俺の髪の毛をわしゃわしゃとして花びらを払ってくれる。


「ふふっ! そう言うジェイだって、花びらまみれだよ」


 俺もジェイの雑に結われた黄金色のくるくるの巻き毛から、花びらを払った。

 ジェイのエメラルドの眼に見詰められながら笑うと、彼も微笑んだ。



 その後は、ショップを見て回っていたのだけど、困ったことになった。

 トイレに行きたい……ちょっと、離れるくらいなら大丈夫なのかな?


「……ジェイ……俺、トイレに行きたいんだけど……」


 ジェイに身を寄せて、小声で囁く。

「ああ、分かった。行こう」

 ジェイは、簡単に承諾してくれた。

 あっさりと答えたジェイを見て、俺の考え過ぎだなと思い直した。

 考えてみれば、高校に行っていた時は特に気にしたことはなかった。ベータの友達と一緒にトイレに行ったことは、何回もある。

 大きい方をする訳でもないし、何も問題はない。ジェイだって、トイレに行きたいはずだしね。

 その考えに至ってからは、吹っ切れた。二人でトイレに行って肩に手を置いて貰い、交代で用を足した。

 ただ、ジェイに……めっちゃ、見られていたような気がする。

 ……気のせいだよな? 後ろに居たし、余程くっ付いていないと見えなかったと思うけど。

 それに、やたらと個室を勧められた。結局は、俺達しか居なかったから個室は使わなかった。



 ぷらぷらしている内に、お昼になったので目当てのレストランにやって来た。

 俺とジェイ、都乃姉さんと蘭花さんで同じテーブルに着いて向かい合って座った。

 早速、目的のものを頼むと、意外とデカいサイズのチーズバーガーが出て来た。厚切りのフライドポテトもごろごろ付いてきて、ボリュームが凄い。

 ジェイがナイフで半分に切り分けてくれた。紙ナプキンを使って手に取った時点で、三センチくらいの厚さがあるチーズがビヨンビヨンと伸びる。……っていうか伸びて切れない。

「うわ~、すっごい伸びる~!」

 俺が感動していると、ジェイがナイフで伸びたチーズを切ってくれた。

「ありがとう、ジェイ」

 お礼を言ってかじり付く。チーズが伸びて切れてくれないので、持っていたハンバーガーにぐるぐるとチーズを巻き付けて食べた。美味しい。けど、丸々一個食べるには飽きそうだ。ジェイと半分こして正解だった。

 ジェイは、眼を細めて微笑んでいた。子供に向ける慈愛に満ちた眼に感じて、ちょっと恥ずかしくなった。

「ジェイも食べて。美味しいよ?」

 俺をじっと見てくるから食べるように促すと、漸く視線が外れて食べ出してくれた。

 どれも美味しかったけど、ちょっと重たい食事だった。


「ジェイが食べたいものって、何?」


 次は、ジェイの食べたい物を食べに行く。

「ああ、アサリのクラムチャウダーとボイル海老のタルタルソースだ」

 お、あっさり系だな。なかなか良いチョイスだ。

「いいね、美味しそう!」

 俺が満面の笑みで頷くと、ジェイもほっとしたように笑った。

 都乃姉さん達は、別のレストランに行くみたい。なので、ここで別れた。別れ際に、都乃姉さんにハグされて、たっぷりとマーキングされた。



 ジェイの選んだレストランに行くと、禅乃兄さんに声を掛けられた。


「雪乃。ランチか? こっちに来いよ」


 禅乃兄さんは、セレイアさんと隣り合って座って居た。その向かいに、ジェイと座る。

 ジェイが直ぐにオーダーを入れてくれたので、禅乃兄さん達と話す。

「何だ? 一人前しか頼まないのか?」

 ジェイのオーダーを聞いていた禅乃兄さんが不思議そうに首を傾げた。

「ふふっ。違うレストランで、俺が食べたかったチーズバーガーをジェイと半分こして食べてきたんだ。今度は、ジェイが食べたいって言ったこの店で半分こして食べるんだ」

「あらっ、いい考えね! 私達も、そうすれば良かったわね……」

 セレイアさんが残念そうに言うと、禅乃兄さんが慌て出す。

「何だよ、セレイア……他にも行きたい店があったのか?」

「うーん、そういう訳じゃないけど、雪乃達みたいにしたら色んなものが楽しめるじゃない」

 セレイアさんは、禅乃兄さんの腕に絡みつきながら口を尖らせた。その唇に禅乃兄さんがちゅっとキスを落とす。

 目の前でいちゃいちゃする二人を眺めていると、料理が運ばれて来た。

 クラムチャウダーの器が大きい。アサリが貝ごとゴロゴロと入っていて山になっている。殻を向いてボイルしただけの大きめの海老が、やっぱり大きめの皿にてんこ盛りだ。大きなパンも付いて来た。

 早速、海老をフォークで刺してタルタルソースを付けて食べる。

「ん~~……っ! ここのタルタルソースも美味しい!」

 昨日、ジェイと食べたホテルのタルタルソースも美味しかったけど、この店のも酸味が利いてて美味しい。


「そうか。雪乃は、タルタルソースが好きみたいだったからな。良かった」


 にこにこしながら、満足そうに頷くジェイを見る。

「――もしかして、昨日……俺がタルタルソースが美味しいって言ったからこの店にしたの……?」

 頷いたジェイを見て、驚く。

 俺に合わせて、店を選んでくれたんだ……


「……ありがとう、ジェイ……」


 何だか……そんなことをされると、恋人みたい……


 頬が赤らむのを感じて、誤魔化すようにクラムチャウダーのアサリを食べた。こっちも、あっさりとしていてアサリの出汁がきいていて美味しい。ジェイがパンを半分に千切って渡してくれた。

「禅乃兄さん達は、この後どうするの?」

 ジェイがじっと見てくるから、落ち着かなくて禅乃兄さんに話を振った。答えてくれたのは、セレイアさんだった。

「うふふ。私達は、ヘルハウスに行くのよ。迫力満点らしいわ。雪乃達も一緒に行きましょうよ」

「へ、ヘルハウス……? お化け屋敷のこと……?」


 俺、ホラーは苦手なんだけど……


「そうよ! 楽しそうじゃない!」

 満面の笑みで推してくるセレイアさんに困る。

 何か……禅乃兄さんが、まさか断らないよな? と言わんばかりに、笑顔の圧を掛けてくる……

 困った俺は、ジェイに助けを求めるように視線を向けた。

「――ヘルハウス……? 別に、いいぞ」

 俺の期待を裏切って、ジェイが頷いた。

 でも……ジェイは、お化け屋敷なんて来たことないよね……折角だから、体験させて上げたい。

 目を閉じてれば、大丈夫だよね……作り物なんだし、平気だよね……最強の希少種アルファが付いているんだから、平気……



 食事を済ませて、ついに、やって来てしまったヘルハウス……

 入口から、既に薄暗くて……陰鬱な雰囲気を出し捲っている……無意識に、ジェイの俺よりも太い腕に縋り付く。

 禅乃兄さん達が二人掛けのシートに座って、先に行ってしまった。歩いて行かないだけマシかな……

 乗り物の黒いシートは雰囲気作りの為か、ずだ襤褸ぼろの穴だらけ……シートの頭が当たる背凭れの部分には、スピーカーが埋め込まれていた。

 音でも驚かせる仕組みだ。しかも、3D用のメガネまで装着させられる。

 ジェイの腕に、ガッチリとしがみ付いて離さない。

「雪乃、怖いのか?」

 ジェイが喉の奥で笑いながら問い掛けてくる。

「へ、平気っ……! 怖くないっ……!」

 一応、強がってはみたけれど、ジェイにべったりとへばり付いているこの体勢では説得力はない。

 シートが暗闇に向かってカタカタと動き出す。歩いた方が速いくらいの速度だ。暗闇の向こうは、稲妻が光るみたいに……時折、蒼白い閃光がはしっている。

 稲妻が光った時だけ、周りの様子が確認できる。

 カタカタと暗闇を進んで行くと、稲妻が光った。すると、目玉が飛び出して顔が半分崩れたゾンビがいつの間にか隣を歩いていた。


 ……ゔぅ゙……あ゙あ゙……ぁ゙……ぁ゙……


 唸り声が耳元で聞こえて、悲鳴が喉に引っ掛かった。

「ヒッ……!」

 ジェイの身体に、これ以上はくっ付けないほど身を擦り付ける。


 キャアアアアァァアアッ~~!!


 前方から女性の悲鳴が聞こえた。ビクリと身体が震える。――セレイアさんかな……?

 稲妻が光るたびに、周りにゾンビが増えていく……

 暗くなると耳元で呻き声が聞こえて、ざわっとしてジェイの腕に耳をくっ付けた。

「ククッ……!」

 ジェイが笑って、俺から強引に腕を引き抜くと俺の腰に腕を回して引き寄せてくれた。ジェイの胸に頭を押し付けて、ガッチリと抱き着く。腰を捩ったこの体勢はキツイけど、今はそんなことはどうでもいい。

 頭がジェイの胸に来たことで、耳元に聞こえていた呻き声が遠ざかって、ほっとする。

 そう思った瞬間、落雷の轟音と共にシートの背凭れが、バンッ! と叩かれて、思わず目を遣ると……目の前に皮膚の剥がれた血みどろの顔があってっ……!?


「ギャアアアアアッッッッ~~~~ッッ!!」


 俺はジェイにしがみ付いたまま、絶叫を上げた。


「ぐっ!?……ゆ……ゆき……の……苦しっ……!」


 ジェイの身体をミシミシと音が聞える程に締め上げた。

 ジェイが、タップするように俺の肩を叩くけど恐怖で固まった身体は力を抜くことも、何かを考えることも出来なかった。


「ん゙グっ……!……雪乃っ……!!」


 苦しそうなジェイの声が聞こえるけど、どうにもならない。

 そうしたら、顔をジェイの大きな手に包まれ、ジェイの綺麗な顔面が近付いて来て、唇に……ふにゅっと柔らかいものが当った。


 何が起こったのか……分からなかった……


 目をかっぴらいたまま、ジェイの端整な顔面を凝視した。

 その間も、唇に……ふにゅ、ふにゅと柔らかいものが当たり続ける。

 俺は、固まったまま動けない……

 そうしたら、唇をジェイの舌がぺろりと舐めてきて、僅かに開いていた口の中に入って来た。

 目の前のジェイの眉毛はキツく寄せられて、苦しそうだ。

 ジェイの片手が俺の後頭部をガッチリと押さえて来て、固まったままの俺の舌を舐め回す。

 ジェイの顔をがん見したまま、何も出来なくて固まっていた。

 口の中に、どちらの唾液ともつかないものが溜まっていって飲み下すしかなくなる……息が出来なくて苦しい……


 口の中を動き回るジェイの舌が……気持ちいい……


 あ、あれ……俺……何してるんだっけ……?

 兎に角……苦しいっ……! 息をしたいっ……!

「ん……ん~~っ!」

 抱き締めていたジェイの身体を離そうと、彼の背中の服を引っ張る。

 後頭部を押さえ付けられているから、後ろに逃れることが出来ないっ……!
 
 ジェイは、唇と唇の間に僅かな隙間を作った。その隙間から、必死に酸素を取り入れようと藻掻く。

「ふっ……ふぁっ……んっ!」

 僅かな隙間はあるものの、ジェイの唇は離れて行かない。俺の唇をふにゅふにゅとついばんで、呼吸の邪魔をする。


「ぅ……んっ……ぁ……ん…っ…!」


 もう……限界だっ……!


 そう思った瞬間に、漸く唇を離してくれた。大きく、深呼吸をしながら息を整える。暫くして落ち着き掛けて来たところで、また、ジェイに口を塞がれた。

 侵入して来るジェイの舌を追い出そうと、必死に舌で押し返すけど、彼の舌はそんな俺の舌を弄ぶように絡めて撫で擦る。口付けは、どんどん深くなっていく。


 口付け……? 俺……ジェイと、キスしてる……?


「ん~…っ…!……あ……ぅ……」

 そう理解した途端に、心臓がドキドキとしてきた。

 顔に、熱が集まって来る……

 困ったことに……ジェイとのキスは凄く気持ちが良くて、心地良い。

 さっき迄の恐怖は何処へやら。頭がぼうっとして来る……口の中の溜まった唾液を飲み下すと、漸く、ジェイが離れて行った。

 くったりとして、ジェイの胸に凭れ掛かる。


 そうしたら、お尻を撫でられた。


 ピクリと身体が震える。でも、お尻を撫で回す手は止まらない。

「や……ジェイっ! 触らない……でっ……!」

「――は?」

 ジェイの困惑したような声が、頭上からした。

「っ! お、お尻っ……触らないでっ……!」

 惚けるジェイの背中を軽く叩く。


「……触っていない……」


 ジェイの白々しい嘘に、思わず顔を上げて睨み付けた。

 だけど……ジェイは両手を軽く挙げていた。でも、俺の尻は……今も撫で回されている……


 俺は、ぎこちなく後ろを振り返って自分の尻を見た。暗くてよく見えない……その時、稲妻が光った。

 俺の尻は、破れたシートから突き出た骨の手に撫で回されていた……


「っ!?……っッ…!?、ッ!?…っッ!?」


「おいっ!? 雪乃?……雪乃っ!?」



 俺は声にならない悲鳴を上げて、気を失った……


 








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