俺の幸せの為に

夢線香

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48. 兄上がお嫁に…!?

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 ノルフェントと距離を置くようになってから半年が過ぎた。

 ノルフェントは文官科を飛び級で履修したけれど、学園は卒業しなかった。

 別の講義を取るらしい。

 其の事もあって、益々、俺達の距離は離れて行った。




 そんなある日、王宮からミーメナとシュザークが呼び出された。

 辺境伯である母上は分かるが、何故シュザークまで?

 疑問に思いつつ、学園の隠しダンジョンにユリセス達と入った。

 夕食時になってもミーメナとシュザークは戻らなかった。

 何となく、不安を覚えながら食事を摂っていると、二人が戻ってきた。

 二人は何処か茫然としていて、ふらふらと席に着くと無言で食事を始めた。

 何が有ったのか聴きたかったけれど、食事が終わるまでは待つことにした。




 食事が終わり、恒例のお茶の時間。

「母上、兄上、王宮に呼ばれた理由は何だったんですか?」

「「…………」」

 二人は、まだ茫然としている。

「? 母上? 兄上?」

 もう一度二人に声を掛けると、はっとしたように俺を見た。

「何が有ったんです?」

 もう一度、尋ねる。

「──王太子殿下の……候補に選ばれたんだよ……」

 シュザークは…まだ、茫然としたまま力無く言った。

「候補? でも、兄上は辺境伯を継ぐのだから、側近にはなれないでしょう?」

 そう言ってから、いつかの陛下の言葉を思い出す。

 俺とシュザーク、どちらが跡を継いでも安心だと言っていた。

 俺を辺境伯にして、シュザークを王太子殿下の側近にするつもりか…?

「──違うのよ、ハーシャ……。シークは、婚約者候補に選ばれたのよ……」


 ……ん゙んん!?!?


 ……俺の聴き間違いか? 婚約者候補って聴こえたんだけど?

 兄上は男だから、子など産めない。

「─母上、兄上は男ですが……?」

「そんな事、産まれたときから知っているわよ」

「……ですよね。─え? 冗談ですか?」

 ミーメナは、深く溜め息を吐いた。

「ハーシャ……。前に学園の講義でレースを編んでいた時、貴族令嬢が言っていた事を覚えているかい?」

 レースを編んでいた時……? ノルフェントが媚薬を盛られた時だな。

 確か…王太子殿下の婚約者の様子がおかしくなって、候補から次々と外されたんだよな……?

「有力な令嬢が居なくなって、婚約者を決められずにいたらしいんだ……。其れで、……私が、選ばれたらしい…」

「──は? 婚約者候補がいなくなったからって……何故、其れで兄上になるんです?」

 上位貴族は駄目でも、わざわざ男性のシュザークを選ばなくても、他にも優秀なご令嬢が居るだろう?

「──分からないよ……」

 シュザークは、溜め息を吐いた。

「え…? だって、世継ぎはどうするんですか?」

 男同士何だから、当然出来ないだろう…。

「其れは、王太子殿下が何とかするそうだよ……」

「──何とかって……」

 側室を用意すると言う事か?

 俺は、それ以上言葉が出て来なかった。

「──此れは、王家の決定よ。……シークは、王太子殿下の最有力……婚約者候補で、キディリガン辺境伯を継ぐのは、ハーシャ、貴方よ」

「…………」

 俺が辺境伯を継ぐ……?

 全然、考えてもみなかった……。ずっと、シュザークが継ぐものだと思っていたから。

「──兄上は……其れで、いいんですか……?」

 魂が抜けたようなシュザークを見る。

「──良いも何も……王家の決定だよ……」

 呟くように項垂れたシュザークに、覇気がない。

「そんな……」

 シュザークは、ずっとキディリガン家に居て嫁を貰って家庭を築き上げるものだと思っていた……。

 辺境伯を継ぐのなら…俺も嫁を貰って子を作らないといけない…。

 シュザークには、幸せになってもらいたい。

 其れは、ハニエルの願いだ。

 俺が叶えなければならない願いだ。

 そして、アシャレントの為に、俺も幸せに成らなければ駄目なんだ……。



 だったら──。



「──兄上。兄上が嫌なら……俺と二人で、ダンジョンで暮らしましょう」

 ガチャ…。

 誰かがティーカップをソーサーに打つける音がした。

「?」
「何を言っているの? ハーシャ」

 不思議そうに俺を見るシュザークと、問い正してくるミーメナ。

「普通に逃げれば、キディリガン家は…ただでは済みません。─其れは駄目なので、何処かの特級ダンジョンに潜って…消息を絶ちましょう。ダンジョンで死んだことにして、ダンジョンの中で暮らしましょう」

 うん。いい考えだ。

 住む部屋なら、魔法で作った緊急用の空間がある。今では部屋数も五部屋位あるし、中は快適だし、外に出たいときは姿変えと転移で…どうとでもなる。

「キディリガン家は、シェティーナに継いでもらえば大丈夫です。─ちゃんと、こっそり転移で戻ってサポートもするし」

「そう謂う事なら……有りかもね……?」

 ミーメナが頷いた。

「──そう、だね。──有り、だね」

 シュザークも頷いた。

「うん。最終手段として、取って置くよ」

 漸く、いつもの調子を取り戻したシュザークが微笑んだ。

「──最終手段ですか?」

 直ぐ実行、ではなくて?

「うん。王太子殿下の事をまだよく知らないし。─特に、心に決めた人が居る訳ではないからね。王太子殿下とやって行けそうなら、其れは其れでいいかな、と思うんだよ。だから、ダンジョンでハーシャと暮らすのは、最後の切り札として…取って置くよ」

 どうやら、シュザークに余裕が出来たようだ。

 ──そうだな、王太子殿下と婚姻して…必ずしも、不幸になるとは限らない。

「兄上、無理はしないで下さいね? 俺は貴族でいるよりも、ダンジョンに潜っていた方が楽しいので」

 シュザークは、にこやかに笑った。

 其の後は、いつもの和やかな時間に戻り、歓談して解散となった。





 部屋に戻って夜着に着替える。

 シュザークが王太子殿下の婚約者候補に選ばれたと聴いたときは、流石に驚いた。

 王家にどんな意図が有るのか知らないけれど、シュザークに目を付けるとは…お目が高い。

 寝ようと思って寝室に足を向けると、部屋の扉をカリカリと引っ掻く音がした。

 何だろう…?

 不思議に思いながら扉を開くと、黒猫がスルリと部屋に入って来た。

「──ノルフェ?」

 どうしたんだろう? ずっと、俺を避けていたのに。

 黒猫は、ソファの端に俺に背を向けて座った。

 話す気はないって事かな。

 猫の姿で来た時点で、話す気はないだろうけれど。

 じゃあ、何をしに来たんだろう?

 背を向けて座る猫の横に腰掛ける。

「…………」

「…………」

 お互いに、無言。

「…………」

「…………」

 こちらを向くでもなく、逃げる素振りもなく、只、じっとしている黒猫。

 本当に、何をしに来たんだ…?

 俺が気に入らないのなら、其の爪で引っ掻くなり、噛み付くなりすればいいのに。

 そう思いながら、小さな猫の背中を眺めていると、尻尾が俺の方に伸びて来ていた。

 嫌われている訳では、ないのかな……?

 引っ掻かれる覚悟を決めて、黒猫を捕獲した。

「ニャッ…!?」

 黒猫は、驚いて短く鳴いたけれど、引っ掻いて来る様子はない。

 腕に抱くと、顔は背けたまま大人しく抱かれている。

 背中を撫でても暴れない。

 話す気はないけれど、側には居たいって事かな?

 腕に尻尾が絡まり付いてきたので、そう謂う事なんだろう。

 腕に抱えたまま、寝室に移動してベッドに降ろした。

 黒猫は、逃げない。

 本当に、何をしたいのかさっぱり分からないけれど、取り敢えず──。


 ニャンニャン鳴かせてモフり倒した。


 くったりと伸びてしまった黒猫を布団の中に入れて、灯りを消す。

「──まさか、兄上が王太子殿下の婚約者候補に選ばれるなんてな……吃驚したよ……」

 独り言のように呟く。

 布団の中に入れたノルフェントが身動いた。

「俺が辺境伯を継がなくちゃならないのか……。そんな事、今迄、考えたこともなかったな……」

 布団の中の黒猫の滑らかな毛並みの背中を撫でる。

「俺が辺境伯を継がなきゃいけないって事は……女性と結婚して……世継ぎを作らなきゃならないって事だ…」

 黒猫の身体がびくりと固くなった。


 俺だって、恋愛事に鈍いわけじゃない。


 ノルフェントが俺に寄せる好意には、何となく気付いていた。

 ノルフェントは、分かり易かったし……。


「──なあ、ノルフェ。お前は、俺の魔力に惹かれているんだろう……?」


 黒猫の身体がぴくりと震える。


「──魔力に惹かれているだけで……俺自身に、惹かれている訳じゃない。そうだろう?」


「ニャ…! ニャアァ~! ナァウぅ~……! ニャアニャア…!!」


 黒猫が布団から飛び出して、しきりに鳴きながら……肉球で俺の顔を踏みまくった……。


「わぁぷぅ……! こら、踏むなっ……!」


 堪らずに、黒猫を持ち上げて部屋の明かりを仄かに灯す。


「ミャあぁ…! ミャあぁ…! ニィ~~ッ……!!」


 黒猫は、持ち上げられても鳴きながら暴れて、尻尾で俺の顔を叩いてくる。 


「ぅうっ……! ほら、落ち着けってっ……!」


 腕の中に抱き込んで動きを封じた。

 頭や背中を撫でながら落ち着くのを待った。

「──俺だって、ノルフェのことは……嫌いじゃない。何だかんだで構ってしまうし、反応が可愛くて…からかったりもした。色々、気になって…世話も焼くし…ノルフェが危険な目に遭わないように、煩く小言も言った……」


「……ミィ~~……」


「──でもな、俺は女性と結婚するよ……」


「に……」


「──女性と結婚して、家庭を作る──」



「……ナぁぁぁァァァ~~~………!」



 胸が潰れそうな……切ない声で哭く黒猫を──ぎゅっと抱き締めた。

 細い声で鳴きながら、頭をぐりぐりと俺の胸に押し付けてくる黒猫。その身体中を撫で回して落ち着かせる。


「──おやすみ、ノルフェ」

 声を掛けると、擦り寄って来た。

 手探りで小さな頭を撫でると擦り付けて来る。

 ミィ…ミィ…鳴いて擦り寄ってくる猫を撫でながら……

 其の鳴き声を聴きたくなくて……俺は…眠りの魔法を俺と黒猫に掛けて…眠りに就いた。




 朝目覚めると、黒猫は居なくなっていた。

 昨夜の黒猫の様子を想うと胸が痛んだ。

 ミィ…ミィ…と力無く鳴く、黒猫の声が頭から離れない…。

 何故か…酷い罪悪感が大挙して襲って来る……。

 ──辺境伯を継ぐのなら…貴族として当然の選択をした筈だ……。跡取りは、必要だ。

 妻を娶って、──ノルフェントを愛人にする…?

 そんな、不誠実な事は出来ない。出来る訳が無い。

 ──だから、俺は。

 ……間違ってないよな──?




 絡みつく罪悪感を振り切って、食堂に向かう。

 流石に、ノルフェントは居なかった……。

 きっと、まだ猫だろうしな……。


 先に席に着いていたシュザークの服を見て、首を傾げる。

 いつも、キディリガン家のお揃いの黒い騎士服じゃなかったからだ。

「─兄上、何処かに出掛けるんですか?」

 王宮に行く時の貴族服を身に着けたシュザークに尋ねる。

「──ああ、此れから暫くは、王宮に通うことになったからね」

「王宮に通う? 何をするんですか?」

「王妃……王配教育を受けなければならないんだよ」

「…え…?」

 其れって、婚約者候補じゃなくて、婚約者確定って事じゃないのか……?

 王配教育は、国の暗部を知ることだ。候補の段階で、機密を漏らすような真似はしない。

 もし、王配教育を受けているのに婚約が無くなったりしたら……魔法契約で国家機密を漏らさないように、契約を結ばされる。だが、喋れなくても本人は知っているので、良くて…政に一切関われない場所に軟禁か幽閉、悪くて…投獄か処刑……。

 王妃、王配教育を受けるのならば、絶対に婚姻して貰わないと…こちらが酷い目に合う。

「─途中で、王太子殿下の気が変わったら、どうするんですか……?」

「大丈夫、本当に不味い内容は婚姻前の一週間で教わる事になっているから」

 其れを聴いてホッとする。

「それ以外は、なるべくさっさと終わらせて、自由に過ごすさ。──まあ、王太子殿下とは頻繁に逢うことになるだろうけどね」

 王太子殿下は、俺と同じ十六歳。

 本来なら、十八歳で婚約発表が成され、二十歳で婚姻を上げる。

「随分と……早くないですか?」

 シュザークは、溜め息を吐いた。

「──そう何だよね。…王太子殿下が十八歳に成ったら、婚約発表と同時に婚姻を結びたいと言われたよ…」

「本当に、随分と急ぐんですね……」

 シュザークは、もう一度溜め息を吐いて食事を続けた。



 何だか、シュザークを絶対に逃がさないって感じだな…。
 


 ──其れに…どっちが嫁の立場なんだろう…?

 シュザークが抱かれるなんて…想像も付かないが…。

 でも、いずれは国王になる王太子殿下を抱くのか……?


 そんな下世話な事を考えながら麗しの氷の魔王を視ていると、シュザークがこちらを向いた。


「ハーシャ、私は嫁ではないよ?」


 にっこりと、圧のある笑顔を叩き付けられた。



 何で、考えていることが分かったんだろう……?



 





 





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