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第三章 自衛隊の在り方(前)
第二十ニ部
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「新渡戸さん。御察しかと存じますが、あれは抗戦意志は無い事を意味します。通常なら、ここで俘虜とすべきですが、奴等の事です。きっと、卑劣な手を打って来ます。帝政連邦にとって、自衛隊、日本国とは良き相棒でありたいものです。新渡戸さんの部下に、臨戦態勢を解く事の無いよう徹底させて下さい」
イリューシャンが私に警告してくれた訳だが、矢張、この子は子供ではないではないのだろうか。きっと、見た目が子供であるだけで私達からしたら50歳や60歳なのだ。そうだ。そうとしか思えない。
「分った。ありがとう。こちらも同意見です」
こちらも、少し畏まってしまった。
私は、気を取り直して、自らマイクロフォンを手にした。
「こちらCBコマンダー。桐班、了解。第1中隊各隊は、下車し慎重に敵と接触。その後に、可能であれば保護せよ。また、小隊長以上の現場指揮官は、拘束の判断を行え」
「了解!」
桐の威勢の良い返事を追って、各部隊の長が挙って了解を上げた。
無線通信が終ると、私は鉄帽の顎紐を再度調整した。勝って兜の緒を締めよ。これを体現する様に。
「新渡戸さん、貴方、まさか外に出るのですか?」
イリューシャンは、私が鉄帽を弄っただけで勘付いた。そして、それに対し酷く驚かれる。
「若い子達に責任を押し付ける訳にはいかないからね」
一寸格好付けて、それだけ言って下車した。
艦に見られる水密扉の様な、特殊なドアノブ、と言うよりレバーとも言い表せるものを上に捻り鉄扉を開ける。ドアノブを時計の針に見立てると、6時から9時に動かした。すると、硝煙と陽の光が一気に入り込んで来る。別に特別な匂いとは感じない、身近で嗅ぐ事の出来る火薬の匂いと変り無い硝煙の匂いは、どの演習のそれと比べて濃厚であった。
戦闘装着セットを身に着けて広大な草原を踏むのは、国土の狭い日本の演習場では感じられないから、とても新鮮だ。
遮蔽、掩蔽物の無い地は、戦力の差が顕著に現れる。地球の兵器の知識が無かった異世界の人達は、主に数を戦力の判断材料にしたのだろう。まさか、200に満たない勢力が、12万の兵を追いやるとは思ってもみなかったであろう。
西に進む。連れて、声の飛び交うのが耳に入って来る。現場の調整だったり、分からない事があって聞いたりと、普段の行動でも割と見られる光景だ。
中央即応連隊は、邦人救出等に掛る海外派遣も主たる任務としている。平時より不審者の制圧、暴動の鎮圧等の訓練に力を注いでいる為、拘束を伴うかも知れない戦闘員の保護は割と得意な方かと思う。現に、既に若干名は拘束されているし、丁度、黒い金属製の盾を装備する隊員数名がそれで敵兵を地面に押さえ付けている。
敵兵の殆どは現代兵器に恐れをなし、反抗の意思は全く見せない。然し、極一部は、未だに諦めずに、若しくは勝利を妄信して刃を隊員に向けている。
「御疲れ様です!」
場の混沌に負けぬ様、声を張ったのは鈴宮だ。相変わらず、完璧な敬礼を見せる。
「御疲れ」
鈴宮を含めて、彼に続いて敬礼した隊員達に答礼する。と言っても、殆どは対処に追われ、敬礼して来たのは本部要員位だ。
「愛桜隊長、それにイリューシャン副旅団長、御無事で何よりです」
振り返ると、イリューシャンが後ろでむすっとしていた。
「私が止めようとした時には、既に外に出ているって……貴方、本当に指揮官なのですか? 少くとも、私の持つ常識では考えられません。あ、言っておきますけど、私は帝政連邦と日本との友好関係を保っておきたいだけで、貴方個人に価値を見出している訳では御座いませんので」
何この娘。今迄、淑やかで上品な振舞いしかして来なかったのに、ここに来ていきなりツンデレの様な恥ずかしがり方をするの? やっぱり、違うわ。年齢を人間で言い表しても子供なんだ。
めごいね。この世は、可愛いで溢れている。
「何、口角を上げているのですか? 御父様に言いつけますよ」
これ以上は、私が犯罪者になりかねないそうなので、鈴宮の方に向き直った。
「それにしても、この数を捕虜にするのは、あまりにも無謀ではありませんか」
鈴宮の口から出たのは、当然の疑問、不安。
私も、この量の捕虜は本土でも抱え切れないと思っている。攻め入ったのは約12万。戦闘は1時間も経たない内に終了。幾ら周到な準備で迎え撃ったとしても、1万……いや5万以上生き残っていると考えて問題は無いだろう。寧ろ、この概算は甘い方だと言われるかも知れない。
先ず、壁外駐屯地には収まらないだろう。数万人も収容出来る施設を、近傍に建設するのも現実的ではない。かと言って、本土にそれだけの人数を収容出来る施設を作るだけなら努力次第で何とかなると思うが、そこを管理する者を求人したりそこに捕虜を護送したりと不可能に思える課題がありったけある。
だからと言って、この儘彼等を放って置くのは危険だ。敵の戦力にもなるし、彼等自身が復讐せんと一念発起されたら、自衛隊とて一溜まりもないだろう。本作戦で消費した弾薬、爆薬等は多い。今後、この規模の戦闘は慎むべきだ。
この戦闘は、弾薬の減り具合を見て、陸上自衛隊のみならず日本としてもかなり痛手である。今年の補正予算は、弾薬に割かれることだろう……。
「それはそうだけど、これ以外に選択肢は無いから」
「……考えてみれば、確かに」
車輌を総動員した方が良さそうだな。警務隊も呼べば円滑に事が進むかも。思えば、何も指示せずに、指示を仰ぐ事すら無く下車してしまった。
「あ、中隊長! 御疲れ様です!」
桐の声だ。彼女は、自分の班を引き連れ、捕虜数人を護送している。2曹で班長を任されて、さぞ苦労している事だろうが、よく頑張ってくれている。
「御疲れ。どう? 桐もそうだけど、班員で体調不良いる?」
「無し! 総員、士気旺盛に頑張ってます!」
隊列を見ると、班員は、水色の鎧を身に着けた人等を囲み、睨んでいる。拘束されていない為、大人しく私達に従ってくれた投降兵だろう。
「愛桜隊長、中隊本部班から『勝手ながら、捕虜護送の為、車両を手配しました』と」
「了解」
私が笑顔で応えたと同時に、背を向けた桐班の方で物音がした。
私も自衛官だ。銃器は、ずっと扱って来た。
その音が、89式小銃のプラスチック部である被筒と金属の部分である薬室、引金部等が干渉し合った物だと、直ぐ分る。
イリューシャンが私に警告してくれた訳だが、矢張、この子は子供ではないではないのだろうか。きっと、見た目が子供であるだけで私達からしたら50歳や60歳なのだ。そうだ。そうとしか思えない。
「分った。ありがとう。こちらも同意見です」
こちらも、少し畏まってしまった。
私は、気を取り直して、自らマイクロフォンを手にした。
「こちらCBコマンダー。桐班、了解。第1中隊各隊は、下車し慎重に敵と接触。その後に、可能であれば保護せよ。また、小隊長以上の現場指揮官は、拘束の判断を行え」
「了解!」
桐の威勢の良い返事を追って、各部隊の長が挙って了解を上げた。
無線通信が終ると、私は鉄帽の顎紐を再度調整した。勝って兜の緒を締めよ。これを体現する様に。
「新渡戸さん、貴方、まさか外に出るのですか?」
イリューシャンは、私が鉄帽を弄っただけで勘付いた。そして、それに対し酷く驚かれる。
「若い子達に責任を押し付ける訳にはいかないからね」
一寸格好付けて、それだけ言って下車した。
艦に見られる水密扉の様な、特殊なドアノブ、と言うよりレバーとも言い表せるものを上に捻り鉄扉を開ける。ドアノブを時計の針に見立てると、6時から9時に動かした。すると、硝煙と陽の光が一気に入り込んで来る。別に特別な匂いとは感じない、身近で嗅ぐ事の出来る火薬の匂いと変り無い硝煙の匂いは、どの演習のそれと比べて濃厚であった。
戦闘装着セットを身に着けて広大な草原を踏むのは、国土の狭い日本の演習場では感じられないから、とても新鮮だ。
遮蔽、掩蔽物の無い地は、戦力の差が顕著に現れる。地球の兵器の知識が無かった異世界の人達は、主に数を戦力の判断材料にしたのだろう。まさか、200に満たない勢力が、12万の兵を追いやるとは思ってもみなかったであろう。
西に進む。連れて、声の飛び交うのが耳に入って来る。現場の調整だったり、分からない事があって聞いたりと、普段の行動でも割と見られる光景だ。
中央即応連隊は、邦人救出等に掛る海外派遣も主たる任務としている。平時より不審者の制圧、暴動の鎮圧等の訓練に力を注いでいる為、拘束を伴うかも知れない戦闘員の保護は割と得意な方かと思う。現に、既に若干名は拘束されているし、丁度、黒い金属製の盾を装備する隊員数名がそれで敵兵を地面に押さえ付けている。
敵兵の殆どは現代兵器に恐れをなし、反抗の意思は全く見せない。然し、極一部は、未だに諦めずに、若しくは勝利を妄信して刃を隊員に向けている。
「御疲れ様です!」
場の混沌に負けぬ様、声を張ったのは鈴宮だ。相変わらず、完璧な敬礼を見せる。
「御疲れ」
鈴宮を含めて、彼に続いて敬礼した隊員達に答礼する。と言っても、殆どは対処に追われ、敬礼して来たのは本部要員位だ。
「愛桜隊長、それにイリューシャン副旅団長、御無事で何よりです」
振り返ると、イリューシャンが後ろでむすっとしていた。
「私が止めようとした時には、既に外に出ているって……貴方、本当に指揮官なのですか? 少くとも、私の持つ常識では考えられません。あ、言っておきますけど、私は帝政連邦と日本との友好関係を保っておきたいだけで、貴方個人に価値を見出している訳では御座いませんので」
何この娘。今迄、淑やかで上品な振舞いしかして来なかったのに、ここに来ていきなりツンデレの様な恥ずかしがり方をするの? やっぱり、違うわ。年齢を人間で言い表しても子供なんだ。
めごいね。この世は、可愛いで溢れている。
「何、口角を上げているのですか? 御父様に言いつけますよ」
これ以上は、私が犯罪者になりかねないそうなので、鈴宮の方に向き直った。
「それにしても、この数を捕虜にするのは、あまりにも無謀ではありませんか」
鈴宮の口から出たのは、当然の疑問、不安。
私も、この量の捕虜は本土でも抱え切れないと思っている。攻め入ったのは約12万。戦闘は1時間も経たない内に終了。幾ら周到な準備で迎え撃ったとしても、1万……いや5万以上生き残っていると考えて問題は無いだろう。寧ろ、この概算は甘い方だと言われるかも知れない。
先ず、壁外駐屯地には収まらないだろう。数万人も収容出来る施設を、近傍に建設するのも現実的ではない。かと言って、本土にそれだけの人数を収容出来る施設を作るだけなら努力次第で何とかなると思うが、そこを管理する者を求人したりそこに捕虜を護送したりと不可能に思える課題がありったけある。
だからと言って、この儘彼等を放って置くのは危険だ。敵の戦力にもなるし、彼等自身が復讐せんと一念発起されたら、自衛隊とて一溜まりもないだろう。本作戦で消費した弾薬、爆薬等は多い。今後、この規模の戦闘は慎むべきだ。
この戦闘は、弾薬の減り具合を見て、陸上自衛隊のみならず日本としてもかなり痛手である。今年の補正予算は、弾薬に割かれることだろう……。
「それはそうだけど、これ以外に選択肢は無いから」
「……考えてみれば、確かに」
車輌を総動員した方が良さそうだな。警務隊も呼べば円滑に事が進むかも。思えば、何も指示せずに、指示を仰ぐ事すら無く下車してしまった。
「あ、中隊長! 御疲れ様です!」
桐の声だ。彼女は、自分の班を引き連れ、捕虜数人を護送している。2曹で班長を任されて、さぞ苦労している事だろうが、よく頑張ってくれている。
「御疲れ。どう? 桐もそうだけど、班員で体調不良いる?」
「無し! 総員、士気旺盛に頑張ってます!」
隊列を見ると、班員は、水色の鎧を身に着けた人等を囲み、睨んでいる。拘束されていない為、大人しく私達に従ってくれた投降兵だろう。
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