43 / 54
第三章 自衛隊の在り方(前)
第十六部
しおりを挟む
「前偵オート、前偵オート。こちらCP。威力偵察第三波、命令変更。LAMの対榴射撃は、信管を伸ばさず射撃するものに限る。送れ」
「こちら前偵オート、命令変更含めて了解。LAM、対榴、そのまま射撃する!」
110mm個人携帯対戦車弾、通称LAMの主要弾種である対戦車榴弾、通称対榴は、本来で有れば信管を伸ばして射撃する。そうしないと、センサーの役割を持つこれの信管が戦車等の装甲等を感知出来ずに弾体が衝突してしまい、成形炸薬の効果を十分に得られなくなってしまう。
硬い金属に因り分厚く造られた装甲は、貫徹が難しい。それを解決する為に用いたのが、成形炸薬に因る効果だ。簡潔に言うと、これが爆発すると、爆炎等に指向性が帯び、爆発エネルギーを一点へ集中させる事が出来る。因て、射撃対象物に穿孔出来る可能性が高くなる。
少し、違うかもしれないが、針や削りたての鉛筆等の先が尖った物は、余り尖って居ない物に比べて痛かったり刺さってしまったりしてしまう。中学校で習う理科でこの様な事を習った筈だ。それを想像して貰えば、容易く理解出来るだろう。
で、成形炸薬を用いた弾薬は、弾着してから爆発するのでは効果が著しく低下する。少し手前で爆破させるのが、一番効果的なのだ。その為、対榴は本来、信管を確り伸ばしてから射撃する。
これをしない場合、着発となり「対戦車榴弾」から只の「榴弾」と化すのだ。
「後方良し!」
「射撃準備良し! 目標、敵集団! 距離五百! 射撃用意!」
前進偵察隊に編成されているオート隊員二人が、手際良く発射手順を熟していく。その手順から、信管を伸ばす工程は削除されている。
「てぇ!」
流石にこれの発砲音は、防衛費を切詰めて購入したカメラやスピーカーであっても圧巻であった。一瞬の音割れの後、小石がぶつかる音しか聞こえなくなった。
まあ然し、直に鼓膜を通すのが、と言うのは無論であるが。
「鳶01より、報告。LAM、対榴、着発射撃による効果は、限定的。装甲の無い歩兵に対しては、一定の効果が得られたが、装甲のある者に関しては致死に至って居ない。具体的には、装甲の無い歩兵は動かなくなったが、装甲のある歩兵は若干名活動を再開している」
「此方CP、了解。威力偵察、第四波へ移行。鴉は、敵上空へ前進し、HMGを非装甲化歩兵及び装甲化歩兵に対し射撃せよ。前偵オートは、直ちに回収地点へ転進。鳶01、02は、回収地点で前偵オートを速やかに回収し帰投。送れ」
「鴉、了解」
「前偵オート、了解」
「鳶01、了解」
「鳶02、了解」
又、聞かないコールサインが出たので、すかさず第弐号作戦概要を見る。
「鴉」は、UH-60JAの事らしい。然も、聞く限りHMGを搭載している。
オート隊員は転進を始め、LAMにより離散してから再集合をしていた敵集団は、只でさえ相手の松明等のひもじい光で確認せざるを得なかったのに、遂に見えなくなってしまった。そして映像は切替り、一気に上空へと飛ばされた。
「目標、直下の敵歩兵! HMG、弾帯全て! 撃て!」
HMG銃手の声は、千八百馬力ものエンジン弐基の騒音に因り僅かにしか聞えない。
USB端子の小さなスピーカーが、振動板を目一杯震わせ、如何にかHMGの、魂に語り掛ける様な射撃音を表現した。画面外からは、明らかに揺れている空気、そして偶に発砲炎もちらちらと覗いて居る。
「こちら鴉。射撃効果報告。命中は、歩兵、四足歩行の中型の動物、水色斑点の車輛。非装甲、装甲化歩兵共に効果有り。流血や四肢等の離散を確認。動物も何か防具の様なものを装着しているが、出血したり暴れたりしている。車輛は、穿孔が空く事もあるが殆ど跳弾している」
流石十二・七ミリメートルの大口径。威力が凄まじい。普通、対物質ライフル等に使用される筈の弾薬を連射出来る様にした、いや、連射しようと云う発想に至ったブローニング氏には敬服する。
然し、報告にあった水色斑点の車輛に就ては対応手段を十二分に考慮しなければならないな。対戦車弾が効果が無かったら如何するか。
「連隊長。第五波……これ」
「やれ」
「ですが……」
「空自依りは増しだろう」
一体、威力偵察第五波はどんな内容なのだ。一通信手が連隊長に押問答を始めるとは。
「こちらCP、威力偵察第五波に移行。鴉は、敵直上へ前進。遠隔対地を投下せよ。送れ」
「こちら鴉、了解」
又もや知らぬ略語が出て来た。遠隔対地とは、遠隔起爆装置付87式ヘリコプター散布対戦車地雷の略称の様だ。87式ヘリコプター散布対戦車地雷に遠隔起爆装置を簡易的に付け、それを搭載した87式地雷散布装置をUH-60JAの、普段増槽を取付けて居る箇所に搭載しているらしい。
映像が大きく動き、真下が見えるようになった。寝そべって、手を伸ばして機外にカメラを突出したのだろう。
航空機搭乗員は皆、ヘッドセットを付けていて、それでコミュニケーションが取れるから、搭乗員同士の会話は聞く事が出来ない。まあもし、直接会話をしていたとしても、エンジンに掻き消されていたであろうが。
漸く、人がちらほら見えて来た。彼等は皆、薄暗くとも同じ格好をしている事が分る。そして、その事からそれが制服で軍人であると云う事を理解するのは簡単だ。然し、今はまだ、倒れている兵士しか映らない。このカメラは、性能が良いらしい。今となっては、それは望んでいない。我々が扱っている兵器の恐ろしさを目の当りにした。
そして遂に、密集して体勢を立て直そうと慌てふためく兵士達が見えた。その瞬間、銀色の円柱状の物体が自由落下しだした。カメラに映る側の底面には、何かしらの装置が付いているという事が分った。
私は少し経って敵が、体勢を立て直そうとして慌てているのではなく、"これ"を脅威と判断して慌てている事に気付いた。
映像は白一色になってしまった。回復しだしても、モノクロで輪郭もはっきりしない。
「こちら鴉。効果報告。遠隔対地の効果は絶大。敵車輛には命中しなかったが、命中した歩兵、動物等はおよそ死亡。地面も抉れている。凡そ直径三十メートルの範囲に爆発効果が表れている。送れ」
「こちらCP、了解。これにて、威力偵察、状況終了。鴉は帰投せよ。終り」
かなり充実した威力偵察であったと思う。これで、脅威に成り得るかの優秀な判断材料を手に入れた。
……あれ? 状況終了って、実務でも使えたっけ?
「連隊長……」
威力偵察が終って早々、第三科長の真北三佐が連隊長に寄る。
時折、私達と連隊長との間にある砂盤を指さしたり、図板に留められたそれの六倍位ある紙を見たりしている。
巻口連隊長は、疑念をぶつけながらもそれを聞き切り、大きく頷いた。
「それでは」
あの筋肉質な眼鏡を掛けた男が、口を開いた。
「こちら前偵オート、命令変更含めて了解。LAM、対榴、そのまま射撃する!」
110mm個人携帯対戦車弾、通称LAMの主要弾種である対戦車榴弾、通称対榴は、本来で有れば信管を伸ばして射撃する。そうしないと、センサーの役割を持つこれの信管が戦車等の装甲等を感知出来ずに弾体が衝突してしまい、成形炸薬の効果を十分に得られなくなってしまう。
硬い金属に因り分厚く造られた装甲は、貫徹が難しい。それを解決する為に用いたのが、成形炸薬に因る効果だ。簡潔に言うと、これが爆発すると、爆炎等に指向性が帯び、爆発エネルギーを一点へ集中させる事が出来る。因て、射撃対象物に穿孔出来る可能性が高くなる。
少し、違うかもしれないが、針や削りたての鉛筆等の先が尖った物は、余り尖って居ない物に比べて痛かったり刺さってしまったりしてしまう。中学校で習う理科でこの様な事を習った筈だ。それを想像して貰えば、容易く理解出来るだろう。
で、成形炸薬を用いた弾薬は、弾着してから爆発するのでは効果が著しく低下する。少し手前で爆破させるのが、一番効果的なのだ。その為、対榴は本来、信管を確り伸ばしてから射撃する。
これをしない場合、着発となり「対戦車榴弾」から只の「榴弾」と化すのだ。
「後方良し!」
「射撃準備良し! 目標、敵集団! 距離五百! 射撃用意!」
前進偵察隊に編成されているオート隊員二人が、手際良く発射手順を熟していく。その手順から、信管を伸ばす工程は削除されている。
「てぇ!」
流石にこれの発砲音は、防衛費を切詰めて購入したカメラやスピーカーであっても圧巻であった。一瞬の音割れの後、小石がぶつかる音しか聞こえなくなった。
まあ然し、直に鼓膜を通すのが、と言うのは無論であるが。
「鳶01より、報告。LAM、対榴、着発射撃による効果は、限定的。装甲の無い歩兵に対しては、一定の効果が得られたが、装甲のある者に関しては致死に至って居ない。具体的には、装甲の無い歩兵は動かなくなったが、装甲のある歩兵は若干名活動を再開している」
「此方CP、了解。威力偵察、第四波へ移行。鴉は、敵上空へ前進し、HMGを非装甲化歩兵及び装甲化歩兵に対し射撃せよ。前偵オートは、直ちに回収地点へ転進。鳶01、02は、回収地点で前偵オートを速やかに回収し帰投。送れ」
「鴉、了解」
「前偵オート、了解」
「鳶01、了解」
「鳶02、了解」
又、聞かないコールサインが出たので、すかさず第弐号作戦概要を見る。
「鴉」は、UH-60JAの事らしい。然も、聞く限りHMGを搭載している。
オート隊員は転進を始め、LAMにより離散してから再集合をしていた敵集団は、只でさえ相手の松明等のひもじい光で確認せざるを得なかったのに、遂に見えなくなってしまった。そして映像は切替り、一気に上空へと飛ばされた。
「目標、直下の敵歩兵! HMG、弾帯全て! 撃て!」
HMG銃手の声は、千八百馬力ものエンジン弐基の騒音に因り僅かにしか聞えない。
USB端子の小さなスピーカーが、振動板を目一杯震わせ、如何にかHMGの、魂に語り掛ける様な射撃音を表現した。画面外からは、明らかに揺れている空気、そして偶に発砲炎もちらちらと覗いて居る。
「こちら鴉。射撃効果報告。命中は、歩兵、四足歩行の中型の動物、水色斑点の車輛。非装甲、装甲化歩兵共に効果有り。流血や四肢等の離散を確認。動物も何か防具の様なものを装着しているが、出血したり暴れたりしている。車輛は、穿孔が空く事もあるが殆ど跳弾している」
流石十二・七ミリメートルの大口径。威力が凄まじい。普通、対物質ライフル等に使用される筈の弾薬を連射出来る様にした、いや、連射しようと云う発想に至ったブローニング氏には敬服する。
然し、報告にあった水色斑点の車輛に就ては対応手段を十二分に考慮しなければならないな。対戦車弾が効果が無かったら如何するか。
「連隊長。第五波……これ」
「やれ」
「ですが……」
「空自依りは増しだろう」
一体、威力偵察第五波はどんな内容なのだ。一通信手が連隊長に押問答を始めるとは。
「こちらCP、威力偵察第五波に移行。鴉は、敵直上へ前進。遠隔対地を投下せよ。送れ」
「こちら鴉、了解」
又もや知らぬ略語が出て来た。遠隔対地とは、遠隔起爆装置付87式ヘリコプター散布対戦車地雷の略称の様だ。87式ヘリコプター散布対戦車地雷に遠隔起爆装置を簡易的に付け、それを搭載した87式地雷散布装置をUH-60JAの、普段増槽を取付けて居る箇所に搭載しているらしい。
映像が大きく動き、真下が見えるようになった。寝そべって、手を伸ばして機外にカメラを突出したのだろう。
航空機搭乗員は皆、ヘッドセットを付けていて、それでコミュニケーションが取れるから、搭乗員同士の会話は聞く事が出来ない。まあもし、直接会話をしていたとしても、エンジンに掻き消されていたであろうが。
漸く、人がちらほら見えて来た。彼等は皆、薄暗くとも同じ格好をしている事が分る。そして、その事からそれが制服で軍人であると云う事を理解するのは簡単だ。然し、今はまだ、倒れている兵士しか映らない。このカメラは、性能が良いらしい。今となっては、それは望んでいない。我々が扱っている兵器の恐ろしさを目の当りにした。
そして遂に、密集して体勢を立て直そうと慌てふためく兵士達が見えた。その瞬間、銀色の円柱状の物体が自由落下しだした。カメラに映る側の底面には、何かしらの装置が付いているという事が分った。
私は少し経って敵が、体勢を立て直そうとして慌てているのではなく、"これ"を脅威と判断して慌てている事に気付いた。
映像は白一色になってしまった。回復しだしても、モノクロで輪郭もはっきりしない。
「こちら鴉。効果報告。遠隔対地の効果は絶大。敵車輛には命中しなかったが、命中した歩兵、動物等はおよそ死亡。地面も抉れている。凡そ直径三十メートルの範囲に爆発効果が表れている。送れ」
「こちらCP、了解。これにて、威力偵察、状況終了。鴉は帰投せよ。終り」
かなり充実した威力偵察であったと思う。これで、脅威に成り得るかの優秀な判断材料を手に入れた。
……あれ? 状況終了って、実務でも使えたっけ?
「連隊長……」
威力偵察が終って早々、第三科長の真北三佐が連隊長に寄る。
時折、私達と連隊長との間にある砂盤を指さしたり、図板に留められたそれの六倍位ある紙を見たりしている。
巻口連隊長は、疑念をぶつけながらもそれを聞き切り、大きく頷いた。
「それでは」
あの筋肉質な眼鏡を掛けた男が、口を開いた。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
1514億4000万円を失った自衛隊、派遣支援す
ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一箇月。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。
対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。
これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。
防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。
損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。
これは、「1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す(https://ncode.syosetu.com/n3570fj/)」の言わば海上自衛隊版です。アルファポリスにおいても公開させていただいております。
※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈りいたします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
異世界列島
黒酢
ファンタジー
【速報】日本列島、異世界へ!資源・食糧・法律etc……何もかもが足りない非常事態に、現代文明崩壊のタイムリミットは約1年!?そんな詰んじゃった状態の列島に差した一筋の光明―――新大陸の発見。だが……異世界の大陸には厄介な生物。有り難くない〝宗教〟に〝覇権主義国〟と、問題の火種がハーレム状態。手足を縛られた(憲法の話)日本は、この覇権主義の世界に平和と安寧をもたらすことができるのか!?今ここに……日本国民及び在留外国人―――総勢1億3000万人―――を乗せた列島の奮闘が始まる…… 始まってしまった!!
■【毎日投稿】2019.2.27~3.1
毎日投稿ができず申し訳ありません。今日から三日間、大量投稿を致します。
今後の予定(3日間で計14話投稿予定)
2.27 20時、21時、22時、23時
2.28 7時、8時、12時、16時、21時、23時
3.1 7時、12時、16時、21時
■なろう版とサブタイトルが異なる話もありますが、その内容は同じです。なお、一部修正をしております。また、改稿が前後しており、修正ができていない話も含まれております。ご了承ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本は異世界で平和に過ごしたいようです。
Koutan
ファンタジー
2020年、日本各地で震度5強の揺れを観測した。
これにより、日本は海外との一切の通信が取れなくなった。
その後、自衛隊機や、民間機の報告により、地球とは全く異なる世界に日本が転移したことが判明する。
そこで日本は資源の枯渇などを回避するために諸外国との交流を図ろうとするが...
この作品では自衛隊が主に活躍します。流血要素を含むため、苦手な方は、ブラウザバックをして他の方々の良い作品を見に行くんだ!
ちなみにご意見ご感想等でご指摘いただければ修正させていただく思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
"小説家になろう"にも掲載中。
"小説家になろう"に掲載している本文をそのまま掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
すみません。その魔王は親友なので、勝手に起こさないでもらえます?
行枝ローザ
ファンタジー
いつからかはわからない。
私は転生する。何度も、何度も。
転生のたびに出会う『魔王』
ついに封印したが……
えっ?封印破られた?起こしちゃうの?
ごめん、その人は私の親友なので、約束の時まで寝かせておいてもらえませんか?
起こされちゃった魔王と、S級賢者は共に安寧の地を探す旅に出る。
※軽BL的描写アリ?かも?です。
※エブリスタで同時掲載。今のところ毎日更新中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
世界異世界転移
多門@21
ファンタジー
東京オリンピックを控えた2020年の春、突如地球上のすべての国家が位置関係を変え異世界の巨大な惑星に転移してしまう。
その惑星には様々な文化文明種族、果てには魔術なるものまで存在する。
その惑星では常に戦争が絶えず弱肉強食様相を呈していた。旧地球上国家も例外なく巻き込まれ、最初に戦争を吹っかけられた相手の文明レベルは中世。殲滅戦、民族浄化を宣言された日本とアメリカはこの暴挙に現代兵器の恩恵を受けた軍事力を行使して戦うことを決意する。
日本が転移するのも面白いけどアメリカやロシアの圧倒的ミリタリーパワーで異世界を戦う姿も見てみたい!そんなシーンをタップリ含んでます。
43話までは一日一話追加していきます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる