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第2章
2-5「エルフのターン」
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2-5「エルフのターン」
ブンッ!!
槍がしなり空を切る。
力いっぱい振り下ろした穂先がスライムを叩きつけた。
ブシャッ!!
スライムだった肉片が豪快にあたり一面に飛び散る。
ゼリー状の物質が地面にはもちろん槍や衣服、私の顔にまでべっとりと。
しかし、不快に感じるのは一瞬だ。その肉片はすぐにサラサラの粉へと変わり、跡形も無く風に吹かれて粉散する。
そして地面にはそのモンスターの核となっていた”魔宝石”だけが残る。それが倒されたモンスターの末路だ。
私は防壁に沿ってモンスターを退治していく見回りに参加していた。彼も参加するものだと思って乗り込んだ馬車にそのまま連れられて・・・・・・
「嬢ちゃん、そんな力まかせに叩きつけなくてもスライムぐらい簡単に倒せるだろう?槍を折っちまわないでくれよ!」
馬車の上から御者のおじさんが私に向けて大きな声で注意する。
(そんなに大きな声で言わなくても聞こえるわよ!)
心の中で反発しながら、私は無言で地面に転がったスライムの核だった魔宝石を拾い上げた。
「何か嫌な事でもあったのかねぇ」
「恐い、恐い」
モンスター退治に参加している他の冒険者達がヒソヒソとささやくのが聞こえる。
(小声でも聞こえてるわよ!)
エルフの耳の良さがこういう時は嫌になる。聞きたくない事まで聞こえてくるのだから。
私は怒っていた。自分に。
(なぜ勇気を出して声をかけなかったのだろう?なぜ自分ばかり舞い上がって、彼の事を気遣ってあげれなかったのだろう?)
後悔の念ばかりが頭の中をグルグルと回っている。その念が自分への怒りとなり、その怒りの矛先がモンスターへと向いていた。完全にスライムにとってはとばっちりだ。
怒りはまだ収まらない。次の標的を求め耳を澄ます。
モンスター狩りの際、エルフは索敵係として優秀だ。
良く聞こえるその耳はモンスターが移動する時の地面を擦る音、落ち葉を踏む音、藪を進んでくる音、その息づかいまで聞き取る。
冒険者達でチームを組む場合、エルフは重宝されるのだ。
ズ、ズズズッ・・・・・・
藪の中から微かに何かが進む音が聞こえる。
(スライムだ)
スライムは地面を這って進むので、その音だけでスライムであることが分かる。
近くに落ちていた石を拾い、藪に向かって投げ込んだ。
ヒュッ!
スライムに直接当てるつもりはない。奴に人がいる事を気付かせる為に投げたのだ。
ズズ、ズズ、ズズ、ズズ、・・・・・・
(気付いた!)
地面を這う音がわずかに変わった。こちらに向かってきている。
モンスターは野生の動物とは違う。
例えば、ウサギやイタチ、タヌキなどであれば、人の気配を感じれば逃げていくか、その場で動かずやり過ごそうとする。しかしモンスターの場合は人を襲う為に一直線に向かってくる。
ガサッ、ガサガサ・・・・・・
スライムが藪から這い出してきた!
それを見て、私は間髪入れず槍を振り下ろした。
ブシャッ!!
スライムの肉片がまたも豪快に飛び散った。
「容赦ないなぁ、」
耳障りな冒険者の声がまた聞こえてくる。
容赦などいらない。相手はモンスターなのだから。倒せると思った時に片付けないと、こちらがやられる。
モンスターを相手にする場合、一番気を付けなくてはいけないのは囲まれる事だ。奴らは自分が攻撃を受ける事などお構いなしに、ただ、ただ、人へ向かって突っ込んでくる。
一対一ならば何とかなるかもしれない。けど複数の敵に囲まれたらどうしようも無くなる。次から次へと襲ってくるのだから。
その為、モンスター狩りの時のセオリーは各個撃破だ。私が今やったように1匹づつ安全な場所におびき出して倒していく。
モンスターは人を襲うためだけに生きている。いや、生きてなどいない。動いていると言った方がしっくりくる。
まるで誰かに作られて操られているかのような動き方をするのだ。
一直線に人に向かって来るのもそうだがモンスターには間合い、テリトリーのようなものが存在し、その範囲に入りさえしなければ例え遮るものが無く人がいるのが見えていたとしても襲ってこない。
なのでワザとテリトリーに石などを投げ入れ、攻撃されたと思わせて一匹づつ誘い出すのだ。
モンスターのテリトリーに入らなければ襲われることもないのだけれど、奴らは常に動き回っている。昼夜関係なく。
それは、自分のテリトリーに人が入るように動き回っているかのようだ。
気の抜けた会話が聞こえてきた。
「今日は嬢ちゃんのおかげで沢山狩れたな」
「完全にいいとこ持っていかれちまったよ」
今回、私が狩ったスライムは3匹だ。他の冒険者がさっき1匹狩っていたので合計4匹。
冒険者が4人も集まってスライム4匹では話にならないが、ここ最近モンスターが減っている。御者のおじさんの話し方からすると4匹でも多い方らしい。
たいしたモンスターも現れず暇を持て余した冒険者達がそれぞれ武勇伝を語り合い始めた。そんなくだらない世間話をひとり離れたところで聞き流していると、後ろから向かってくる別の音を耳が捉えた。
「馬だわ」
私が振り返ると、皆もそちらを向いた。
見ると兵士のまたがる馬が私たちの方へ近づいてくる。
「この近くでボアが出たそうだ。あんたたちも気を付けなよ」
兵士は馬の速度を落として過ぎ去りざまに私達にそう忠告すると、また駆けていった。
「少しばかり早いが今日は仕舞いにするかね」
御者のおじさんの言葉で冒険者達はたいした働きもしていないのに自分の仕事は終わったと言わんばかりに荷台へと乗り込む。
ボアはスライムに比べれば危険だが、冒険者が4人も揃って逃げ出すなんてちょっと情けない気もする。しかし見回り馬車は退治が目的ではない、その名の通り見回りが役目なのだ。きっと別で見回っていた組みがボアを見つけて兵士に連絡したのだろう。
無理をせず退治は鍛錬を積んだ兵士に任せた方がいい。
私達は馬車に乗り込み街へ引き返した。
馬車乗り場に着き、御者のおじさんが魔宝石を集めだす。私は退治して得た魔宝石を渡した。
「じゃあ、今日の手間賃と討伐分ね」
魔宝石を受け取ったおじさんは代わりに500シルバ2枚と1体倒すごとに上乗せされる200シルバ、合わせて1600シルバを私に渡してくれた。
魔宝石はそのままお金の代わりとして使うことが出来る。その緑に光るスライムの魔宝石は1000シルバとして通用する。
私がソロで狩っていれば3000シルバの儲けだったのだが、見回りで得た魔法石は全て収めるのが決まり。収めた魔宝石から次回の見回りで支払われる報酬をまかなっているのだ。
自分の成果が街の安全に繋がっていると思えば、文句は出ない。
いや、文句など言う気力も無かった・・・・・・
私は受け取った報酬を無造作にカバンに放り込み、宿へ向けて力なく歩き出した。
(帰ったらシャワー浴びて、歯磨きして・・・・・・すぐ寝よう)
トボトボと帰る途中で飲食店が目に入った。パーティーを組んでいるとみられる4人組が景気よくお酒をあおっている。このモンスターの減っている時にもかかわらず羽振りが良い。
何か上手い話でもあったのかもしれない。テーブルにもはみ出さんばかりに料理の皿が乗せられていた。
(夕飯は・・・・・・もういいや)
今日一日ほとんど何も口にしていない。リンゴを少しかじっただけ。けど、豪華な料理を見ても食欲は沸かなかった。
宿に着き、部屋へ戻った私はベットへ倒れ込んだ。
バタン!
見回りの時には怒りで堪えていたが、一人になった途端涙が止めどなく溢れてきた。
「ううっ、」
枕に顔を押し当て、声を殺して泣いた。
ブンッ!!
槍がしなり空を切る。
力いっぱい振り下ろした穂先がスライムを叩きつけた。
ブシャッ!!
スライムだった肉片が豪快にあたり一面に飛び散る。
ゼリー状の物質が地面にはもちろん槍や衣服、私の顔にまでべっとりと。
しかし、不快に感じるのは一瞬だ。その肉片はすぐにサラサラの粉へと変わり、跡形も無く風に吹かれて粉散する。
そして地面にはそのモンスターの核となっていた”魔宝石”だけが残る。それが倒されたモンスターの末路だ。
私は防壁に沿ってモンスターを退治していく見回りに参加していた。彼も参加するものだと思って乗り込んだ馬車にそのまま連れられて・・・・・・
「嬢ちゃん、そんな力まかせに叩きつけなくてもスライムぐらい簡単に倒せるだろう?槍を折っちまわないでくれよ!」
馬車の上から御者のおじさんが私に向けて大きな声で注意する。
(そんなに大きな声で言わなくても聞こえるわよ!)
心の中で反発しながら、私は無言で地面に転がったスライムの核だった魔宝石を拾い上げた。
「何か嫌な事でもあったのかねぇ」
「恐い、恐い」
モンスター退治に参加している他の冒険者達がヒソヒソとささやくのが聞こえる。
(小声でも聞こえてるわよ!)
エルフの耳の良さがこういう時は嫌になる。聞きたくない事まで聞こえてくるのだから。
私は怒っていた。自分に。
(なぜ勇気を出して声をかけなかったのだろう?なぜ自分ばかり舞い上がって、彼の事を気遣ってあげれなかったのだろう?)
後悔の念ばかりが頭の中をグルグルと回っている。その念が自分への怒りとなり、その怒りの矛先がモンスターへと向いていた。完全にスライムにとってはとばっちりだ。
怒りはまだ収まらない。次の標的を求め耳を澄ます。
モンスター狩りの際、エルフは索敵係として優秀だ。
良く聞こえるその耳はモンスターが移動する時の地面を擦る音、落ち葉を踏む音、藪を進んでくる音、その息づかいまで聞き取る。
冒険者達でチームを組む場合、エルフは重宝されるのだ。
ズ、ズズズッ・・・・・・
藪の中から微かに何かが進む音が聞こえる。
(スライムだ)
スライムは地面を這って進むので、その音だけでスライムであることが分かる。
近くに落ちていた石を拾い、藪に向かって投げ込んだ。
ヒュッ!
スライムに直接当てるつもりはない。奴に人がいる事を気付かせる為に投げたのだ。
ズズ、ズズ、ズズ、ズズ、・・・・・・
(気付いた!)
地面を這う音がわずかに変わった。こちらに向かってきている。
モンスターは野生の動物とは違う。
例えば、ウサギやイタチ、タヌキなどであれば、人の気配を感じれば逃げていくか、その場で動かずやり過ごそうとする。しかしモンスターの場合は人を襲う為に一直線に向かってくる。
ガサッ、ガサガサ・・・・・・
スライムが藪から這い出してきた!
それを見て、私は間髪入れず槍を振り下ろした。
ブシャッ!!
スライムの肉片がまたも豪快に飛び散った。
「容赦ないなぁ、」
耳障りな冒険者の声がまた聞こえてくる。
容赦などいらない。相手はモンスターなのだから。倒せると思った時に片付けないと、こちらがやられる。
モンスターを相手にする場合、一番気を付けなくてはいけないのは囲まれる事だ。奴らは自分が攻撃を受ける事などお構いなしに、ただ、ただ、人へ向かって突っ込んでくる。
一対一ならば何とかなるかもしれない。けど複数の敵に囲まれたらどうしようも無くなる。次から次へと襲ってくるのだから。
その為、モンスター狩りの時のセオリーは各個撃破だ。私が今やったように1匹づつ安全な場所におびき出して倒していく。
モンスターは人を襲うためだけに生きている。いや、生きてなどいない。動いていると言った方がしっくりくる。
まるで誰かに作られて操られているかのような動き方をするのだ。
一直線に人に向かって来るのもそうだがモンスターには間合い、テリトリーのようなものが存在し、その範囲に入りさえしなければ例え遮るものが無く人がいるのが見えていたとしても襲ってこない。
なのでワザとテリトリーに石などを投げ入れ、攻撃されたと思わせて一匹づつ誘い出すのだ。
モンスターのテリトリーに入らなければ襲われることもないのだけれど、奴らは常に動き回っている。昼夜関係なく。
それは、自分のテリトリーに人が入るように動き回っているかのようだ。
気の抜けた会話が聞こえてきた。
「今日は嬢ちゃんのおかげで沢山狩れたな」
「完全にいいとこ持っていかれちまったよ」
今回、私が狩ったスライムは3匹だ。他の冒険者がさっき1匹狩っていたので合計4匹。
冒険者が4人も集まってスライム4匹では話にならないが、ここ最近モンスターが減っている。御者のおじさんの話し方からすると4匹でも多い方らしい。
たいしたモンスターも現れず暇を持て余した冒険者達がそれぞれ武勇伝を語り合い始めた。そんなくだらない世間話をひとり離れたところで聞き流していると、後ろから向かってくる別の音を耳が捉えた。
「馬だわ」
私が振り返ると、皆もそちらを向いた。
見ると兵士のまたがる馬が私たちの方へ近づいてくる。
「この近くでボアが出たそうだ。あんたたちも気を付けなよ」
兵士は馬の速度を落として過ぎ去りざまに私達にそう忠告すると、また駆けていった。
「少しばかり早いが今日は仕舞いにするかね」
御者のおじさんの言葉で冒険者達はたいした働きもしていないのに自分の仕事は終わったと言わんばかりに荷台へと乗り込む。
ボアはスライムに比べれば危険だが、冒険者が4人も揃って逃げ出すなんてちょっと情けない気もする。しかし見回り馬車は退治が目的ではない、その名の通り見回りが役目なのだ。きっと別で見回っていた組みがボアを見つけて兵士に連絡したのだろう。
無理をせず退治は鍛錬を積んだ兵士に任せた方がいい。
私達は馬車に乗り込み街へ引き返した。
馬車乗り場に着き、御者のおじさんが魔宝石を集めだす。私は退治して得た魔宝石を渡した。
「じゃあ、今日の手間賃と討伐分ね」
魔宝石を受け取ったおじさんは代わりに500シルバ2枚と1体倒すごとに上乗せされる200シルバ、合わせて1600シルバを私に渡してくれた。
魔宝石はそのままお金の代わりとして使うことが出来る。その緑に光るスライムの魔宝石は1000シルバとして通用する。
私がソロで狩っていれば3000シルバの儲けだったのだが、見回りで得た魔法石は全て収めるのが決まり。収めた魔宝石から次回の見回りで支払われる報酬をまかなっているのだ。
自分の成果が街の安全に繋がっていると思えば、文句は出ない。
いや、文句など言う気力も無かった・・・・・・
私は受け取った報酬を無造作にカバンに放り込み、宿へ向けて力なく歩き出した。
(帰ったらシャワー浴びて、歯磨きして・・・・・・すぐ寝よう)
トボトボと帰る途中で飲食店が目に入った。パーティーを組んでいるとみられる4人組が景気よくお酒をあおっている。このモンスターの減っている時にもかかわらず羽振りが良い。
何か上手い話でもあったのかもしれない。テーブルにもはみ出さんばかりに料理の皿が乗せられていた。
(夕飯は・・・・・・もういいや)
今日一日ほとんど何も口にしていない。リンゴを少しかじっただけ。けど、豪華な料理を見ても食欲は沸かなかった。
宿に着き、部屋へ戻った私はベットへ倒れ込んだ。
バタン!
見回りの時には怒りで堪えていたが、一人になった途端涙が止めどなく溢れてきた。
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