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第7章 第3節 壊せない実験機 ~あおいの葛藤
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(うみちゃん、何を!)
奏太は急いで窓から室内に入って、実験機を壊すのを阻止しようと思った。しかしそのとき、奏太はあおいの表情を見て、固まってしまった。
(あの表情は……)
あおいの表情は、奏太がトラックと衝突しそうになったとき、自らの命を犠牲にしてでも奏太を守ろうとしたあおいの表情と同じだった。
(うみちゃん……)
奏太は、室内に入るのを止めて、あおいの様子を窓の外から見ていた。あおいは実験機を持ち上げたまま、なかなか叩きつけようとしない。今、あおいは、1週間、奏太と過ごしてきた一日一日が次々と思い浮かんでいた。
奏太をトラックの衝突から守ろうとしたこと。
奏太とのたわいもない対話。
奏太をからかったこと。
奏太と一緒に実験したこと。
奏太が実験に人生をかけていること。
そして……あおいは、もとの世界の奏太だけでなく、この時代の奏太を本気で好きになったこと。あおいはこの時代の奏太をとても愛おしくなっていた。
「神様……もし、このままこの時代で、奏太と一緒にいることを許してくれるのなら……この時代で奏太と一緒に生きたい。奏太と一緒に実験を手伝いたい。このままこの時代にいてもいい。奏太と一緒なら……」
この時代には、今はまだ中学2年生のあおいもいる。それは非現実的で、許されないことくらい、あおいにもわかっていた。しかし感情が理性を抑えられなくなっていた。あおいは涙をぽたぽた流した。
奏太「う、うみちゃん……」
しばらくしてあおいは、高々と上げていた両腕を静かに下ろし、実験機を机の上に置いた。
あおいは、実験機を壊せなかったのだ。
「奏太、ごめんね……本当に……」
あおいは実験機を見ながら謝った。あおいが、「ごめん」と言ったのには、二つの意味があった。
ひとつは、「未来の奏太を救えず、ごめんね」という意味。
もうひとつは、大切な実験機を壊そうとした、この時代の奏太に対しての「ごめん」という意味だった。
あおいは、バッグからハンカチをとって涙を拭いた。そしてあおいは研究所の外へ出ていった。そのとき、あおいのバッグから、何かが床に落ちた。あおいは何かを落としたことに気づいていない。
あおいがとぼとぼ研究所の外へ出ていき、自転車に乗って研究所から離れていった。
「うみちゃん……」
奏太は、あおいの姿が見えなくなったのを確認してから、研究所の中に入って、実験機を見に行った。
奏太は実験機の前でしばし、考え込んでいた。霊界通信機の実験は、まさに奏太の人生をかけた研究だ。その人生をかけた研究を最もそばで見守っていたのがあおいだった。一緒に実験を行っていたあおいが、実験機を壊そうとした行動に、さすがに奏太も驚いてしまった。ただあおいが実験機を壊そうとしたときの表情は、奏太をトラックから命を懸けて守ってくれた表情と同じだった。
ん?
このとき奏太は、床に何か落ちていることに気づいた。
それは手帳だ。奏太が拾ってそれを見ると、生徒手帳だった。しかしそれは奏太の生徒手帳ではない。どうやらあおいが、さっきバッグからハンカチをとるときに落としたようだ。
奏太はあおいの生徒手帳を開いた。そこには「岬葵」と書かれていて、彼女の写真があった。その写真は、少しほほ笑んでいて、いかにもあおいらしい、愛らしい表情だった。
「そっか、彼女の名前、『あおい』って言うんだ。うみちゃんにぴったりの名前だなあ」
奏太は、あおいのほほ笑んでいる写真を見たら、さっきまで深刻に考えていたことが、どこかに吹き飛んでしまった。
そして手帳には、個人情報の関係で自宅の住所は掲載されていないが、学校名と住所が掲載されていた。奏太は学校名と住所が目に入った。
『東京都港区千条345 千条私立高等学校』
「確かうみちゃんは、隣町に住んでいると言ってきたけど、やっぱりウソだったのかな。これって東京の学校の生徒手帳だよね。それとも普段は東京の学生寮で住んでいて、夏休みは実家に帰ってきてるのかな。
それに「千条」って確か、栄一が住んでいる住所だったよな。それに岬って同じ……」
……ここで電話がかかってきた。なんと栄一からだ。
「奏太君、さっきは悪かったな。次の会う日程を決めるのを忘れてな。今、ちょっと時間とれて、電話したんだ」
「ああ、すまなかった」
二人は次に会う日程を決めた。ここで奏太は、栄一に一つ質問をした。
「ところで、栄一、一つ聞きたいことがあるんだけど……」
「なんだ?」
「栄一って、妹とかいる?」
「なんだい、その質問は?」
栄一は、少し笑った。
「いや、ちょっとな。なんとなく妹がいるのかなって思ってね」
「ああ、いるぜ」
え? まさか……
「今、中学2年だけどな、すぐ近くの青海中学に通っているぜ。それが?」
「いや、そんな気がしたから、聞いただけさ」
「そうか、じゃあ、またな」
ふう~
「中学2年か、まさかね……」
奏太は、あおいが奏太の妹かと思ったが、中学2年と聞いて別人物と理解した。
しかし奏太は一つ見落としていたことがった。生徒手帳の発行日だ。今の時代は2021年。しかし生徒手帳の発行日は2024年だった。奏太は、そのまま研究所の床にあおいの生徒手帳を置いた。あえて拾っていないふりをしようと思った。
ただ奏太は、別の疑問も残っていた。
「それにしてもなぜ、うみちゃん、いやあおいちゃんかな。研究所のカギを持っているのかな」
奏太は、同級生たちと旅行中の母に電話した。
「おや? 奏太かい」
「お母さん、一つ聞きたいことあるけど、研究所のカードキー、今、持ってる?」
「ああ、今、手元に持っているよ。奏太、カギなくしちまったのかい?」
「いや、大丈夫だよ。二つしかないから、なくしていないかなあって思ってね」
「大丈夫だよ。なくしたらすぐに言うからね」
「ああ、旅行は明後日までだったかな。ぜひ、楽しんできてよ」
「わかってるさ。寝るときの戸締りはきちんとするんだよ」
奏太は、あおいは母のカードキーを持っているのではないかと思ったが、それは違った。
カードキーは、奏太自身が一年前に新しくつくった。カードキーは二つしかないはずなのに、あおいちゃんはどこで手に入れたのかな……。
あおいは東京の高校に通っていて、同じ高校2年ということはわかった。ただ、まだまだ謎が多い。
なぜ奏太のことを、よくしっているのか。
なぜおじいちゃんのことを詳しく知っていたのか。
霊界通信機のことも以前から知っている様子もあった。
(そういえば……研究所に初めてあおいちゃんが来た時も、研究所の構造をよく知っていたっけ……。まるで未来からやってきたかのように、俺のこと知っている……未来……?
ふっ、まさかな)
奏太はあれこれ考えるのをやめた。そして霊界通信機を手に取った。
「さすがにこの実験機は、もう、ここに置いておくわけにはいかないよな」
奏太は霊界通信機を家の部屋にもっていった。
奏太は急いで窓から室内に入って、実験機を壊すのを阻止しようと思った。しかしそのとき、奏太はあおいの表情を見て、固まってしまった。
(あの表情は……)
あおいの表情は、奏太がトラックと衝突しそうになったとき、自らの命を犠牲にしてでも奏太を守ろうとしたあおいの表情と同じだった。
(うみちゃん……)
奏太は、室内に入るのを止めて、あおいの様子を窓の外から見ていた。あおいは実験機を持ち上げたまま、なかなか叩きつけようとしない。今、あおいは、1週間、奏太と過ごしてきた一日一日が次々と思い浮かんでいた。
奏太をトラックの衝突から守ろうとしたこと。
奏太とのたわいもない対話。
奏太をからかったこと。
奏太と一緒に実験したこと。
奏太が実験に人生をかけていること。
そして……あおいは、もとの世界の奏太だけでなく、この時代の奏太を本気で好きになったこと。あおいはこの時代の奏太をとても愛おしくなっていた。
「神様……もし、このままこの時代で、奏太と一緒にいることを許してくれるのなら……この時代で奏太と一緒に生きたい。奏太と一緒に実験を手伝いたい。このままこの時代にいてもいい。奏太と一緒なら……」
この時代には、今はまだ中学2年生のあおいもいる。それは非現実的で、許されないことくらい、あおいにもわかっていた。しかし感情が理性を抑えられなくなっていた。あおいは涙をぽたぽた流した。
奏太「う、うみちゃん……」
しばらくしてあおいは、高々と上げていた両腕を静かに下ろし、実験機を机の上に置いた。
あおいは、実験機を壊せなかったのだ。
「奏太、ごめんね……本当に……」
あおいは実験機を見ながら謝った。あおいが、「ごめん」と言ったのには、二つの意味があった。
ひとつは、「未来の奏太を救えず、ごめんね」という意味。
もうひとつは、大切な実験機を壊そうとした、この時代の奏太に対しての「ごめん」という意味だった。
あおいは、バッグからハンカチをとって涙を拭いた。そしてあおいは研究所の外へ出ていった。そのとき、あおいのバッグから、何かが床に落ちた。あおいは何かを落としたことに気づいていない。
あおいがとぼとぼ研究所の外へ出ていき、自転車に乗って研究所から離れていった。
「うみちゃん……」
奏太は、あおいの姿が見えなくなったのを確認してから、研究所の中に入って、実験機を見に行った。
奏太は実験機の前でしばし、考え込んでいた。霊界通信機の実験は、まさに奏太の人生をかけた研究だ。その人生をかけた研究を最もそばで見守っていたのがあおいだった。一緒に実験を行っていたあおいが、実験機を壊そうとした行動に、さすがに奏太も驚いてしまった。ただあおいが実験機を壊そうとしたときの表情は、奏太をトラックから命を懸けて守ってくれた表情と同じだった。
ん?
このとき奏太は、床に何か落ちていることに気づいた。
それは手帳だ。奏太が拾ってそれを見ると、生徒手帳だった。しかしそれは奏太の生徒手帳ではない。どうやらあおいが、さっきバッグからハンカチをとるときに落としたようだ。
奏太はあおいの生徒手帳を開いた。そこには「岬葵」と書かれていて、彼女の写真があった。その写真は、少しほほ笑んでいて、いかにもあおいらしい、愛らしい表情だった。
「そっか、彼女の名前、『あおい』って言うんだ。うみちゃんにぴったりの名前だなあ」
奏太は、あおいのほほ笑んでいる写真を見たら、さっきまで深刻に考えていたことが、どこかに吹き飛んでしまった。
そして手帳には、個人情報の関係で自宅の住所は掲載されていないが、学校名と住所が掲載されていた。奏太は学校名と住所が目に入った。
『東京都港区千条345 千条私立高等学校』
「確かうみちゃんは、隣町に住んでいると言ってきたけど、やっぱりウソだったのかな。これって東京の学校の生徒手帳だよね。それとも普段は東京の学生寮で住んでいて、夏休みは実家に帰ってきてるのかな。
それに「千条」って確か、栄一が住んでいる住所だったよな。それに岬って同じ……」
……ここで電話がかかってきた。なんと栄一からだ。
「奏太君、さっきは悪かったな。次の会う日程を決めるのを忘れてな。今、ちょっと時間とれて、電話したんだ」
「ああ、すまなかった」
二人は次に会う日程を決めた。ここで奏太は、栄一に一つ質問をした。
「ところで、栄一、一つ聞きたいことがあるんだけど……」
「なんだ?」
「栄一って、妹とかいる?」
「なんだい、その質問は?」
栄一は、少し笑った。
「いや、ちょっとな。なんとなく妹がいるのかなって思ってね」
「ああ、いるぜ」
え? まさか……
「今、中学2年だけどな、すぐ近くの青海中学に通っているぜ。それが?」
「いや、そんな気がしたから、聞いただけさ」
「そうか、じゃあ、またな」
ふう~
「中学2年か、まさかね……」
奏太は、あおいが奏太の妹かと思ったが、中学2年と聞いて別人物と理解した。
しかし奏太は一つ見落としていたことがった。生徒手帳の発行日だ。今の時代は2021年。しかし生徒手帳の発行日は2024年だった。奏太は、そのまま研究所の床にあおいの生徒手帳を置いた。あえて拾っていないふりをしようと思った。
ただ奏太は、別の疑問も残っていた。
「それにしてもなぜ、うみちゃん、いやあおいちゃんかな。研究所のカギを持っているのかな」
奏太は、同級生たちと旅行中の母に電話した。
「おや? 奏太かい」
「お母さん、一つ聞きたいことあるけど、研究所のカードキー、今、持ってる?」
「ああ、今、手元に持っているよ。奏太、カギなくしちまったのかい?」
「いや、大丈夫だよ。二つしかないから、なくしていないかなあって思ってね」
「大丈夫だよ。なくしたらすぐに言うからね」
「ああ、旅行は明後日までだったかな。ぜひ、楽しんできてよ」
「わかってるさ。寝るときの戸締りはきちんとするんだよ」
奏太は、あおいは母のカードキーを持っているのではないかと思ったが、それは違った。
カードキーは、奏太自身が一年前に新しくつくった。カードキーは二つしかないはずなのに、あおいちゃんはどこで手に入れたのかな……。
あおいは東京の高校に通っていて、同じ高校2年ということはわかった。ただ、まだまだ謎が多い。
なぜ奏太のことを、よくしっているのか。
なぜおじいちゃんのことを詳しく知っていたのか。
霊界通信機のことも以前から知っている様子もあった。
(そういえば……研究所に初めてあおいちゃんが来た時も、研究所の構造をよく知っていたっけ……。まるで未来からやってきたかのように、俺のこと知っている……未来……?
ふっ、まさかな)
奏太はあれこれ考えるのをやめた。そして霊界通信機を手に取った。
「さすがにこの実験機は、もう、ここに置いておくわけにはいかないよな」
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