22 / 92
5
しおりを挟む
「瑞稀、一体どうしたのよ!なんか今日変じゃない?」
香奈が休み時間になると、私の前にくる。
香奈とは、確か入学式の日に席が前ですぐ仲良くなったんだ。
「香奈!今日って何月何日?」
「え?今日?5月10日だけど?」
「何年の?」
「2015年、ってか瑞稀何なのよ!どうしちゃったの?!」
2015年の5月10日、、、。
私と、一彩が付き合ったのは7月21日、夏休みに入る前だ。
この時点ではそんなに仲良くなかったはず。
「立花!英語のノート貸して!」
私に話しかけてきたのは、中学が同じだった、仲村 浩太だった。
「浩太ーーー!!めっちゃ久しぶり」
思わず、私が言うと、香奈と浩太が変な顔で私を見る。
「何いってんだよ。昨日も一昨日も学校で会ってるわ!お前頭おかしくなったんじゃね?授業中も様子おかしかったし。」
浩太が私に向かって言ってくる。
確かに、そりゃ浩太からしたら、おかしいか。
地元に残った浩太とは、一年前にあった同窓会以来会ってなかったのだ。
「やばいんだよ、瑞稀。今日絶対変だもん。」
香奈も言ってくる。
やばい、、、もっと自然に振る舞わないと。
「浩太ー!何してんだよ!先部活行ってるぞ!」
この声は一彩だ!!!
私は全力で振り向くと、教室のドアの所に一彩がいて、浩太に話しかける。
「一彩ちょっと待てよ!立花にノート借りるから!」
そう言って私の手から、浩太が私のノートを奪いとる。
「浩太!今から部活なの!?」
「何当たり前の事聞いてんだよ。部活に決まってるだろ!」
「一彩も!?」
私が聞くと、浩太は変な顔をする。
「お前、一彩と仲良かったっけ?話してるの見た事ないけど。」
と言ってくる。
そうだった、、、この時点ではただのクラスメイトで、私と一彩はちゃんと話した事すらなくて、名前を知ってるくらいだったんだ。
あれ?なんで仲良くなったんだっけ、、、?
私は考える。
「じゃあな!立花!」
そう言って、浩太は一彩の方へ去っていく。
香奈が休み時間になると、私の前にくる。
香奈とは、確か入学式の日に席が前ですぐ仲良くなったんだ。
「香奈!今日って何月何日?」
「え?今日?5月10日だけど?」
「何年の?」
「2015年、ってか瑞稀何なのよ!どうしちゃったの?!」
2015年の5月10日、、、。
私と、一彩が付き合ったのは7月21日、夏休みに入る前だ。
この時点ではそんなに仲良くなかったはず。
「立花!英語のノート貸して!」
私に話しかけてきたのは、中学が同じだった、仲村 浩太だった。
「浩太ーーー!!めっちゃ久しぶり」
思わず、私が言うと、香奈と浩太が変な顔で私を見る。
「何いってんだよ。昨日も一昨日も学校で会ってるわ!お前頭おかしくなったんじゃね?授業中も様子おかしかったし。」
浩太が私に向かって言ってくる。
確かに、そりゃ浩太からしたら、おかしいか。
地元に残った浩太とは、一年前にあった同窓会以来会ってなかったのだ。
「やばいんだよ、瑞稀。今日絶対変だもん。」
香奈も言ってくる。
やばい、、、もっと自然に振る舞わないと。
「浩太ー!何してんだよ!先部活行ってるぞ!」
この声は一彩だ!!!
私は全力で振り向くと、教室のドアの所に一彩がいて、浩太に話しかける。
「一彩ちょっと待てよ!立花にノート借りるから!」
そう言って私の手から、浩太が私のノートを奪いとる。
「浩太!今から部活なの!?」
「何当たり前の事聞いてんだよ。部活に決まってるだろ!」
「一彩も!?」
私が聞くと、浩太は変な顔をする。
「お前、一彩と仲良かったっけ?話してるの見た事ないけど。」
と言ってくる。
そうだった、、、この時点ではただのクラスメイトで、私と一彩はちゃんと話した事すらなくて、名前を知ってるくらいだったんだ。
あれ?なんで仲良くなったんだっけ、、、?
私は考える。
「じゃあな!立花!」
そう言って、浩太は一彩の方へ去っていく。
1
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
【R18】鬼上司は今日も私に甘くない
白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。
逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー
法人営業部メンバー
鈴木梨沙:28歳
高濱暁人:35歳、法人営業部部長
相良くん:25歳、唯一の年下くん
久野さん:29歳、一個上の優しい先輩
藍沢さん:31歳、チーフ
武田さん:36歳、課長
加藤さん:30歳、法人営業部事務
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
双子の妹を選んだ婚約者様、貴方に選ばれなかった事に感謝の言葉を送ります
すもも
恋愛
学園の卒業パーティ
人々の中心にいる婚約者ユーリは私を見つけて微笑んだ。
傍らに、私とよく似た顔、背丈、スタイルをした双子の妹エリスを抱き寄せながら。
「セレナ、お前の婚約者と言う立場は今、この瞬間、終わりを迎える」
私セレナが、ユーリの婚約者として過ごした7年間が否定された瞬間だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる