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10話 面倒くさいことは嫌いなんだ
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『おい、生きてんのか?』
呼吸をしてるのは見て分かることだし、何より心の中で問いかけることしか出来ないので全部無意味だ。まあ気持ちの問題ってやつだろう。
『誰だよこんなとこに幼い子供捨てたやつ…胸糞悪い。』
この辺の魔物の餌にでもなってくださいと言わんばかりに、切り取られた木の幹の上に寝かされていて悪意しか感じられない。
とりあえず治療しますかと、空間系の便利鞄から取り出した万能ポーションにより荒治療に近いことをする。うん、かけときゃ治るんだよな。
淡い光を放ちながらみるみる液が浸透していくと、今にも途切れてしまいそうだった呼吸は幾分マシになった。
『そろそろ万能ポーションの底が見えてきたな。でも材料集めにここを離れるわけにもいかねえし……。』
そうだ、こいつ元気になって親も見つからないなら手駒にしてやろう!そしてダンジョンに潜ってもらって材料を集めてもらうんだ!
名案だと思っていた矢先、『いや、それならまた僕が先生にならないといけないのか。……………こりゃ酒飲まねえとやってられねえー。』
と地べたに寝そべり頭をかく。望んだタイムスリップといえども酒を貰っておくんだったな。おじさんの味がとっても恋しい。
なんか知らんがロノは常に危険と隣り合わせで少し目を話したすきに族が現れる。全部始末してるのは僕だが、いままでどうやって生き残ったのだろう。不思議で仕方がない。
『とんだモテ期だな。』と嘲笑っている間、誰かがこちらを見ていることに気が付かなかった。
呼吸をしてるのは見て分かることだし、何より心の中で問いかけることしか出来ないので全部無意味だ。まあ気持ちの問題ってやつだろう。
『誰だよこんなとこに幼い子供捨てたやつ…胸糞悪い。』
この辺の魔物の餌にでもなってくださいと言わんばかりに、切り取られた木の幹の上に寝かされていて悪意しか感じられない。
とりあえず治療しますかと、空間系の便利鞄から取り出した万能ポーションにより荒治療に近いことをする。うん、かけときゃ治るんだよな。
淡い光を放ちながらみるみる液が浸透していくと、今にも途切れてしまいそうだった呼吸は幾分マシになった。
『そろそろ万能ポーションの底が見えてきたな。でも材料集めにここを離れるわけにもいかねえし……。』
そうだ、こいつ元気になって親も見つからないなら手駒にしてやろう!そしてダンジョンに潜ってもらって材料を集めてもらうんだ!
名案だと思っていた矢先、『いや、それならまた僕が先生にならないといけないのか。……………こりゃ酒飲まねえとやってられねえー。』
と地べたに寝そべり頭をかく。望んだタイムスリップといえども酒を貰っておくんだったな。おじさんの味がとっても恋しい。
なんか知らんがロノは常に危険と隣り合わせで少し目を話したすきに族が現れる。全部始末してるのは僕だが、いままでどうやって生き残ったのだろう。不思議で仕方がない。
『とんだモテ期だな。』と嘲笑っている間、誰かがこちらを見ていることに気が付かなかった。
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