116 / 117
番外編の番外編(R-18あり)
8【ポチ視点】♡ レオ×ポチ
しおりを挟む
「っ、あ゛ー!、っん………あっ!」
一回突かれる度に脳が痺れて、身も心も満たされて正直何回イッたのか分からない上、もう達しているかの感覚さえあやふやだというのに、間違いなくこの男はまだ一度も達していなかった。
これが本物の絶倫………まあ処女だったわけだし、無知なにも等しいけど何故かそうだと思った。
これはクリス様が私に相談するはずだと、心の中で思いつつ、しかしすぐにその思いも気持ちよさでかき消されて、思考が初期に戻る。
「もう、そろそろ、っ、」
「あ゛っ、はやく、はやくきて!くだ、っひっ、あ!」
これでもう3回目くらいのセリフだろう。どうもこちらの旦那さんは達しそうで達せない不思議な感覚に見舞われているらしく、先ほどからどこか苦し気な表情をしていた。
私がフェロモンを誘発するような作用がないことを恨めしく思う。けれどもこのままでは私の理性(もうほとんどない)が消えてしまいそうなので、意識あるうちに満たされたかった。
「れっ、おなるどさま、うしろ、かんで、っぃ…」
「…!………い、いの?」
「かんでください、んっ、」
力の入らない身体にムチを打って頸を晒すと、動きが止まり、釘付けと言わんばかりに視線を感じる。
これはこれで全身全霊で求められているみたいでとても嬉しい。ほくほくと満たされる心に浮かれていると、突如頸に衝撃が走った。
「ぁ゛ぃった!、っ、!?」
まるで獣が狩で得た獲物を離さないと言わんばかりに頸を噛み付いたまま離さずに数秒が経つ。鋭い痛みは段々とその行為を刻みつけてるみたいで…………
「!いやっ゛ぁ!!!きゅ、ッうにうごかなッッー~゛!!!!」
「ふっ、ぅ、」
油断していた私にギリギリまで出したと思った肉棒が突然奥まで進んできて、思考が真っ白に吹っ飛ぶ。
ぷしゃっと透明なものが前から流れ出てくるがそんなことを気にしている余裕はない。
頭が何も情報を掴めないまま動かれては、意識を元に戻すのなんて難しく、
「っ……あいして、る、ぽち……ぐっ!」
「ぁ゛ああああ~~~ーーーーーッッッ!!!!」
ここからの記憶はもうない。
「……ん、、?」
目が覚めるとそこは朝ではないであろう明るい日差の中で眠ってしまっていた自分がいた。
一見何事もなかったかのように綺麗に整ってる上、殿下の姿が見当たらないから夢なんじゃないかと思ってしまうくらいには、現実を受け止めていなかった。
しかしこの頸の傷と腰の痛み、一歩も動きたくないダルさが事実なのだと思うと、すぐに心臓がバクバクしてくる。
「………‥起きた?」
「!?」
聞き覚えしかない声に慌てて振り返ると、そこには小さくなっているレオナルド様の姿があった。
「お、おはようございます…?……あの、どうされました?」
「おはよう………その、僕、フェロモンとかなくても乱暴にしちゃったなって………。」
「へ?」
すっかり萎れてしまっている彼の理由がそれだから反応に困ってしまう。王族はあまりにも本能が強いため仕方のないことだし、ある程度わかっていたので気にしていない。まあここまでだとは思っていなかったが。
「絶倫は身が持ちませんね。」
「うっ、ごめん、」
「違いますよ。殿下のことを責めているのではありません。自分に言いつけているんです。」
「……?」
「私、今回ので思ったんです。テク?とやらを増やしたいと!!」
「いや、待てポチ、落ち着こう。」
自分が愛らしく可愛がられるのは性に合わないと思っていた。しかし技量を増やすのは良いことに違いない。まずはクリス様に相談してみよう。それを参考に改善点があれば直していけば良い。
「……またよろしくお願いしますね、レオナルド様。」
「う、うん………ッ!」
それ以上のことをしたというのに、羞恥で爆発しそうな身体をなんとか耐え、ちゅっと唇を彼の唇に重ねてみる。チラッと顔を伺うと不意を突かれたようで目を大きく見開いていた。
まずはここからだと意気込み、普段通り立ちあがろうとしてしまったのが仇となった。すっかり使い物にならない脚が崩れ立ちそうになったのだ。
だが、サッと抱き寄せて守ってくれるものだから、そこでまた一つときめいてしまった。
一回突かれる度に脳が痺れて、身も心も満たされて正直何回イッたのか分からない上、もう達しているかの感覚さえあやふやだというのに、間違いなくこの男はまだ一度も達していなかった。
これが本物の絶倫………まあ処女だったわけだし、無知なにも等しいけど何故かそうだと思った。
これはクリス様が私に相談するはずだと、心の中で思いつつ、しかしすぐにその思いも気持ちよさでかき消されて、思考が初期に戻る。
「もう、そろそろ、っ、」
「あ゛っ、はやく、はやくきて!くだ、っひっ、あ!」
これでもう3回目くらいのセリフだろう。どうもこちらの旦那さんは達しそうで達せない不思議な感覚に見舞われているらしく、先ほどからどこか苦し気な表情をしていた。
私がフェロモンを誘発するような作用がないことを恨めしく思う。けれどもこのままでは私の理性(もうほとんどない)が消えてしまいそうなので、意識あるうちに満たされたかった。
「れっ、おなるどさま、うしろ、かんで、っぃ…」
「…!………い、いの?」
「かんでください、んっ、」
力の入らない身体にムチを打って頸を晒すと、動きが止まり、釘付けと言わんばかりに視線を感じる。
これはこれで全身全霊で求められているみたいでとても嬉しい。ほくほくと満たされる心に浮かれていると、突如頸に衝撃が走った。
「ぁ゛ぃった!、っ、!?」
まるで獣が狩で得た獲物を離さないと言わんばかりに頸を噛み付いたまま離さずに数秒が経つ。鋭い痛みは段々とその行為を刻みつけてるみたいで…………
「!いやっ゛ぁ!!!きゅ、ッうにうごかなッッー~゛!!!!」
「ふっ、ぅ、」
油断していた私にギリギリまで出したと思った肉棒が突然奥まで進んできて、思考が真っ白に吹っ飛ぶ。
ぷしゃっと透明なものが前から流れ出てくるがそんなことを気にしている余裕はない。
頭が何も情報を掴めないまま動かれては、意識を元に戻すのなんて難しく、
「っ……あいして、る、ぽち……ぐっ!」
「ぁ゛ああああ~~~ーーーーーッッッ!!!!」
ここからの記憶はもうない。
「……ん、、?」
目が覚めるとそこは朝ではないであろう明るい日差の中で眠ってしまっていた自分がいた。
一見何事もなかったかのように綺麗に整ってる上、殿下の姿が見当たらないから夢なんじゃないかと思ってしまうくらいには、現実を受け止めていなかった。
しかしこの頸の傷と腰の痛み、一歩も動きたくないダルさが事実なのだと思うと、すぐに心臓がバクバクしてくる。
「………‥起きた?」
「!?」
聞き覚えしかない声に慌てて振り返ると、そこには小さくなっているレオナルド様の姿があった。
「お、おはようございます…?……あの、どうされました?」
「おはよう………その、僕、フェロモンとかなくても乱暴にしちゃったなって………。」
「へ?」
すっかり萎れてしまっている彼の理由がそれだから反応に困ってしまう。王族はあまりにも本能が強いため仕方のないことだし、ある程度わかっていたので気にしていない。まあここまでだとは思っていなかったが。
「絶倫は身が持ちませんね。」
「うっ、ごめん、」
「違いますよ。殿下のことを責めているのではありません。自分に言いつけているんです。」
「……?」
「私、今回ので思ったんです。テク?とやらを増やしたいと!!」
「いや、待てポチ、落ち着こう。」
自分が愛らしく可愛がられるのは性に合わないと思っていた。しかし技量を増やすのは良いことに違いない。まずはクリス様に相談してみよう。それを参考に改善点があれば直していけば良い。
「……またよろしくお願いしますね、レオナルド様。」
「う、うん………ッ!」
それ以上のことをしたというのに、羞恥で爆発しそうな身体をなんとか耐え、ちゅっと唇を彼の唇に重ねてみる。チラッと顔を伺うと不意を突かれたようで目を大きく見開いていた。
まずはここからだと意気込み、普段通り立ちあがろうとしてしまったのが仇となった。すっかり使い物にならない脚が崩れ立ちそうになったのだ。
だが、サッと抱き寄せて守ってくれるものだから、そこでまた一つときめいてしまった。
33
お気に入りに追加
1,010
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ド平凡な俺が全員美形な四兄弟からなぜか愛され…執着されているらしい
パイ生地製作委員会
BL
それぞれ別ベクトルの執着攻め4人×平凡受け
★一言でも感想・質問嬉しいです:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です
X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?


王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる