【完結】イケメン高身長オメガな悪役令息を溺愛します。※主人公攻め

りゅの

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番外編の番外編(R-18あり)

8【ポチ視点】♡ レオ×ポチ

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「っ、あ゛ー!、っん………あっ!」

一回突かれる度に脳が痺れて、身も心も満たされて正直何回イッたのか分からない上、もう達しているかの感覚さえあやふやだというのに、間違いなくこの男はまだ一度も達していなかった。

これが本物の絶倫………まあ処女だったわけだし、無知なにも等しいけど何故かそうだと思った。

これはクリス様が私に相談するはずだと、心の中で思いつつ、しかしすぐにその思いも気持ちよさでかき消されて、思考が初期に戻る。

「もう、そろそろ、っ、」
「あ゛っ、はやく、はやくきて!くだ、っひっ、あ!」

これでもう3回目くらいのセリフだろう。どうもこちらの旦那さんは達しそうで達せない不思議な感覚に見舞われているらしく、先ほどからどこか苦し気な表情をしていた。

私がフェロモンを誘発するような作用がないことを恨めしく思う。けれどもこのままでは私の理性(もうほとんどない)が消えてしまいそうなので、意識あるうちに満たされたかった。

「れっ、おなるどさま、うしろ、かんで、っぃ…」
「…!………い、いの?」
「かんでください、んっ、」

力の入らない身体にムチを打って頸を晒すと、動きが止まり、釘付けと言わんばかりに視線を感じる。

これはこれで全身全霊で求められているみたいでとても嬉しい。ほくほくと満たされる心に浮かれていると、突如頸に衝撃が走った。

「ぁ゛ぃった!、っ、!?」

まるで獣が狩で得た獲物を離さないと言わんばかりに頸を噛み付いたまま離さずに数秒が経つ。鋭い痛みは段々とその行為を刻みつけてるみたいで…………

「!いやっ゛ぁ!!!きゅ、ッうにうごかなッッー~゛!!!!」
「ふっ、ぅ、」

油断していた私にギリギリまで出したと思った肉棒が突然奥まで進んできて、思考が真っ白に吹っ飛ぶ。

ぷしゃっと透明なものが前から流れ出てくるがそんなことを気にしている余裕はない。

頭が何も情報を掴めないまま動かれては、意識を元に戻すのなんて難しく、

「っ……あいして、る、ぽち……ぐっ!」
「ぁ゛ああああ~~~ーーーーーッッッ!!!!」

ここからの記憶はもうない。
























「……ん、、?」

目が覚めるとそこは朝ではないであろう明るい日差の中で眠ってしまっていた自分がいた。

一見何事もなかったかのように綺麗に整ってる上、殿下の姿が見当たらないから夢なんじゃないかと思ってしまうくらいには、現実を受け止めていなかった。

しかしこの頸の傷と腰の痛み、一歩も動きたくないダルさが事実なのだと思うと、すぐに心臓がバクバクしてくる。

「………‥起きた?」
「!?」

聞き覚えしかない声に慌てて振り返ると、そこには小さくなっているレオナルド様の姿があった。

「お、おはようございます…?……あの、どうされました?」
「おはよう………その、僕、フェロモンとかなくても乱暴にしちゃったなって………。」
「へ?」

すっかり萎れてしまっている彼の理由がそれだから反応に困ってしまう。王族はあまりにも本能が強いため仕方のないことだし、ある程度わかっていたので気にしていない。まあここまでだとは思っていなかったが。

「絶倫は身が持ちませんね。」
「うっ、ごめん、」
「違いますよ。殿下のことを責めているのではありません。自分に言いつけているんです。」
「……?」
「私、今回ので思ったんです。テク?とやらを増やしたいと!!」
「いや、待てポチ、落ち着こう。」

自分が愛らしく可愛がられるのは性に合わないと思っていた。しかし技量を増やすのは良いことに違いない。まずはクリス様に相談してみよう。それを参考に改善点があれば直していけば良い。

「……またよろしくお願いしますね、レオナルド様。」
「う、うん………ッ!」

それ以上のことをしたというのに、羞恥で爆発しそうな身体をなんとか耐え、ちゅっと唇を彼の唇に重ねてみる。チラッと顔を伺うと不意を突かれたようで目を大きく見開いていた。 

まずはここからだと意気込み、普段通り立ちあがろうとしてしまったのが仇となった。すっかり使い物にならない脚が崩れ立ちそうになったのだ。

だが、サッと抱き寄せて守ってくれるものだから、そこでまた一つときめいてしまった。
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