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番外編ストーリー要素強めなR-18
26 よく考えてみたら…
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書類上身内になったからって、結局アレは避けられない。もちろん番契約のことだ。
ポチはエルフのなんか知らないけど特殊能力があるからと言って、本来はベータだし番契約なんて無いにも等しい。しかし一応偽装しているので噛まなければならない。
痛そう………いや冷静に見ると結構グロテスクなのだ。うーん部分麻酔みたいなのあったらいいのにななんて思ったりもする。気づかない間に完了ってな感じで。
特にヤるつもりもないし、ポチと"噛むだけ"という約束をしているからそれ以上もない。
貴族達に「最初はクリスとの子供がいい。何より出生のせいで派閥が出来ては困るし、父上だってまだまだ現役だろう。急かす必要はないじゃないか。」と言えばみんな納得してくれているので、ポチとの間に子供が出来なくても何も怪しいことはなくなった。発情期のように数ヶ月に一回篭ってくれたら何も問題ないのである。こうも丸々と収拾がつくとは素晴らしい。
クリスにも発情期が満足にならないという噂は早いこと回ってしまったが………そこは僕の権力で黙らすってものだ。しっかり発情期外でも子供を作れるよう研究だって進めてくれている。できたら早く安定してもらいたい所だが。
念の為深呼吸をしてからポチが待っているであろう部屋に入る。………だけど予想してた人物外の人影もあって。
「……なんでクリスまでいるの?」
ポチとクリスが抱き合う形でベッドの上に縮こまっているのだ。
「…えっと、私はここにいるつもりはなかったのですけど……ポチさんがあまりにも緊張してしまってて。」
「すみ、ません………」
正座で固まっている彼に2人で苦笑いをした。まあ確かにシラフで首を噛まれるなんて普通怖いよな。
「……後悔してる?」
「!そ、そんなことは、、た、ただ、肌を見せるのがどうも恥ずかしくて。」
……?あっ、そっち?恐怖心かなと思ってたんだけど。
見せる面積は首だけだろう。と、咄嗟に突っ込まなかった自分を褒めたい。いや頸を噛むだけという約束はしてるし、本人だってそれは分かっているはずだ。
いや待てよ……そういやポチって普段手袋してたり、首元はタートルネックだ。着替える姿なんて見たこともないし……。
「そっか…恥ずかしいか。なら目を瞑るよ。どう?」
「いえもう私はレオナルド様のものですから、ご迷惑はおかけしません!どうぞ!!!」
クリスの胸元で顔を隠すようにし、首を晒した。真っ白な肌は羞恥でか燃えるように真っ赤になっている。もたれかけられている本人と目があったので苦笑いしてしまった。………もしかして純粋枠に入ってしまうのか?
「………じゃあ行くよ。痛いだろうけどちょっと我慢してね。」
「は、はい、」
僕の奥さんに抱きついている形のポチに痛みを和らげるよう喉仏がある方から呼吸が苦しくないように押さえつける。そして鋭い歯で一気に噛みついた。
「~~ーッ?!!!」
一瞬だったが、ちゃんと当分消えないであろう痕がついていることを確認できたので宥めるかのように涙目になっている彼を撫でてやる。
「これで僕たちは家族になったんだよ、お疲れ様。……包帯あるかな?」
「はい、こちらに。」
消毒をサッとして包帯を上から軽く巻く。これで今日のやるべきことは完了だ。嫌がる子供に注射するお医者様の気持ちになった感しがする。
今は明らか2人用のベッドに3人が集っている状況だ。ポチはクリスと一緒の方が安心してる気がするし僕は出ていくのが賢明だろう。
「うーん、今日はここでそこの2人寝たら?」
「?いえ本来私はここにいないはずなので私が出ていきます。」
「!そんな!お二方が気を遣うことはありません!私が出ていきます!」
それだと全員部屋から出ていくことになるのでは、、?
少しの沈黙と数秒目が合うと同時に
「アッハハハハ!」
「ふふふっ」
「………っ!」
「……もういっそのこと3人で寝ちゃおうか。」
「賛成です!」
「え?」
僕とクリスでポチを押し倒すと、そのサイドに僕たちも横になった。
「………狭いですね。」
「ほらもっとくっつけ~。」
「…暑いですよレオ。」
「体温高すぎませんか!?」
としばらくわちゃわちゃしていたが全員疲れのせいで寝落ちするまであと0.02秒。
ポチはエルフのなんか知らないけど特殊能力があるからと言って、本来はベータだし番契約なんて無いにも等しい。しかし一応偽装しているので噛まなければならない。
痛そう………いや冷静に見ると結構グロテスクなのだ。うーん部分麻酔みたいなのあったらいいのにななんて思ったりもする。気づかない間に完了ってな感じで。
特にヤるつもりもないし、ポチと"噛むだけ"という約束をしているからそれ以上もない。
貴族達に「最初はクリスとの子供がいい。何より出生のせいで派閥が出来ては困るし、父上だってまだまだ現役だろう。急かす必要はないじゃないか。」と言えばみんな納得してくれているので、ポチとの間に子供が出来なくても何も怪しいことはなくなった。発情期のように数ヶ月に一回篭ってくれたら何も問題ないのである。こうも丸々と収拾がつくとは素晴らしい。
クリスにも発情期が満足にならないという噂は早いこと回ってしまったが………そこは僕の権力で黙らすってものだ。しっかり発情期外でも子供を作れるよう研究だって進めてくれている。できたら早く安定してもらいたい所だが。
念の為深呼吸をしてからポチが待っているであろう部屋に入る。………だけど予想してた人物外の人影もあって。
「……なんでクリスまでいるの?」
ポチとクリスが抱き合う形でベッドの上に縮こまっているのだ。
「…えっと、私はここにいるつもりはなかったのですけど……ポチさんがあまりにも緊張してしまってて。」
「すみ、ません………」
正座で固まっている彼に2人で苦笑いをした。まあ確かにシラフで首を噛まれるなんて普通怖いよな。
「……後悔してる?」
「!そ、そんなことは、、た、ただ、肌を見せるのがどうも恥ずかしくて。」
……?あっ、そっち?恐怖心かなと思ってたんだけど。
見せる面積は首だけだろう。と、咄嗟に突っ込まなかった自分を褒めたい。いや頸を噛むだけという約束はしてるし、本人だってそれは分かっているはずだ。
いや待てよ……そういやポチって普段手袋してたり、首元はタートルネックだ。着替える姿なんて見たこともないし……。
「そっか…恥ずかしいか。なら目を瞑るよ。どう?」
「いえもう私はレオナルド様のものですから、ご迷惑はおかけしません!どうぞ!!!」
クリスの胸元で顔を隠すようにし、首を晒した。真っ白な肌は羞恥でか燃えるように真っ赤になっている。もたれかけられている本人と目があったので苦笑いしてしまった。………もしかして純粋枠に入ってしまうのか?
「………じゃあ行くよ。痛いだろうけどちょっと我慢してね。」
「は、はい、」
僕の奥さんに抱きついている形のポチに痛みを和らげるよう喉仏がある方から呼吸が苦しくないように押さえつける。そして鋭い歯で一気に噛みついた。
「~~ーッ?!!!」
一瞬だったが、ちゃんと当分消えないであろう痕がついていることを確認できたので宥めるかのように涙目になっている彼を撫でてやる。
「これで僕たちは家族になったんだよ、お疲れ様。……包帯あるかな?」
「はい、こちらに。」
消毒をサッとして包帯を上から軽く巻く。これで今日のやるべきことは完了だ。嫌がる子供に注射するお医者様の気持ちになった感しがする。
今は明らか2人用のベッドに3人が集っている状況だ。ポチはクリスと一緒の方が安心してる気がするし僕は出ていくのが賢明だろう。
「うーん、今日はここでそこの2人寝たら?」
「?いえ本来私はここにいないはずなので私が出ていきます。」
「!そんな!お二方が気を遣うことはありません!私が出ていきます!」
それだと全員部屋から出ていくことになるのでは、、?
少しの沈黙と数秒目が合うと同時に
「アッハハハハ!」
「ふふふっ」
「………っ!」
「……もういっそのこと3人で寝ちゃおうか。」
「賛成です!」
「え?」
僕とクリスでポチを押し倒すと、そのサイドに僕たちも横になった。
「………狭いですね。」
「ほらもっとくっつけ~。」
「…暑いですよレオ。」
「体温高すぎませんか!?」
としばらくわちゃわちゃしていたが全員疲れのせいで寝落ちするまであと0.02秒。
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