【完結】イケメン高身長オメガな悪役令息を溺愛します。※主人公攻め

りゅの

文字の大きさ
上 下
87 / 117
番外編ストーリー要素強めなR-18

21 ♡ 発散

しおりを挟む
「初めてしたときに、またシましょうと言ったではありませんか?」
「………それは覚えてるけど…。」

実質童貞歴30年以上なのだ。そんな僕がまた雰囲気を作ってあげる技量を持ち合わせてるはずなく…

「こうしてお誘いしてしまったのですが、駄目でしたか……?」
「ぐぬぬぬ……。」

いつの間にこんなやらしい仕草を覚えてきたのだろう。窓から差す星の光を浴びた彼の瞳は反射で光輝き、怪しくそしてセクシーな見目に変身したかのようだ。普段の愛らしさと夜の顔ではギャップがすごい。無意識だとしたら末恐ろしすぎるくらいには。

こう悩んでいる間も少し大人しくなっていたはずのそれが、クリスがさわさわと撫でる為、凶悪化し始めていた。

やんわりと手をどかすと特に追いかけてくることもなく、近くの棚の引き出しにある物を取り出すことに成功する。

「…それは?」
「抑制剤だよ。一応しっかり反省してるんだからね。」

そんなのいりませんと抗議されるがこれだけは聞いてやらない。即効性ではないが僕の理性がなくなる頃にはしっかり効くだろう。

「ほら、やるんだろ。」

ムスッとしてしまった人物を流すため、騎乗位のように乗り込んでいた彼をひっくり返して押し倒す。朝までというタイムリミット、なにより睡眠も取りたいので時間が惜しい。さっそく前戯もそこそこに指を蜜壺へと動かす。

そこで違和感を感じた。何故ならローションで滑りを良くした指がすんなり入ったからだ。

「………?…自分でしてたり、する?」
「……ち、ちょっとだけ解かしてきました…。」

準備してきてくれたようで2本までは余裕でいけた。なら3本目が入るのも時間の問題だろう。

「ぅぁ、あっ、っ、」

前の知識を思い出し気持ちいいであろう場所を刺激するとビクビクと反応してくれて見てるこっちが嬉しくなる。

「はあっ、ぁ、き、キスしたいで、んっ、ぅん、」

パカっと開けた口に舌を滑り込ませる。人外要素があるのか知らないが、僕の舌はクリスの舌より厚く、半分ほど入れただけで口内いっぱいに収まってしまう。…もしかしたらクリスの口が小さいだけかもしれないが。

最初に触ってあげられなかった分、余った片手は耳たぶやお腹あたりをさすったりする。

「んん!ぁ、はーーッッ!!ご、ごめんな、さッ!ぃ、いっ、イっッ……くうぅ、」
「うん。気をやっていいよ。」

僕がクリスのものを握ってやると、今まで触れられてなかった分大袈裟かと言うほどに反応する。

「ぁ゛ぁ!エ?あ、ッう、へん?……イク!!イッ~~~!!?!?」
「……?」

肉壁は指を離さないと言いたげに締め付けクリスは間違いなく果てた。しかし肝心の出るはずの場所からは何も出ておらず、、

「…ナカで気をやったの?」
「………?、ぅ、?」

真っ赤に顔を染めて、言葉が頭に入っていない様子でフェロモンを垂れ流しにする。

「クリス、おーいクリス」
「…ぃぁッ!!!」

意識を戻してあげようと肩を優しく叩くとそれだけで今度はしっかり外の竿から出して絶頂したようだ。………え?

確認を取るべく腕やお腹を触ってみる。やはり過剰に感じていた。これは大丈夫なのだろうか?

「つ、ッ続けて、くださッ」
「いやでも………!」

今日は辞めておこうと言おうとした僕に足蹴りをして促してくる。今どこを触れても反応してしまうのに……クリスの身が持たないだろう。

ダダ漏れるフェロモンといい、発情期が上手くこれず発散しそびれるかもしれない。

医者がそう言っていたのを思い出した。発情期以外の交わりは激しくしすぎると受け側の負担がすごいからほどほどにとまるで見透かしたかのような忠告は嫌でも覚えている。

「……本当に一回だけだからね。」
「っ!!」

その言葉にクリスは期待したのか目をふやけさせてこちらを見てきた。





しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ド平凡な俺が全員美形な四兄弟からなぜか愛され…執着されているらしい

パイ生地製作委員会
BL
それぞれ別ベクトルの執着攻め4人×平凡受け ★一言でも感想・質問嬉しいです:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion 更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…

月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた… 転生したと気づいてそう思った。 今世は周りの人も優しく友達もできた。 それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。 前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。 前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。 しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。 俺はこの幸せをなくならせたくない。 そう思っていた…

転生したら同性から性的な目で見られている俺の冒険紀行

BL
ある日突然トラックに跳ねられ死んだと思ったら知らない森の中にいた神崎満(かんざきみちる)。異世界への暮らしに心踊らされるも同性から言い寄られるばかりで・・・ 主人公チートの総受けストリーです。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

【BL】どうやら精霊術師として召喚されたようですが5分でクビになりましたので、最高級クラスの精霊獣と駆け落ちしようと思います。

riy
BL
風呂でまったりしている時に突如異世界へ召喚された千颯(ちはや)。 召喚されたのはいいが、本物の聖女が現れたからもう必要ないと5分も経たない内にお役御免になってしまう。 しかも元の世界へも帰れず、あろう事か風呂のお湯で流されてしまった魔法陣を描ける人物を探して直せと無茶振りされる始末。 別邸へと通されたのはいいが、いかにも出そうな趣のありすぎる館であまりの待遇の悪さに愕然とする。 そんな時に一匹のホワイトタイガーが現れ? 最高級クラスの精霊獣(人型にもなれる)×精霊術師(本人は凡人だと思ってる) ※コメディよりのラブコメ。時にシリアス。

国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!

古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます! 7/15よりレンタル切り替えとなります。 紙書籍版もよろしくお願いします! 妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。 成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた! これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。 「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」 「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」 「んもおおおっ!」 どうなる、俺の一人暮らし! いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど! ※読み直しナッシング書き溜め。 ※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。  

処理中です...